水を調べる目的
1.環境学習として
2.地元の水の状態を知る
3.その他

水にもいろいろありまして・・・ 飲料水  地下水、湧水、温泉など  農業用水  環境河川  生活排水  汚水 それぞれが、いろいろ関係しているのです。 調べる項目は、 飲料水など一番きれいと思われるものから、 その次にきれいな有用水として、  洗濯水  打ち水、  生物の生息する水 一番汚れていたり、使いにくい水としては、  汚水  工場排水  農業排水  生活雑排水  などなど、   調べる項目も、使う目的によって異なります。 飲料水なら   味、硬度、カルキの状態、におい、などを調べます 生物が生息する環境をしらべるなら  化学的な水質項目    pH, COD, BOD, 窒素、アンモニア、硫化物、塩化物、リン、鉄    有機物の状態、富栄養、  物理的な項目    にごり具合(透視度)、流速、流量、におい、     水温、外気温、地中温度  生物状態    微生物、水生生物、魚類や、鳥類、哺乳類、    ヘドロの体積、大気との関係、植生との関係  社会的な項目    人や、工場、通行、ごみの量や種類    合流、分岐の状態 汚水や、工場排水など地球環境への影響を調べるなら   劇物、毒物の有無。(ppmレベルでは一般に検査するのは無理)   →魚や、ミミズ、タニシなどが生息していることで、    一定の評価をする。 わたくしたちが調べる対象   田んぼの水   用水や小川の水   排水路の水    ただし、民家からの排水口付近はプライバシーの問題もある。      これらの水環境に、生物が棲めるかどうかという観点で調べる     化学的、物理的、生物的、社会的観点での項目     不十分さはあるので、既にいる生物、植物の状態から判断する     どういう生物がいるので、評価はどうだというもの。      動物、植物によってどの程度浄化されるかという程度も見る。      【水質基準】   一般細菌 100個/ml   大腸菌  飲み水には検出されないこと     大腸菌は、一般に腸の中にいる。それが排便とともに体外に出る。      それが、排水にあるのは、便との関係があるということ。   カドミウムなどの化合物  0.01mg/ml   水銀   臭気   色   濁度   pH 5.8〜 8.6   その他    【水質管理目標設定項目】   アンチモンおよびその化合物  0.015mg/l 以下   亜硝酸対窒素  0.05mg/l   二酸化塩素   0.6mg/l   農薬類   残留塩素       【排水基準】   pH 5.8 - 8.6   BOD 160mg/l   COD 160mg/l   浮遊物質 200mg/l   フェノール類 5mg/l   リン  16mg/l    【環境基準】   健康項目   カドミウム  0.01mg/l   鉛      0.01mg/l   ヒ素     0.01mg/l   PCB      検出されないこと   総水銀    0.0005mg/l   トリクロロエチレン  0.03mg/l      生活環境項目(河川)   pH 6.5 - 8.5    6.0 - 8.5      BOD AA 1   BOD A 2   BOD B 3   BOD C 5          実際に、住民が川に入り調査することで、川をまもろうという意識が高まる。 いろいろな川の水を調べることで、評価の目が養われる。 市民運動の芽生えとなる。 技能が高まる。関心、理解、問題解決意識、行動。   調べる技能。情報を分析する技能。取組を評価する技能。他者に伝達する技能。    水環境をテーマにした、学習内容 水の働きの大切さ   命と水   水園生態系   水辺の恵み    水の循環   水の量、水源、ダム、湧水や地下水など   水循環の経路   上下水道、井戸、植物、水田   生物濃縮     プランクトン       水の利用   水資源開発     公平な分配   水に依存する社会   飲み水や生活用水   水と人間活動・・・地域、伝統産業、農業、工業、歴史的施設    水の汚濁と浄化 水の管理と保全   水源保護   水循環の修復、復元、管理   管理とネットワーク   水害対策   

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