いよいよ運動会です

今年も10月10日が運動会です。 9時15分から3時近くまでやります。 (3歳児以下は、午前中のみ)

競技も盛りだくさん、父兄の出番もたくさんあります。

(もっと、出てもらおうと考えているところです、 お遊戯も一緒に踊ったりしたら楽しいかなーとも話し合っています。)

観覧席では、ビールを飲んでいるお父さんもちらほら!

ですから、お父さんが出る競技は、酔いが回る前の午前中にしています。 このお父さんたちが、また張り切るのです。

張り切りすぎて怪我をするくらいなので、競技の種目には毎年頭を悩ませています。

また、ビデオを撮りまくっている親御さんもいます。

でも、自分の子どもの出番以外にも、ちゃんと応援してくれるし、見てくれます。

お互いが気持ち良く見るためにいつも孝えていてくれるのが伝わってきます。

それぞれの見方をしていますが、自分の子どもしか目に入っていない人は少ないようです。

この雰囲気はいいものですよ! ですから僕たち職員も全力で子どもたちのためにがんばれます。

おじいちゃん、おばあちゃんから一家総出で見に来るのもいつものパターンです。

中には、遠くの実家の祖父母が来るときも。

そのためか、子どもたちも何日も前からハリキリ回っています。

運動会は一種のお祭りだと考えています。

もちろん、子どもたちは真剣にやっていますが、 一生懸命にやることが、まじめな顔でやることとイコールではありません。

子どもたちも親御さんも、そして先生も思いっきり楽しめるような、 そんな運動会にしたいと思っています。

運動会は、楽しいお祭りですが、保育の流れの中から見ると通過点に過ぎません。

その年の運動会が成功したかどうかは、次の日から始まる運動会ごっこを見れば分かります。

(これがまた楽しいですよ。乳児さんが年長さんの障害物競争なんか やっている姿は爆笑ものです。)

ですから、その園の運動会がどんなものだったかは、 終わった後に覗きに行くと以外と分かるものです。

運動会を経験することによって、より体を動かす楽しさが分かる、 みんなでやる素晴らしさに気づかなければやった意味はありません。

不思議なもので、この運動会を経験すると、子どもたちが一回り成長します。

クラスのまとまりみたいなものも出てきますし、 一人一人の子どもたちもたくましく成長します。

「ゆかいな仲間たち」も例年、この運動会をきっかけにして解散していきます。

みんなに応援してもらいながら、やり遂げる楽しさ、がんばる気持ちよさ、

みんなと協力して一つのものを作り上げていく魅力みたいなものに気づくようです。

きっと、自分ががんばったことがみんなに応援され、 拍手されることで、自信もつくのでしょう。

昨日は、当園の運動会の総練習でした。

今年も笑えますよ。 先生も子どもも、運動会を楽しいものにしようという姿勢が感じられました。

うちの運動会は、楽しい競技や「お笑い」系がほとんどですが、 年中・年長になるとしっかり系のお遊戯もあります。

(しかし、これも練習時間は、短いです。ダラダラと長くやるより、 短い時間に集中してやるようにしています。)

やはり楽しい「お笑い」があると、ちょっとしっかりやっただけで、拍手の嵐です。

また、保育の確かな先生ほど、この緩急がうまいんですよね。

子どもたちは、いつも自由にやっているばかりが楽しいわけでなく 時には、しっかりやることも好きなんですね。

子どもたちを良く理解している先生は、このへんを実によく見ています。

ですから、このような先生が教えるお遊戯は、ちょっと練習しただけで 見違えるようにうまくなります。

もちろん子どもたちが興味を持ちそうな曲を探し出してきて、MDで切りはりし、

踊りやすいように速度調節をやっているのは言うまでもありません。

振り付けも、簡単なものをいかに素晴らしく見せるかも、先生の演出にかかっています。

子どもたちが見えていない先生は、ダラダラと長く練習したり、 むつかしい振り付けをしたりしてしまいます。

運動会の最後には、子どもたちが先生たちに ひとりづつメダルをかけてもらい、おみやげをもらいます。

親御さんを始めみんなから拍手をされるのですが このときの子ごもたちの表情が、なんともいいのです。

こんな顔ができるなんてすごいなーと毎年思います。 じ〜んときちゃうんですよね。

そういえば年長さんの先生のひとりが総練習の「旗のお遊戯」の時(しっかり系)、 涙を流していたんです。

もうポロポロと!

この先生は、この子たちが2オ児の時からのずっと持ち上がりできた先生だったのです。

きっと、目の前でりっぱに踊っている子どえたちの向こうに いろいろな思い出が見えたのでしょう。

とってもすてきな瞬間でした。