1980年代
ぼくの採点表

by Juzaburo Futaba


映画雑誌「スクリーン」に掲載していた映画評論家:双葉十三郎氏の短評を紹介します.
評価基準は下記の通りですが,ここではダンゼン優秀な★★★★以上のものだけ抜粋しました.

★★★★以上   ダンゼン優秀
★★★☆☆☆ 上出来の部類
★★★☆☆ 見ておいていい作品
★★★☆
★★★ まア水準程度
★★☆☆☆ 水準以下だが多少の興味あり
★★☆☆ 篤志家だけどうぞ


1940年代・1950年代 | 1960年代 | 1970年代 | 1990年代


ア行
愛と宿命の泉 ★★★★ 二本分なのでこの短評も二倍になりました。宇井編集長スミマセン。
アマデウス ★★★★☆ 伝記を読むよりオモシロイぜ。
ある結婚の風景 ★★★★ 夫婦善哉スウェーデン・スタイル。
E.T. ★★★★ E.T.(いいてえ)ことが山ほどある名作。
1900年 ★★★★ お疲れさまでした。
田舎の日曜日 ★★★★ フランス的ソフトタッチの「野いちご」でした。
インテルビスタ ★★★★ 映画はノスタルジアのためにある。
インドへの道 ★★★★ インド料理はカライのです。
エイリアン2 ★★★★ 本年度女傑No.1はシガーニーに決定!
エル・スール ★★★★ 南よいとこ一度はおいで。
女と男の名誉 ★★★★ キツネとタヌキのだまし合い、殺し合い。


カ行
カイロの紫のバラ ★★★★ 昔の映画ファンは、みんなこんな気分でした。
カオス・シチリア物語 ★★★★ カラス・シチリア物語。
ガンジー ★★★★ 味よくヴォリュームたっぷりインド・カレー。
キリング・フィールド ★★★★ 日本に生まれてよかったナ。なんて喜んでばかりいられない気分にさせられるです。
グッドモーニング・バビロン! ★★★★ 映画のロマンここにあり!
ゲームの規則 ★★★★ タマには名画展に見に行こう。
コーラスライン ★★★★ 落第した諸君諸嬢も日本のミュージカルならスパースターになれるよ。


サ行
サクリファイス ★★★★ タルコ氏は死してスフィンクスを遺す。
ザ・デッド ★★★★ ぼくは「マルタの鷹」以来のヒューストン・ファン。黙祷するのみ。
四季 ★★★★ オトナのための名作。
ジンジャーとフレッド ★★★★ ホロ苦い想い出のビールで乾杯。
ストリート・オブ・ファイヤー ★★★★ シェーンが現代にカムバックしたのだ。
ストレンジャー・ザン・パラダイス ★★★★ パラダイス気分で楽しい映画づくり。
そして船は行く ★★★★ 古い古い蓄音機をかけている気分じゃよ。


タ行
ダウン・バイ・ロー ★★★★ 小春日和にひはたぼっこしてるみたいな気分になれるデス。
黄昏 ★★★★ つまりハリウッド史に残る父娘美談映画でもあるわけですな。
遠い夜明け ★★★★ ア監督は「ガンジー」やこの作品のほうが「コーラスライン」より本筋ですね。
ドレッサー ★★★★ ゴマスリ族の必見名作。


ナ行
ナチュラル ★★★★ この映画ツマランというヤツはナチュラルじゃないよ。
ニュー・シネマ・パラダイス ★★★★ 映画こそわが人生!
ネバーエンデッィング・ストーリー ★★★★ 原作の豪華本も買いたくなっちゃった。


ハ行
バード ★★★★ 鳥(バード)よりも高く翔んだぜ、クリント君。
八月の鯨 ★★★★ 沖通る鯨のトシは幾つかな。
バベットの晩餐会 ★★★★ 美食家のみなさんも、この映画の味には舌鼓をうつでしょう。
薔薇の名前 ★★★★ アノー監督に祝福あれ!!アーメン!
パリ、テキサス ★★★★ アントニオーニは愛の不毛にさまよい、ヴェンダースは愛の苦悩にさすらう。
ハンナとその姉妹 ★★★★ チェーホフも脱帽の「三人姉妹」ニューヨーク版。
評決 ★★★★ ぼくもチビチビ飲みながらピンボールをやりたくなった。
ファニーとアレクサンダル ★★★★★ タダモウ、オソレイリマシタ。
プレイス・イン・ザ・ハート ★★★★ なぜか<オールド・ブラック・ジョー>の歌が思い出されて泣けてくるのです。
ペレ ★★★★ サッカー名選手のお話に非ず。まちがえないでネ。
炎のランナー ★★★★ イギリスのイヤ味なところもよくわかる。


マ行
マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ ★★★★ 犬も歩けば高点に当る。
ミッシング ★★★★ 外国旅行に御用心!
ミツバチのささやき ★★★★ ハチミツ入りでとてもおいしいスペインのお菓子。
群れ ★★★★ リモコン操作でもいい映画が出来ます。


ヤ・ラ・ワ行
ルードウィヒ 神々の黄昏 ★★★★ 巨匠ヴィスコンティ、ここに在り!
ル・バル ★★★★ スズメ百まで踊り忘れず。
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 ★★★★ インディ5000レースより愉快。
レインマン ★★★★ ホフマンの歩き方で★で一つプラス。


1940年代・1950年代 | 1960年代 | 1970年代 | 1990年代


「西洋シネマ大系 ぼくの採点表W」 トパーズプレス社 より転載



資料提供:
「西洋シネマ大系 ぼくの採点表W 1980年代(トパーズプレス)」