新車争奪杯王者決定戦(2)(2004/12)  

 一週間後、多度でレースがあった。

この多度チャンピョンシップのIB・NAオープンクラスにショウゴ共々エントリーしていたのだ。(NBでも参加可能)

先週の美杉での“新車争奪杯王者決定戦”というせこい戦いで

“ワカパイ号”をゲットした身としては、この多度で中島家の“新の王者”を決める必要があった。

美杉で負けたのではなかったか?って。

いやいや、美杉ではあえて勝負はしなかったのだ。(負けるの分かっていたし・・)

諦めの悪い父ちゃんは「この多度でオレを破ってこその“新の王者”だ!」と騒いでいたのだ。

目論見通り長男は、ヒート1では、4回もエンストする始末。

勝負になりませんでしたよ、ワッハッハー。

ジャンプやフープすでは、すでに父ちゃんより速いが低速コーナーは、

まだヘタだと言うことを見抜いていた父ちゃんの作戦勝ちだった。

(クラッチの使い方もまだ分からないようだし・・ヒッヒッヒー)

人間エアバッグのリョウスケもすごい勢いで父ちゃんを追い抜いた瞬間にエンストするし・・。

ホント、若い者はせっかちでいかんの〜。

バイク(4サイクル)というものは、もっと優しく扱ってやらねばいかんのだよ。

父ちゃんなんか、乗る前に「今日の君はステキだ!」と声を掛け優しくナデナデしてからエンジンを掛けるのだ。

ショウゴよ、こんな事では来年も父ちゃんの1年落ちのCRF(おばさん3号)だぞ。ワッハッハッハー!

PS

なぜリョウスケは人間エアバッグと呼ばれているか?

それは、リョウスケを見てもらえれば分かる(笑)

会えない人のために説明するとリョウスケは、

15歳で中部戦シリーズNBクラスの年間タイトルを取るくらい速いのだが、腹が出ている。

いや腹だけではなく全身プヨプヨしている。

そのせいか?よく吹っ飛ぶわりに(転ぶなんてものではない!)怪我をしない。

実は、モトクロスランド多度のスタートの左横の屋根には、一部へこんでいるところがある。

リョウスケがヘルメットでへこませた跡だ。

どうやったらあんな所をへこませるのか分からないが、見た人の話によるとその瞬間、死んだ!と思ったらしいぞ。

しかし、本人はケロッとしていてその後も練習していたらしい。

さすが、人間エアバッグと言われるだけのことはある。

しかし、怪我には注意してくれよ。人間、不死身ではないんだからな。