Haynes reguler model (Silver) C-foot joint #23XXX
ヘインズ レギュラーモデル 総銀製 C管 
1954年製




いわゆるオールドヘインズというやつです。
1954年製でいわゆる黄金期と言われた時代のものです。
この頃のレギュラーモデル(コマーシャルモデル)とは普及版の引き上げトーンホール,調整ネジ付
のモデルで、私の知っている限りではみんなヘビー管です。(引上げ加工のためか?)
中古市場では結構な数が出回っているようで、よく見かけます。(但しリングキーは少ないです。)

よく言われるように非常に暖かく、甘い、癒し系の音を奏でます。
楽器の鳴り方は、管全体から音が放射されるような感じで、演奏している自分の周りが音で満たさ
れているような感じがします。
この時代のものは当然ながらデヴォースケール以前の古いスケールが使われており、音程をコント
ロールするのは多少難しいですが、一般的に言われているほど扱いにくいとは思いません。

最近の新しい楽器はどのメーカーも似たような方向を向きつつあるように思えますが、この時代の
楽器からは製作者の音色に対する明確なポリシー、こだわりといったものが感じられます。
現在のどこのメーカーの楽器にもこれと似たようなものはありません。