遠足だー!

遠足だー!(2002/5)


一昨日は当園の親子遠足でした。

心配していたお天気も何とか持ちこたえ

楽しい一日を過ごすことが出来ました。


子どもたちは、何日も前から“てるてる坊主”を作って大騒ぎ。

遠足当日が、雨模様と知るやついに“特大てるてる坊主”も出現しました。


実は、その前日は小学校の遠足でした。

こちらも、同じような天気だったのですが中止でした。

二回目の延期ということもあり

(二回とも結局雨が降らなかったから、判断が難しいんですよね)

道行く小学生たちは、朝からチョー不機嫌でした。

「せっかくお弁当があるんだから、

先生に言って体育館でも行って食べれば?」と声を掛けたら

子どもの顔がちょっと明るくなりました。


こんな時は、どこの保育園でもやることは決まっています。

もう、遠足ごっこですよ。

せっかくお弁当もあることだし、各学年園内を遠足したり

バスごっこをしたりで大騒ぎですよね。


小学校の子どもたちが、帰ってきたので聞いてみました。

「お弁当どこで食べた?」

「いつも通り教室で」と元気なく答えます。

何人か違う学年の子どもたちにも声を掛けてみました。

似たような答えが多かったのですが、

「教室の床で敷物を引いて食べたよ」

と1年生の子が楽しそうに教えてくれました。

そして、もうひとり。

「先生が遠足に行けなくて悔しいからってビンゴ大会やってくれたよ」

とこれまたこぼれんばかりの笑顔で。


この話を主任先生にしたら一言。

「遠足を片づけ仕事と思ってはダメ、

大人が楽しみにしなきゃ子どもが可哀想」


大人が行事をどのように感じているか、

子どもたちをどのように考えているかは、

子どもたちがどんなに小さくても伝わっています。


子どもが楽しみにしていることを一緒になって楽しみ、

ワクワクしていることを一緒にワクワクし、

悲しいこと・悔しいことを一緒に感じてあげるだけで

子どもって以外と真っ直ぐに育っていくと思うのですがどうでしょうか?