[子どもが幸せを感じるときって?]('10/12)
 
 みなさん、一度目をつむってお子さんの顔を思い出してみて下さい。
みなさんの脳裏に浮かぶお子さんはどんな顔をしていますか?
笑った顔、怒った顔、甘えている顔、すねている顔・・。
では、あなたは、その時にどんな顔をしていましたか?

子どもたちってどんなときに幸せを感じているのでしょうか?
以前、中学生たちに「保育園や幼稚園の頃、どんなときに幸せを感じていましたか?」
というアンケートをしたことがあります。

その結果は、「ディズニーランドやキャンプに行った」というようなことではなく、
「毎日保育園に行くときにお母さんが手をつないでくれたこと」
「休日にお父さんとキャッチボールをしたこと」
「家族でお風呂に入って今日の出来事を話していたとき」
「寝るときにお父さんの耳を触っていたとき」という本当に日常的な出来事でした。

その中で「お父さんやお母さん、そして家族の笑顔を見たとき」に
子ども自身も自然と笑顔になり、幸せを感じているようなのです。
お金があるとか貧乏だとか、お母さんが働いているとかいないとかではなく、
「家庭の中に笑顔があること」こそが子どもの幸せに関係しているのです。

私自身、自分の子どもたちの安らかな寝顔を見るたびに
「もうこの子たちには、一生分の親孝行をしてもらったな〜!」と感じたものですが、
きっと子どもたちもそんな気持ちを抱いた時の親の顔を見たかったのではないしょうか?