十和田湖経由で帰路につく


 アップルランドは特徴的なホテルで、一番印象的なのはリンゴ風呂。ホテルの中央には、観音様がある。

 朝食は、和室の大広間にテーブルが並べてあった。しかし、そちらは満席で、座卓での食事になった。
 朝もお風呂に行った。昨夜は言ったところとは違ったところへ行ってみたが、竹が飾ってあり、竹炭の効能をうたい文句にするところだったので、またまたリンゴ風呂に入りなおした。

 ホテルを出るときには、名残惜しい思いがした。

 ホテルを出ると、渋温泉、八甲田山をぬけて奥入瀬に向かった。
 石ケ戸でバスを降り、瀬を見に行った。

 雨の後で、水は濁っていたが、流れは穏やかで美しい。

 売店で、奥入瀬の水を買った。
 石ケ戸のバス停の先は、バスの中から見るだけだったが、ガイドさんがていねいに説明してくれたので、これまで見落としていたところもわかった。

 ポイントがバスの右側だったり、左側だったりするので、見られないところもあったが、阿修羅の流れはしっかり見られた。
 雲井の滝、玉簾の滝など、タイミングよく説明してくれたのがありがたかった。

 坂道を登りきると、十和田湖の周囲を走った。

 十和田八幡平は国立公園なのだが、最近は白神山地に客が流れ、訪れる人が少なくなったのだとか。
 さびしいことだが、ペンションや土産物屋も店じまいしたところが目につくようになった。

  食事会場になる土産物屋を通り抜けて、高村光太郎作の乙女の像に向けて湖畔を歩いた。

 乙女の像の前で、ツアーの記念写真を撮った。注文はしなかったが、食事中にできてしまうのだ。(最近では当たり前かな)

 途中、湖の中から元気な声が聞こえてきた。こんなところで、楽しそうに遊んでいるグループもあるんだと思ったら、外国人のグループだった。


 
 昼食は、きりたんぽの鍋にうどん入りのサラダ、面入りのお吸い物とご飯、どれをとっても炭水化物なのにはびっくり。
 十和田湖をいろいろな方向から眺められた。初荷峠展望台を過ぎるころ、「十和田湖ともお別れですよ」とガイドさんに言われ、いよいよ旅も大詰めだと感じた。

 岩手山サービスエリアまで来た時に、岩手山がほぼ全容を現した。
 岩手山は何とか見られた。
 今回の旅行では、往路では岩手山は見らず、青森では岩木山がほとんど見られなかった。

 天気も良いので、低い山はきれいに見えたが、やはり高い山は、天候に大きく左右されてしまう。
 今回のツアーは、1日目240km、2日目は362km、3日目は229km、4日目は260km。

 バス乗車時間がかなり長かったが、その間、ガイドさんがいろいろ餡話を聞かせてくれて、楽しめた。
 「大きなスイカがありますよ」と紹介されたのはガスタンクだった。その気になれば、自分の住んでいるところにも、ネタにすれば面白景色もあるのかもしれない。ガイドさんは、そういうところをうまく拾っていた。

 若いドライb-さんと熟練のガイドさんのおかげで、楽しい旅ができた。

 あとは、飛行機に乗って名古屋へ帰るのだった。
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