VCA1

回路

 OTAを使ったVCAです。
OTAには、CA3080を使用しました。
このICは、既に生産完了になっています。
 このVCAでは、反転入力・反転出力を設けています。
複数のVCAにより、時にはリングモジュレータを構成することもできるかもしれません。
また、リニアとエクスポーネンシャルのカーヴを持っています。

調整

 CA3080を使ったVCAは、急峻なCVの変化に対して、時としてボツッというノイズを発生させることがあります。
T1でオフセットを最小にし、T4でエクスポーネンシャル側のCVのオフセットを調整します。
実際には、この二つを使って、リニア側とエクスポーネンシャル側のポップノイズを最小にします。
T2とT3を使って双方の出力を均等にしますが、現状ではエクスポーネンシャル側の出力が若干小さい状態でポップノイズも最小になっていますので、そのままにしてあります。

 

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