[全日本東北大会!('13/8.13)
  

今日は、8月13日、お盆です。
でも、保育園はやっています。
園児も13人といつもの20分の1ですが、お盆でも働いている人がいますからね。
先生も4人なので、子どもたちも先生もずいぶんとのんびりした感じで過ごしていますよ。
父ちゃんの相談相手のムフランは「メェ~」と少し寂しそうですが・・。

ということで・・
やってきました、全日本東北大会(藤沢スポーツランド:7/13.14)。

(MFJホームページより)
「2ヶ月近い夏休み前に行われる最後のレースとなる全日本モトクロス選手権第6戦東北大会が、
7月13・14日に岩手県一関市の藤沢スポーツ ランドで開催された。
低い山の斜面を使ってレイアウトされた、アップダウンの多いコースは、
緑の中を縫うように走るセクションも多く、美しさにも定評があ る。
コース幅やジャンプも変化に富み、ライダーのスキルが問われる。

レースウィークに雨が降り続いたことから、土曜日の予選はマディコンディション。
さらに、土曜日夕方から日曜日朝にかけても再び大量の降雨があり、
決勝日 朝のコースは前日よりもひどいマディ状態だった。
ただし、天候そのものは回復して、夕方からは再び雨となったが、
午前中は日差しも強く、気温は29度まで 上昇。
2日間合計で3,000名となった来場者は、熱中症対策にも気を遣いながら観戦を楽しんでいた。」


 前回の全日本モトクロスSUGO大会(5/25・26)で、
いつものように負け犬一家になってしまった父ちゃん一家。
しかし、ショウゴがあと一歩で予選突破か?というところまで行ったのは唯一の収穫だった。

期待がふくらむ東北大会(藤沢)。
といっても金曜日の夜に豊橋を出る頃の東北地方のお天気は、雨!
オ~ノ~!
藤沢スポーツランドは、砂地なので、タイヤはソフトを組んであるから大丈夫だが、
やっぱり、いいコンディションで走りたいぞ。

しかし、すっかりエンデューロライダーのショウゴが
「オレは雨でも良いな、ジャンプも飛べなくなるし、速い子たちが転ぶかもしれんから・・」
とすっかりやる気モード。
「ショウゴが雨乞いするから天気が悪くなったんだ~~」と嘆くタカだが、
ジュニア(80)の頃、いつも雨乞いをしていたのは、お前ではなかったか?

ここから藤沢スポーツランドまでは、およそ800km。
どう急いだって9時間以上はかかる。
ということで、タカがいつものように大量のDVDを持ち込み、
今回は、のだめ祭りだ~!」とこれまたいつものように叫ぶが、
夜中を運転する予定の父ちゃんは、お休みモードで、ショウゴに至ってはゲームモードだ。
仕方がないので、ひとり「ゴッドタン 芸人マジ歌選手権」を聞きながらの運転だ。
(なぜか、一番最初の運転はいつもタカなんだよな~)
まぁ、「のだめ」を見る機会は、土曜日の夜も藤沢からの帰り道もあるからね。

この「のだめ」こと「のだめカンタービレ」は、漫画でも人気があり、
テレビのドラマにもなったので知っている人は多いと思う。

野田恵(通称・のだめ)という小さな時は、ピアノの天才少女!と思われていた子が、
厳しいレッスンがトラウマになって、“今は、しがない音大生!”というところから始まる。

この大学で若き天才指揮者の千秋(飛行機恐怖症のために海外留学も出来ない)
と出会い、お互いに成長していくという物語なんだが、
今までのようなお堅い音楽家のイメージと違い、
のだめは、ゴミ屋敷のような部屋にすんでいるダメ女で、
千秋もおぼっちゃまのオレ様男というとっても親しみやすいドラマなのだ。

「この漫画、面白いから読んでみ!」と以前からナホに言われていたが、
クラシックなんか聴かない父ちゃんは、なかなか読む気になれなかった。
しかし、漫画と違いオーケストラの演奏が直に聴けるので、
父ちゃんのようなクラシックとは縁の遠い人間には、ドラマの方がよかったのだ。

そして、この漫画(ドラマ)を最初に支持したのが、実際の音大生が多かった!というのも面白い。
クラシックをやっているような子は、良家の真面目なおぼっちゃまやお嬢様ばかりではなく、
様々な環境の中で右往左往している等身大の大学生たちなんだな。

この辺は、モトクロスをやっている子たちと相通じるところがたくさんあって面白い。
小さな頃から天才少年!と言われていた子もいたし、
コツコツと努力をしてワークスライダーまで上り詰めた子もいた。
怪我で消えてしまった子もいたし、オヤジのやり方がイヤで止めてしまった子もいる。

のだめや千秋の回りにも実に個性的で面白い子たちや
才能豊かな子から貧乏だけどコツコツやっている子までいる。
そして、みんなに共通しているのは、「音楽が好き!」という一点だ。

長年バイクの世界を見てきたが、ホントいろいろな子がいた。
それぞれがそれぞれの環境で頑張っていたが、
バイクが好き!」という気持ちは一緒だったな。

でも、どの世界も成功するのはほんの一握り。
(プロって言うのは、そんなもんでしょ?)

千秋がドラマの中で言うんですよ。
「他人(ひと)の世界を、うらやんでいても仕方ない。自分の世界は、自分で変えなければ・・。

偉大な指揮者なのだが、
いつもは単なるエロじじぃの“竹中直人”扮するシュトレーゼマンが“のだめ”に言う。
「のだめちゃん、音楽に正面から向き合わないと本当に心から楽しめませんよ

これ、モトクロスやエンデューロにも同じ事が言えますよね。

でも、元天才少女で厳しい練習がトラウマになっている“のだめ”が言うんですよ。
 なんでそこまでして勉強しなきゃいけないんですか?
 自由に楽しくピアノを弾いて、なにが悪いんですか!

バイクだって楽しく乗りたいよな。
でも、上に行けば行くほど楽しいだけでやっていけるほど甘い世界でもない。
こんなショウゴやタカのようなIBの世界ですら、楽しいだけではやっていけない。
しかし、厳しいだけでは、何のためにバイクをやっているのかさえも分からなくなるんだよな~。

大事な大会で失敗してしまい意気消沈して故郷に帰ってきた“のだめ”におばあちゃんが聞きます。
・・・そんで その大会は楽しかったとね?
「うん、楽しかったと・・」(のだめ)
このおばあちゃんの一言で“のだめ”はもう一度音楽と向き合う決心をするんですよ。

千秋が、音楽雑誌の編集者の佐久間さんに
「なんでこんなによくしてくれるんですか?」と問いかけると、
「歴史に名を残す音楽家には、才能だけじゃなく、人との大事な出会いがあるものさ
ボクもそういう人間のひとりになりたいんだよ」と応えます。

モトクロスでもそうです。
いい人やいいライバルとの出会いが才能や努力と同じくらいに大切なんだよな~。

千秋と一緒にヨーロッパ留学することになった“のだめ”にお父さんが心配して
「あの子、大丈夫じゃろか?」と千秋に問いかけます。
「大丈夫ですよ もう。それでもピアノを弾いてるじゃないですか。
結局・・・ 厳しくされても、されなくても、ダメになるやつはダメになるし。
プロのピアニストにも、なろうと思ってなれるものじゃない。そういう世界ですから。
成功するかどうかなんてわからない
 オレもあいつも・・
 でも僕はあいつのピアノが、すごく好きなんですよ。」と千秋。

将来のことなんて誰にも分からない。
でも、若者たちには、「自分を信じて頑張って生きていってほしいな~」と
もう先が見えつつある父ちゃんは思うぞ。

雨の音を聞きながら寝ていると「じぃさま、交代だ、俺はもう寝る」と運転していたショウゴに起こされる。
時計をみれば夜中の2時。宇都宮のあたりか?
藤沢まであと400kmぐらいなので朝までには着けるだろう。

こうやって遠出をするときの夜中の運転は、ほとんど父ちゃんだ。
といってもショウゴやタカが運転免許を取ってくれたおかげでこの頃ではずいぶん楽になった。
でも、夜中に運転するのは結構好きなんだよな~。

いつもセカセカと動き回って慌ただしく生きている父ちゃんにとって、
こんなにじっとしていること事態があまりない。(笑)
暗闇の中、前の車のテールランプをぼ~と見ながら運転しているといろいろなことを考えてしまう。
普段はあまり考えて動いてない分、こんな時にすごいアイディアやすばらしい展望が見えたりするのだ。
ただ、残念なことは、そんなすばらしいアイデアや展望も運転しているうちに忘れてしまうことだな。

降ったり止んだりしている雨の中、藤沢スポーツランドに到着。
すでにパドックはいっぱいなので、トイレ脇のドロドロの空きスペースに車を止める。
ライダーのショウゴやタカはもう少し寝かせておいて、バイクを下ろし始める。
朝靄の中にたくさんの車とその奥に雄大なコースが見える。
今日からの二日間、一生懸命に楽しもうぜ~!」と気合いが入る。

そうこうしているうちにショウゴとタカが起きてきて、パドックの設営を手伝ってくれ、
朝食のパンを片手にコースの下見に出かけていった。
藤沢スポーツランドは、砂地のコースなので、考えていたよりはコースもグチャグチャではないようだ。
でも、公式練習が始まれば、ワダチがすごいことになるのは目に見えている。

バイクの整備をしているとショウゴとタカが帰ってきた。
「コースはどうだった?」
「思ったよりもよかったよ、でも、奥の登りは難しいな」とタカ。
「 いくらこの藤沢がグチャグチャでもJNCCのツルツルの石や木の根っこに比べれば
いつも練習で使っているツルツルタイヤでも帰ってこられるぜ
、何とかなるんじゃない?」とショウゴ。

練習走行が終わり、ひたすら泥だらけのバイクを洗車していればすぐにIB2クラスの予選だ。
今回の予選は3組でショウゴがA組でタカがB組だ。

A組のショウゴは、スタートは出遅れるものの第1コーナーから第2コーナーでするすると前に出て
(知らないうちに抜くのが上手くなったな~、まぁIBも7年目だからね)
10位くらいで奥の登りに消えていく。
しかし、登りから帰ってくれば17.8位。
こりゃ、奥でなんかあったな?

その後もペースアップができずに16位でチェッカー。(予選通過ラインの8秒落ち)
1位は、元IAヤマハファクトリーライダーで久々にIBに返り咲いた出原君。
そんなに練習もしていないようだが、元でもファクトリーライダーってすごい!
A組では幾たびの怪我から復帰してきたユウトが6位でトキは、13位で予選落ち。
ショウゴは、、奥の登りで弾き飛ばされてきたバイクと接触してフロントブレーキが壊れてしまったそうだ。

予選B組のタカは、スタートで出遅れ、荒れているコースに手こずり、
ワダチに翻弄されて16位でゴール。

いいところ、ありませんでした・・。
5位には、横澤(弟)が入る。(固定ゼッケンの兄は予選落ち)

この東北の勇:横澤兄弟のお父さんとは、チーム監督の中村さん繋がりでの知り合いだ。
元モトクロスのIAライダーだが、ジャンプの転倒で脊髄を損傷してしまい、車いすの生活に。
その後、チェアスキーと出会い日本の第一人者になってしまったのだからすごい!
バンクーバーオリンピックの日本代表選手にもなったし、(http://yokosawa.exblog.jp/9940365)
本気で世界を狙っているスーパーオヤジなのだ。
全日本のコースでたまに会う程度なのだが、会うたびに元気をもらえるんだな。

全日本を転戦しているようなライダーは、
IBクラスでもそこそこ金の掛かったいいバイクを乗っていると思う人もいるかもしれないが、
この横澤兄弟を始め、NBやNAの子たちと大差ないバイクで頑張っている子も多い。
いやいや、もっとボロボロのバイクで走って固定ゼッケンをとっている子たちだっている。
そこがモトクロスの良いところだよな~。

そういえば、JNCCに参戦してびっくりしたことのひとつに
金の掛かったバイクに乗っている人が意外と多かったこと!
(といっても今年の父ちゃんのバイクだって100万近く掛かっているが・・)
高そうなバイクがあちこちにあって、その本気度に驚いたぞ。
といってもボロボロバイクで走っている人も多いし、
そんなバイクで勝ってしまう人もいるから面白いんだな。

ということで・・
箸にも棒にも掛からなかったIB2の予選が終わり、いつものようにど~んよりムードでIBオープン予選。
予選B組のショウゴのマシンは、’09CRF450。
このコースは、第1コーナーまでの距離がある分、
スタート直後につぶされない限り、前に出られるはずだ。

ショウゴが選んだポジションは、アウト側。
スタートで隣の子と接触して少し出遅れるが、450パワーで挽回、第1コーナーは、8位くらいか?
その後、転倒して12位くらいまで落ちるが、抜いたり抜かれたりを繰り返して10位でラストラップ。
ポツポツと雨も降り出してきた。
前回のSUGOの悪夢がよみがえる。

ラスト一周の長いこと、長いこと・・。
予選通過ラインのライダーたちが必死に走っているのがここからでも分かる。
そして、10位でゴール。
ガッツポーズをするショウゴ。あ~、恥ずかし~~。
2年ぶりの予選通過か?

すでにスタート位置に付いているタカのところに走っていけば
「ショウゴ、やったな~!」と喜んでいる。
「よし、お前も頑張ってこい!」と背中をたたいてスタートエリアから出る。
雨は、いよいよ本格的に降り出してきた。

いつものようにスタートに出遅れたタカは、荒れているコースに手こずり、
ワダチに翻弄されて15位でゴール。

いいところ、ありませんでした・・。
「オレは、藤沢が嫌いだ、もう出ん!」とひねるタカ。
情けないです・・。

泥だらけになって洗車をしていると、IAヒロシの父ちゃんが通りかかり
「やっと予選通れたな、おめでとう!」と声を掛けてくれる。
中部の仲間はありがたいぜ。

土曜日の夜は、「のだめ」祭りで盛り上がり、あっという間に就寝。

そして、決勝の日曜日。
朝一の練習走行がIBクラスからなので、朝から忙しい。
でも、いつものような応援だけの日曜日より、やっぱり嬉しいぞ。
コースは、夜中に降った雨でグチャグチャのツルツル。
ショウゴは、こんな荒れたコースでも不利なはずの重たい450で、結構頑張って走っている。
450が合っているのか?JNCCのおかげか?

朝一の練習が終われば、最後のレースのIBオープンまでは、時間がたくさん。
結局、いつもの全日本のようにみんなの応援だぞ。(笑)
お天気は回復傾向なので、コース自体は乾いてきているが、恐ろしいほど荒れてきた。
IAでもあちこちで転倒している。

そうこうしているうちにIBオープンの決勝が近づいてきた。
ショウゴも着替え始めたが、2年ぶりの決勝で緊張しているのが手に取るように分かる。
タカが、そんなショウゴの体を見て
「決勝を走るヤツでお前みたいなお腹がポコッと出ているフレンドリーな体は、そうはいない!
と突っ込みを入れる。
思わず大笑いする父ちゃんとショウゴ。

「プロテクターは何をつける?」と聞けば、
「鎖骨が折れるとイヤだからタカのインナータイプのヤツで行くわ」とショウゴ。
でも、そのインナータイプのプロテクターを前後反対に着ている姿を見て
鎖骨をやられる前に熱中症で頭をやられてるぜ!」とタカがまた一言。
またまた大笑いする父ちゃんとショウゴ。

ショウゴの緊張もだいぶ取れてきたぞ。
さすがは次男だ。こういう時の気分転換は上手い!

ここで、父ちゃんがダメ押しのゴーグルを箱から取り出す。
じぃさまが新品ゴーグルを取り出したぞ~!」とタカが騒ぐ。
「こんな背もちっちゃいが人間もちっちゃい男に新品ゴーグルはもったいないぞ~!」とタカが叫ぶ。
そんなやりとりをニヤニヤしながら聞いているショウゴ。
「舞台は揃ったぜ。さあ、ショータイムだ!」と父ちゃんも負けずに叫ぶ。

ゴーグルの捨てレンズを付けるのはいつも父ちゃんの役目だ。
このくらい自分でやらせた方が良いのは分かっているが、
子どもたちが小さな時から一枚一枚の捨てレンズを「怪我をしませんように・・
と祈りながら付けていたので、どうもこれをやらないと落ち着けないのだ。

そして、IBオープン決勝。
グチャグチャ・ツルツルのコースを「これでもか!」とIAライダーたちがこねくり回して、
無数の深いワダチと乾いて堅くなってきている路面というコンディションでスタート。
スタート位置は、28番目なので、もうアウトしか残っていない。
「20分もあるのだから無理はするな、目標は20位でポイントゲットだ!」とショウゴの背中を叩く。

そして、スタート。
ガチガチに当たり合いながら第1コーナーをアウトから回る。
第2コーナーでは上手くインをさして14・5番手ぐらいで奥の登りに消えていく。
「上出来じゃん!」

タカと2人でサインエリアに向かう。
ここから落ちていくばかりと思ったが一周目は、踏ん張って12位。
落ちていくどころか、2周目で10位ぐらいまで順位を上げる。
どうしたショウゴ?ちょっと出来すぎで怖い・・。

ここでミスを犯して2周目のフィニッシュジャンプでは13位。
後ろから速い固定ゼッケンたちが追いついてくる。
まだまだ、大丈夫だ、焦るな~、焦るな~。

第1コーナー脇のサインエリア前を団子状態のショウゴたちが駆け抜ける。
インからアウトからみんながラインを交差しながら第2コーナーに向かう。
おもしれ~!
やっぱり面白いぜ、モトクロス!
と叫んでいる間に第2コーナーでショウゴが転倒!
「オ~ノ~!」思わず外人になる父ちゃん。


(一周目は、12位!)                  (サインボードを出すタカ!)

これでいっきに20位くらいまで下がる。
目標のポイントゲットが危ないぞ。
レースは、まだ10分以上ある。
大丈夫か?

レース終盤は、コースが荒れていることもあって転倒者が続出。
ショウゴも何回も吹き飛びそうになるが、何とか持ちこたえている。
450が重たそうだぞ。
「タカ、何位だと思う?」
「19位か20位くらいだと思うがもう分からん」

ラスト一周のサインが出る。
転ぶなよ、転ぶなよ・・。上手くいけば20位だぞ。

そして、ゴール。
ヘトヘトになっているショウゴに「何とかポイントは取れたと思うぞ?」と言えば、
JNCCに出ていてよかった」と意外な答え。
「コースが凄い荒れていたけど、JNCCで慣れていたから・・
きっとポイントは取れたと思う、奥で何台も転んでいたから・・」

結局、IBオープン決勝は、17位だった。
終盤の疲れが出始めた頃の転倒者が多かったようだ。
JNCCで3時間をひとりで走っているショウゴは、
疲れた時でも上手くバイクをコントロール出来ていたようだった。


(17位でゴールしたショウゴと藤沢が嫌いなってしまったタカ)

予選が通れなくなって2年。
ポイントを取ってから2年半。
長かったな~。
その間にショウゴは心が折れてエンデューロに逃げてしまった。
でも、バイクを続けていればいいこともあるんだな。
こんな才能も根性もないショウゴが、もう一度固定ゼッケンで走れるなんて・・。

きっと、またまた来年は、その固定ゼッケンの重みに押しつぶされて右往左往するだろうけど(笑)
それでも少しづつ前に進んで行けたらいいな~。

パドックで片づけをしていると横澤さんがいた。
「おめでとう、良い走りだったね」と横澤さん。
「いえいえ、弟さんこそ表彰台(3位)おめでとうございます」と父ちゃん。

こうして長いようで短かった全日本モトクロス東北大会が終わった。
もちろん、帰り道は「のだめ祭り!」だった。

PS
すっかり藤沢が嫌いになったタカは、このあと2週間近くもモンゴルに旅立った。
なんでも大学附属の高校生たちの付き添いというボランティアだそうだ。
「タダでモンゴルに行ってくる!」と嬉しそうなタカだが、
院試(大学院に行くための試験)もあるし、しばらくバイクに乗らないそうだ。
いいのかタカ?どこへいくのだタカ?