【私の夢】2003/10 

「オフロードランド美杉」の右側のトイレの中には、踏ん張るとちょうど目の前に木の板に書いた詩が見える。

「わたしの夢」


夢を持つってステキなことです。
大きな夢、小さな夢、どんな夢でもいいんです。
叶えることより捨てずに持ちつづけることは、もっとステキなことです。
雨ニモ風ニモ時々負ケテモ、儚クテモ・・・・・、
自分にとっていい人生を送ろう。それが、私の夢です。


誰の詩かは分からないが、踏ん張るたびにこの詩を読んでしまい、どうも心に残ってしまうのだ。
浮世離れしている身としては、応援をしてもらっているようで何か嬉しくなってしまう。
きっと、モトクロス少年や少女もここで踏ん張りながら、この詩を読み、夢に向かって頑張っているのだと思う。
誰が掛けたか分からないが、オフロードランド美杉も粋なことをするじゃないか。
きっと、オフロードランド美杉のちょっととぼけたオヤジと愉快な3兄弟もいつまでも夢を追いかけ続けているんだろう。


そういえば、人間は寝る前とトイレで出している時が精神的に一番リラックスしていると聞いたことがある。
その時こそが、人の言葉が心の奥まで届きやすいそうだ。
子どもを寝かしつける時にお母さんが絵本を読んだり、お話をするのが良いと言われるのは、そんなこともあるようだ。

この詩の中では、特に「雨ニモ風ニモ時々負ケテモ、儚クテモ・・・・・」の部分がグッとくる。
美杉のトイレで踏ん張るとたいていこの部分でウンコが出るからか、
父ちゃんの人生がその通りなのかは分からないが、とにかく好きだ。
かあちゃんこの事を話すと
「良い詩だけど、中には勘違いする人もいるんだよね、もう回りが見えなくなっている人や家族を巻き込んで振り回しているような人が・・。」

しかし、父ちゃんの耳には「叶えることより捨てずに持ちつづけることは、もっとステキなことです。」と聞こえているのだった。
かあちゃん、応援してくれてありがとう!