[子どもがウソをついたとき・・]('11/02)
 

「子どもがこの頃よくウソをついて困る」というお母さんへのレスです。

隊長です。

保育園の子どもたちも嘘をつきますよ(笑)
「保育園に行きたくない!」ってダダをこねていた子が、
お母さんの姿が見えなくなるや笑顔で遊び出したり、
「給食がイヤだ!」と家で泣いている子が、
毎日お代わりをしているなんて事も!

先生たちは、「あの○○ちゃんも嘘をつけるようになったんだね〜」
って笑っていることもありますが、
やはり嘘をつくのには、子どもなりの理由があることが多いので、
その辺には、注意が必要だと思います。

「保育園に行きたくない!」って言っていた子は、
その頃、お母さんとお父さんがよくケンカをしていたそうですし、
「給食がイヤだ!」と言っていた子は、
お母さんが下の子に掛かりきりになっていたということも・・。

また、嘘というと悪いイメージですが、
人の気持ちを考えられるようになったために
(人を傷つけないために)つく嘘もあるんですよ。(良い嘘?)
太っている人に「あのお母さん太っている!」といって怒られた子もいるそうですよ(笑)

三歳くらいだとまだ時間の感覚がないので
「僕ね、昨日ね、ディズニーランドに行ってきたよ!」と毎日言っている子だっていますよ(笑)
また、本人はウソを言っているつもりではないのに、
まだまだボキャブラリーが少ないために、上手く言えなくてウソに聞こえてしまうことだってありますからね。

まぁ、子どもは嘘をつくもんだ!とある意味割り切ることも必要だと思います。
「嘘も方便」なんて諺もあるくらいですからね。

そんなことを言っても子どもの気になる嘘はあると思います。
その時には、嘘をつかれた自分の気持ちを素直に伝えることも必要です。
「正直に言って欲しかったな〜」とか「お母さん、悲しかった!」でも良いと思いますよ。

大切なのは、嘘をつくことによって相手がどんな気持ちになるのかを
少しずつ、焦らずに伝えていく努力です。

そういう経験を繰り返すことによって、
子どもたちは、態度にこそ表さぬとも、心の中では反省すると思います。
この幼児期には、まずはそれで良いのでは?

保育園の先生たちによると・・
「子どもが嘘をついたことを子どもの不安や不信を理解する機会と捉え、
嘘をついたことを罰しなくてはならない!と考えるよりも、
良い行いをした時に積極的に褒めることによって、嘘をつかなくなることも多い」そうですよ。

でも、どうしても許せない嘘や人を著しく傷つけた場合には、本気になって怒ることも必要でしょうね。
ただし、これを多用すると問題だ!と言うことも覚えておいて下さい。
いざという時のためにとっておいて下さいね(笑)