豆まきだー!
私保連青年部で「豆まき」のことが話題になりました。
** それでは、「豆まき集会」で〜す。 去年の「豆まき集会」2/3は、気張りました。
鬼の大親分(私)は、真っ赤な髪の毛に角2本、
肌色のトレーナの中にタオルを詰め込み太らせ、
目にはサングラス、胸にはもじゃもじゃの胸毛、腕にもモジャ毛、
虎のパンツ、大股開きでのっしのっし、
子分(職員がかわいく変装、 このかわいいらしいカッコウの鬼と対比し益々強そうに見える大鬼)どもを従え、
太鼓を打ち鳴らし大げさに登場しました。
太鼓を「ド〜ン」のしのし!「ド〜ン」のしのし!と音楽に合わせ鬼踊り・・・
(例によって、他の職員は肩を震わしていました・・
子供達を引き付けるには、まず職員からです。これ鉄則)
子分鬼たちは、鬼の大親分の強さを誇らしげに子供達に自慢するのです。
「おれたちの親分は、世界一、いや宇宙一強いんだぞ!!
(ここでマチョマンポーズをきめる!!ヨシャ〜!!)
おまえらなんかは、チョチョイのチョイだぞ〜・・・
子供達の対抗意識をじわじわ湧かせていくのです。
(保育士さんは、ここんところが上手いですね。)
そこで、司会者が「そうだ!鬼と皆と力比べをしよう!・・何がいいかな?
(色々と子供達から意見がでますが、あらかじめ用意しておいた「綱引き」に
子供達の意見を大切にしながらまとめます。ここも上手いですね)
綱引きがいいね!「鬼さんチーム対良い子チーム」
さーいよいよ「綱引き」の始まりです。
「おまえ達に負けないぞ・・・(マチョポーズ!クイクイ)・・
(暑くて暑くてもうへたばっていました。)・・
オ〜!!(クイクイ)しんど〜」
「鬼なんかぶっ飛ばしてやる・・・鬼なんかにまけないぞ!オ〜!!
(凄い勢い負けそ〜)」 結果は、子供達の「勝ち」です。
「ごめんなさい負けました。こんな強い子達は始めてだ〜・・・とすごすご逃げる」
司会者が、「みんな強いね!・・・今みたいに元気よく寒い冬でも外で元気に遊ぼうね!
そして「風邪鬼」に負けない体を作りましょう。・・」
とまとめてます。
舞台裏では、汗びっしょりの鬼どもが着替えています。
次は、「福の神」に「変身〜」 そうこうしている間に「福の神」の紹介があり豆まきが始まります。
豆まき楽しいですよ〜。子どもの真剣な眼差し!!
右にまけば右に、左にまけば左に、 僕はとにかく大きく大きくまくようにしています。
こじんまりまくより子供達がダイナミックに動く姿が好きですから。
こんな事で「豆まき集会」を終わりましたが、一人二役は疲れました・・・。
しかし、袋いっぱいのお菓子を拾った子供達は笑顔いっぱいでいいものです。
(「ひいらぎ」や「いわしの頭」などの説明も盛り込まれていました。)
皆さん、気張っていますか!?・・・それにしても、しんどかった・・・・
**
行事が派手な当園でも、この行事(豆まき)は見た目はいっけん地味です。
しかし、豆を拾いまくるという原始的な楽しみがあるのです。
乳児さんたちには、理事長先生が裃(先生たちが作りました)を着けて出張豆まきです。
赤組さん(0,1歳児)は、「この人はいったい何を始めるのだろう?」
「お豆なんか放ってしまって、ヘボタレさん?」って顔で見てる子もいます。
しかし、楽しそうに拾っているお友達を見るうちに、
何時しかキャッキャッと拾う姿は天使のようです。
先生たちに「じょうずーじょうずー」って誉められて得意げですが、
「いったい僕は何をやっているのだろう?」という顔つきの子もいます。
雪組さん(2歳児)になると、豆まきの意味を分かってくるらしく
迷いなく豆を拾って大騒ぎしをしています。
また今年の雪組さんは、新聞紙で作った豆を拾う遊びをやっていたため、
とっても拾うのが上手でした。
かわいい手で拾ってはポケットに入れていきます。
大きくなったポケットをポンポンとたたきながら、ニコニコしていました。
3歳児以上は、遊戯室で一緒にやります。 各学年、思い思いの鬼のお面を作って、かぶっています。
(卵のパックを切ったものからカップ麺のカップ、画用紙で作ったものなどいろいろです)
まずは、園長先生の豆まきのお話です。 短い話なんですが、かわいい鬼たちは真剣に聞いています。
後のためにエネルギーを充電しているって感じです。
豆まきの歌を♪鬼はそとー福はうちー♪と元気いっぱいに歌ったあとは
いよいよ豆まきの始まりです。
月・花組さん(年長、年中)は男女別に、年少さんはクラス別に拾います。
まずは、月組お姉さんからです。 ミキ先生が弾くピアノに併せて、ノリノリで登場です。
園長先生がたたく太鼓が合図です。
すごい勢いで蒔かれた豆の方に、突進していくかわいい鬼たち。
待っている子たちは「鬼はそとー福はうちー」と応援します。
もちろん先生たちもやります。 乳児さんの先生もこの時だけはやってきて、キャーキャー言いながら拾います。
この時の子どもたちの応援がすごいのです。
「まちこ先生がんばれー、ゆきせんせーい」と自分の先生を応援しています。
恥も外聞のなく拾うことに熱中している先生たち、
その姿を一生懸命に応援する子どもたち。
「子育てって難しく考えないでこんな感じで良いのでは?」なんて思える瞬間なんです。
最後は月組さん(年長)のお兄さんたちです。
こいつらは、もう入場するときから人間ではありません。
鬼になりきっています。
そして豆が蒔かれれば野獣のごとく、すごい形相で拾いまくります。
そんな放たれた野獣たちを、星組さん(年少)たちは尊敬の眼差しで眺めているのです。
こういう事を経験していく中で、がんばるとき、我慢するとき、
楽しむとき、ダラーとするときなどの分別がついていくのではないでしょうか。
クラスに帰ってからは、各々の自慢大会が始まります。
そして、ごっこ遊びを通じて自分たちの「豆まき」を作っていくようです。