バックカントリースキーフェスティバルとは

2003年2月18日記す

TAJのバックカントリースキーフェスティバルとはどんなものかご紹介


今回で第3回目を迎えるバックカントリースキーフェスティバル(通称BCF)ですが、毎回、場所や内容が少しずつ変化してきています。今までの様子を紹介して、BCFとはどんなものか分かってもらえたらと思います。

BCFの母体となったのは、合同ツアー講習会でした。これは数年間続いたイベントで、ツアーリーダー養成のための研修会と、初級者のためのツアー講習会をあわせたものです。やや参加メンバーが固定化する傾向が出てきたので、さらに入り口を広げて、「ちょっとツアーというものを経験してみたい」という人、ゲレンデでツアーの滑りの手ほどきを受けてみたいという人を対象にしたイベントに変身させ、さらにフェスティバルの要素も加味したのがBCFです。

結構手ごわい深雪を滑る

第一回(2001年)は、小谷村の白馬コルチナスキー場で開催されました。当時、このスキー場ではダブルブラックダイヤモンド(DBD)クラブというものがあり、講習を受けてメンバー登録すると、ゲレンデ内の林間や、今は使われてない未圧雪のゲレンデを滑ることができました。スキー場の特別のご協力により、BCFの講習受講中は、メンバー外でもこのようなコース外滑走が許され、「リフトで登ってオフピステを滑る」という、なかなか他にないレッスンをすることができました。BCF直前から大雪となり、参加した人はふんだんな深雪を楽しめました。初心者用にはゲレンデ講習もあり、グループで参加されても、各自の好みと足前にあわせて講習を選べるようになっているのは、現在まで同じです。


開会式 達人の雪洞掘り

栂池のゲレンデトップから出発

第二回(2002年)は、栂池スキー場で開催されました。この年には、コルチナのDBDは取りやめになっており、結果的には岩岳スキー場に移動したのですが、BCFの企画段階では未定だったので、オフピステへのアクセスがいいスキー場として栂池が選ばれました。このときには、通常のツアー講習のようなスタイルで、ゲレンデトップから、林道を成城小屋か天狗原あたりまで登り、途中でツアー技術や滑りの講習を行いました。天気がよくてあまり深雪にはめぐまれず、風でパックされた雪の滑りの体験はたっぷりできました。スキー場が広いので、フェスティバルとしてのまとまりにはやや欠けましたが、逆に一般のスキーヤーが興味を持ってくれて、テレマークを体験していました。


途中の山小屋前でコーヒーサービス

そして、第三回を迎えるわけですが、今回は少し移動して、新潟県関温泉スキー場です。テレマークスクールのSarcの根拠地にして、深雪の宝庫ですが、さて当日はどんなコンディションでしょうか。ゲレンデ周辺の林間講習もあるようです。今回は結構豪華な講師陣による講習に加えて、講習なんか受けないよという人にも楽しんでもらおうと、テレサバレースが企画されています。その名が暗示するようにサバイバルレースになるのでしょうか。もちろん今までのように、試乗会や抽選会付きパーティーもあります。疲れた体を休める温泉も楽しみです。


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