[イナフェス!]('17/1.1)
 

 あけましておめでとうございます。
昨年は、いろいろとありがとうございました。
今年もあちこちのコースやレースに出没すると思いますので、よろしくお願いします。

12月18日(日)にイナフェス(いなべフェスティバル)がイナベスポーツランドで行われた。
これが、父ちゃんたちの一年の締めくくりのレースなんだな。
久々にエンデューロクロスのレースも行われるというし(それも無料)
タカもこれまた久々に出られるというので、楽しみにしていた。


エンデューロクロスは、プロクラスとアマクラスがあるそうなので、
三人とも迷いなく?プロクラスにエントリー。
本当は、アマクラスにたくさんのエントリーがあるというので、プロクラスにはじき出されてしまった!
でも、このエンデューロクロスに無料とはいえ、興味を持ってくれる人がいることは嬉しいな~。
もっと敷居を低くして、誰でも楽しめるようなスポーツになると良いな~。

それともうひとつ大きな変化が・・。
エンデューロクロスのコースが大規模改修されたんだ。
一言で言うのなら前より少し難易度を低くして、高速のコースになったこと。
実際、走ってみるとテンポよく次々とセクションが現れて、気持ちが良いのだが、やっぱり疲れる・・。
興味がある方は、一度走ってみて下さい。
走るだけならちょっと練習さえすれば出来ますよ。
父ちゃん一家もたまに走っていますので、声を掛けて下さいね。
一緒に練習しましょう!


新しいタイヤジャンプを飛ぶショウゴ。
飛んでも飛ばなくてもタイムはそんなに変わらないので父ちゃんは飛びません!(笑)

2時間エンデューロは、もちろん三人とも別々でエントリー。
父ちゃんは、200EXCがSUGOで壊れてしまったので、FreeRide250でエントリー。
2時間エンデューロはともかく、エンデューロクロスにはクラッチがないFreeRideではちょっと辛い。
(クラッチレバーは、リヤブレーキレバーにしてあるしね)

イナフェスは、土曜日からいろいろな催しをやっていたが、
保育園の行事があったので、会場入りしたのは土曜日の夜。
タカも久々のレース、いやいや久々のバイクに嬉しそうだぞ。
ドキドキする!って朝からパドックをうろついていたな(笑)


(タカは、久々のレースにうれしさを通り越してドキドキ!
                そう言えば、6月の鈴蘭以来のレースだった!)

まずは、朝イチで新しいエンデューロクロスコースをタカに説明。
と言ってもコース自体が出来たのが一週間前なので、
父ちゃんとショウゴもほんのちょっとだけ練習しただけだったが・・。

問題は、タイヤジャンプとロックセクション。
タイヤジャンプは、高く上がるので、無理して飛ばなくてもタイムはそんなに落ちない。
もちろん、見た目は飛んだ方がカッコいい!
ロックセクションは、今までのようなターンもなく、走る距離もだいぶ短くなったので、
ラインの確認だけで大丈夫。

午前中にエンデューロクロス、午後に2時間エンデューロなので、エンデューロコースの下見はなし(笑)
慣れたコースなので完全になめきっている三人。
特にショウゴは、エンデューロクロスもエンデューロも勝つ気満々。
JNCCやJECで折れた心をこのホームコースのレースで毎年癒やすんだな(笑)

しかし、そう簡単には勝たせてくれない。
最大のライバルは、眠れる獅子リョウスケ。
爺が岳ラウンドでは、眠るどころか冬眠に入ってしまったが、リョウスケにとってもここはホームコース。
元IAの意地でショウゴには勝たせないはず。

もう一人は、ヒロシ。
こちらは、現役IAなので、優勝を狙っているはず。
その他にもここでタイチくんに勝ったこともあるハマちゃんも久々に参戦と総勢11人で争う。

まずは、20分間の練習タイム。
体の慣らしとラインの確認さえ出来れば良いって感じだな。
しかし、ショウゴは、いきなり全開!
すでにリョウスケとバトルを繰り広げている。
タカは、初心者らしくゆっくりと走っているぞ!

こいつらバカだな?と思っていると、ロックセクションでリョウスケがスタック。
そのとき、ショウゴがラインを変えてアウトから抜こうとしてガチャ~ン!と派手に転倒!!
すぐに起き上がるが、クラッチを指さしている。
見れば、クラッチレバーが根元から折れている。
しかし、ショウゴのクラッチレバーは、折れないクラッチとして有名なARCレバー。
レバーは、折れないが根元は壊れるんだ!
これで父ちゃんの練習走行は、たったの2周で終了。
急いでクラッチの修理にパドックに戻る。
でも、折れないクラッチなんでスペアーも用意してなかった(笑)

何個か転がっていたレバーを引っ張り出し、付くのがないかを確認。
ぴったりと付くのはなかったが、少し加工すれば付きそうなものを見つけて
ショウゴと二人で無理矢理くっつける。
これでなんとかクラッチ操作はできるようになった。
ふとチャンバーを見れば、根元に近い部分が大きくヘコんでいる。
これでは、パワーもだいぶ落ちるだろうが、自業自得だからしょうがない。
あらためてショウゴのバカさ加減が分かったぞ!


(折れないクラッチレバーも根元は壊れます!でも、三年も持ったのでやっぱりスゴイや!!))

(ぺっこりとヘコんだチャンバー。パワーは落ちるが、元々のパワーがあるのでいいでしょう?)

(練習走行で初めてタイヤジャンプを飛ぶタカ。距離感が分からなくて飛びすぎる・・
本人曰く「死ぬかと思った!
日常生活を送っているだけでは中々経験できないこんな“死ぬかと思う!”体験も
バイクをやっていると意外と簡単に体験できますよ!!ステキでしょ!!!
でも、本人の想いとは裏腹にたいていは大丈夫ですのでご安心を:笑)

そして、すぐにレース。
プロクラスは、11台の一斉スタート。
こんなちっちゃなコースを11台で競り合うのだが、
コース幅もあるし、抜きどころもたくさんあるので、面白くなるはず!
周回数は、三周。
ホントは、五周くらいあった方が良いと思うのだが、疲れると転倒も多くなるからね。

くじ引きで1番を引き当てた父ちゃん(ゼッケン7)が真ん中、その右隣がショウゴ(111)
くじ運が悪いタカ(150)は、不利なイン側から3台目。
一番インが、リョウスケ(10)その隣がヒロシ(73)。
この二人は、インでも出られる自信があるはず。

社長のフラッグと同時に11台が一斉にスタート。
リョウスケとヒロシが並んで第1コーナーに突っ込むが、少しリアが流れた隙にショウゴがアウトからまくる。
父ちゃんとタカは、中団に飲み込まれる。

森川ロック(登りのロックセクション)で、リョウスケがふらついてヒロシと接触。
そのまま崖下に落ちていくリョウスケ。
リョウスケは、これで冬眠。
まだまだ、春は遠いぞ!(笑)

その隙にショウゴがトップ。
しかし、次の下りのコーナーでヒロシがイン側から抜く。
父ちゃんは、森川ロックで数台を抜いたが、このコーナーで転倒。

一周目のトップはヒロシ、2位にショウゴ。
タカが7位で父ちゃんが8位。

二周目の森川ロック出口でヒロシが振られる隙にショウゴが並んで、
下りのコーナーで今度は抜き返す。
そのまま三周目に入ろうかと言うときに急にリョウスケが覚醒。
ラスト一周は、ショウゴ・リョウスケ・ヒロシの三台のバトルに!
ラップ遅れのリョウスケがショウゴを抜こうとするが(笑)タイヤジャンプで転倒しそうになり、
ここで我に返ったリョウスケは、ロックセクションでヒロシにラインをゆずる。

そのままショウゴが1位でゴール。
ヒロシが2位で、タカが5位、父ちゃんが7位だった。
エンデューロクロスのレースは、久々だったけど、やっぱり面白いね。

(ヒート1のスタートシーン。飛び出したヒロシ(73)リョウスケ(10)をアウトからまくるショウゴ!)





  (地味にテーブルトップを飛ぶ父ちゃん)

   (タカのジャンプも地味だぞ)

(ラスト1周は、周遅れのリョウスケと共に三人のバトルに!)

エンデューロクロス動画 ( ヒート1 )

すぐにヒート2
一番イン側にリョウスケ、二番目にヒロシ、三番目にタカ。
ショウゴが真ん中で、父ちゃんがややアウト側に。

そしてスタート。
リョウスケとショウゴが好スタート。
第1コーナーでショウゴとリョウスケが接触。
ショウゴがアウトに弾かれるが持ちこたえてそのまま森川ロックに突っ込む。
ここでもリョウスケとぶつかりアウトに弾かれる。
持ちこたえたと思ったがアウトから来たライダーと接触。
今度は、イン側に弾かれる!というピンボール状態に!(笑)
そして、そのままデカい石で弾かれて吹っ飛んでいった。

その様子をすぐ後ろで見ていた父ちゃんは、「やっぱりバカだ!
と笑いながら抜いていった。

ピンボール状態から最後にデカい石にぶつかって吹っ飛ぶショウゴ。
 笑ってやって下さい!隣を走っているのはタカ。突っ込まれる!と思ったそう)





ここでトップに躍り出たリョウスケは、そのスピードで逃げ切り優勝。
タカは、2周目までは、2位を走っていたが、2周目のロックセクションで転倒。
この転倒でヒロシが、2位に上がってゴール。
ショウゴは、ほとんどベリからヒロシの後ろまで迫って3位。
もう一周あれば抜けたのに!」と悔しがる。

ショウゴ・リョウスケ・ヒロシは、同学年。
一緒にキッズ時代を走り、IBまでは一緒にレースをしていた。
その後、リョウスケとヒロシは、IAに上がり、ショウゴはIB止まりだった。

そのリョウスケやヒロシにしたって、
同学年には、トッチやタカシ・ユウタという全日本で活躍するライダーと一緒だったし、
ホント、上には上がいるって感じだな。
そうそう、天才ヨッシーだって年がひとつ下だったが、いつも一緒にレースしていたしね。

動画 ( ヒート2 ) 

河村広志のイナフェス2016
(2分37秒からエンデューロクロスです。ライダー目線で見られて面白いですよ!)

エンデューロクロスの結果 プロ

午後からは、2時間エンデューロ。
ここでもショウゴのライバルは、リョウスケ。
ただし、今回のリョウスケは一人ではなく、モトクロスIBのダイチくんと組んで出る。
もちろん、カワセさんもいるし、来年度のJNCC-Aクラスのゼッケン1を付けるであろうジンバくんもいる。
JNCC常連のアカホリさんにBクラスのチャンピョン、タツミさんもいるぞ。
そうそう、WAチャンピョンのユカちゃん(2016全日本モトクロスランキング7位!)も!
こちらもそう簡単には、勝たせてもらえないメンバーだな。

2時間エンデューロの先導者は、オープンエリアのナカジマさん。
この人もその道では、知る人ぞ知るISDEシルバーメダリストらしい・・。
その先導者のナカジマさんを抜けるようなら抜いて良い!ってアナウンスがあったものだから
腕に覚えのある奴らは、俄然やる気に!

と言っても、もういい年だし(おそらく父ちゃんよりも上だろう?)
いつもコースの草刈りをしてくれている優しいおじさんってイメージが強いので、
いったい、どのくらいの速さなんだろ?

そして、横並びの一斉スタート。
飛び出したのは、なんとタカ!
しかし、第1コーナーでイン側から来たショウゴとアウトのリョウスケに抜かれる。
父ちゃんは、「なんということでしょう~!」(リフォーム番組ビフォーアフター風にどうぞ)
エンストしそうになりベリでのスタート。

先を見れば、先導者のナカジマさんをリョウスケ・ショウゴ、少し離れてタカが追っていくのが見える。
何台かを抜いて道路で一時停止、道路を挟んだコースに向かう。
今回は、道路を挟んだふたつのコースを走るので、バリエーションにとんで面白かったのだが、
行きと帰りの一時停止が実は、勝負を分けることになるとは思わなかった!


エンデューロクロスのコースまで来たときに先導者のナカジマさんが勢い余ってコースミス(笑)
リョウスケとショウゴが先に行き、その後にタカが続く。
前半は、この三台の争いになっていた模様。

後で、タカに聞いたら「先導者のナカジマさんが速くて付いていけんかった!あの人スゴいわ~」と言っていた。
ショウゴは「リョウスケと後を付いて行っていたら急にコースミスして、先に行け!って手を振るから
そこから何周かは、リョウスケとバトルしていた」という話。

父ちゃんは、その後も地味に頑張り、
見ていた人の話では、段々と順位も上がってきて、7~8位くらいを走っていた模様。
しかし、終盤になって前のライダーを抜こうとして崖から落ちたりとつまらないミスを繰り返して11位。

ショウゴは、リョウスケがライダー交代している間にトップに立ち、
給油する1時間半近くまでトップだった。
驚くことにその時点での2位はタカ!
しかし、二人の給油が終わってコースの戻れば3位・4位に落ちていた!

ひとりでセコセコと給油をしていたので、時間が掛かったのと
後ろのライダーとの差がそんなになかったんだな。
そのひとつの理由が、道路手前での2回の一時停止。
ここで、2~3台の待ち時間があるから後ろが追いついてしまうんだ。

給油後のトップは、無給油で走っていたジンバくん。
2位は、ライダー交代したリョウスケ。(こちらも無給油)
そして、3位がショウゴ。
4位がタカ。

ラスト2周までこの順位に変動はなし。
しかし、タカが前のライダーの転倒を避けきれずに軽く転倒。
タカによると「横にコテンと転けただけだった!」がアクセルが急に戻らなくなってしまい、
「いろいろとやってみたが、直らなくってリタイヤした!」と言うことだった。
タカの最終順位は、39位。
六ヶ月ぶりのレースにしては、よく走ったものだ。

タカは、地道にコツコツとやらなければ出来ないショウゴと違って、
何でも器用にこなしてしまう才能がある。
ただし、この才能、困ったことに真面目にコツコツと出来ないことにも繋がるんだな。

何を隠そう、この父ちゃん自身が「器用貧乏!」と言われた男。
高校時代は、部活の上下関係や顧問の先生が威張っているのがイヤで三年間、帰宅部だった。
しかし、「水泳部より速い帰宅部」「バトミントン部よりも上手い帰宅部」
「硬式テニス部より上手い帰宅部」「バレー部よりも上手い帰宅部」等々として有名だった。
(部活のトップレベルには、かなわなかったけど・・)

「お前が真面目に練習すれば、きっと良いところまで行けるのに?」と言われていたが、
結局、地道に何も続けることが出来ずに「単なる器用貧乏!」で終わってしまったんだな。
そんな高校時代を知っている母ちゃんに寄れば、
あんたが続いているのは、私とバイクだけ!」だそう。
理由は、「どちらも思い通りにならないから!
父ちゃんには、バイクの才能がないと思うの。だから続いているのよ~
こうやって父ちゃんは、何にも成し遂げることも出来ずに無駄に年ばかり取ってしまったんだな。
悲しい話だ・・

若者たちに忠告しておくぞ。
地道に続けることも才能のひとつなんだ。
コツコツと頑張って続けていれば、いつかは芽が出るぞ!
(でも、じぃさんは、バイクを長く続けていても芽も出なかったぞ!byショウゴ)

こうして、2,016年最後のレースが終わりましたとさ。
めでたし?めでたし??

12/18 いなフェス エンデューロリザルト:  2H   


(2時間エンデューロのスタートシーン。ホールショットのタカにベリの父ちゃん!)

 (序盤は、リョウスケとショウゴの一騎打ち!)

(1位のジンバくんに2位のリョウスケ・ダイチくん、3位のショウゴに4位のアカホリさん。
アカホリさんは、地味に速くて、ショウゴに寄れば「特に下りが速い!」そう。
噂では、ダウンヒルをやっていたから!という話も・・)

抽選会でカレンダーをゲットして喜ぶタカ。
この抽選会は、渡されたナンバーの紙を箱に入れて、それを社長が手を突っ込んで引き当てるというもの。
ここで、タカが「紙をそのまま入れるんじゃなくて、少し折って入れておくんだ。
そうすると、箱の中に手を入れて掴むときに手に引っかかって取りやすくなる!
」作戦をしていた。
その話の通りに結構最初にタカの番号が呼ばれたんだな。
これは、はがき職人!(はがきで景品を当てる人)と言われているような人たちの間では常識だそうで、
はがきの一部を折ったり曲げたりしているそう。みなさんも試してみて下さい!)

家に帰ってタカのバイクをいろいろと調べてみたが、
どうやら転倒したときにアクセルワイヤーがバーパッドに引っかかって伸ばされ、
キャブレター側のアクセルワイヤーの根元が上に上がってしまい引っかかってしまった模様。
対策として、タイバンドで根元の部分をしっかりと締めておきました!)

みなさんの2017年が良い年になりますように!