フッキソウ(富貴草:ツゲ科の常緑低木)の花が見頃を迎えています。漢名の「富貴草」は 一年中青々と葉が生い茂り、次々と株を増やすことを「富」と表し、晩秋に付ける真珠のような白い実(写真下)を貴金属にみなして「貴」の字を当てたそうです。
古くから縁起の良い植物として庭や公園などに植栽されており、日陰などを明るく演出するためガーデニングでも人気のある植物です。花と呼ぶには奇妙な形をしていますが、花びらはなく、4本のオシベが房状に開き、メシベはその下の方で3〜4個付き、ヤギの角の様な形をしています。松平郷園地では、園地入口周辺や天下茶屋の庭先などに植栽されています。見頃は4月中旬から下旬まで。