LFO+GATE Delay
回路
LFO部には、ICL8038を使用しました。
このファンクションジェネレータ用ICは、設計を容易にさせます。
しかし、出力波形の取り扱いには注意が必要で、特に正弦波は高抵抗で受けないとすぐに波形の乱れになります。
本機では、正弦波にはボルテージフォロアを用意しました。
また、三角波と矩形波を使って、鋸歯状波を生成し、更に反転させた逆鋸歯状波も用意しました。
GATE Delayは、LFO専用のVCAで、VRで設定した時間だけ遅らせて変調がかかるようにするものです。
VCOにビブラートとして変調をかけるだけではなく、VCAに変調をかけてトレモロとすることも可能です。
ICL8038は既に生産完了ですが、少量ならば手に入ると思われます。
また、オペアンプやタイマーなどを使っても、同機能を得ることができます。
なお、このLFO自身にも周波数変調のための端子を設けてありますが、エクスポーネンシャル特性ではなくリニア特性になります。
調整
ICL8038の時定数によって、発振が途絶するポイントがあります。
それについては、R6(2kΩ)を変更することで、正常に動作するようになります。
カットアンドトライで、確定しています。
これが、唯一の調整箇所です。