Ring Modulator1

回路

 掛け算器RC4200を使用したリングモジュレータです。
リングモジュレータの実体は、掛け算器そのものです。
 リングモジュレータの基本回路は、4つのダイオードと二つのトランスで構成され、無線の世界ではA(SSB)復調器として昔から親しまれたものです。
RC4200は、アナログ演算器用途ですが、同様の結果を得ることができます。
なお、4200は既に廃品種なので、ダブルバランスドモジュレータの1496(796・1495など)を使用した方が良いでしょう。

調整

 T1とT2はそれぞれ各入力がない時の漏れを無くす目的のものですので、片方の入力だけの時に出力がゼロとなるようにそれぞれを調整します。
T3は、ゲイン調整で、入力に応じて最大出力が同等になるように(ゲインが0dBとなるように)調整します。
T4は、オフセット調整となります。
  

元のページに戻る