ふる〜い98を端末に

98というとwindows98と間違われそうな時代になってきましたが,かつて一世を風靡したpc98シリーズはなく子もだまる標準機でした.
windows3.1も走らない,つまり16bitの98(DXかなんかだったと思う)があって,しかもLAN Card がささっていたので,UNIXの端末にしました.
FreeBSDパワーガイド(秀和システム)を参考にしましたが,記述に誤りがあってダメでした.
まず東大のftpサーバからmsvp98b1.lzhを拾ってきます(urlは忘れてしまったのでArchieかなんかで探してください).京大のftpサーバのmsvp98_125.lzhは古いバージョンですがLANでは動きませんでした.
a: \kermitというディレクトリを作って,その中に展開します.ソースなども一緒に展開されますが,必要なのはexeファイルだけだと思います.
このディレクトリの中にkermit.iniというファイルを作って,次の様に記述します.
set tcp/ip address 192.168.2.4
set tcp/ip subnetmask 255.255.255.0
set tcp/ip domain garo.com
set tcp/ip broadcast 192.168.2.255
set tcp/ip host 192.168.2.1
set port tcp/ip
自動的にコネクトしたければ,connectを最後に記述します.
パケットドライバを常駐させます.例えばmelcoのlgyシリーズだと,
lgypkt 0x60 3 0xd0
のようになります.
このドライバは他のネットワークシステムと競合するので,そちらのほうは切っておかなくてはいけません(例えば簡単WEBなど).メニューソフトなどで環境を切り替えられるものは,config.sysやautoexec.batに相当するものを複数用意してください.
a:\kemit\msvp98 -f a:\kemit\kermit.ini
と入力してMs-kermitのpromptからcまたはconnectと入力すれば,loginプロンプトがでます. 一々入力するのは面倒ですから,バッチファイルに記述しておきましょう.
こんなぼっちいコンピュータからunixの画面が出ると,ちょっと感動します.