思いやり?(2005/5) 

相手を思いやる気持ちがまだまだ育ってないように思われている1才児(1〜2歳)の子たち。

でも、0、1才児さんが一緒にいる赤組さんではこんな姿も見せてくれます。


ゆうくんは、自分より小さな0才児の子(ゆうくんももちろん小さいのですが・・)が泣いていると

さっと絵本を持ってきてくれます。そして、その子の前でパタパタと絵本をめくってあげます。

ゆきちゃんは、これまた小さなみきちゃんにスプーンで給食を食べさせてあげます。

先生があげても絶対食べない野菜もゆきちゃんがあげると食べてしまうみきちゃんです。

そうまくんは、0才児の子のお迎えが来るとサササッとその子の鞄をロッカーから取り出してお母さんに手渡します。

「ありがとね!」と言われてとっても嬉しそうです。

赤ちゃんが床に突っ伏して泣いていると自分も床に横になりながら「いいこ・いいこ」と頭を撫でてあげるまさくん。

ホント、自分より小さな子の動きはよ〜く見ている1才児(1〜2歳)さんたちです。

でも、ハイハイしていた時は優しくしていたのに歩き出したとたんにライバルに変身!

絵本やおもちゃの取り合いを始める子もいるのですから面白いですね。

この子にとっては、ハイハイしているうちだけが“赤ちゃん”のようですよ。


自分より小さい子限定の優しさ?なのか、先生やお母さんに褒められるから?

なのかは分からないところもありますが、優しい心の芽生えが見えます。

そして、同じぐらいの年頃の子は、今度はライバルであると同時にとってもステキなお友達にもなってきます。

まだまだ赤ちゃんのように思われている赤組さんですが、保育園では、お母さんたちには見せない一面を見せてくれます。

朝、お母さんに抱かれてやってくる時は、本当に赤ちゃんだな〜って思うけど、

保育園で一緒にいる時は、とても小さな子とは思えません。

先生たちが、何を考えどんな気持ちかもちゃんと感じ取っている。

ホント、一人の人間だなぁ〜って感心することばっかり!の赤組さんたちですよ。