立派な箱に入ってきたのは良かったが、使ってみるとフランジバックの精度がイマイチ。 レンズのメモリで3mぐらいのところで、無限遠に焦点があう。つまりアダプタが薄すぎる。 中国製アダプタの多くは、工作精度が出せない製造過程で、確実に無限遠撮影ができる製品に するために、「オーバーインフ気味に」作られているのだが、ちょっとこれはひどい。要するに アダプタの厚みを増やしてやればいいので、アダプタが2つの部品をネジでつないだ構造になって いるのを利用して、間に適当な紙をはさんで調整してみたら使えるレベルになった。ロシア カメラではよくこのようにしてフランジバックを調整している。全体的につくりや仕上げは丁寧だ。