[変わりもの?バカもの?]('15/9.25)
 
 みなさんは、『世界の果てまでイッテQ!』というバラエティ番組を知っているだろうか?
父ちゃん一家もずいぶん前から家族で見ていて、
今でもみんなが揃うと録画してあるイッテQを見ながら大笑いをしている。

その数ある名場面の中でも父ちゃんが“ベスト2”として評価しているのが、
イモトが「アコンカグア登頂」を断念した回と宮川大輔の「チーズ転がし祭り」なんだな。
特に「チーズ転がし祭り」(2007年6月放送)は、
これで宮川大輔が全国区になった!というくらいの過激さと面白さだった。

今では、人気番組の『世界の果てまでイッテQ!』だが、
当時は、数あるバラエティ番組のひとつにすぎなかった。

この「チーズ転がし祭り」こそが、イッテQ!と宮川大輔を
全国区に押し上げたと言っても過言ではないと思っている。

偶然、転がったチーズを追いかけたことから始まったとされるこのチーズ転がし祭り。
200年ほどの歴史を持つといわれているが、正確なことは分かっていないという。
でも、「チーズ転がし祭り」というよりも、どちらかというと「人間転がし祭り」なんだな(笑)
そんな危険な祭りにも関わらず、優勝者は、一緒に転がったチーズが貰えるだけ!

(今では人気コーナーのお祭り男:宮川大輔)
(これが舞台のイギリス・クーパーズヒル)
(ここでチーズを追って駆け下ります!JNCCでもこんな坂を下ります!)

(ハイ、チーズ転がしではなく、人間転がし!です。JNCCでも、時にバイク転がし!の坂があります・・)

(当然、宮川大輔も転がります。そして日本人初の2位!立派の一言です!!)

(貰えるのは、一緒に転がったチーズひとつ!この泥だらけの笑顔が勇者の証!!)

   (この泥だらけの笑顔も勇者の証?)

番組では、昨年の優勝者ジェイソンくんの友達にも「君たちは出ないの?」と聞いていた。
その時の答えは、「僕たちはそんなバカじゃないよ!」であった。

次の日のイギリスの新聞には、「チーズ転がし祭り」の記事が載った。
日本でレギュラー番組を持つタレントが見事2位を勝ち取った。
イギリスの人々はこの勇敢なお祭り男の名前を忘れることはないだろう
その男の名は・・・Daisuki Miyazawa(だいすき 宮沢)
:(笑)

そして、こんな一文があった。
変わり者とでもバカとでも呼べ!ただし臆病者とは呼ばせない!

8月16日の「エンデューロクロス:スキルアップキャンプ」は、
いなべのサマーフェスティバルと一緒だった。
バイク雑誌でも時々取り上げられて、認知度こそ少しずつ上がってきているエンデューロクロス。
だが、参加者は増えていない。

父ちゃんたちもモトクロスライダーの知り合いに声を掛けているのだが、
「あんな石の上を走るなんてバカ!」「バイクが壊れるからイヤ!」と断られている。
そして8月の参加者は、ついに5台・・。

しかし、この変わり者たちは、あきらめていない。
エンデューロクロスの可能性を信じて、みんなで夢を語り合っているのだ。
父ちゃんやショウゴ以外は、みんなその道のトップライダーが多い。
失うものが何もない父ちゃんやショウゴと違い、
その世界で悠々自適?の生活も出来るのに、この道に首を突っ込んでしまった。
こんな生き方を「バカもの」と思う人もいるだろう。

しかし、そんな人たちに一言、言わせて貰おう。
変わり者とでもバカとでも呼べ!ただし臆病者とは呼ばせない!
(決まったぜ!←父ちゃんは単なる変わり者のバカよ!!by母ちゃん)

土曜日は、灼熱地獄の中をみんなでコース整備したり、手直ししたり・・。
タイチくんやモリさん・レンくん・mamiといったトップライダーが、汗水垂らしてコース整備。
よりスリリングで面白いコースが出来たぞ。

                 (今回のコースはこんな感じです)

(左側に土手があって、そこがスタートライン。テーブルトップの手前が第1コーナーです。
 手前が第2コーナーで、すぐに丸太の三連、奥にデカイ丸太があって森川ロックに続きます)

(このデカイ丸太がなかなかやっかい!)(いなべの社長が大きな石を取ってくれたのでラインが広がりました!)

(森川ロックを上から眺めたところ)(森川ロック後のコーナーを回れば、タイヤセクション。地味に難しいです・・)   
(これがロックセクション!真ん中の大きな岩で180度ターンです。見た目通り難しいです!)

(ロックセクションの後、コーナーを回ればタイヤジャンプ。タイヤが出てくると怖いです!)

今回の参加ライダーは、“森の妖精モリさん”に”走る料理長レンくん”、
“馬力屋mami”・“背も小っちゃいが人間も小さいショウゴ”と
“やるときにはやる男:父ちゃん”の5人。

そして、タイチくんが進行で、MCで盛り上げてくれるのがJNCCでもお馴染みのおやじちゃんだ。
参加ライダーこそ少なかったが、このメンバーで盛り上がらない方がおかしいでしょう?

今回は、あまりのカラカラコースなので水をまいて、ベストコンディション。
(もっとグジャグジャになるまで撒いてもいいのに・・)
前回の模擬レース優勝者の父ちゃんも密かに燃えていたが、
このコースを誰よりも走り込んでいるショウゴは、本気で勝ちにいっている。

もちろん、モリさんを始め、レンくんやmamiも優勝を狙っているのは間違いない。
りゃ、誰が勝ってもおかしくないぞ!
(父ちゃんは無理でしょう!by関係者一同)

そして、決勝。
前回は、ロケットスタートを連発した父ちゃん。
今回は、ニュースクーターフリラちゃんの性能検査も兼ねているぞ。

そして、スタート。
あっという間に置いて行かれるニューフリラちゃん。
リクルスでクラッチが滑っているのが分かる。
ダメじゃん、リクルス!(ギャップ調整が合ってないのか?)

スタート直後の下りで、すでに一人取り残される父ちゃん。
第1コーナーは、クルッと回ってそのままテーブルトップに登る。
これだけの突っ込みをしているので、誰かが接触してぐらつくはずだ!
それだけを期待して、アウトからテーブルトップに登る。

しかし、みなさん、上手い!
何台かは接触しているのにも関わらず、何事もなかったように進んでいく。
気付けば、目の前がショウゴ。
親子でベリ争い・・、情けない。

トップのmamiがスゴイ勢いで丸太に突っ込む。
すぐ後ろにレンくん、3位がモリさん。
ここで、最後の大きな丸太でmamiがふらつく。

そのまま、森川ロックに突っ込む3人。
mamiのスピードが乗らない。
その隙を突いて、ショウゴが右のラインから勝負を仕掛ける。
ベリの父ちゃんから見ると、森川ロックの頂上を4台が並んで通過していく。
お〜盛り上がっているぜ!ファンタスティック!!

父ちゃんだって、大きなミスなくここまで来ているのに、すでにみなさんはロックセクション。
それも、トップはショウゴだ!
ここが一番苦手なショウゴ。
みんなのようなフロントターンが出来ない。

何とか無難にクリアーしていくが、
アウトから真ん中にラインを変えてレンくんが抜きに掛かる。
そのアウトからモリさんが仕掛ける。

父ちゃんの前のmamiは、イン側をいく。
遅れている父ちゃんも迷いなくイン側を選択。
ここで、mamiが転倒。
すぐに、アウトに逃げる父ちゃん。
しかし、mamiは、すぐに復帰。
アウトに逃げた父ちゃんがひとり、ロックセクションに取り残される・・。
おい!

ここで、父ちゃんのレースは終わった。
みんなが遙か彼方に去っていく・・。

ラストラップまでトップはショウゴ。
森川ロックをスゴイ勢いで登っていたmamiがついにレンくんとモリさんを捕まえる。
父ちゃんがロックセクションをヨロヨロと走っていると、
ショウゴとmamiが突っ込んでくる。

mamiとショウゴが接触しそうな勢いで抜きに掛かるが、
僅かに前に出たショウゴがそのままゴール。
JNCCの汚名を挽回して、狙い通りの優勝だった。

父ちゃんは、たった5周のレースで全員にラップされる・・。
アマクラスのみなさん、早く帰ってきてください。
このままでは、父ちゃんがかわいそ過ぎます・・。

めでたし・めでたし?


(ラストラップ、ロックセクションでのバトル。一番インがラップされる父ちゃん。
ショウゴとmamiがぶつかり合いながら突っ込んできます)

(前がレンくんで後ろがモリさん。これで、全員にラップされる父ちゃん)

(全員がゴールすると、みんなでテーブルトップに登ってインタビュー、
ひとり、うなだれて下を向いているのが父ちゃん。かわいそ過ぎます・・)

     (1位ショウゴ、2位mami、3位レンくんの表彰式。ショウゴが嬉しそうだぞ!)

(今回の賞品は、なんとSHINKOのリアタイヤ!余程、嬉しかったのか、
ショウゴは、次戦のエンデューロクロスでこのタイヤで優勝する!って張り切っています)
SHINKOさん、ありがと〜!


(この様子は、DIRT SPORTS でも紹介されました)

(模擬レースで勝ったときの写真も!生きていて良かった!!)

(泥んこパックの時の写真も!生き恥さらしてます!!)

(父ちゃんとショウゴのバトル。いつも父ちゃんが後ろじゃん!)

PS
エンデューロクロスで優勝したショウゴだが、
JNCCのあまりに不甲斐ない走りを考えると、5cm切ったサスの影響が大きいと判断。
元に戻すことが出来るか?と相談したらダメでした・・。
中古のサスを探しても、程度の良いものがないし、それも高い!
それではと新品サスの値段を聞けば、目玉が飛び出る!!

途方に暮れる父ちゃんとショウゴ。
トボトボとKTM東海に行けば、そこにはなんと売れ残っている元愛車の200EXCが!
これは運命や!」と思い相談。
なんと下取り価格そのままで、買い取りに成功。
ついでに、200EXCと300EXCの前後サスを入れ替えてもらう。
これで、足つきが良くなった200EXCを雨のレース用に
サスが元に戻った300EXCを晴天用に使い分けられるぜ。


  (手前が出戻り娘の200EXCです!) 

(サスが戻ったショウゴの300EXCに出戻り娘の200EXC、そして、愛しのフリラちゃん)

さぁ、次は初開催のほうのき!
いよいよ、ニュースクーターフリラちゃんの実力を発揮出来るのか?
こう、ご期待!!!