井上陽水の曲に「少年時代」という美しい曲がある.冒頭は「夏が過ぎ風あざみ・・・」であるが,カゼアザミという植物は無い.陽水自身の造語であるということは聞かされていたが,2009/08/27NHKの番組で陽水自身が語っていたので記録しておこう.以下,その部分の引用である.

「もう,お騒がせしました.ご苦労様でございます.かぜあざみという言葉がまあ出てきたわけですよね,そのメロディーの時に.そしてまあ,なんとなくまあ,僕のその時の印象は,オニアザミがあればかぜあざみもきっと有るんだろうなあ,って感じでまあやって,で,と同時にもしこれが無かったら事件だなとか全然思わなくて.まあ無きゃ無くて,別になんか辞書に無い言葉を歌詞に使ったら禁固十日ですとか,そういう法律も無いわけですから.ハハハ.」