保育実習

先日、短大の子と中学生・高校生と園にお手伝いに来てくれました。

その頃の出来事をメールから拾ってみました。 ・・・・・・・・・・


今日は、ある短大の保育科の子が来ています。

一年生の子たちが、 保育実習というわけではないのですが、授業の一環として4日間、保育をみながら、経験するって感じだそうです。

毎年、受け入れているのですが、 この子たちが、朝からやってくれました。

みなこ先生が、にこやかに挨拶をすると、 いきなり、マクドナルドの紙袋を出して、「これ捨てて下さい」

挨拶もしないうちに、いきなり言われたみなこ先生は、「????」。

そして、7人の予定が二人はまだ来ていない。「???」 いったい何?これ。

みなこ先生、園長先生が来る前に、 その子たちと、いろいろと話していました。

それを聞いた、まちこ先生。 「うちの子もそうだけど、ちゃんと言ってあげることが大切」さあ、どんな一日になりますか。

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**さん、こんにちは。短大生のその後です。 と、その前に。 今日は、午後からは、高校生(3年)が3人飛び込みでやってきました。

夏休みに、4日間保育園のお手伝いがしたいそうです。何園かに、行ったのですが断られたそうです。

「良いですよ」と園長先生が軽く言ったら、「きゃー良かった!」と大騒ぎしていました。

そのあと、みなこ先生が園の説明がてら、 各お部屋を回ったのですが、「キャーキャー」言いながら喜んでいました。

とっても、子どもが大好きって感じでしたが、さあ、実際に4日間いっしょにいてどうなりますか。

廊下にある「げんきっ子ビデオ」を見つけて「見たい見たい見たい見たい」と3本借りていきました。 興味津々です。 また、報告します!!


短大の子たちは、お昼前に帰っていきました。 次に来るときは、一日になる予定です。 (続けてではないそうです)

例の、マクドナルドの子は、「次もよろしくお願いします」とペコッと頭を下げていきました。

悪い子たちではないでしょうが、 先生たちの評判は、「まだまだ甘えている、高校生の子の方が、しっかり保育を見ていったよ」でした。

授業の一環なのでしょうがない気もしますが、もっと自分を出して欲しかったなー。

何が見たいのか、何に興味があったのか、伝わってきませんでした。

「この子たちの高校時代はどうなったのだろー」と考えるやけに高校生と気があってしまった中島でした。

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**さん

> 私が担当した実習生も色々な人がいました。
> 初めから保育のことについて真剣に考えているような子、
>学生の感覚がなかなか 抜けずに
>子供たちとうまく関われないような子・・・。
> でも、一ヶ月間付き合うと色々な角度から彼女達を見ることができるようになって、
>その人なりの良さみたいなものがやっと分かることが多かったような気がします。
> 本当に人間って難しいですよね。


そうですよね。 あの短大生の子たちも、どう変わるか分かりません。良くなるか、悪くなるか?

しかし、ただ個人の資質だけで変わるわけがないのです。周りの環境、影響で人間は変わっていきます。

あの子たちにとって、良い環境になりたいと思っています。

次回は、もう少し自分を出して欲しいなー。そうすれば、もっと突っ込んであげるのに。まだまだ、距離があるのでした。

明日は、宿泊(お泊まり)保育です。 今日も忙しくなりそうだー。

給料は、昨日やってしまったので、 今日は、準備を心おきなく出来ます。


・・・・・・・・・・ 宿泊保育が終わったら、高校生がやってきました。月曜日から来ていて、今日で三日目です。

この3人はやりますよ。 動きが違います。

最初の日こそおどおどしていましたが、今日は、しっかりと先生の補助をしていました。

園長先生が、「おやつが終わったら帰って良いですよ」と言ったら、「4時半まで居らせて下さい」って言ったそうです。

将来が楽しみな子たちです。 短大でしっかり勉強して、保育士になれると良いな。

きっと、この子たち、良い保母さんになりますよ。その資質は十分にあります。 5年後を見てみたいです。

もし、良い保母さんになっていなかったら、短大や就職した園の責任です。

「げんきっ子ビデオ」にも登場していますので、明日帰るときにあげよっと!


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高校生が、やってきて今日で4日目でした。すっかりクラスの子どもたちとも仲良くなってきました。

いつもの通り、4時半頃帰ると思い、 「げんきっ子ビデオ1」を持って待っていましたが、なかなか来ません。

ふと、園庭を見ると、3人の高校生が、子どもたちと遊んでいました。別れを惜しむように、いつまでも遊んでいました。

結局、5時半頃、子どもたちがいなくなるまで遊んでいました。

「4日間どうだった」 みなこ先生が、最後の挨拶に来たときに聞きました。

「すっごい、楽しかった」 「また来たいです」 「大学に入ったら、実習でも来たいなー」 3人は、次々に言いました。

「8月4日には、夕涼み会もあるし、運動会やお遊戯会も来て良いよ。」そう言うと、「やったー」と大喜びしていました。

「絶対に、大学に入って、また来ますから」元気に手を振りながら帰っていく姿を見ながら、

「高校生の時の方が、人間性が分かるなー」と思いました。

後で、みなこ先生が言いました。

「今のあの子たちは、何にも考えずに子どもたちと関わっていられたけど、

保育実習で来れば、実習記録も書かなくてはならないし、今のようにはいかないかもね、でも、良い子たちだったね」

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昨日は、中学の手芸部の子たちが、3人、飛び込みでやってきました。

「午前中、お手伝いをさせて下さい」とのことです。どうやら、去年の手芸部の先輩に聞いて来たらしいです。

(直前に、中学の先生から連絡が入ったのですが、先生が保育園に連絡するのを忘れていたみたいです。)

「お願いしま〜す」と元気に挨拶は出来たのですが、「足を綴じた方が、綺麗に見えるわね」と さっそく、みなこ先生にチェックされていました。

「はーい」と元気に返事をして、 年長さんと年中さんのお部屋に飛び込んでいきました。

夕涼み会の下見に、お寺に行っていたので、残念ながら、お部屋の様子は見られませんでした。

11時頃事務所に帰ってきたら、 しばらくして中学生が、帰りの挨拶に来ました。

汗をたくさんかいて、ニコニコしながら。

感想を聞いていたら、 ひろこ先生が冷たいお茶を出してくれました。

「給食は食べていかないのー」と突っ込むと「えー、食べていって良いんですか」 「カレーの匂いがしたよねー」と大はしゃぎ。

「今から、お部屋に行けば、間に合うよ」とのりこ先生に言われて、

「ありがとうございます!!!」と飛び出していきそうになってここでみなこ先生が一言。

「湯呑みをちょっと揃えていくと、 いい感じに見られるよ」

「分かりました!!」 元気に返事をして走っていきました。

結局、お昼寝までいて、帰っていきました。とにかく、元気な子たちでした。

明日は、夕涼み会です。 お寺でやるのは、初めてなのでどうなるか楽しみです。

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そして、先日の夕涼み会に高校生の子たちが感想を書いた手紙を持って遊びに来てくれました。

その時の手紙を了解を得ましたので紹介させていただきます。


年長児クラスに入ったゆかちゃん

1日目の感想 初めて行って、初めて見た子たちばかりなのに、すぐにお友達になれた。

子どものパワーってすごいと思った。すぐにとけ込めてしまうから。 けれど、その分たいへんなこともたくさんあった。

すぐにケンカ、すぐに取り合い、すぐに泣く、何でもやることが早すぎる!! ホント、手に負えないくらいだった。

今日も、給食を私がどこの班で食べるかでケンカになり泣いてしまった子がいた。

私としては、非常に喜ばしいことだが、園児にとっては…。

園児の心はとっても難しいものだと思った。すごく純粋だからだろうか!?もう、私は純粋ではなくなってしまったのだろうかと思う。

もう、5歳になるとみんな個性が出てて興味あるものがみんな全く違うからすごくおもしろいものだった。

まだ人のことを真似する子もいたが、真似するのは初めだけで、後は自分で個性的なものに変えていった。

そういうところを見てやっぱりすごいなと思った。

初日は、かなりつらかったです。でも、すーごく楽しくて充実感がある。

・・ 4日目の感想 今日の朝「これで最後かあー」と思いながら来た。本当に悲しかった。

でも、みんなの顔を見て「今、楽しければいっかぁ」と思ったら、最後なんて思わなかった。

初めて、今日プールに入った時もすごく楽しかった。みんな気持ちよさそうだった。

お帰りの時、さちよ先生が園児に 「ゆか先生が今日で最後です。 今日はゆか先生の方を向いて元気よく歌いましょう」と 言ってくれて、

私は、もう、その言葉だけで感動してしまった。

そして、園児が本当に元気よく私の方を見て歌ってくれて、涙が出そうで下を向いてしまい、途中、園児の顔が見えなかった。

けれど、泣くより笑ってお別れした方がイイ!!と思い我慢した。

そして、みんなが「ありがとうございました」と言ってくれた時、「あー終わったんだ」と思った。

そして、園児が帰るのを見届けるまで、私たち3人はなかなか帰れず、5:00過ぎまでずーと残っていた園児と触れ合っていた。

そして、私たち3人は更衣室で着替えていた時、すごくブルーな気持ちでいっぱいでした。

きっと、また保育園で実習が出来ることをみんなで願っていました。

せっかく仲良くなれたのに・・という気持ちでいっぱいで、涙がたまって、かくすのに必死でした。

26〜29日までの4日間、この保育園で実習が出来たこと心から良かったと思います。

先生たちのパワーと園児たちのパワーが常にあっていい保育園だなぁと本当に思いました。

この実習は一生忘れることが出来ないと思います。 迷惑もいっぱいかけてしまいました。

けれど、あまりできない経験がつめて良かったです。 4日間、お世話になりました。どうもありがとうございました。

先生にも園児にも恵まれたこと感謝しています。月組さんのビデオ、ありがとうございました。


年中児クラスに入ったなみちゃん

4日間、保育園ですごすことができて、 私にとって貴重で忘れられない数日になったと確かに実感してしています。

1日目は、ホント何もかもが新鮮で、すごく最初は、緊張しちゃってたけど、

その緊張も打ち破ってくれた子どもたちのパワーには、ホントただただ、びっくりするばかりです。

でも、私も一応、自分では“元気っ子“って思っているんで子どもたちに負けないパワーで

1日目はなんとか花組さんのみんなと過ごせてパワフルDAYって感じだったかな?!

でも、2日目は慣れってことも出来てきたせいか、すごく楽しめたってすごく実感したし、

少し余裕も出てきて、周りに気をくばることが出来てきたカナっと自分では感じられた。

2日目になっても「花組さんパワー」には、ただただ圧倒されるばかりで。

でも2日目してやっと、そのパワーの波にのれたと内心けっこう安心していたりもしていたカナ?!

それは、やっぱり「ヒト見知り」もしないほどの花組さんのみんなのおかげであり、

いつも、いろいろ教えていただいた、先生方のおかげだと感謝感激しています。

ほとんど2組さんばかりにいたので、本当に、たかす先生にお世話になって、正直たかす先生にあこがれたのも事実です。

子どもたちにも負けない明るさと、先生としての明るさ!! 感心しちゃって、私も頑張らねばと思い直させてくれ、

それを機に子どもたちに対して“恥”ってもんが消えて素直に接することが出来るようになれたと思います。

そうやって、接するようになるにつれて、 子どもたち1人1人の個性というものまでをも感じ取れるまでになってきたカナ?!

園児の名前を少しづつ覚えていくにつれて個性も感じながら、私はなぜか、感動していた。

後になって考えてみると園児との“共通のトキ”を感じられることが出来たから嬉しかったんだと思う。

それとやっぱり、これからの子どもたちにとって1人1人の個性は今の環境の中でつくられていくものだと思うから、

その個性も生かしつつ集団生活のルールというものも4歳ながら身につけていかなきゃいけないんだと、

園児にとって、いかに保育園での“トキ”が大切かってことを感じてしまって驚いていたんだと思います。

私は、保育園の子どもが羨ましかった。

偽りなく本当に「保育園最高!!」と私ですら感じたカラ。

あ、そうそう!!3日目の朝、まちこちゃんが私の好きなキティーちゃんの絵をわざわざ描いてきてくれて私にプレゼントだと言って、

その絵を私にくれた。 もぉ、本当に絶叫したくなるくらい嬉しかった!!

(ちなみにその絵は部屋に張っちゃいました)

それで思ったのは、敏感で神経質なんだって。それなのにあのパワー!!すごいの一言だ!!

1日1日の中で私にとって何でもないと感じていることでも4歳の子どもたちは、

小さなからだのすべてでぶつかって、疑問に思って考えたり、悲しんで涙を流したり奇声を発して喜んだり、

本当にいそがしい子どもたちで。

私の中の消えかかっていた“子ども心”というものを再び思い出させてくれて純粋さをとりもどせたカナ?!

すごく、短く感じた4日間だったけど、その中でも私は大切なものを得ることもできたし、

この4日間を機に私自身も一回り成長できたと思っています。

私の中の何かも、又、変わったと自分ながらにして、驚くほど実感しています。

本当に、いろいろお世話になってしまい、 貴重な体験までさせていただいて本当にありがとうございました。

また、お世話になることもあるかと思いますが、その時もまた、よろしくお願いします。 先生方にもよろしくお伝えください。

そして、元気いっぱいの子どもたちにも!! 受験を頑張り、保育士に必ずなります!!


3歳児クラスに入ったみくちゃん

『気づいたこと』

・プールで「お顔に水をかけられたくないお友達にはかけない」というお約束があった。

水が苦手そうな子に水がかかってしまったみたいで、その子が「もうー!いやだぁ!」と言ったら、

すぐに周りの子が水をかけるのをやめて「ごめんね。」と言っていた。

みんなはしゃぎながらも、ちゃんとした行動が出来るんだなぁと感心した。

・お布団の片づけの時、ふとんが持てないとぐずった子がいた。

私に甘えてきてしまってとても困ったけれど、ちょっと助言したら、苦労しながら自分で持っていった。

やっぱり手を貸さなくてよかったなぁと思った。

・次の行動に移るときは、必ず手遊びや歌遊びを使って園児に興味を持たせていた。

それまでずっと、しゃべっていた子もすぐに、先生の方を向いていた。 まず、子どもに興味を持たせることが一番なんだなぁと思った。


[反省]

今日も一日、子どもたちの思いがけない想像力や行動にびっくりさせられてばかりだった。

子どもに教えられることもたくさんあったように思う。先生たちの子どもに対する接し方も、すごいと思うことばかりだった。

私も先生たちのように早くなりたいなぁと思った。

子どもと接するときは、自分も子どもの心に戻ってみることが大切なのかなぁと思った。

保育園にいる間、先生はもちろん園児も私のお手本だった。


『気づいたこと』

・みんな自分が上手にシャボン玉が出来るんだということを私に見せたいみたいでたいへんだった。

私の顔にいっぱいシャボン玉がついてし まった。

そこで「お空に向かって吹くと雲さんまで飛んでいくよぉ!」と言ったら、みんなで空に向かって吹いてくれた。

園児は本当に素直だった。

私が「お墓さんにもみんなのシャボン玉を見せてあげようか?お墓さーん、見てくださーい」 って言うと、

みんなで「お墓さーん、見てくださーい」と言って、シャボン玉を吹いてくれた。

中には「私のおじいちゃんにもあげるんだ」と言って吹いている子もいた。 とても心にじーんとくる、幸せな時間だった。

・おやつの時、お昼寝からなかなか起きられなくて木のイスがとれなかった子がいた。

ずっと泣いていて、私は「早く起きた子からすきなイスに座れるんだから仕方がないよね、 我慢できるよね」としか言ってあげられなかった。

その子が、まだすねているときに、 よしみ先生が、お昼寝からなかなか起きられなかったからだという理由を納得させて

早く起きれば木のイスがとれることを励ましながら言っていた。

そうしたら、すぐに泣きやんで、別のイスを持ってテーブルに向かっていった。 私は、その場を見ていてすごいなぁと思った。

思い通りにいかなかった時、自分が悪かったということ、それからどうすれば思い通りにいくのかを、ちゃんと説明してあげることが、

すごく大切なんだなぁと思った。

・1くみで先生がお話をしている時、帽子のゴムやすそを噛む子を注意していた。

でも「いけませんよ」と言う前に、 他の子どもたちにどうして噛んではいけないかを聞いていた。

ある子が「バイキンがお腹に入っちゃうから」と言った。私は「そうだよねぇ」と感心してしまった。

子どもの意見を聞くのはとても大切なんだなぁと思った。


[反省]

4日間の実習を終えて、本当に新しい発見と勉強になったことばかりだったように思う。

子どもに接するたびに、自分が忘れてしまっていた大切なものを取り戻したような気がした。

子どもと一緒にいて幸せな気分になるのは、このためなのかなぁと思った。

子どもと接する時は、自分が言う言葉にすごく気をつけた。

「自分は見られているんだ」と思うたびに 「まず、自分がしっかりしなければ、保育者にも母親にもなれないな」と思い知らされた。

当たり前のことなのに、自分に自信が持てない自分が恥ずかしかった。

保育者になりたくて実習に来たのだけれど、それ以前に「ちゃんとした人間にならなくてはいけないな」と思った。

今回の実習で学んだことは、私の今までの行動の反省にもなったように思う。

本当に、実習をしてよかったなぁと心から思う。保育園の先生方へ 4日間の実習をさせていただいて本当にありがとうございました。

迷惑をかけてばかりで、とてもお世話になりました。

今回体験したことは、私にとってこれからの目標の支えになることと思います。

保育園で学べたことを本当に嬉しく思っています。 ありがとうございました。

以上です。 今度あえる時を楽しみにしています。(職員一同より)