[JNCC第7戦(糸魚川)!]('17/10.14)
 
 今日(14日:土曜日)は、本園の運動会だった。
秋雨前線が停滞して、土日どころか翌週の木曜日まで雨予報。
(前日の降水確率80%!)
園児たちが保育園中を“てるてる坊主”だらけにするという
てるてる坊主パワーのおかげか?
当日になって、午前中だけは、何とか曇りになるという予報に変わった。
ここで勝負師と言われている父ちゃんが(誰が?by関係者一同)朝の5時に決断。
小雨降る中、早朝から職員全員でグランド整備をして何とか予定通りに開催出来たんだな。

しかし、開会式の直前に急に大雨。
園児たちはテントに避難して、保護者の方々は傘を差して待つこと10分
その間に「オ~神よ!」と父ちゃんが天を仰ぐこと5分
オロオロと歩き回ること3分
母ちゃんは、その時間に保護者を回って「傘いりませんか?」とか
「大丈夫ですか?」とか声を掛けていた。
そんな母ちゃんに「オロオロしない!園長がオロオロしてたら、子どもたちも不安に思うでしょ!
と怒られること2分
雨が降っていた10分間にもいろいろなドラマがあったんだな。
やっと小雨になったので、開会式を始めることが出来た。
その後は、予報通りの曇りになり全競技をプログラム通りに行うことが出来たぞ。

早朝から体も精神的にも疲れたな~(笑)
でも、職員も頑張ってくれたし、保護者の方々も協力的だったし、
何より園児たち(特に最後の運動会の年長さんたち)には、感動させて貰ったぞ。

イベントを主催することは大変なことも多いが、
この一体感と感動があるから「また、やりたい!」ってなるんだな。
いつもレースに参加させて楽しませて貰っているが、
各主催者及び関係者のみなさんには、ホント感謝感謝です!

さて、 6月18日のJEC(富山)から三ヶ月以上発った9月24日にJNCC第7戦(糸魚川)があった。
(今回は、父ちゃんとショウゴのみ)
この三ヶ月間、父ちゃんたちはレースにも出ず、ヤブ蚊に刺されながら
ひたすら竹やぶの開拓に精を出していた。
特に父ちゃんは、大人のおもちゃ(ブルドーザー)に夢中になってしまい、
バイクの練習など忘れてしまっていた。


そんな不摂生が祟ってしまったのか?大人のおもちゃ購入ひと月でブルが故障!
途方に暮れる父ちゃん・・。
仕方がないので、前のように人力で竹やぶのコース整備。
三ヶ月もレースから遠ざかるとレース感がなくなっていくのが分かる。
やっぱり、ひと月に1回ぐらいはレースに出ていないとね!

分かっていることだが、レースに出ていないとバイクが傷まない。
オイルも汚れない。
ずっと竹やぶなので、お金も掛からない。
この頃、金欠病の父ちゃんには、助かるぞ。
しかし、ドンドン鈍っていくレース感と体力。
たまには、イナベみたいなちゃんとしたコースに行って、
アクセルを開けながらみんなと競わないと速くはなれないんだな。


(手作りの小さな丸太セクションで遊ぶショウゴとタカ)

今回は、久々のJNCC。
父ちゃんは、グチャグチャヌルヌルの鈴蘭(5月)に出て以来だが、
ショウゴは、三月中旬の第1戦(プラザ阪下)以来のJNCC。
三時間の走り方なんて忘れちゃった!」と言うショウゴだが、
そもそも三時間を走りきる体力こそ心配だぞ。

やっぱり、竹やぶで遊んでいるだけでは、なかなか体力が付かない。
一人で走っていても、それなりに自分を追い込んで走り込まないといけないんだな。
実は、モトクロスライダーはこれが苦手。
小さな時からみんなと一緒に走って「勝った!負けた!」と練習してきているので、
ひとりで黙々と走ることが出来ない子が多い。
それでもタカは、ラップ計をバイクに付けてそれなりに走ってはいたが、
そもそも練習不足のため体力もなく、すぐに疲れて休んでばかり。

父ちゃんは、富山をKTM200EXC(リクルス付き)で出たが、
自分の走りが出来ずに「これは、バイクのせいだ!」と決めつけて
この三ヶ月間は、FreeRide250Rで練習していた。
元々、小さなコーナーが続く竹やぶでは、200EXCよりFreeRideの方が乗りやすかったしね。

ただし、トライアル車のようにキャスター角が立っているFreeRideなので、独特な乗り方が求められる。
それでも、ずっと乗り続けていると「FreeRideってこんなに良いバイクだった!」と思えてきた。
ホント、良いバイクなんですよ。どうして今まで気づかなかったんだろ?
特にリクルスを取って、リヤハンドブレーキも取って、
ノーマルに戻したら、とっても乗りやすいんですよ!
(普通は、ノーマル状態で乗り込んでから改造するぞ!by関係者一同)

どうも父ちゃんは、バイクを乗り込む前に、最初の印象だけでいろいろとやってしまうクセがあるんだな。
それで、何年かを無駄にする・・。
そして、無駄に年だけ取ってしまう・・。
気づけば、56歳・・。
聞くところによるとサザエさんの波平の設定年齢は、54歳。
オレは、波平よりもじぃさんなのか・・。

そんな不安を持ったまま、糸魚川に着いた二人。
土日は、天気が良い予報だったが、土曜日の早朝に現地に着けば雨。
この日は、バイクの下見が出来る日だったので心配したのだが、9時頃には止んで一安心。
この糸魚川だけは、コースがパドックから離れていることもあり、
バイクで1周だけの下見が許されている。
これは、とってもありがたいんで、他のコースでもやってくれると嬉しいのだが・・

この糸魚川のコースは、石が所々で出ているハイスピードコース。
以前にもパンクしたことがあるので、今回のショウゴのリヤタイヤはムース使用。
それも前回のタカが富山で履いた物をそのまま付けてきてしまった。
(だって、タイヤを替える暇なんてなかったんだもの・・)
父ちゃんは、新品のX20だけどね!(おい!byショウゴ)

グジャグジャのコースかと思いきや、
下見をしてみると思いの外、水はけが良くて楽しく試走が出来た。
二年ぶりの糸魚川なので、一部走ったことがないコースもあったが、そんなに問題はなし。
ただ、試走を終えてショウゴのタイヤを見れば、すでに一部にヒビが入っている。
そう言えば、富山で使ったタイヤは、AT81EX。
ブロックがゲコタのように柔らかいんだな。

ホントにこのタイヤで三時間持つのか?」とショウゴが心配するので、
急遽、マキシスさんのブースでタイヤを購入してタイヤ交換。
この頃やっと現地でタイヤ交換すれば良いということを学んだんだな。(笑)


    (土曜日は、雨から始まりました)        (試走を終えて、タイヤ交換)

【JNCC 第7戦】ガレとハイスピードコース、
秋晴れのシーサイドバレー糸魚川Responseより)


 9月も終わりに近づいた24日。
新潟県シーサイドバレースキー場で日本最大級のクロスカントリーレースJNCCの第7戦がおこなわれた。
前日の朝から断続的に降り続いた雨も昼過ぎにはすっかりあがり、
レース当日はベストコンディションとなった。
シーサイドバレーはゲレンデをハイスピードで駆け上がり、
急勾配の斜面を一気に駆けおりるレイアウトで、
頂上から眺める景色の美しさから「天空のクロスカントリー」の異名を持つ。
レースはランキング1位の小池田猛がライバルたちとのバトルを制し、今季6勝目をマーク。
最終戦を待たずして年間チャンピオンを手中に収めた。     
《稲垣 正倫》


日曜日は、晴天!
コースもベストコンディション!!
やる気マックスの父ちゃんと「今日は行ける気がする!」とこれまた脳天気なショウゴがいた。
思い返せばショウゴとこの糸魚川の相性は良かった気がする。
初めての糸魚川のレースでは、
CRF250から乗り換えた分の300EXCでワタライくんと1時間半までトップ争いをした。
(その後、ガス欠で終わってしまったんだが・・)

ショウゴに「その自信はどこから来るんだ?」と聞けば、
「下見をバイクでしていたら、そんな気がしてきたんだ!」と応える。
この頃は、ずっと竹やぶのこちょこちょしたコースばかり走っていたんで、
気持ちもよかったしな!!

ショウゴが言うことも分かる。
確かに気持ちが良いぜ!糸魚川!!
“天空のクロスカントリー”は、伊達ではないな~。

まずは、父ちゃんのFUNクラス。
どうして、このハイスピードコースでFreeRideなの?」とショウゴに言われるが気にしない気にしない。
この三ヶ月間を共にしてきた仲間なんだ!
取っても乗りやすくて可愛いヤツなんだ!!
こいつの悪口を言うヤツは、許さないぞ!!!
(じぃさんが一番言っていたんじゃないの?by関係者一同)

と言うことで、FUNクラスのスタート。
ホシノさんがスタートフラッグをゆっくり上げる。
今シーズンは、オンタイムエンデューロのJECがメインなので、この緊張感が懐かしいぜ。
旗を振り下ろすと同時にセルをキュルル・・。
ロケットスタートのはずが、エンジンが掛からない。
慌ててもう一度キュルル・・。
やっとエンジンが掛かったが、いきなり出遅れる。
ほとんど最後尾争いからのスタートになってしまった。

それでもそこから頑張った。
1周目の順位は、18台中の14位。
豪快な登りと豪快な下りが続く糸魚川のコース。
FreeRide250が悲鳴を上げている。
しかし、パワーを使い切っているという感じもなかなか良いぜ。

今日は、ヒィヒィ言わせてやるぜ!」と益々アクセルを開ける父ちゃん。
順位も11位まで上がってきた3周目、
ヒィヒィ言っていたFreeRideのチェンジペダルがない!ことに気づく。
どこかでぶつけてしまったのか?

これから!と言うときに・・」とガックリきたが、幸いチェンジは3速。
このコースは、ほとんどが3速と4速で、たまに5速に入れていただけなので、
「まぁ、いいか!」と3速一本でレースを楽しむことに変更。

そして、景色を楽しみながらレース終了。
結果は、13位。
3速だけでずっと走っていたら、いつもなら気づかないようなバイクの挙動も分かったし、
何よりも気持ちよく乗れたから良いでしょう~。
(スポット参戦なので、ポイントを争っているわけでもないしね)


(FUNクラスのスタート風景。二年前より台数が減った気がする・・)

(こちらはヒスイレディーのお姉さん)

(スタート前の父ちゃん) (友の会のご意見番ナイトウさんもスタッフして活躍!)

(FAのスタートシーン。父ちゃんは出遅れて、いきなりビリ争い。真ん中が父ちゃん)

  (今回のコースはこんな所。とにかく気持ちの良い!の一言。)

(FUN-Bクラスのタイトルが掛かっているハシモトさんは、2位。立派です!)

(FUN-Cクラスのトヨダさんは、怪我明けにもかかわらず頑張っていました!)

(チェンジペダルがなくなる前は、父ちゃんもそれなりに頑張っていましたが、
 やっぱりFreeRideは、スピードコースを走るバイクではありませんでした:笑)

(チェンジペダルがなくなった後は、ツーリング気分。 存分に糸魚川を楽しんできました)

(ショウゴが、スマホを持っていたので手を上げる余裕も!チェンジペダルもなかったし・・)

いよいよ、ショウゴのCOMPクラス。
タイヤも替わったし、バイクの調子も良いので行ける気しかしない!」とショウゴ。
そう言えば、いつもタイヤの選択ミスだったり、
そもそも中古のタイヤだったり、バイクもどこか調子が悪かったりといったことが多かった。
やっぱり、ライダーが気持ちよくレースできる環境を作ってやることが必要なんだな。
と言っても、父ちゃんはメカニックではなく、立派な現役ライダーなので、
そんな環境は自分で作りましょう!(笑)

そして、COMPクラスのスタート。
静寂の中から一斉に響くエンジン音。
バイクの集団が第1コーナーになだれ込んでいく。
その集団の中にショウゴの姿はなかった!

ショウゴも父ちゃんのようにセルが掛からず最後尾スタート。
それでも、第1コーナー後の長い下りで何台か抜き、
その後に続く登りでは10位くらいまで順位を上げて山奥に消えていった。

しばらくしてAAクラスが帰ってきた。
1周目にしてAAクラスに食い込んでいるAクラスのライダーもいる。
1位は、ムラカミくんで2位がナカジマくんか?
まぁ、この二人はモトクロスIA組なので実力通りと言ったところ。
その後にスタートで前に出ていたイワイさん。
ことらも実力通りでしょ~。
そして、4番手で帰ってきたのがショウゴ!
おお!ホントに乗れている!!
AAライダーたちをドンドン抜いていく。

その後は、疲れたのか?少しずつ遅れだして、7位で給油。
最初は乗れていると思ったのに、転んだのか?」と聞けば、
「1周目は、メチャ調子が良くって、みんなが行かないラインでドンドン抜いていったんだ。
 AAライダーも何台も抜いたけど、2周目でいきなり腕が上がってしまった!」とのこと。
「まだ、レースは半分だから、これから挽回していこう!」と送り出したが、明らかに疲れている。
はやり、体力不足だったか?

給油後は、毎周のように順位を落として、結局21位でフィニッシュ!
ヘロヘロになってゴールするショウゴに「転んだのか?」と聞けば、
給油後は、バイクが押さえられなくて毎周のように転んでいた!」そう。
それでも、スピードは落ちていないことも分かったし、課題(体力)も分かったからいいか?
来年は、もう少し速くなってこの糸魚川に帰ってこような!」と誓った二人だった。

忘れていたが、タカも来年こそ一緒に走れると良いな~。
それを聞いていたショウゴが言う。
「オレは、来年消防団の分団長だから来られるかどうかは分からないぞ!
 タカも忙しいって言っていたしな・・」

めでたし?めでたし??



(レースに向かうショウゴ。本人は行ける気しかしなかったそうです:笑)

(Aクラスのスタート。飛び出したのはイワイさん!)

(1周目の登りでAAクラスのライダーを抜くショウゴ)  (1周目だけは速かったショウゴ!)

     (1位のムラカミくん、2位のナカジマくん、7位のヒロシ。みんなモトクロスIA組です)

(Bクラスの友の会タカハシさんは、4位。総合順位もショウゴよりひとつ上の41位。
 初めての糸魚川でこの順位は立派!もう友の会のエースはあなたです!)

(ヘロヘロでゴールのショウゴと迎えてくれたヒスイレディー)

( COMPクラス入賞の皆様。ショウゴがこの場所に戻って来られることはあるのか?)