[JEC第2戦(富山)!]('17/9.17)
 

 五月中旬のJNCC(鈴蘭)からひと月後の6月18日にJEC第2戦(富山)があった。
その前週には、JNCCの爺ガ岳があったが、忙しさと経済的な理由からキャンセル。
この頃は、保育園や児童クラブの行事(保育参観やフリーマーケット、リレーマラソン等)で
ほぼ休日が埋まってしまい、土日のどこかの半日で少しだけバイクに乗るといった感じだった。

竹やぶ(バンブーランド)を開拓し始めて一年。
もう、この頃では、竹やぶで過ごしていないと心が落ち着かない。
保育園で働いていても心は竹やぶの中。頭の中も竹やぶでいっぱい。
竹やぶのヤブ蚊が頭の中をいつも飛び回っている感じだな?

そして、6月のフリーマーケットに合わせるように竹やぶには、タケノコがノコノコ・・。
あっという間にせっかく開拓したコースが、タケノコで埋まっていく。
そこで毎朝、5時からタケノコ掘り。
フリマが終わってもタケノコは生えてくるので、朝からタケノコ掘り。
それを保育園の玄関に置いて「ご自由にどうぞ!」と書いておけば、保護者の方々に喜ばれる。

タケノコに合わせるように家のビワも大豊作!
こちらも毎朝取って保育園の玄関で「ご自由にどうぞ!
またまた、園児や保護者に喜ばれる。
今時の子は、ビワなんてあまり食べないが、
うちの園児や児童クラブの子たちは、日本でも有数のビワフリーク?だと思うぞ(笑)。

そんなこんなで、朝から晩まで毎日張り切り回っていたら疲れてしまった・・。
56歳の身には、ハードな日々を過ごしている。
それは、9月を迎えた今も変わっていない・・。
何故なら、ある「大人のおもちゃ」を7月に買ってしまったから・・
こいつが力強くって、可愛くて、もう父ちゃんはメロメロ・・。
こいつのおかげで、またまた朝の4時から竹やぶに行ってしまうんだな。(笑)


(毎日、朝からタケノコ掘り。掘らないとあっと今にコースがタケノコだらけ・・)

(毎朝、朝からビワ取り。母ちゃんもたまに手伝ってくれました。
 こちらは、取り切れなくて半分くらいが鳥のエサです・・)

(ショウゴは、消防団の大会のために毎朝5時から練習。
 父ちゃんも20年ほど前にやりました。指揮者がショウゴ。
 まぁ、楽しそうにやっているからいいか?)

(タカは、たまの休みに昔乗っていた12型CRF250を数年ぶりに洗車。
 やっぱり、モトクロスコースを走るんだったらコイツだな!
 と嬉しそうに跨がってエンジンを掛けていました。
 今年中には、一回ぐらいちゃんとしたモトクロスコースに行ってCRFに乗ることが目標かな?)

(6月にあった豊川リレーマラソン大会に児童クラブで10チーム出場しました。
今年は、スペシャルゲストに猫ひろしが参戦。児童クラブの子たちも大喜びでした!
この大会は、1周2kmのコースをタスキを渡しながら、1チーム6~7人で42.195kmを走りきるというもの。
それも制限時間が4時間。小学校1・2・3年生も多いので、4・5・6年生が各チームで頑張ります。
地域からなくなっている子どもたちの縦のつながりが児童クラブには、残っていますよ。

マラソン大会が終わったら恒例の焼き肉の食べ放題!
こちらがメインではないのか?と言うぐらい盛り上がります。
イシカワ先生(元プロの体育指導員)を初めとしたショウゴたち指導員が
後先考えずにいろいろなイベントをやるので、マジで日本一イベントが多い児童クラブだと思います。
リレーマラソンだけでも、この豊川リレーマラソンを始め、
夜の動物園で行うナイトリレーマラソン、蒲郡ラグーナサンセットリレーマラソン、田原リレーマラソン。
この他にもお泊まり保育からスケートやボーリング大会・ダンス発表会、
保育園バスでの各種園外保育等々とイベントづくし。
おかげで、「学校には行きたくないが、学校に行かなくては児童クラブに行けないので、
頑張って行っている!

なんて強者?までいますよ(笑)

でも、15年近く児童クラブをやって分かってきたことがひとつ。
みんなで目的に向かって頑張っているときほど、子ども同士のトラブルが少ないこと。
夢中になることがないとつまらない理由で喧嘩したり、ゲームで暇つぶしをして終わっちゃうんですね。
子どもたちの縦の関係を大切にしていくと、自然と上級生がリーダーとして育ちます。
この子たちが、率先してお手伝い等をしてくれると、それを見た下級生も見習ってくれます。

先日のお泊まり保育でも中学生の先輩たちが手伝ってくれました。
そもそも児童クラブでは一番小さな小学校1年生の子でも保育園では、立派なお兄さんやお姉さん。
この子たちだって、赤ちゃんクラスで遊んでくれたり、絵本を読んでくれたり、
園児が泥んこで遊んだ後のパンツの洗濯なんかを手伝ってくれます。
保育園と児童クラブって、ホント相性が良いんですよ!
もっと保育園でやる児童クラブが増えれば良いのに!って心から思います。)

(八月には、動物園で行われたナイトリレーマラソンに児童クラブで15チーム出場しました)

(給水所は、何故か?かき氷食べ放題!ショウゴの後ろのイチゴちゃんもうちの先生。
もっと、暗くなるとコース上のホラーゾーンからゾンビが大量に出てきます。
小学校低学年は、マラソンどころではなく、マジでビビっていました)

    (保育園での子ども食堂や無料学習支援も少しずつ軌道に乗ってきました)

(父ちゃんが7月に買ってしまったのが、これ!1997年製のブルドーザー。
こいつが力強くって、可愛くて、もう父ちゃんはメロメロ・・。
父ちゃんが一人でセコセコと竹を切った一年分が、1週間で出来ます!!
重機ってマジで凄いです!!!この大人のおもちゃに父ちゃんは首ったけ・・
朝4時の暗いうちからブルに乗り(ちゃんとライトが付いているんですよ!)
6時頃には家に帰り、シャワーを浴びて7時過ぎには、保育園に出没!
あっちにいたと思ったら、いつの間にかにこっちにいる父ちゃん。
まさに神出鬼没!
人は父ちゃんのことを「イルージョン!ナカジマ!!」と言う。
小学校の通知表に「落ち着きがない!」と六年間も書かれ続けられただけのことはあるぞ!)

        (狭かったコースが、だいぶ走りやすくなりました!)

嬉しくて、楽しくてたまらない父ちゃんは、毎朝4時から竹やぶでブルドーザー。
ドンドン広がるコースに我を忘れる。
二週間ぶりに竹やぶに来たタカが叫んだ!
「じぃさん、どんだけ竹やぶを開拓してしまったんだ。
これじゃ、竹やぶじゃなくってモトクロスコースだぞ!目を覚ませ!!
アクセル開けて近隣から苦情が出たら元の木阿弥だぞ!!!

この言葉でやっと我に返った父ちゃん。
オレは、何てことをしてしまったんだ~。
電動バイクが出るまでは、目立たぬように地味で密やかにやっていこうと決めていたのに・・
まるで父ちゃんの人生のようにやっていこうと決めていたのに・・。(どこが?by母ちゃん)
会う人会う人に「オレは我慢が出来る男ですから!」って言いまくっていたのに・・
竹と共存していこうと思っていたのに・・。
あれほど“竹の精”と語らってきたのに・・。
オレは、何てことをしてしまったんだ~~。

父ちゃんは、押しつぶされた竹たちに謝った。
「ごめんな。また、ニョキニョキと生えてきてくれな!」
しかし、竹の精のたたりか?20年物のブルを酷使しすぎたのか?
先日、突然ブルが動かなくなってしまった・・。(エンジンが突然焼き付いてしまったんだな)
現在もまだコース上にたたずんでいる。
重量があるので、動かすことも出来ない。どうしよう?

前置きが長くなってしまった・・。話を戻そう。

金曜日の夜にショウゴとタカの三人で富山に向かって出発。
今回のコースは、コスモスポーツランド。
モトクロスの中部選手権で、以前2~3回走ったことがあるコースだぞ。
もう、10年くらい行っていない気がするが、
ここのスタッフは、とってもフレンドリーでライダーに近い感じがしていた。
全日本チャンピョンにもなったトッチのモームコースでもあるんだな。

まずは、朝イチで、いつものようにゼッケンを張って
(JNCCとJECの二足のわらじなので毎回のように張り替えなければならない)
下見に出かける。
モトクロスコースの部分は、ほとんど当時と変わっていないが、
モトクロスコース以外は、走ったこともなければ、見たこともないところだった。
ルートもテスト区間もこのカラカラのお天気ならそんなに難易度は高くない。
むしろホコリが心配だな。

下見が終わってパドックに戻って、トイレに行ってビックリ!
なんとウォシュレットもどきのものが付いていた。
それも明らかに素人がくくりつけたような物が・・
こんな物は、全日本モトクロスを行うようなコースでもない気がするぞ。
(この頃は行っていないので、確証はないが・・)
スゴいぞ、コスモスポーツランド!
改めて、ここのスタッフたちの意気込みに感心するな。
ありがとう~、気持ちよかったよ~~。


(土曜日の朝イチでゼッケンの張り替え。
ショウゴは、曲がりなりにもIBクラスなので、下地を作ってきました)

(前半がルート(リエゾン)で、後半がウッズとモトクロスコースを使ったテスト区間です)

このコース図を見ると、テストが終わると、すぐにパドックという構成だな。
ここをIA/IBクラスはコースを8周、ナショナルクラスが6周。
A/IBクラスのタイム設定は、1周目40分(1周目だけはテスト区間2回走行)、
2周目30分、3~8周目24分という設定。

一方、ナショナルクラスは、
1周目40分(下見のためテスト区間の タイム測定なし)で2~6周目が30分という設定。
下見をした感じでは、この設定タイムは、IA/IBクラス・ナショナルクラスとも余裕のある設定だと感じたぞ。
(雨だったり、濡れていれば別物だけどね)
まぁ、気温も高めだったので、このくらいの方が良いのでは?

来年からナショナルクラスが、NA/NBクラスと2クラスに分かれるためか?エントリー台数が94台!
全日本で1ポイントでも取れば、NAクラスに上がれるのでみんな必死なんだな。
でも、僅か1ポイントと言っても20位以内に入らなくてはいけないので、至難の業だぞ。
だって、94台中の20位なんだから・・。
この数字を見ただけで、父ちゃんはあきらめた。
今まで散々、「オレはあきらめることを知らない男だ!」って言いふらしてきたが、
この数字を突きつけられるとさすがの父ちゃんでさえあきらめた・・。
56歳にもなると現実が怒濤の波のように押し寄せてきて、溺れそうになるんですよ・・。


(下見をするショウゴとタカ。モトクロスコース以外は、初めての所ばかりで、
「コスモってこんなに広かったんだ!」と驚きの連続でした)

(友の会のエグチさんと遭遇するとこんな格好になっていました。でも、しっかりと参戦してました)

    (これが三人のタイム表)   (今回も母ちゃんとルナが付いてきてくれました)

(パドックはこんな感じです。そんなに広くはないのですが、
何とかエントリー台数だけはパドックが用意されていました)

今回は、ナショナルクラスのエントリー台数が多いからか?
IA・IBクラスが午前中で、ナショナルクラスが午後というタイムスケジュール。
スタート位置に向かうショウゴに「今回は、広島みたいに情けない走りをするなよ!」と気合いを入れる。
中日本エリア選手権でIAクラスを目指しているショウゴだが、やっぱり全日本でも3位以内を走らないとね!

と言っても、
モトクロスIAのナカジマくんは、別格としても、
昨年のSUGOで全然かなわなかったニイヌマくん、
元々のポテンシャルが高いオオガミくんの三人と争うの無理だろうな~(笑)
他にも父ちゃんたちが知らないだけで速いライダーもいるだろう。
そうそう、JNCCのAAライダーで中年の星と呼ばれていたトクチさんもいるぞ。
そう考えると、目標は6位以内の入賞か?

ショウゴのスタートを母ちゃんとタカと見送る。
「ショウちゃん、がんばれ~!」「ショウゴ、いけ~!!」と母ちゃんとタカ。
父ちゃんは、グッと拳を突き上げる。
この大会でショウゴのIBクラスでの実力が分かるだろう。

IBクラスがスタートする頃には、心配していたホコリもひどくなってきた。
ルート区間は何とかなるだろうが、問題はテスト区間だな。
ホコリの中、テスト区間で前走者を抜くのは、大変だしリスクもある。
つかえたりすれば、あっと今に5~6秒は、タイムが落ちる。
如何に前走者との間隔を開けてテスト区間に入るのかにも頭を使えよ。
大丈夫か、ショウゴ?頭、大丈夫か??


(IBクラスのスタート。右端がショウゴ)

(乾ききった路面は、あっという間に砂埃でいっぱい!)

本来なら、ライブリザルトがHPに掲載されるのだが、ここは昔から携帯の電波が届かないところ。
この辺は、昔と少しも変わってないぞ(笑)
テスト区間がパドックの近くのなので、タカと急いで向かう。
すでに、IAのタイムが出ているぞ。
クギムラくん、ケンジ監督、タナカくんは、別格として
レンくんが5分40秒、ユウタロウくんで5分45秒、
IAクラスで大体5分40~50秒ぐらいか?

IBクラスでは、ナカジマくんの5分17秒は別格としても(元ワークスライダーのタナカくんより速いじゃん!)
ニイヌマくんが5分56秒、オオガミくんが5分40秒、
中年の星トクチさんが5分53秒でショウゴが6分04秒だった。
こりゃ、6分を切らないと話にならんな?
この結果をパドックで休んでいたショウゴに伝えると
ホコリがひどいので、ちょっと慎重に走ってしまった。次はもう少し攻めるわ!」とのこと。

その言葉通りに2周目のショウゴは、5分57秒。その後も5分53秒、5分49秒と上げてきた。
たぶん4~5位に付けているはずだが、はっきりした順位は分からなかった。
残りのテストも1回になったときに
「大きなミスさえしなければ、6位以内には行けると思うぞ!」とショウゴに伝える。
「コースも荒れてきたから、転ばないように気をつけるから!」と出したタイムが5分58秒・・。
ちょっと、慎重すぎない?
後で結果を見れば、最終テストまでは、5位のコイケくんに4秒差の4位だったが、
見事に逆転されて、5位に終わる。
それでも、当初の目標の入賞が出来たからいいか?


(1回目のテストタイムは、6分04秒、ライバルたちは、みんな6分を切っていました)

(2回目に5分57秒、もう少しイケルで!とショウゴ)

 (今回のコースは、こんな所。モトクロスコース部分のホコリさえなければ、良いコースでした)

(パルクフェルメに入った自分のバイクを写真に撮るタカ)

午後は、父ちゃんたちのナショナルクラス。
バイクをパルクフェルメに入れてフラフラしていると、久々にヒメマルさんに遭遇。
相変わらずの元気さに父ちゃんもパワーアップ。

エントリー表を見てみれば、ジンマくん(ジンマ息子)やキムラくん、イケマチさんと中々の強者揃い。
そして、一番下の方に「サイトウ・ユウタロウ」という名前を見付ける。
あれ、ひょっとしてJNCCのAAライダーの子?
確かBetaレーシングのエースライダーだった子??
ここのコースをよく知っている地元のトクチさんに聞けば、
あの子は、5歳からこのコースを走っているから速いよ!」とのこと。
こりゃ、ただでさえ94台もいるのに、ナショナルクラスも大変だわい!
タカ、大丈夫か?
広島の時のようには、上手くいかないぞ!

父ちゃんも中盤から上を狙って頑張ろうと考えていたが、
リクルス付きの200EXCの調子がイマイチ。
どうも、クラッチが滑っている気がする。
リクルスのギャップ調整がズレているのか?
そもそもクラッチが減ってきているのか??
不安を抱えながらのスタートだ。

母ちゃんとタカの声援を受けて父ちゃんスタート。
思ったよりも気温が高いし、標高もそこそこあるためか?エンジンの調子もイマイチ。
この辺は、インジェクション車が羨ましいぜ。
JECは、土曜日にセッティングが出来ることもあるが、今回の富山のようにぶっつけ本番ということも多い。
小排気量の2サイクルなんかには、それなりのセッティング能力と経験が必要なんだな。
はい、経験だけは豊富な父ちゃんには、セッティング能力はありませんよ。
そもそも面倒くさいし・・
ショウゴやタカの300EXCなら、暑かったり寒かったりしても、
元々の有り余るほどのトルクがあるので、多少ズレたって関係ない。
むしろ、ズレた方が走りやすいときだってあるぞ(笑)

ルートは楽しく走れた。
でも、初めてのコースだし、距離もあるので、結局最後までどこを走っているのかがよく分からなかった。
これをショウゴやタカに言うと「じぃさん、頭悪いんじゃない?普通は覚えられるぞ!」という返事。
テスト測定の1回目のタイムは、なんと7分18秒!
ちょっと慎重に走りすぎたか?
(いやいや、もうそんな状態ではないだろ!byショウゴとタカ)

タカの1回目のタイムが6分11秒!
サイトウくんの5分19秒は別格としても
このタイムって速すぎない?
いくら速くたってこのタイムならテスト区間だけでも10台くらい抜いているはず?)
ジンマくんが5分52秒、キムラくんが6分00秒でイケマチさんが6分02秒。
タカも6分を切らないと勝負にならないぞ!

ヒメマルさんのタイムが6分30秒!
ヒメマルさん、速すぎじゃない!
(じぃさんは、承認クラスに降りた方が無難だぞ!byショウゴ・タカ)

毎周パドックに帰る毎にリクルスのギャップ調整をすると7分04秒、6分50秒とタイムも上がってきた。
周毎に15秒ずつもタイムを上げるなんてスゴいぞ!
(いや、元々のタイムが悪すぎだろ!byショウゴ・タカ)
この調子で15秒ずつ上げてやるぜ!」と張り切ったが、結局このタイムで落ち着きジ・エンド。
最終結果は75位・・。情けない・・。

その後のタカは、6分06秒、6分03秒とタイムを徐々に上げてきて、ついに5周目に5分59秒。
(1周目は、タイム計測なし)
毎回、テスト区間だけで5~6台、抜いている。
抜くのに手間取っているからなかなかタイムが伸びない!

それにタイヤも合ってない。全然グリップしない!」という話。

初めてのコースだったので、ウッズ区間のことを考えてAT81EXにしたのが裏目に出た。
(なんか、毎回じぃさんの選択って裏目に出てない?byショウゴとタカ)
このタイヤは、エンデューロタイヤのAT81にトライアルタイヤと同等のソフトコンパウンドを採用したもの。
言うなれば、ゲコタのダンロップ版って感じか?
しかし、今回のテストコースのモトクロス部分は、堅い路面に細かい砂が乗っている状態
もっと、ブロックが堅くて食いつくタイヤでないと無理!」ってことだった。

タカが言う。
「でもな、じぃさん、オレは毎周タイヤと語り合っているんだ。
どう走りたいんだ?どうして欲しいだ??」ってな。
お!タカもついに“タイヤの精”と語り合えるようになってきたか!!

最終ラップを残して7~8位ぐらいか?
ホコリもひどかったが、コースも荒れてきた終盤。
後で結果を見れば、5周目では5~10位までが団子状態だったようだ。

ゴールした父ちゃんは、パルクフェルメにバイクを止めて、パドックでタカの帰りを待つ。
しかし、タカがなかなか帰ってこない。
最後に、転倒?
もうタイムアウトまでに1分を切ろうかと言うときに帰ってきて、急いでゴールに向かう。

パドックに帰ってきたタカに「どうした?転んだのか??」と聞けば、
違う、最後のテストに入るときに10分ほど待って、前がクリアーになる時を狙っていたんだ!
でも、10分待ったけど、台数が多いのでクリアーになることはなかった。
それでも、最終ラップは、3台抜いただけですんだんだ!」とのこと。

そして、最後のテストタイムは、5分54秒。
「ちくしょ~、ショウゴを絶対に抜けると思ったのに~!」と悔しがるタカ。
へ?、竹やぶをちょっとだけ走っている身でショウゴに本気で勝つ気でいたの??
次男というのは、現実が見えていないな~!(父ちゃんも次男だが・・)

しかし、ライバルのタイムが伸び悩んだこともあって大逆転の5位だった!
でも、よく考えてみれば、IBクラスが走った午前中よりコースは明らかに荒れていた。
もし、ショウゴが今走ったとしたら、似たようなタイムかもしれない・・

お前、よく10分も待てたな?」と聞けば、
「サイトウくんが、毎回10分くらい待って
クリアーな状態でテストを走っているって聞いたからオレもやってみたんだ」
そうか、あのサイトウくんのタイムには、そんな秘密があったんだな。
といっても、ほとんど最後の方のゼッケンだから出来たこと。

オンタイムエンデューロって、面白いわ~!」とタカ。
「でも、オンタイムエンデューロは、頭を使うね!
毎周、ルートで前や後ろのライダーの走りを見ながら、
どのタイミングでテスト区間に入れば良いのかを考えなきゃいけない。
ホント、頭を使うわ~」と言う。

そう言えば、父ちゃんは前後のライダーを見るどころか、最後までルートさえ覚えられなかった。
「じぃさんも頭を使えよ。レース運びだけではなく、バイク選びだって!練習の仕方だって!!」
とタカ。

そう言われて気がついた。
オレの人生、あまり頭を使ってこなかった。
いつも成り行きと直感で56年も生きてきてしまった・・。
そして、反省しても一晩寝ればすべてを忘れてしまう・・。
(それは若年性認知症よ!by母ちゃん)

これからは、もう少し頭を使ってレースをしていこう!
って決心したJEC第2戦だったのだ。
(自分の人生もたまには反省して!by母ちゃん)

しかし、一晩寝たらまたすべてを忘れてしまいましたとさ。
めでたし?めでたし??

PS1
5位入賞で表彰されたタカ。
また、時計のG-SHOCKがもらえるつもりでいたら違った。
毎回、対象クラスが変わるんですね。

PS2
ナショナルクラスの表彰式の後は、IBクラスだった。
5位のショウゴは、表彰式に出る準備をしていたが、3位までの表彰だった。
せっかく着替えて綺麗な格好で待っていたのに不憫なヤツ。


 (父ちゃんのスタート。左から二人目)

              (タカのスタート。一番右端)

            (ルート部分を走る父ちゃんとタカ)

            (テスト区間を攻める父ちゃんとタカ)

(ナショナルクラスの表彰。一番右端が5位のタカ。
JECの第2戦が終了した時点のランキング1位がタカ!
第1戦1位のアカホリさんが出ていないとしても上出来だぞ。
でも、北海道日高の2戦を出ないので、どこまで落ちるかは分かりませんが・・))

(着替えて表書式に行ったのに、名前を呼ばれなかったショウゴ。
「せっかくおしゃれしていったのに・・」と寂しそう。
ショウゴのランキングは、少し上がって同ポイントの6位。)

(ショウゴのリザルト。最終ラップで5位に転落)

(タカのリザルト:1周目は計測されないので、計5回のテストタイム)

(父ちゃんのリザルト。初めから最後まで良いところなし!)