手筒花火が出来るまで

(1)竹切り         ホームへ戻る    ホームの手筒へ  

 

 

竹薮が大きい林の木の中の竹は肉厚が薄いので注意し、2、3年物の竹は弱いのでさけ、竹の色は緑色から段々濃くなり、緑黒くなった竹を選ぶ。

市内の多くの町内が取りに行く処は市郊外にある石巻山麓にある竹林。

町内によっては、早くから役員が偵察に来、竹に各町内の絵札を貼ったりしてある。

選りすぐった、孟宗竹を切り出し、筒の長さを揃え、灰汁抜きをおこなう。

 

選定基準は、

1)火薬の量(斤数)

2)火薬の予算

3)奉納するメンバーの内容(新人、、ベテラン比)

4)祭礼の役番か、否か。等で3年以上の孟宗竹を選ぶ。一般には肉厚で細身を好む。肉厚で安全性。細身で火薬は少ないが消費時間を長くすることが出来る。但し、各町毎の伝統によって、大きく異なる。

とにかく祭礼に参加させてもらう人は、自分(が過去他の町内で経験した)の経験を言わないこと。

切り倒した竹を、ドラム缶で入りやすい長さに揃えて切る。

切ってきた竹は、灰汁抜きを行う。

この方法も各町内によって、

1)湯で、煮る方法と

2)焼く方法が、ある。当町内は両方とも経験済みであるが、ここ数年は煮ている。

竹の油ぬきは、ドラム缶等で80度〜100度の湯水に10分程度で油ぬきをする。余り長時間だと竹が弱くなる。

かがみ(火の吹き出るところ)をいれる

これも自分達で桧を切って入れる町内もあるし、業者に発注する町内もある。

当町内は後者。ほとんど毎年、火薬同様100円づづ値上がりするのが、頭痛の種。

また、泥でかがみを作る町内もある。これも伝統でどちらがいいかは下手に言えない。

 

(注)花火に関しては、皆自分達の花火が最高と思っているので、下手なことを言うと喧嘩ざたになる。( ⌒‐⌒)

祭礼当日に、年休を否定されると、当然のように会社を辞めてしまう人達も多い。一年の

楽しみを花火に置いている人達が、相当存在しますので、気をつけましょう。


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