[全日本最終戦(SUGO)]('13/12.16)
 

 前回の糸魚川で4位になったショウゴ。
ポイントを取って順位も7位に上がったぞ!
といってもJNCCのポイントの付け方がまだ分からないのだが・・
(やたらと桁も多いし、モトクロスのようにもっと単純にして欲しいぞ)


(JNCCのゴールは、みんなで出迎えてくれる、この瞬間のために頑張っているライダーも多い!)


(表彰式:イバタさんがいないので3番目の一番小さいのがショウゴ、
タオルを首に掛けているのが鉄人山本さん、COMPだけなら絶対優勝出来たはず!)

JNCCの表彰式では、入賞した全員へのインタビューがある。
みんなそれぞれに抱負やら次回の爺ガ岳への目標やらを語ったのだが、
ショウゴが言った目標は、「次の爺ガ岳は、苦手なので完走を目指します!
見ていた人たちも大笑いしていたぞ。
まぁ、駆け引きも何にもない、人がいいだけの男なので、ショウゴらしいか(笑)




 早いもので10月19・20日は、全日本モトクロスの最終戦だった。
中部選のラスト2戦(イナベ・美杉)も出られなかったので、今年のモトクロス走り納めだ。

今シーズンは、ショウゴが2年半ぶりに全日本モトクロス(藤沢)でポイントを取れたので、
このSUGOでもう一回ポイントを!を意気込む。
ほとんどバイクに乗ってないタカも「俺も予選突破だ!」とはしゃいでいる。
いったいその根拠のない自信はどこから出てくるのか?
(あんたと一緒よ←母ちゃんの声)

'13全日本モトクロス選手権 最終戦第51回MFJ-GPモトクロス大会  

(MFJホームページより)
全日本モトクロス選手権の今季最終戦となる第51回MFJ-GPモトクロス大会 は、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。
今季第4戦の舞台ともなったSUGOは、丘の斜面を利用してレイアウトされた、アップダウンのあるダイ ナミックなコース。
東北モトクロス界の聖地ともなっている。

天候は、各クラスの予選が行われた土曜日が曇りで、決勝が行われた日曜日の早朝からは雨。
昼前から雨量が増し、コースは完全にマディコンディションとなっ た。
IA-1では12ポイント差の中に4名がいるなど、各クラスのチャンピオン争いは稀に見る混戦状態。
悪天候にもかかわらず、2日間で3,870名のモ トクロスファンが、タイトルの行方を見守った。

ということで、久々の三人旅で東北に向かう。
といっても仕事が終わって豊橋を出られたのが夜の11時過ぎ。
ライダーのショウゴとタカは、コンビニで朝昼ご飯を買って少し運転してご就寝〜。
今回もバイクに乗らない父ちゃんが、後はひたすら東北まで運転していく。

そんなこんなでドタバタしてしまい、
タカがいるのにもかかわらず恒例の○○祭りだ〜!がない旅だった。
まぁ、たまには良いか。

明け方に着いてみればSUGOのパドックは、すでに車がいっぱいで
空いているところも場所取りがされていてどこにも止めるところがない。
一番奥で土が少しグチャグチャしているところをやっと見つけて止めるが、
雨が降れば、スタッグして出られなくなりそうで怖い。
(天気予報もあまり良くなかったし・・)

それでも土曜日は何とかお天気が持ちそうなので、
薄暗い中をバイクをおろして準備を始める。
そうこうしているうちにショウゴとタカも起きてきた。

今回のSUGOは、IB2もIBオープンも予選は3クラスなので、10位以内に入れば予選通過だ
う〜ん、これはチャンスだぞ!

受付と車検が終われば、ショウゴとタカは、コースの下見に出かけてしまった。
父ちゃんは、予選が始まるまで少し仮眠。

IB2の予選は、ショウゴがB組でタカがC組。
予選A組は、サンタナが期待通りにトップでゴール。

(今年最後の全日本でIB2の予選に向かう二人)

まずは、ショウゴの出番だ。
実は、ここ一月ほどは、CRF450が壊れていたので、CRF250ばかりで練習していた。
今回は、250の方がいけるかも?

一時は、「どうしたらスタートで出られるか分からない!」と悩んでいたショウゴも、
藤沢でポイントを取ってからは、250でもそこそこのスタートが切れるようになった。
ホント、自信というものは恐ろしいものだ。

予選B組には、中部勢では18番のモリナガ、94番のヒサ、34番のトキ、87番のタカギ(弟)がいる。
このメンバーなら、全員予選突破も夢ではないぞ!

そして、スタート!
一番アウト側を取ったショウゴは、第1コーナーに良い位置でアウトから突っ込むが、
インから来たライダーにぶつけられて失速、それでも大坂を7〜8位で登っていく。
こりゃいけるぞ!

大坂からの怖〜い下りのジャンプ(ホント怖いんです!)も元気よく飛んでいく。
(スタート直後のこの下りジャンプは見ているだけで怖いぞ!)
その直後に黄旗が振られるのが見える。
え!もしかして?
何台かが絡んで転んでいるようだが、スターティングエリアからではよく分からない。
まずは、急いでピットエリアに向かう。

ピットエリアに着く頃には、トップがルンバルンバ(新庄剛志 命名:普通はフープス)に向かってくる。
1,2,3・・・・23,24・・・ショウゴが来ない!
やっと姿が見えたが、ほとんどベリだ。
やっぱりあの黄旗は、ショウゴだったのか!
その後もペースが上がらずに22位でフィニッシュ!

モリナガが6位、ヒサが8位で予選通過。
トキが13位、タカギ(弟)が27位だった。

戻ってきたショウゴに近づくと
大坂の下りのところでタカギくんに突っ込んだ、
スタートは出た!と思ったんだけど・・
大坂の下りジャンプでスゴイ勢いでタカギくんが抜いていったんだが、
俺を抜いた瞬間に目の前で吹っ飛んで避けきれずに突っ込んでしまった!」

バイクを見れば、ハンドルが曲がり、フロントのブレーキディスクも曲がってキコキコ・・。
おかげでフロントブレーキが効かなくなっていた。
よくこんなバイクで走っていたものだ。
「タカギくんのところに謝りに行ってくる」とキコキコと音がするバイクで去っていく。

まぁ、しょうがない、これもモトクロスだ!」と気持ちを切り替えて
C組のタカのところに向かう。
すでにスタート位置に着いているタカに「ショウゴは、大丈夫!バイクが壊れただけだ」と伝え
「落ち着いて行けよ!」と声を掛ける。

そして、スタート。
いつもは、スタートした瞬間に「出遅れた!」と分かるが、今回はそこそこのスタートが切れたぞ。
しかし、第1コーナーのグチャグチャで競い負けて、大坂に行く頃には、後ろの方。
ここから頑張って4〜5台は、抜くものの、結局21位でゴール。

パドックに帰ってきてショウゴのバイクを見れば、ハンドル回りが結構壊れていた。
とても修理出来るレベルではないのでほっておく。
幸い、IBオープンは、450なので助かったぞ!

ショウゴとタカは、IAの予選を見てくる!と行ってしまったので、
またまた、車の中でうたた寝。(笑)

ショウゴとタカの話し声がするので起きれば、すでにIBオープンの予選に向かうところだった。
急いで準備をしてスターティングゲートに向かう。

IBオープンの予選は、二人ともB組。
中部勢では、34番のトキに64番のタクミ、87番のタカギ(弟)がいる。

このSUGOのスタートは、長い下り。
スタートは、450が有利と言われるが、ここでは、あまり前に出られたことがない。
練習不足のタカはもちろんだが、ショウゴも久々に乗る450に不安げだ。
スタート位置は、タカが中央よりアウト寄りで、ショウゴは、一番アウトを取る。

(手前が一番アウトを取ったショウゴでその向こうに見えるのがタカ)

良いスタートが切れればイン側の方が有利なSUGOだが、
スタート直後に潰されないようにアウトに逃げてしまう二人。
イン側には、固定ゼッケン組や速いルーキーたちがひしめいているので正解でしょう(笑)

そして、スタート。
タカが出遅れたのが見えた。
ショウゴもあまり良いスタートではないぞ。
中位よりやや後ろの集団で大坂を登っていく二人が見える。

二人ともそこから上がっていくどころか、繰り下がっていくばかり。
最終ラップ(4周目)の頃には、20位ぐらいのところでショウゴとタカのランデブー走行が始まる。
みんな、速いな〜。

結局、ショウゴが22位でタカが23位。
予選通過した10位の子のベストタイムよりショウゴで11秒落ち、タカで14秒落ち。
これじゃ勝負になりません。
B組は、他の中部勢も仲良く予選落ち。

ということで・・
いつものように早めにパドックを後にして、
いつものようにお風呂に入って「あ〜極楽・極楽!」ってため息ついて、、
いつものようにモツ鍋食べて「あ〜しあわせ・しあわせ!」って頷いて、
いつものように日曜日は、みんなの応援して「すげ〜、すげ〜」って騒いで、
今シーズンの父ちゃんたちのモトクロスが終わりましたとさ・・。

これでいいんかいな?

PS
9月15日の夜中にオバーが死んだ。
享年107歳だった。
最後は、「アキちゃん、アキちゃん」と言って眠るように死んだという話だ。
大往生だな。


(オバーが死んだ日に老人福祉施設の窓から見えた朝日。
この景色をオバーは毎日見ていたんだな)

おばあちゃんっ子の父ちゃんは、いつも悪さばかりしていたが、
「アキは良い子だ、良い子だ」と育ててくれた。
「アキは、やれば出来る子だよ!」といつも言ってくれていたおかげで、
自分でも「オレは、やれば出来る男なのだ!」と今でも信じている。

しかし、悲しいかな・・何もやり遂げずにこの年まで来てしまった。
でも、自分をダメな人間と思いながら生きていくよりも
例え勘違いでも幸せだった気がするぞ。


父ちゃんのスクーターに乗る大ババ(104歳の頃)
すでに半分妖怪になっている頃・・(107歳で永眠)