WindowsNT4.0Serverのインストール手順

同朋学園本部事務局経理課 河邊 憲二

1998.8.26 スクールネット研究会8月合宿研修

1.事前に必要な情報


2.インストール手順

   1. 起動ディスクから起動する
   起動用FDから白紙の状態でインストールするのが確実。
   既存のOSがある場合は削除してからインストールが無難。
   2. 大容量記憶装置の検出
   IDE,SCSIが認識されるが、検出されない場合は手動で選択。
   特にSCSIはどこのカードか事前にチェックしておく。
   3. CD-ROMを挿入する
   CD-ROMが認識されているドライブに挿入。
   4. ライセンスの確認
   5. キーボード判定
   6. 基本設定を確認
   ここでの表示に特に問題なければ次へ。
   7. インストールパーティションを確認
   新規パーティションをセットアッププログラムで作成の場合は4GBまで
   ここで既存のOSを削除して新規にインストール領域を確保できる。
   8. ファイルシステム選択
   基本はNTFSでインストールする。FATでインストールして変換もできる。
   9. ディスクの検査
   10. インストールイメージのハードディスクへのコピー
   11. FDを取り出して再起動
   12. GUIの起動
   ここから各種初期設定をおこなう。
   13. ユーザー名と組織名の入力
   これはライセンスに関するユーザー情報。
   14. CD-Keyの入力
   CD-ROMケースの裏にあるコードナンバーを入力。
   15. ライセンスモード選択
   一般的にサーバが1台なら同時利用ユーザー数分のライセンスを用意。
   サーバが複数の場合、各サーバごとに同時接続ユーザー数を合計して
   全クライアント数と比較し、小さければ同時接続ユーザー数でその合計を設定、
   大きければ接続クライアント数で設定する。ユーザー数設定からクライアント数
   設定への変換は1回だけできる。
   16. ドメイン名またはワークグループ名とマシン名を入力
   河辺流はドメイン管理やWINSを使わないのでスタンドアロンでワークグループ
   管理をおこなう。クライアントが小規模でWIN95,98の場合セキュリティ設定が
   できないので、ワークグループ管理だけにしたほうがシンプルでよいし、
   他への影響が一番小さいので、面倒なドメインやWINSは入れないほうが簡単。
   17. インストールタイプ選択 PDC, BDC, スタンドアロン
   プライマリドメインコントローラ、バックアップドメインコントローラは
   ドメイン管理をする場合に必要。これは後から変更できないので注意。
   河辺流はもちろんスタンドアロン。
   18. 修復ディスク作成
   一応作っておいたほうがよい。ただし、河辺は使ったことがない。
   修復ディスクなしでもデータだけバックアップしてあれば再セットアップはできる。
   19. インストールファイル選択
   後から追加インストールもできる。
   20. ネットワーク設定開始
   ネットワーク設定でのトラブルが心配なら、ここを飛ばして後から
   ネットワークカードを差して設定をしたほうがよい。
   21. IISの選択
   IISを利用するならここで選択しておくと自動的に組み込まれ、サービスパック
   を当てたときに最新版のIISに更新される。ここでのバージョンは2.0で、
   SP3で3.0になり、さらにオプションパックで4.0にバージョンアップされる。
   22. ネットワークアダプタの検出
   IRQの設定などあらかじめボードの状態を確認しておくことが必要。
   ドライバも最新のものを用意しておくこと。P&Pは対応していないので
   自分でDOSなどで設定確認しておく。
   23. ネットワークプロトコルの選択
   基本はTCP/IPのみでよい。
   24. インストールするサービスの選択
   後からでもサービスを追加することはできる。
   25. ドライバの初期化
   26. DHCP使用の有無確認
   河辺流はDHCPサーバをNTではやらない。負荷を減らすため、やるならルータで
   DHCP設定できるものを用意する。
   27. TCP/IPのプロパティ設定
   あらかじめIPアドレスなど必要な情報を調べておいたものを設定。
   28. バインドの指定
   29. 管理者名とパスワード設定
   30. IISの各種設定
   31. ODBCドライバの設定
   32. 時刻とタイムゾーンの設定
   33. ビデオカードとモニタディスプレイの設定
   後で最新のドライバに変更できるので、とりあえず画面が表示されていればよい。
   34. 修復ディスク作成
   (・BDCインストールの場合アカウント情報のコピー)
   35. 再起動
   36. ログイン画面からAdministratorでログイン
   37. デバイスドライバの設定
   サウンドカードなどはここで設定する。P&Pではないので設定しないと音が出ない。
   38. 追加サービスのインストール
   サービスパックを導入する前に利用するサービスはインストールと設定を完了する。
   39. 各種機能の導入と設定確認
   40. 最終動作確認
   41. サービスパック3の導入
   SP3は必ず導入しておく。
   42. 再起動
   43. サービスパック3後のアップデートモジュールの導入
   セキュリティやバグ対策などのモジュールが公開されている。
   (・追加モジュールをまとめたサービスパック4は現在作成中らしい)
   44. IE4.01SP1のインストール
   オプションパックを導入するならこれは必須。
   45. オプションパックの導入
   ※オプションパックで追加されるサービス
   IIS4.0(Internet Infomation Server 4.0) WWW, FTP, Active Server Pages 2.0
                       Microsoft Management Console
   Transaction Server 2.0         オンライントランザクション処理モニタ
   Message Queue Server 1.0        メッセージキューサーバ
   Index Server 2.0            全文検索サーバ
   Site Server Express           Site Serverの簡易版
   Certificate Server 1.0         認証局用サーバ
   SMTP Server 2.0             メール送信用サーバ
   NNTP Server 2.0             ローカルニュースサーバ
  




K.KAWABE <kawabe@doho.ac.jp>
Created: Aug.25,1998, Updated: Aug.26,1998