【子育て掲示板から】

冬休み明け頃から、次男くんの様子がちょっと変！
学校から帰ってくると何だかイライラ・プリプリ！
顔つきも怒ってる (><)！

という投稿に対してのレスです。

隊長です。

うちの三人の子たちにも反抗期がありましたよ。
三番目の長女は、今は、反抗期後期かな？（笑）

他の方へのレスでも書いたのですが、
この「反抗期」という言葉は、大人目線の言葉でして
子どもからすれば「自立期」なんですね。
いよいよ独り立ちする準備が順調に育っていると考えてあげてください（笑）

この反抗期である思春期は、子どもから大人への脱皮の時期なんですね。
ホルモンバランスも変わり、大人らしいからだつきになります。
一方、こころの面でも自分自身に目を向けるようになり、
急に親離れを始め、これまでとはちがった価値観を身につけようと模索します。
体も心も大人への変化の途中なので、
自分でもどうしていいのか分からない！って事にもなるのです。

でも、こうした変化をしないと大人にはなれないのです。
いつまでも子どもでいるわけにはいかないのです。
そんな時期をみんなで応援してあげたいですね。

先日も牟呂中3年生全員（3回に分かれて）が家庭科の時間を使って、
保育体験に来てくれたのですが（もう15年以上続けています）
この半分大人で半分子どもの時期が良いんですよ。

中学生たちは、一生懸命に園児たちと遊んでくれるのですが、
「僕は砂場、私はブランコ」と園児に手を引かれて右往左往。
「走ったら浴びないよ！」と園児に声を掛けても聞いてもらえず、
そのあげくに転んで泣き出し右往左往（笑）

中学生のお兄さんお姉さん、奮闘していました・・。
でも、多くの子が「疲れたけど楽しかった！」と言ってくれ、
「お前たち偉いな〜！」とホント思います。

これが高校生になると、「一緒に遊ぶ」と言うより
大人のように「・・してあげる」という感じになってしまうのです。
ちなみに、小学生だと園児と一緒に遊ぶより自分たちで楽しんでしまう・・（笑）

最後に中学生たちに感想を聞くと
「走ると危ないよ！と言っても聞いてくれなくて・・」とか
「みんな自分の好きなことばかりして困っちゃう！・・」とか。

そんな時に中学生に言ってあげます。
「でも、君たちも親や先生から見るとそうじゃない？」
「親や先生だって、君たちが憎くていろんなことを言うわけじゃないと思うよ」
「時には、上から目線で言い過ぎちゃうこともあるけどね・・」
「君たちには、君たちの思いがあるし、園児たちにも園児たちの思いがあるんだよ」
「どちらも大切にしたいよね・・」

中学生たち、意外と真剣に聞いてくれます。
毎回、中学生たちが帰る時、
園児たちが、テラスに出てきて「また遊びに来てよ〜！」
「遊んでくれてありがとう！」って手を振ります。
中学生たち、ホント嬉しそうに園児たちに手を振ってくれたり、抱っこしてくれたり・・。

園児たちにとっては、中学生のお兄さんお姉さんは、
何でも出来るスーパーマン・スーパーウーマンで憧れの存在なんですね。
中学生の時にこの体験をして、本園に就職した子も5人います（笑）
今では立派な先生ですよ。