
ショウジョウバカマにも花が終ると種子ができます。この種がこぼれて
繁殖します。このはたらきは他の植物と何ら変わらないのですが、ショ
ウジョウバカマには種子の他にも繁殖する手だてを持っているのです。
それは湿度やその他の環境条件にも左右されますが、夏から秋にかけて
葉の先端から芽を出して親と同じ個体をつくるのです。このように種子
ではなく(受粉しないで)子孫を増やすことを栄養体生殖と言い、この
場合の新しい個体を栄養繁殖体と言います。この栄養繁殖体は遺伝子は
親とまったく同ですからまさにクローン植物です。ショウジョウバカマ
はこのように種子による繁殖と葉の先に栄養繁殖体をつくっての繁殖と
で子孫を残しているのです。ショウジョウバカマを見つけたら葉の先に
栄養繁殖体がついていないか観察してみてください。
写真の提供は幸田町の近藤守さんです。
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