[バンブーライダー!]('17/5.11)
 

 3月19日のJNCC第1戦から始まった今シーズン。
4月16日の第2戦も終わって、いよいよJEC第1戦の広島も近づいてきた。
スタートダッシュを狙っていた父ちゃんたちだが、
JNCC第1戦のプラザ阪下では、ショウゴが11位にタカが31位、父ちゃんがパンクで9台中の8位。
第2戦の広島では、タカが18位で、父ちゃんが11台中の9位。
ショウゴは、同日行われたJEC中日本エリア選手権第1戦でIBクラス1位(5台中)だった。

本来なら走り込みをしなければならないシーズンオフを
竹やぶで過ごしていた父ちゃんに消防団が忙しくなってしまったショウゴ。
タカだけは、三ヶ月に一回バイクに乗るスリーマンスリーライダーから
一月に一回のマンスリーライダーに昇格したのだが・・(笑)

考えてみれば、明らかな練習不足なんだな。
と言って、三重県のイナベまで練習しに行くためのは、丸々一日を使わなくてはいけないし、
ガソリン代に走行料とお金も掛かる。
モトクロス時代は、それでもよく練習に行っていた。
どうもエンデューロに転向してからは、ストイックさがなくなってしまった気がする。
まぁ、元々楽しんでバイクに乗るというのがモットーの父ちゃん一家なので、しょうがないか?

しかし、こんな状態では、このまま過ぎ去って、こんな感じでシーズンも終わってしまうだろう。
と、ここで父ちゃんたちは決心した。
もっと竹やぶ(バンブーランド)を走り込もう!っと。

と言うことで、この頃は、一週間に一回程度、竹やぶで走っているんだな。
と言っても、9時に家を出て12時には家に帰ってくる!と言う半日コースで、
それもモトクロスウェアーも着ずにヘルメットにブーツだけという超お手軽コース(笑)
この超お手軽コースならば、ショウゴやタカもバイクに乗ることが出来るぞ。

バンブーランドは、その後も手入れを続けていて、何とか形になってきた。
奥の細道や天城越えと言った初期のセクションから
ロックンロールタイヤリバー、ストーンフープスや奥の石畳といった新たなセクションも出来てきた。

どう考えてもバイクに乗るよりは、竹やぶのコース開拓にすべてを出し切っていたな。
おかげで結構面白いコースになったぞ。(バイクは遅くなった気がするが・・)

しかし、モトクロスコースのようにみんなで競い合って練習するのとは違い、
ひとりで淡々と乗るだけなので、余程モチベーションを持って練習しないと、
ホント、単なるツーリングのようになってしまう。

だから父ちゃんのレースは、ツーリングのようなのか?(昔からそうだぞ!byショウゴ・タカ)

ここで、バイクに乗る機会が少ないタカが光った!
バイクに乗って遊んでいるだけという父ちゃんやショウゴと違って、
小さな竹やぶコースでラップを計り始めたんだな。
モトクロス時代でさえ、そんなことをしたことがない父ちゃん一家だったが
オークションで買ったラップ計をバイクに付けて、
「今回は何秒だった、次は何秒を切る!」とか言って楽しんでいる。


竹やぶコースは、狭いところが多く、スピードを上げるとハンドルが竹に当たる。
しかし、竹がしなってくれるので、木のような恐怖感はない。
でも、広いモトクロスコースを攻めるのとは違い、ちょっとミスをすれば立て直す暇もなく竹に突っ込む。
父ちゃんもすでに何回か竹に突っ込んだ。
だから、なかなかこのコースを攻めることが出来なくて、
ついつい、ツーリングのような走りになってしまう。

ショウゴも竹やぶを攻めると言うよりもセクションを楽しんでいる感じだ。
おかげで、タイヤや丸太を越えることはずいぶんと上手くなった。
しかし、少しでもアクセルを開ける!と言った練習は出来ていない。
速いライダーは、モトクロスであれ、エンデューロであれ、
ちょっとした直線があればちゃんとアクセルを開けているんだな。

そんな中で、タカはセクションには目もくれず?ひたすら竹やぶの中を速く走る練習をしている。
そして、「じぃさん、オレはついに1分30秒を切ったぞ!」とか
「こりゃ28秒台も夢じゃないな!」とか言って楽しんでいる。
環境がそろうと力を出す長男と、与えられた環境の中で工夫する次男体質の違いか?


(レース以外の週末をほとんど竹やぶの中で過ごしている父ちゃん。
もう竹なしではいけていけません。ホント気持ちが良いですよ!)

(タイヤを集めまくって作ったロックンロールタイヤリバー。タイヤなので転んでも安全です!)

(竹やぶに埋まっていたコンクリートの棒を掘り出して作ったストーンフープス
土のフープスト比べると衝撃が強くて上手く走れません。)

奥の石畳の前にたたずむショウゴ。
トヨダさんが掘り出してくれたこれらのコンクリートの棒をショウゴと二人で人力で運んだので、
年寄りにはキツかったっすよ!
奥の石畳も今では、写真の倍くらいの長さになりました。地味に難しいです・・)

タカがラップを計りだして2週間。
始めは、1分30秒が切れれば喜んでいたが、ついに27秒を切るところまで来た。
そして、いい気になったタカは、まだタイムを伸ばそうとして竹に突っ込んだ。
その瞬間を見ていた父ちゃんは「死んだ!」と思ったぞ。(笑)
しかし、竹がものすごくしなってくれたおかげでバイクもちょっと壊れただけで、タカも無事だった。
竹ってスゴいですね~。
タカは、ハンドルで胸を打って痛い!って言っていたが、ブレスガードも付けていないので自業自得だな。

(竹やぶを攻める父ちゃんとタカ)
 

(狭い竹やぶのコースなので、ハンドルがガチガチと竹に当たります)

(ハンドルが当たった痕跡!こんなになった竹が竹やぶの中にはあちこちにあります)

(ついに夢の27秒を切ったタカ!このタイムがスゴイのかどうかは分かりませんが:笑
父ちゃんよりも9秒ほど速いです。ショウゴは、タイムも計りません。)

(タカが突っ込んだ竹。こんな姿になってタカとバイクを守ってくれました。感謝・感謝です!)

そして、タカはついに宣言をした。
オレは、もうモトクロスコースには練習に行けないから、竹やぶだけで速くなる。
これからは、オレのことをバンブーライダーと呼んでくれ!
バンブーライダー?
なんか仮面ライダーみたいでカッコいいぞ。
そう言えば、ショウゴもタカも小さな時は、よく仮面ライダーのビデオを見ていたしな。

しかし、この竹やぶコースを開拓したのは父ちゃんだ。
バンブーライダーの称号は、父ちゃんにこそふさわしい。
バンブーランドからやってきたバンブーライダー!
良いじゃないか!!
バンブーランドの平和を守るためにやってきた正義の戦士!!!って感じだな。

と言うことで、父ちゃんがバンブーライダー1号
長男のショウゴがバンブーライダー2号、次男のタカはバンブーライダー3号だ。
(なんで、発案者のオレが3号なんだ!byタカ)
これから、コースで父ちゃんたちに出会ったら正義の戦士バンブーライダーと呼んで下さいね!(笑)

めでたし?めでたし??


(次世代のバンブーライダーたち。これからもバイクを楽しんでほしいなぁ~)

(この頃では、バンブーランドを走るトレールの人たちも少しずつ増えてきました。
民家が近いので、まだバリバリのモトクロッサーは無理ですが、
バイク好きな人たちが集える場所になると良いな~。
みんなで正義の戦士バンブーライダー!になりましょう。
めざせ!TBR48!!(トヨハシ・バンブー・ライダー48)

PS1
スリーマンスリーライダーからマンスリーライダー、
そして、バンブーライダー3号と進化していったタカ。
まるで出世魚のようだぜ。
さて、出世魚タカは、次回JEC第1戦でどんな走りを見せてくれることやら・・

タカは、ホントにバンブーランドだけで速くなることが出来るのか?
父ちゃんも竹を切って石を運んでいるだけでバイクが速くなるのか??
セクションと消防団で遊んでいるだけのショウゴも速くなれるのか???
父ちゃん一家の今後に、こうご期待!
(どこまでおめでたいのよ!by母ちゃん)

PS2
JNCC第3戦のエントリーが近づいてきたある日のこと。
ショウゴは、「5月は、消防団の大会があるので絶対無理!」とのこと。
「タカはどうだ?」と聞けば、「オレも忙しくて無理!」とのこと。
結局、父ちゃん一人で鈴蘭にエントリーすることになってしまった。
いつもFUNクラスの100分では、疲れないので、思い切ってCOMPクラスに挑戦するぜ。
みんなが言うように「ダラダラ走っているから疲れない!」という仮説の検証だな(笑)
さて、父ちゃんのスピードがCOMPクラスで通用するのか?
楽しみ楽しみ・・