ワレモコウ(吾亦紅/吾木香/割木瓜:バラ科の多年草)は、古くから親しまれている秋の山野草の一つ。 高さは50センチから1メートルで、団子のような赤い花穂は、花びらのないガクが集まって出来ています。名前の由来には諸説あるようで、それぞれの漢名が付けられていますが、一般的には「吾亦紅」が多く使われ「われもこうありたい」という儚い思いが込められているそうです。松平郷園地では氷池湿地で十数株が見頃を迎えています。 「吾も亦(また)、紅(くれない)なりとひそやかに」高浜虚子