平成24年度 名理会研究発表会    

 平成25年2月9日(土)に,ルブラ王山で,名理会発表会が行われました。当日は,200人程度の参加がありました。
 名理会会長,名古屋市立上社小学校長 浅井孝一先生のあいさつのあと,全小理愛知大会に向けて討論会,講演会などが行われました。


全小理愛知大会 全体理論
愛知大会研究主題
 自然を愛し 科学の知を築き、生かす児童の育成
 〜体験を軸として、科学の有用性を実感する理科学習〜

会場校の研究について  
名古屋市立城西小学校

研究主題
 科学の知と暮らしの中の科学をつなぐ理科学習


 理科学習の中で児童が主体的に問題解決を行い,そこで獲得した科学の知を生活の中でさらにとらえ直すことで自分たちが理科で学習したことが,実際に「役立つ」「使われている」と感じる児童を育てる。その手だてとして,物で遊んだり,物を作ったりする「遊&創」活動や科学の知が使われている地域素材を取り上げるなどの体験活動を取り入れた学習を行う。
名古屋市立栄小学校


研究主題
 体験を通し、自ら学びの場を広げる理科・生活科学習
     〜 科学館の活用を取り入れて 〜


 社会施設を活用しながら様々な体験を軸として,児童の学びの場を広げ,学習と生活を直結させるための手だてを講じていきたい。その結果,問題解決の質も高まることが期待でき,児童自らが学んだことと生活とをかかわらせ,科学の知を使って説明できるようになると考える。
名古屋市立弥富小学校


研究主題
 科学の目で生活を見つめる理科学習


 身近な自然や生活の中にある素材を教材化し,科学の知が身近な自然に当てはまることを確かめる体験や,科学の知が生かさせていることで自分の生活が豊かになっていることを実感する体験を位置付けた単元を構想する。これにより,科学の目で生活を見つめる児童が育ち,科学の有用性を実感することができると考える。
名古屋市立八熊小学校

研究主題
 身近につながる、未来へつながる理科・生活科学習
   −身近な環境を生かす体験と、
       科学技術に関連した体験の充実−


 「科学の知」を獲得するだけでなく、それが身近な自然や生活、ひいては現代の科学技術にもつながっていることに気付くことを目指し、「乗れる車」での体験を位置付けたエネルギーの学習と、「堀川」での体験を位置付けた環境の学習を行う。
討論会
 
 発表会参加者を全小理の4会場,3年生から6年生までの各学年,合計16グループに分かれて討論を行った。
 各学校の理論,各学年のこれまでの取り組みの成果と課題から,今後の方向性を探った。

 
講演

 新しい理科教育の創造
講師 
  文部科学省初等中等教育局
  教育課程課教科調査官
     村山 哲哉 先生