クレムリン周辺


 
クレムリン内の配置
@ ボロヴィツカヤ塔
A 武器庫
B 大クレムリン宮殿
C 聖堂広場
D 大砲の王様
E 鐘の王様
F 大統領官邸
G 大統領府(元老院)
H クレムリン大会宮殿
I トロイツカヤ塔
J レーニン廟
K 赤の広場
クレムリンの城壁内に入る
 クレムリンに向かう。城壁の周りの芝生を機械で刈って手入れをしていた。
 ボロヴィツッカヤ塔の門から入る。門は、かっきり10時に開いた。そこでは、荷物の検査がある。なぜか、緊張する。
そして武器庫へ
 門の尖塔の上には、星がある。塔をよく見ると、監視カメラがいくつもついていた。
 
 門には、人が通る所に並んで車用の通路がある。公用の乗用車やトラックがひっきりなしに通っていた。


 歩道には柵があった。そこを乗り越えて写真を撮ろうとした人がいた。すかさずピッピーと笛が鳴った。何気なく話していたと思っていた2人のスーツ姿の男は、監視していたのだった。
 最初に武器庫に入った。

 ここに紹介できないけれど、見ているだけでも疲れてしまうほどの、宝物が陳列されている。

 3階には調度品や貢ぎ物、宝刀などが、これでもかこれでもかと並んでいた。
 2階には、鎧などの武具や玉座や馬車、歴代の皇帝や后が身につけたドレスが、所狭しと並べてあった。
 武器庫を出て、聖堂広場に向かう。41人の大所帯は、列も長くなる。まだ顔になじみのない人ばかりだ。

 後方の尖塔は、ボロヴィツカヤ塔。その右は、武器庫とダイヤモンド庫。
クレムリン大宮殿
大聖堂広場を取り囲む建物群
 しばらく歩くと大クレムリン宮殿の前にでる。右側にはモスクワ川が見える。

 そして前方には、聖堂広場の前面にあるアルハンゲルスキー聖堂が見えてくる。歴代ロシア皇帝の墓所だそうだ。
 上の写真は、ブラゴヴェシチェンスキー聖堂。もっともロシア色の強い聖堂。修理中だった。右はグラノヴィータヤ宮殿。壁面が多面(グラノヴィータヤ)になっている。

 グラノヴィータヤ宮殿の右奥に、リザパラジェーニヤ教会がある。屋根の上の突起や教会の丸みが味がある。
 聖堂広場の北側に位置するのがウスペンスキー大聖堂。かつては、ロシア帝国の国教大聖堂とされ、ロシア皇帝の戴冠式が行われたこともあった。正面の入り口は、そういうときに使われたもの。

 聖堂内に一歩踏み入れたとき、これがロシア正教の教会なのかと、息をのんだ。聖堂内では、写真を撮ることができなかったが、イコンと呼ばれる神や聖人の絵が一面に飾られた壁面は、圧巻である。
(他の教会で写真を撮ることが許されたところもあるので、そちらで雰囲気を味わって欲しい。)
 パトリアーシェ宮殿。ウスペンスキー大聖堂の北側にあるロシア正教の大司教の宮殿。
 この宮殿のすぐ右側に、大砲の王様が鎮座している。
 聖堂広場の東側で威容を誇るのが、イワン大帝の鐘楼。
 イワン雷帝の頃、この建物より高い建物を建てることは許されなかった。
大砲の王様・鐘の王様
大砲の王様
 実践には使われたことはないようだ。口径890mm、重量40トン。1586年に造られた当時はもっとも大きな大砲だった。大砲前の弾丸は、飾り物で、ひとつでも1トンあるとか。
鐘の王様
 1733年〜1735年にかけて造られ、高さ6m、重さ200トンの世界最大の鐘。工事中で下の方まで見ることができなかったのだが、欠け落ちていて、使えないもの。

 そういえば、ここでも裏側に回ってみようとした人が、車道に出ないようにと、ピピッと笛で注意されていた。これがロシアなのか。
大統領府やその他の建物
 左が、大統領府。かつてレーニンが住んでいた。ここでは見えないが、奥まったところに丸屋根があり、クレムリンに大統領がいると大統領旗が掲げられる。

 右は大統領官邸。
上左 クレムリン大会宮殿
かつての共産党大会が開かれたところ。現在は、国際会議やオペラ、バレエの劇場としても利用されている。客席数6000.

上右 兵器庫

 そして、トロイツカヤ塔の門から外に出た。クレムリンに入るには、このトロイツカヤ塔と我々が入ったボロヴィツカヤ塔の2つが使われている。