ほ育園のお手伝い(2004/11) 

 毎年夏休みになると卒園児を始め何人かの小・中学生たちが保育園にお手伝いに来てくれます。

先日、小学校4年生の男の子が「夏休みの出来事」という題の作文を持ってきてくれました。

それを読んだ先生たちは、その観察眼にびっくり!「そう、そう」ともう大笑いで読ませてもらいました。

本人了解の元、一部紹介したいと思います。

                   「ほ育園のお手伝い」


 
ぼくは、夏休みにほ育園のお手伝いをしました。

その中で、一番おもしろかったのは、赤ちゃんのいる赤組(
0,1歳児)さんのお手伝いです。

夏休みの自由ほ育の時に、赤組さんのマキちゃんの世話をしました。

赤組の子は、最初、ぼくをじーっと見て、はずかしかったです。でも、すぐになれてしまいました。

砂場でぼくが、砂山を作るとちょっと目をはなしたすきにニコニコしながらこわしにきます。

きっとこわすつもりがなくても、遊ぼうとしてさわるとこわれるんだと思いました。

赤ちゃんは、細かくしないと食らべれません。

少し大きい子は、大きい子と同じ位の物を食べますが、きらいな物があると、

先生がむこうを見ている間に、ぽいっと下へ捨てちゃう子もいます。

おむかえの時、ぼくがまどから見て教えてあげると、ユイカは「ママ、ママ」と言ます。

おむかえにくると、はっとする子、ぼーっとしている子もいます。

お母さんがきて、かばんをとりにロッカーまで行ったのに、そこにおもちゃがあると、また遊びだしてしまう子もいます。

大ちゃんは、よくけんかをするけれど、ちゃんと意味があります。

先生にトイレに行くように言われても遊んでいて、みんなより後にトイレに行っている間に作ったおもちゃを、

おむつの子やトイレから帰ってきた子がとったり、こわしたりしたので、

大ちゃんがおこってけんかになったこともありました。

マキちゃんはとても頭がいいと思います。

先生にトイレに行くように言われたら作っていたおもちゃを先生にあずけて行きます。

赤組さんの子どもは、みんなにてるけど、すこしずついろんな所がちがっています。

そのちがう所が、みんなかわいいし、それがいいんだと思います。

来年の夏休みも、ぼくは赤組さんに行って赤組さんの子の世話をしたいと思います。


以上です。

楽しい作文をありがとね、来年も先生たちは待っているからね。