「卯の花の匂う垣根に・・・」の卯の花はウツギの花でありますが、こ
のウツギそんなに匂わないですね。なぜ匂うと歌われるのかは別にして、
さくらも終って新緑が一段と濃くなる頃になると黄色のヤマブキととも
にヒメウツギの白い花が咲きだします。やや遅れるようにしてウツギも
咲きます。そして、ヤブウツギ、マルバウツギ、コゴメウツギ、ツクバ
ネウツギ、ハコネウツギ、タニウツギ、がと・・・ウツギ一色のように
なります。ところがこれらのウツギについてもう少し調べてみますとつ
ぎのようなことがわかりました。
ウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギ、ガクウツギ、コガクウツギ、ウメ
ウツギ、サラサウツギ、ウラジロウツギ・・・これらはユキノシタ科。
タニウツギ、ニシキウツギ、ハコネウツギ、ヤブウツギ、ツクバネウツ
ギ、オオツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ・・・これはスイカ
ズラ科。コゴメウツギ、カナウツギ・・・はバラ科。
名前にウツギとつくものだからどれもウツギ(卯の花)の仲間だと思っ
ていたらそうではないことが判りました。
なお、空木(ウツギ)の意味は枝を折って見ると、中心が中空になって
いることからつけられた名前です。下記のものはクリックすれば見られます。
マルバウツギ
ツクバネウツギ
ハナゾノツクバネウツギ
ベニバナコツクバネウツギ
ホウライコツクバネウツギ
コゴメウツギ
ヤブウツギ
ハコネウツギ
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