□□□□□□□          □□□□□□□         2004年日帰り登山 □□□□□□□          □□□□□□□ from 豊橋市 写真入りの方は http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama000.htm ======================================================================== 2004年1月7日(水) 鞍掛山 883m 白岩山 630m 単独 快晴 無風 携帯可 ======================================================================== 正月から好天が続く。少々寝過ごしたけど出発。 仏坂峠までの登りに入る、1月ぶりとは言え年末年始の暴飲暴食が堪えて ピッチにリズムが作れない。 峠を通過し鞍掛山への最初のステップ771mへの急登に入る。 テープがあちこちにあるが尾根の上を真直ぐ直登していく。 小ピークを越え少し下り再び直登を繰り返し771mに出る。ピークの先には 直進禁止の柵がしっかり造ってあった。ここから北西、右後方へ一気に下り鞍部に出る。 鞍部から右手のピークを巻ながら888m峰直下の最低鞍部に出る。 冬なのに暑い登りが始まる。100m位の直登が続く。この辺りの低山は登山道廻りは枝が払ってあり 人間が通るスペースがあるけど、足元が整地してあるわけでないので踏ん張りが効かない。 結局木に捕まったりしながら、攀登っていくしかない。 陽が当たり明るくなった頃、GPSを見ると「まもなく目的地」と表示され、直ぐに888m地点に到着。 標識も何もない。暑い、上着まで汗が染みている。 小憩して本山へと林の中を進む、左に馬桶岩を過ぎ四谷への分岐を越えると目の前に東屋があり その横に鞍掛山883mの看板がある。見晴しはない。 小憩して下山へ、もう一山やるつもりなのであまり体力を消耗しない四谷コースを選んだ。 このコースは東海自然歩道のため階段状に整備されており一気に走り下りた。 カシアゲ峠を過ぎ看板に導かれて歩むと突然民家が現れて躊躇する。 家の前の道(下の道)を通り階段を上って道路に出、四谷の千枚田を見下ろす公園を通過。 県道に出て嫌な舗装道路歩きを20分位で仏坂トンネル前の駐車場に到着。 そのまま靴を脱がず、スズガタ林道へ向かう。 2001年に版を重ねた愛知の130山には「普通乗用車では通行が難しい」とあるのでついつい躊躇していた。 国道からスズガタ線に入ると道路は直ぐに荒れた状態。 道幅はあるので慎重にゆっくりと進んだ。方向転換可能場所をチェックしながら行くうち左手に 白岩山登山口という小さな看板があり、廻りに赤いテープが上へと続いていた。 登山口の前に二台位の駐車スペースがあり方向転換も可能だ。 下見のつもりだったけど一応リュックを背負って登りだす。 登山口から尾根上に真直ぐに人間の幅分の隙間が道として造ってあり両脇の木立にテープが頂上まで 付けてあり最近登山道を整備したようだ。 上記の本には登り1時間足らずとあったので、実際にはもっと短いはずなので急ピッチで飛ばして登った。 木立の間に青空が見えだしたのでGPSでみたら、マークが白岩山を指しており簡単に登り終えたので安堵した。 少し登ったら木立の中視界は利かないけど山頂に到着、結局登山口からほぼ真直ぐに直登、急登の最短コースだった。 20分位で登リ終え、下りは10分もかからなかった。 下山してゆっくり運転してたらバッグミラーにトラックが写った、誰もいないと思いこんでる時に 現れると非常に驚く。 国道に出て、三河川合で今回も梅の湯に入って汗を流す。 当然ながら、この山行きは誰にも会わなかった。 10:33 仏坂トンネル出 10:48 仏坂峠通過 11:25 771m地点通過 12:00 888m 12:08 12:14 馬桶岩通過 12:19 鞍掛山山頂883m 12:40 13:07 カシアゲ峠通過 13:23 県道へ出る 13:46 仏坂トンネル 14:25 白岩山登山口 14:44 白岩山 630m 14:47 14:55 白岩山登山口 (登り約20分 下り約10分弱) http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama1.htm ================================================================ 2004年1月21日(水) 高畑 761.9m  単独 曇 無風  携帯可 ================================================================ 「愛知の山130」という本に「登山道のない山」として紹介されなければ見向きもされなかった山の一つかも知れない。 山屋には簡単に登れる山より、注意を促すために用いる熟練向きと言う表現が、より誘惑的な言葉に聞こえる者もいる。 ガイドブックに紹介された山は、時として離山のように持ち主が迷惑するような問題も生じる。 この山も個人の持ち山みたいなので、そのうち迷惑がられることになるかも知れない。 本来山登りは、地図を眺めながらコースを考えアプローチを工夫するなど計画してるときが楽しい。 以前から、計画は出来ていたので冬の緑の少ない、生物の少ない時期にこそ最適なので出発。 ただこういった山は冬場はアプローチの道路状態が悪いとこが多いのでそれがネックだ。 今回も上六橋手前、高畑林道には日影箇所に積雪があった。 2001年のweb上の記録を読むと、林道は工事中で未舗装とあったが、上六橋から先も鋪装された小奇麗な林道が続いてた。 橋の手前1〜2台駐車できる場所がある。 橋を越えると直ぐ左手に電柱No.551に(橋から2本目)テープやら殴り書きが書いてあり登山口は直ぐに判る。 薄暗い樹林の中に入ると橋の先に在った堰堤の横に出て、そこから尾根の急登が始まる。 既に先人のテープが要所ごとにあるが、尾根を外さないで登って行けば問題ない。 尾根の形状もヤセ尾根に近いので迷うこともないし、この時期なので下草も無く低木草群も無いので見通しもあり 真直ぐに急登して行く。曇とは言え、風はなく樹林帯の中は暑く汗が流れる。 小枝に捕まりながらよじ登っていくと突然緩い登りに変わる、やがて少しの登りで山頂からの尾根の鞍部に出る。 右の方向に再度ヤセ尾根を登って行くと樅の木の立った小ピークを越える。 緩く下るとちょっと幅広い鞍部に出る。この当たりは伐採してあり山頂への斜面が目の前に壁になってる感じ。 幅広尾根を尾根上に沿って登ると、樅の大木にぶつかる。この大木があるのでこの辺りにはテープは無かった。 大木から少し登ると山頂から南西への尾根分岐になる。南西方面のピークへ少し下ると四谷の部落と鞍掛山が木々の間に見える。 戻って山頂へ向かう。最近登山倶楽部が掛けた山名板が4枚ほどつるしてあるだけの展望の無い薄暗い頂きに着く。 下の部落の方から丁度お昼の合図が聞こえた。 軽く休憩して下山にかかる。同じコースを下山する。登ってくるときに注意しておいた派生尾根への曲がり角だけ注意して一気に下る。 結構な斜度が有木に捕まりながら駆け降りた。登り同様汗が噴きだす。 上六橋からは鋪装された高畑林道を走行して海老を通って帰宅。林道は細かく退避場所も設置されている、林道の宿命?ガケ崩れや倒木が 所々にあるが、車幅分は確保してあった。 3時には帰宅して銭湯に寄って汗を流した。 今回も私だけの貸し切りだった、 10:36 上六橋 11:30 山頂からの尾根鞍部に出る 11:40 樅の木の小ピーク越え 11:42 樅の大木 11:55 高畑761.9m  12:10 12:26 尾根鞍部 12:40 上六橋 (登り 84分 下り30分) http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama2.htm =========================================================================== 2004年2月18日(水) 古戸山 759.9m 御殿山 789.3m 単独 快晴 無風 携帯可 =========================================================================== 好天に誘われて明神(栃の木沢)に行こうか迷ったがまだ行ってない方にしてみた。 何時も前を通過していた休憩所が布川でココから登る。 休憩所の前にも駐車できるけど登山口側のカーブの広い路肩に停車して登る。 案内板にしたがって道路に沿って登り林の中に入るとやがて民家を右手に見て林道にでる。 しばらく林道を歩くと右手に登山口の案内板があり、左手に登山道が延びている。 尾根の上を素直に登って行くと赤松が立った視界の開けた場所があり、明神山やこの後 登りに行く御殿山の展望が望めた。 更に尾根上を登って行くと尾根分岐にでて右折れし、ここだけ風が吹きつける尾根の上を少し登ると山頂に着く。 山頂辺りには白いものが若干残っていた。 赤松までに少々と最後の登りに少々急登があるけど苦にするほどではない。 山頂は展望はないが上空は開けてるのでGPSは電波をひろってた。山頂の先から遠く南ア前衛の 雪山が光っていた。 下山は往路を駆け降り、直ぐに中設楽から槻神社に向かう。 下原から槻神社、御殿山の案内板に従い杉の大木に囲まれた槻神社に到着。 部落は日溜りの中にあるのにここは薄暗い。神社前に駐車し昼飯を食べる。 神社横から竹林を抜け、滑り台のような歩きやすい一本道のように延びた登山道を気持ち良く登る。 20分程でやっと右に曲り二度ほどジクザクを繰り返すと尾根の上にでる。 尾根に沿って登って行くと突然共同アンテナが設置された陽当りのいい明るい場所にでた。 ここからは明神、宇連、鞍掛、岩古谷等の展望が良い。 再度暗い樹林帯に入っていくと多分御神木と思われる巨木があり、最後の急登を少しだけ登ると 休憩所みたいな小屋があった。中に囲炉裏にヤカンがつるしてあり登山道や植林の整備具合から 結構人が頻繁に出入りしてるようだ。 小屋横の狛犬の間を登ると山頂神社にでる。裏手に三角点があるけど山名を表示したものはない。 足元の材木にマジックで御殿山と書きなぐってあるだけだ。 ここも山頂周辺は白いものが残ってる。 小憩してると、珍しいことに登山者が登ってきた。昨年末から近場の山の山中で出会うのは初めてだ。 帰路は歩きやすい道だけに一気に駆け降りた。 いつものように、三河川合で風呂に入り帰路に、途中新城手前の幅は広いのに50キロから40キロに速度変更してる地点で ねずみ取りをやってた。 10:32 布川バス停 10:48 林道上の登山口 11:08 赤松のビューポイント 11:19 尾根分岐 11:30 古戸山 759.9m 11:40 12:06 林道にでる 12:17 下山完了 12:47 槻神社 13:08 長い一本道がやっと右折 13:24 共同アンテナ 13:36 御殿山 789.3m 14:00 14:18 下山完了 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama3htm ================================================================ 2004年2月25日(水) 宇連山 929.4m  単独 快晴 無風 携帯可 ================================================================ 昨晩宴会だった。今日は好天気だ。スタートは遅い。デジカメは子供に取られた。 GPSのログ取りをしたい。最悪の体調、最高の天気、近場で登山の感覚を味わえる、 と言えば宇連山しかない。 それでも二年前より15分位遅れて出発。 南尾根の途中から陽を浴びだし398m展望台までの岩のヤセ尾根歩きは汗だらけ。 風も無く暑い。展望台の東屋で上着を脱ぎ身軽になって遠くに見える900m標高に向かう。 道はしっかり整備されてるし、煩い子虫もまだ少ないし、草木も枯れて展望もあるし 足元もみやすいので快適に登る。617mピークの手前で樹林帯の巻道登りになり、ログが切れる。 総じて上空が空いてるので、多分ログ取りは出来てるだろうと楽しみながら登った。 下石の滝分岐を過ぎたところで、下山者と(一名)すれ違った。珍しい。 730mの北尾根分岐を過ぎ、最後の登り前回とは異なり、GPSが後500m、目的地まで後15分とか 表示してるので助かる。 前回より少し登頂時間も余分にかかるようになった。普通こんな時間に山頂にいてはよくないのだが、 この山は急な分下山時間が短いので少々遅く山にいても心配がない。 これが明神山だと下りにも2時間程かかるし、樹林の歩きなので陽が射さないため2時には下山しないと暗くなってしまう。 風もない静かな山頂で食事と小憩して直ぐ下山。暖かい内にトットと北尾根分岐に向かって走り下りた。 陽を求めて亀石・下石の滝へのタキ尾根を下山。結構上を覆われてるように思ったが下りは 山頂から下石の滝まで一本でログが取れていた。 また滝の少し下から駐車場までも一本でログが取れていた。 県民の森もまだ開花前なので人影もなく静かだった。 何時のように梅の湯で休んで帰宅。 11:08 県民の森駐車場 11:49 398m展望台 11:55 12:41 シャクナゲ自生林分岐 13:21 617mピーク 13:27 下石の滝分岐 13:35 亀石の滝分岐(タキ尾根) 13:47 北尾根分岐 14:07 棚山高原分岐 14:23 宇連山山頂 14:35 14:58 亀石の滝き分岐より下山 15:26 下石の滝との分岐 15:37 下石の滝 16:15 下山完了 余談だけど、今日久しぶりに「愛知の130山」の宇連山の項を読んだ。滝紹介コースとして 下石の滝を通ってそのまま尾根に出て山頂を目指し、帰路は北尾根を下りて亀石の滝と蔦の滝を廻る案内。 下石の滝の後には、「杉木立の急登を登りきると、明るい稜線へと出る…」としか紹介してないけど、 この急登はかなりキツイのだ。沢をつめ標高差300mを一気に登る。隣のタキ尾根も同様にキツイ。 暗い沢つめか明るい尾根登りかの違いだ。近場の山の中では厳しい登りの代表と思う。 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama4.htm ================================================================ 2004年3月10日(水) 明神山 1016m  単独 快晴 無風 稜線上携帯可 ================================================================ やっと春らしい暖かい高気圧に覆われた好日になった。朝9時30分にでたけど 時間的に明神山あたりにしか行けそうにない。また大峠や白鳥山ではもの足りない気がした。 それなら明神の鬼岩から栃ノ木沢コースがまだやってないので、このコースを試してみることにした。 乳岩駐車場には珍しく4〜5台の車が停まっていた。 いつものように一気に鬼岩乗越まで行き、そこから栃ノ木沢方面へ入った。 小さな上り下りを繰り返しながら尾根を巻き込み中道コース分岐を過ぎ、鉄塔を正面に見ながら大きく下り沢へでるかと 思いきや沢を巻き宇連ダムへの栃ノ木沢分岐に出る。ココまでの道は山ガレしてるせいか鮮明で歩きやすかった。 分岐を過ぎると道は少し荒れだした。分岐にある沢でなく再度大きく尾根を巻いて隣の沢に下り、朽ちた小屋の横から 急登を始める。約350m程の急登、道はテープが合ったり、ペンキが印してあり雪等でコースが覆われない限り間違わない。 ここの急登に比べれば鬼岩乗越から六合目に登る途中の胸突八丁は子供の滑り台のような物。 ゆっくり休まず歩を繰り返し思ったより早く中道からのコースに出会う、ちょっとがっかり。 更に急登を少し繰り返すと山頂からの鞍部に出る。 鬼岩乗越から六合目稜線から山頂へのコースに比べると起伏がないので単調すぎて不満感が残った。 それならばと時間が早いので鉄塔へ行ってみることにした。 少し登ると明るい鉄塔前に出る。鉄塔前からは作業用のレールが伸びており昔明神に簡単登山した話を思い出した。 再度明神へ登り直す、珍しく山頂に登山者が見えた。着いたときには何時も通りの静かな一時。 軽食を終え下山。何時ものごとく私が最後の登山者と思って下ってると7合目で登ってくる登山者とすれ違う。 後は勝手知ったる下山路を単調に下った。 鬼岩は岩登りの練習場として人気と聞いてはいたが、私の登る時が不人気な季節ばかりなのか一度もぶつかったことは無かった。 今日は始めて1組がやってるとこを見た。 10:40 駐車場出 11:59 鬼岩乗越 12:22 栃ノ木沢分岐 12:32 栃ノ木沢小屋横から登り開始 13:05 中道コース分岐 13:18 稜線上鞍部 13:25 鉄塔 13:41 明神山 13:59 14:20 六合目 14:41 鬼岩乗越 15:35 駐車場 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama5.htm ================================================================ 2004年4月 7日(水) 山伏 2013.7m  単独 快晴 無風 稜線上携帯可 ================================================================ 白根三山から始まり間ノ岳で分岐した一方の尾根伝い最後の2000m峰。 安倍川流域の山では横綱級の人気度を誇る山だそうだ。 その一方で隣の大谷崩れに代表される安倍川源流で山の崩壊が進行してる山域でもある。 安倍川、大井川の分水嶺で北方は富士川とも分け静岡市内から一気に行ける2000m峰を近場に持つ静岡市民が羨ましくも思える。 場所は静岡IC真北梅ケ島温泉手前新田の村から左折して別荘手前から林道に入る。熊注意、林道工事案内等看板は立ち乱れていて 山伏西日影沢と言う看板を見落としそうだ。(先週妻と下見に来たときは見落とした) 未舗装の林道を行くと登山者用の駐車場が用意してある(10台前後かな) 30m程先の沢を渡ったところに(林道通行止めゲート手前)登山口の看板があり、ワサビ運搬用のレールに沿って登る。 少し登ると対岸にワサビ畑が見えレールが左右に別れる。その先を下ったとこで川床に下り対岸に渡る。 再度沢を渡り登って行くと大岩があり、ワサビ小屋と蓬峠(山伏)の看板がある。その先にベンチもある。 再度ワサビ畑の横を登って行くといよいよ蓬峠への急な登りが始まる。 崩壊中の斜面を急登しながらつめていくと最後の水場に出る。これでやっと沢の音とも分かれ枯れ笹の急登を繰り返すとまもなく 蓬峠、1470mとなる。やっと視界が開け明るくなったのでベンチに越しかけて大谷崩れの展望を楽しむ。 ココからは尾根に沿って急登続くが登山道は良く整備されており歩きやすいので気持ちの良いリズムで登って行ける。 途中丁度良い見晴しの付近にベンチが置いたビューポイントもある。 崩れていく大地には常時目を配り危険回避の整備を行ってるが余計な手は入れず目立つような派手な看板もないのが非常に良い。 1800m辺りから残雪が残っているけど別にアイゼンを付ける程ではないのでそのまま登った。 尾根を登りきるとなだらかな雪原が広がり緩い登りを行くと牛首峠との分岐点に出る。 くさりかかった雪面を登って行くと小高い丘の上に山頂らしき看板が見えだし同時に登りが無くなり山頂に到着。 無風で明るい広々とした雪原、季節なら笹林と花畑と広い展望で人気の場所と想像できる。何となく昔歩いた 上州国境堺の山々、谷川連峰から巻機山の山陵を思い出した。 遠く南アの聖、赤石岳が真白く輝きたった一人の至福の一時を演出する。 始めての山域で雪原が続いて体力消耗するので大谷への縦走は止めて来た道を引返すことにした。 静かな山頂を後にして雪道の下山を開始、分岐から雪原を過ぎ尾根のピークから小気味よく下る。 面倒な箇所は固定ロープに捕まって一気に駆け降りた。雪面の始まる付近で登ってくる一組1700m辺りで単独に出合った。 蓬峠で暑い陽射しを浴びて沢への下降に向けて少し休んだ。 下りだすと登りの感じとは異なり短時間で要所要所を通過し気付くと林道に出て終わってしまった。 豊橋からはちょっと時間がかかるけど、豊根の山に行くと思えば差はないので今後も利用させてもらうことにしよう。 行動時間は持って行った時計の調子が悪くてタイムが正確でなかったので、GPSの記録時計から参照した。 2004年4月7日 水曜 7:31 西日影沢駐車場 8:45 最後の水場 9:03 蓮峠 10:22 尾根の終わり 10:40 牛首峠分岐 10:52 山伏2013.7m 11:18 11:22 牛首峠分岐 11:30 尾根の終わり 11:38 残雪の開始地点 12:14 蓮峠 12:22 12:34 最後の水場 12:41 急登開始地点 13:18 西日影沢駐車場 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama6.htm ================================================================ 2004年5月12日(水) 富士山 3776m  単独 晴 風やや強  携帯可 ================================================================ 思い切って言ってしまえば日本最高の称号がなければぜ〜たい二度と登りたくない山の代表格だと思う。 こんな山にこの4年間で6ッ回も登ってしまった。砂礫と赤茶けた溶岩だけで他に何もない、ただひたすら 山頂目指して黙々と足を出し続けるだけの極めて単調な苦痛の連続を求められる。 登山者は皆被虐質でもあるのか、と考え込んでしまう登山だ。 私は自分への言訳として年初の体力テストと言い聞かせてはいるけど。 最後に附記したけど、20代は4時間ちょいで登っていたのだから、当時は登山としては単に退屈な山の一つに すぎなかった、のだろうと思う。また、当時は今の新五合目とは異なり、駐車場も広く八合目からは今の通りだけど、 駐車場から真直ぐ登って行ったような気がする。〔うろ覚えで悪いが)下りも須走があって、一気に駐車場目指して 走り下りた気がする。 ともあれ早朝やや冷たい気持ちの良い風を受けながら登りだす。 過去二度の失敗に懲りてやっと初めて出発前に陽焼け止めを塗った。昨年とは一転雪がないのでピッケルと簡易アイゼンは 車に置いて出た。新七合目までは快調に登り、何時ものように徐々に速度が落ちて八合目、九号五勺と過ぎ、 鳥居の所からブル道を山頂へ目指した。 段々と風が強くなり山頂稜線に出たところの風よけで上着を着た。 剣ケ峰までの最後の登りは場所をミスると腰までハマってしまう。 測候所前の日溜りは風もなく暑いくらいだった。 山頂からの展望はなく、火口だけしか見えず他はガスの中なので休憩の後下山した。 急ぐこともないのでマイペースでチンタラ下りていった。今回も歩いて下山したのは3名ぐらい。 他のメンバーはスキーやスノボーでさっさと消えて行ってしまった。 駐車場は暑く、身支度を終えて後にした。 下って直ぐ3合目でガスがに包まれそのまま富士はガスの中に消えてしまった。 国道に出て直ぐに富岳温泉花の湯の看板が見えたのでUタウンして汗を流した。 健康ランドみたいなものなので1500円とちと高かったけどとにかく陽焼け止めや汗を流したかったので散財した。 帰ってからパンフレットを見たら立ちより湯1000円というのがあるじゃないか。カウンターのお姉ちゃんはマニュアル通りの 仕事をしたな〜〜。 というわけで、今年も取合えず体力テストを無事終えることが出来た。これで夏山がスタートした。 2004年5月12日 水曜       23:16  自宅出 1:07-4:02  富士川SA 5:01-5:22  新五合目    5:46  六合目小屋 7:00-7:09  新七合目小屋 8:09-8:19  元七合目小屋 9:09-9:19  八合目小屋 10:16-10:24 九合目雪山荘 11:07-11:19 九,五合目小屋 11:33-12:33 トリイから山頂直下まで 13:06-13:25 山頂 13:59-14:08 九,五合の小屋     14:23 九合目小屋 14:45-14:55 八号目小屋        15:14 元七合目小屋        15:33 新七合目小屋        16:02 六合目小屋        16:15 下山完了        16:30 徹収     17:10-17:50 富獄温泉 花の湯 今回登り時間417分〔6:57〕プラス休憩合計54分 下し170分〔2:50〕休憩19分含む 参考タイム 1976年1977年同じように5月の第二週の登山時間 8時出発12時15分山頂到着〔休憩含んで4:15〕 年齢と所要時間は比例する、ということを証明したことになった。 私にとっては平凡に日々を消費してると体力は比例して衰えていくことになる。 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama7.htm ================================================================ 2004年5月26日(水) 恵那山 2,191m  単独 晴 無風 携帯可 ================================================================ 関東に住んでるときには遠すぎて、こっちに住んでからは北、中、南アルプスに忙しくて ないがしろにされ登山する機会がなかった。また山頂から見晴しがない、と言う紹介も関心をそぐことなった。 そうこうしてる間に登山道が崩れたりして益々遠ざかってしまった。 再びその気になったのは昨年の不幸な事故で新たな登山道が出来ていたこと、先月妻篭に行ったとき 黒井沢ルートがやっと開通したのを確認したときだった。 数日間どのルートを選ぶかで悩んだ。フカキュウのコースに拘る連中は黒井沢ルートだし、 私も林道走りが楽しそうに思えて捨てがたかった。神坂峠からは尾根歩きが暑そうだし、 結局山頂への最短コースである園原からのコースにした。 園原からは一本調子でヘブン園原を過ぎて車止めのある駐車場まで一気だ。 車止めをどかして登山口まで行くことも出来るけど仮眠するため駐車場に置いた。 5時半頃タクシーが車止めをどかして登山者を運んでいった。 六時頃から食事と支度をしてると一台、二台と車がやってきた。身支度を終え青空の下出発。 30分程歩くとトンネルがあり、その先が登山口となっている。真新しい登山届入れが立っており、 河原にも真新しい丸木橋が設置してあった。昨年の事故で設置されたようだ。 対岸から直ぐに直登が始まる。登高差は約1000m.。登りとしては急ではあるが単調な登りが続き、 小一時間で1716mと表示された恵那山の看板がある場所を通過する。ここから緩登が混じった登りとなる。 熊笹の尾根道を暑い陽射しを浴びながら進む。今年最初の汗だくの登山だった。 二つ目の恵那山の看板のあるとこが1864m地点だったかも知れないがそのまま通過、頭の上の木立の間から 青空が見えだしており主稜が間近に思え休む気にならなかった。 主稜に出て足元の花を見ながら登ってると突然10坪位の広場に出た。恵那山の看板と三角点が設置してあった。 横に恵那山神社の奥宮が祀ってあった。予想通り展望は無く、隠れるとこもない暑い山頂だ。 ウンカ、蝿が猛烈なので取合えず小屋ヘと向かう。 農道のような山陵を行き少し下ると新しそうな山頂小屋に着いた。中はひんやりして涼しく既に6名ほどが食事中であった。 神坂峠方面からのグループもボチボチ到着していた。 早々と食事をとり、小屋の裏手の展望台を散策した。その後北側にあるもう一つの祠まで行き引返した。 既に小屋には誰もいなくなっており下山の身支度をした。 再度山頂に行くと6、7名の登山者が陽の下で談笑していた。20分程陽を浴びて時間は早いけど下山開始した。 急ぐこともないのでゆっくり写真を撮りながら、非常に歩きやすい道を汗流しながら下った。 一時間半位で林道に出、アルプスだと今から下山という時間帯に完了してしまった。 同行者が昼神の森の割引券を持っていたので同伴して入浴、早々とくつろいでしまった。 帰路は153号で気になっていた万歳そば屋に立寄り、前回失敗した浪合村から阿南町への県道を走った。 真夜中に走るのとは異なり、明るいとまるっきり不安感は無く151号に出ることが出来た。 夜はさっさと寝てしまった事を考えると、大分疲労してたようだ。自分が意識しなくても身体は衰えてる。 何時まで登れるだろうか?心臓や腰痛の再発も含め不安だ。 2004年5月26日 水曜 0:42-4:25 恵那SA    6:34 駐車場出 7:06 広河原登山口 8:08 1716m通過 9:17 1864m通過 9:46 山頂主稜に出る 9:50 恵那山山頂 9:59-10:15 山頂小屋 10:36 下山開始 10:50-11:11 山頂で再度休憩 11:11 下山開始再度 12:13 1716m通過 12:57 広河原林道出る 13:21 駐車場着 13:30 駐車場出 13:40-14:20 「昼神の森」で温泉入る http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama8.htm ================================================================ 2004年6月2日(水)赤岳2,899m(硫黄岳から)  単独 晴 無風 携帯可 ================================================================ 八ケ岳が日帰り出来ることは当初から判っていた。 無雪期の南北八つには登高意欲が湧かなかった。岩と砂礫の隠れるとこの無い あの岩稜帯の稜線を夏日を浴びながら喘ぐ姿を想像するだけで嫌だ。 それでも先日恵那山で得た情報だと美濃戸まで車で行くことが出来る、と聞いたので 二時間あるく時間が短縮できるなら考えてもいいな、と食指が動いてしまった。 前線が列島南に停滞し明日は晴れると言うので、来週は大阪行きなので衝動的に出かけてしまった。 24年ぶりの八ケ岳だ。 腹の用心のため諏訪SAで仮眠し、朝やけに黒い影を貼り付けた八つ目指して走った。残雪はない。 茅野駅から美濃戸までの道筋は一箇所鍵型に曲った記念碑だけしか記憶に無かった。 緑に覆われた八ケ岳街道は思い出よりも道路が狭く感じた。 美濃戸口から昔せっせと歩いた林道に入り、美濃戸に到着。最後の小屋は利用者のみの駐車なので 手前の赤岳山荘駐車場へ停めた。一台だけ停まっていた。軽い食事と身支度をし6時前に出発。 北沢の赤岳鉱泉を目指して林道を進む。記憶から欠落した予想より急な林道歩きだった。 昔の資材置き場を過ぎ登山道に入るかと思ったら、少し先に改良工事が入って明るい広場が出来ていた。 ここから沢に沿って鉱泉を目指す。しっかりした幅広い橋を7つぐらい渡った頃正面に大同心が現れてきた。 段々岩場が大きくなってきた頃、すっかり開けた赤岳鉱泉に着いた。静かな小屋前で小憩し硫黄へ向かった。 沢を過ぎ急登に変わり背後に見える阿弥陀岳を高度比較しながら黙々と急登を続けた。 途中曲がり角でカモシカに遭遇した。やがて足元に鉱泉を見、背後の阿弥陀の稜線と同高度に近くなると 硫黄の稜線上に人の動く姿が見えだした。 ハイマツ帯に変わり森林限界が終わると突然尾根上に飛び出し硫黄岳へ向かって最後の登りとなる。 硫黄岳で小憩し横岳へと向かう。斜面を下り山頂小屋前を通過し登りにかかる。陽射しが暑さを増してきた。 ピークを越え鎖場を越えると横岳に着く。隠れようの無い山頂で一休み赤岳へ向かう。三叉峰を越え 正面に赤岳を見据えながらの岩場の下りとなる。下り終え地蔵尾根分岐の先の展望小屋で昼飯をとった。 昔の赤岳石室だ。立派な小屋に変貌してしまってた。 昼食中に少し佐久方面から雲がせり上がりだした。小憩後赤岳への急登にかかる。まだ時間はあるので 急がず歩み13時ジャストに山頂に到着。佐久方面は視界がなくなった。 あまり疲れてないので小憩で下山開始した。脆い岩場の急斜面を文三郎新道分岐へと向かう、ここから 足元に行者小屋を見ながら足元の不安定な砂礫の斜面を滑りながら下る。積雪があればアイゼンで快適に歩けるのにと思いながら。 あっけなく小屋前に着き、缶詰めを片づけ美濃戸へと向かった。沢伝いにひたすら下り南沢は昔日のように突然に美濃戸山荘前に 飛び出て終わった。駐車場で身支度を終え樅の木荘で汗を流して南諏訪ICから高速に乗った。このコースの方が一直線で早かった。 途中駒が岳SAで仮眠のつもりが爆睡になってしまい起きることができなかった。やはり、無理が利かなくなった。 今回の山行では中央線側から見た甲斐駒の峻険で壮麗な雄姿に感動した。 23時に自宅に着き、案の定TVをつけっぱなしでベッドまで行けずに寝込んでしまった。疲れてるのかな? 6/1 21:47 自宅出 6/2  0:08 飯田IC入る  0:55 諏訪SA着仮眠 4:04   5:00 美濃戸赤岳山荘駐車場  5:45 駐車場出  7:34 赤岳鉱泉 7:47  9:05 赤岩の頭  9:29 硫黄岳 9:33  9:39 硫黄岳山頂小屋 10:39 横岳 10:53 11:08 三叉峰 12:00 赤岳展望小屋 12:20 13:00 赤岳 13:08 13:30 文三郎新道分岐 14:06 行者小屋 14:15 15:43 美濃戸山荘 15:48 駐車場 16:04 17:09 樅の木荘出 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama9.htm =========================================================================== 2004年7月7日(水)前穂高岳 3,090m(岳沢から)  単独 晴曇 無風 携帯可 =========================================================================== ひと月も間が空くと次の山行時がキツクなるので、停滞前線の合間を縫って出掛けた。 北岳にしようか前穂にしようか迷いに迷ったが、結局靴のソウルが剥がれ急遽「靴流」で 奉仕品を買ってきたため、アイゼン装着に不安があるので前穂行きにした。 飯田までストレスもなく走行し、松本近くになっても睡魔が来ないので一気に沢渡大橋駐車場まで行く。 途中コンビニで食料調達し思ったより早く沢渡に到着した。(コンビニはディリー、7,Kと新島々の手前まである) 時期が早いのか平日の北アはこんなものなのか車は少なかった。 5:40の始発バスで上高地に入り、荷物整理をし終えて出発。朝の河童橋周辺は閑散。カメラを持った人がいるだけ。 岳沢コースは私だけのようだ。 明神コースから外れ登って行くと始めは樹林帯の緩い登りが続きやがて沢筋の陽射しを浴びながらの ちょっと急な登りに変わる。上高地約1500m,岳沢ヒュッテ2200mで700mの登りだ。 小屋まで後何分表示が10分毎に設置してある。傾斜がややキツクなる頃に岳沢ヒュッテが見える。 また、表示板が設置してあるのでついつい休みそこねてしまった。 ネットで見ていたら、始発バスから最終バスの間で岳沢〜前穂〜奥穂〜北穂〜槍が岳を一気にやったページをあった。 彼のタイムとは比較にならないくらいゆっくりとヒュッテに着いた。途中二名の単独に抜かれた。この時期は静かだ。 小屋で小憩した後、いよいよ重太郎新道に取付く。高度差800m,若い頃ここを下山する度、登りに使うやつの気が知れない、と 思ってたコースをついにやることになってしまった。それも体力の落ちたこの年で。 暫くはジクザクの急登が草付きの終わりまで続く、しっかり汗を流した後嫌いな梯子が現れ出した。 ウンカや蝿の大群の中を一つずつ小尾根のピーク越えを繰り返しながら一気に高度を稼いでいく。 はるかに見上げていた明神岳が徐々に目線に近づく頃、徐々にガスってきた。岳沢パノラマを越え稜線上の岩稜帯を乗り越え進み 雷鳥広場も通過した辺りから一月ぶりの身体がへたりだした。時間的に奥穂から涸沢横尾回りは困難になった。 GPSで見るともう前穂まで直線200m程だ。小憩をし鎖場を登ると突然分岐のある紀美子平に出てしまった。既に奥穂はガスで見えなくなっていた。 分岐から登りだしたものの何か足元の砂礫がバカに崩れやすいと思ったけど強硬に登って行ったが、どうにも崩れておかしいので 視界のあるうちに戻ることにした。途中で横にトラバースしたら突然ペンキマークが現れ本道に戻った。時間ロスをしてしまった。 ガスの中、岩稜帯をマークを目印に登りきると誰もいない、奥穂も北穂も涸沢も何も見えない山頂に着いた。 小蜂だか蝿だか蚊の大きいのか判らない小虫の軍団で身体も真っ黒、リュックを開ければリュックの中へも侵入されて とても山頂を楽しむことが出来なかった。アリバイ写真だけ撮って紀美子平まで下山。新しい靴はココまでは異常なし。 視界が無くつまらないのでもう少し下ると明るく暑くなりヒュッテや上高地が見えだした。小憩は見晴しのよい岳沢パノラマ等でした。 再度暑い陽射しを浴びながら汗だらけで岳沢ヒュッテに到着し果物の缶詰め等を片づけた。 小屋を後に上高地に向かった。バスには間に合うけど入浴に間に合うかが心配だった。 時間的に風が通らない暑い下りとなった。登りに目をつけといた岳沢風穴まで下り、風穴前で小憩。根っこの間に氷結が見え冷たい風が ひっそり流れて一気に身体を冷ましてくれた。新しい靴も下山時には何時ものとこがすれる。テープを貼るほどではない。 そこそこ冷えてしまったので下山開始、再度汗が流れ出した頃、明神周遊コースに出合ほぼ完了した。小憩し河童橋ヘ向かう。 朝は人もいなかったが観光客で少々賑わっていた。雨が突然降り出したが構わずバス停に。 5時丁度に臨時バスが出たので何とか風呂に間に合いそうだ。 沢渡に戻り直ぐ前回と同様の梓湖畔の湯に電話をいれ、ギリギリ間に合った。6時まででは最終バスの場合、風呂に入れないということだ。 今回は露天もありリフレッシュ。 風呂を終え帰路へ、渋滞もなくスムースに高速に。遠く佐久の上空に積乱雲が夕日を浴びて大発生していた。 駒が岳SAで軽食を取り仮眠しようとしたが眠くないので飯田へと向かう。153号線も順調に流れ睡魔が来る前に 山間部を通過した。田口と海老で大粒の雨にぶつかっただけで行きも帰りも仮眠無しで到着してしまった。 久しぶりの穂高というので緊張してたのかな? 2004年7月7日 水曜     21:13自宅出発 23:26飯田IC入る 0:21-0:21 松本IC下りる 1:13-5:40 沢渡大橋駐車揚仮眠 6:22    上高地バスセンター前出発 8:25-8:36 岳沢ヒュッテ 9:50-9:55 一回目休 11:12-11:15 二回目休 11:28 紀美子平 12:30-12:46 前穂高山頂3090m 13:04 紀美子平 13:26-13:31 雷鳥広場 13:42-13:50 岳沢パノラマ 14:40-14:50 岳沢ヒュッテ 16:21-16:35 林道出合 16:45 河童橋 16:50 バスセンター 17:00 臨時バス 18:14 沢渡駐車場出 22:45 自宅着 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama10.htm ============================================================================ 2004年7月21日(水)北岳 3,192.4m  単独 快晴,晴,曇,小雨 無風 稜線上携帯可 ============================================================================ 昨日東京で観測史上初の39.5℃を記録した。とてもじゃないが睡眠できない。 軽井沢に避暑に行く気持ちは良く判るが、資金がないので独り高地で睡眠をすることにした。 昨年同様に奈良田の先で時間待ち仮眠をとる。満天の星空。爆睡だ。 北岳登山自体は目新しいモノではないので、今回の特異点を揚げると。 (1)北岳って、平日こんなに登山者がいたっけ? (2)二俣への二本の橋の間にあった近道が主登山路になってた (3)今年は雪が少ない (4)荷揚げへリガ頑張ってる (5)スズメバチがホバリングしてる (6)これって、熱中症? (7)山頂を占領する鬱陶しい団体 (8)酔っぱらって下山するお調子親父 (9)定番の温泉が休みだ!! (10)絶好調眠気が起きずに早々とサウナでマッサージ 2004年7月21日 水曜 1:06-4:00 奈良田停止場 5:20-5:20 広河原出 5:45-5:45 御池分岐 6:37-6:42 二俣上流側の橋 7:23-7:23 二俣 7:51-7:57 二俣上で一回休憩 8:42-8:47 二つ目の沢で休憩(梯子が始まるやや下) 9:57-10:08 八本歯コル 10:53-10:53 北岳山荘分岐 11:13-11:15 稜線分岐 11:43-12:04 北岳山頂 12:20-12:20 稜線分岐 12:49-12:55 八本歯コル 13:54-13:56 二俣 14:21-14:21 二俣下上流側橋 14:32-14:37 二俣下,下流側橋 15:14-15:14 御池分岐 15:30-15:37 広河原山荘 15:54-15:54 広河原出 17:05-17:10 新倉の糸魚川構造線見学 17:47-17:47 草塩温泉出 21:30-21:30 サウナピア着 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama11.htm ============================================================================ 2004年8月4日(水)常念岳 2,8574m  単独 曇、快晴、晴 無風 稜線上携帯可 ============================================================================ 単調な登りは、急登であろうが緩斜面であろうが見た目よりも厳しいものではない。 まして朝一の登りならば快調に行けるはず、と考えた。辛いのは急登を下山路に選んだ時だ。 兼ねて練上げていた常念岳、蝶が岳方面に出かけることにした。 午後3時頃までは明日の天気は曇雨で諦めて他へ出掛けるつもりだったのに、午後7時頃 ピンポイントを見たら、堀金村や安曇村は9過ぎがピーカンに変わっていた。 慌ただしく準備をしほぼ定刻に出発。 最近は飯田まで治部坂峠経由の153号線を利用してたが、この路線は道がいいので深夜でも乗用車やトラックが多く、 しかもマナーも悪く道を譲る気がまったくないため精神衛生上よくないので、昔に戻って新野峠越えで走った。 こちらは阿南町過ぎるまでは本当に車が無い。気持ち良く走れる。 豊科から三股まで今までにないような綺麗な道路が続き、数十台の車が停まってる広い駐車場に着いた。 トイレも設置してあり、入山者やドライブなどの利用者の多さが想像できた。直ぐに爆睡。 朝方雨が車を打ち付けたが直ぐに止み、曇天の一日が始まった。本当に晴れるのか?不安なスタート。 林道を少し進むと登山センターがあり常駐してる指導員より登山届の提出を促された。用意してきたモノを提出し出発。 直ぐに三股分岐で沢に沿って常念への登りに入る。 数分で小沢と別れ尾根へと取付く。少し登ると迂回路との分岐を過ぎいよいよ地図にあるジクザクの登りが始まった。 登山道は下草もしっかり刈り取ってあって幅広く、足元はしっかりしてるので歩きやすく気持ち良く登る。 ひたすら登ってるうちに上の方に木々の間から青い色が見えだしたので益々休まずに歩みを繰り返した。 青い色を求めて、汗を落しながら喘いでいると突然尾根上の開けたピークに出た。まだ2100m当たりだ。軽く休憩。 しばらく尾根に沿って軽く登って行くと木立の間にやっと前常念が見えた。更に30分程笹林の中を登り最後に傷んだ 梯子を登ると、丁度空木岳の池山尾根のように森林限界の岩の上に出た。 視界は開け常念から蝶槍への稜線と稜線越しに穂高連山が頭を見せ、天気も青い晴に変わり、雲海が足元を覆っていた。 陽焼け止めを塗り、いよいよ隠れるとこのない稜線登りが始まった。 しかし、静かな山で出発以来誰にも会わない。夏の北アと言っても外れの山は平日は閑散としてるものだと納得しながら、 まてよ下に停まってる沢山の車の持ち主達はどこにいるんだ?と考えた。このコースが不人気なのかも知れない。 陽射しの中時々吹く気持ちの良い風を楽しみながら岩稜帯、砂礫帯、岩石帯と黄色のペンキに導かれて登る。 登りきったとこが常念避難小屋だ。小屋の直ぐ上が前常念岳でそこで休憩を取った。 ここまで来ると常念小屋から涸沢の穂高や遠く中ア、南ア、富士山等が遠望できた。食事をしてる間に雲が上昇しだした。 前常念からは尾根上の岩稜帯を登り続ける。途中常念小屋への分岐(今は通行禁止)を過ぎ正面のピークを目座して登る。 この辺りでやっと稜線上に人の姿がかなり見えだし、北アはやはり北アなのだと感心した。 登りきると常念まで下りが入るのかな?と嫌がってたピークに着いたら目の前に稜線上の分岐があり、ほぼ登山終了だった。 分岐点に着くと目の前に表銀座コースと槍が岳や後立山連峰が堂々と聳え迫力満点のパノラマ。 更に涸沢の小屋や尾根上の西岳ヒュッテまでもハッキリ目視できる。 山頂まで10分位の登りで到着、山頂祠横下に丁度いい一枚岩がありそこを占領した。目の目に槍と北鎌尾根を見ながら食事。 食事をしてると後方の山頂祠では次々と写真取りの人達が交代で撮りあって賑わってた。 何時でも山頂に人がいるとは限らないのだから、三脚ぐらい持ってこいと思うけど、夏しかやらない人達には荷物になるだけかも。 蝶への稜線回りを止め30分程休んでると、ガスがとうとう稜線を隠してしまった。 明るいうちに下山に入った。快調に前常念まで下り少し休憩して、森林限界へと向かった。 この区間で初めてこのコースを私以外登ってくるグループに三組出会った。結局小屋に泊まるなら8時頃出発すれば良いということだ。 森林限界最後の岩場の上で再度小憩。私が何時までも動かないので近くを(?)鷲がせわしく飛び回ってた。 岩場を離れる時に熊鈴を岩の間に落してしまい、必死にハイマツを押しのけ探索の結果発見し一安心。子供の贈り物なので無くすと厄介。 再度笹林の中に飛び込み緩やかな斜面を快適に進み2100mピークに着く。小憩し最後の下りに一気にかかる。 汗を落しながらひたすら下山。徐々に沢音が近づき距離を数えてるうちに登山口に到着。林道を下って駐車場に戻り帰り支度をした。 この時間蝶の方からは数グループが続けて下山してきた。やはり向こうがメインかな。 駐車場を後にして直ぐ道路を横切って逃げもしない小猿を含めた猿の集団に遭遇。一気に走って四季の里で風呂に入る。 いつものように気分転換し帰路にかかる。帰りも飯田から新野を回るコースで走った。ガソリンが減っていたのでこのコースの方が 登りが少ないので経済的。今回も睡魔が来る前に自宅に着いてしまった。マッサージに行こうとしたが満員なので中止しビールコースに 行ってしまった。美味い。本当に美味い。後は爆睡。 2004年8月4日 水曜 0:57-0:57 豊科lC下る 1:42-1:42 三股駐車場着 5:20-5:20 三股駐車場出る 5:38-5:38 登山口 7:57-8:02 2100mピーク休憩 8:49-8:50 森林限界 9:50-9:50 常念避難小屋 9:53-10:05 前常念岳 10:58-10:58 稜線上の常念小屋分岐 11:11-11:46 常念岳2857m 12:36-12:50 前常念岳 14:15-14:17 2100mピーク 15:27-15:27 登山口着 15:42-15:50 三股駐車場着 17:23-17:23 ほりでーゆ四季の里 19:15-19:15 飯田lC下る 21:49-21:49 自宅着 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama12.htm ============================================================================ 2004年8月25日(水)光岳 2,591m  単独 晴 無風  携帯不可 ============================================================================ 突然天気予報がアルプス系を晴マークに変えた。台風の合間の貴重な一日。 夜、祭禮の手筒花火の講習を受ける関係で出発が遅くなる、とすれば行ける場所は南ア南部しかない。 23時頃出て、新野峠の道の駅で仮眠。4時に易老渡に向かう。152号を左折して林道に入ろうとしたら 通行止めで回り道の表示があり予定外の迂回。時間的に対向車はないのでそれなりに飛ばして5時半頃易老渡に到着。 昨年同様4台だけ停まっていた。昨年も来週だと満車だったから盆との谷間のせいか。 6時過ぎ出発。橋を渡り苔むした斜面に取付く。 直ぐに傾斜がキツクなった。これでは聖岳の登りと変わらないじゃないか、帰路が大変だ等と心配しながらも 急登を続けるとやがて尾根の上に出て再度急登が続く。朝一の登りなのでリズム的には単調な繰り返しで流れ落ちる汗程には 体力は苦しくない。 尾根幅が広くなり急登を続けてるとなだらかになり面平と言うところを通過した。再度急登が始まり後何キロという看板のところで 二度ほど水分補給をし、木々の間から見えていた茶臼岳と聖岳と目線が近づき上方斜面の青い空間が多くなった頃急斜面が突然終わり 稜線上分岐点に出た。もう単調な急登はいらない。 小憩し今後を予測した。光岳まで2時間半、往復で4時間、易老岳から易老渡まで3時間弱、5時までに下りれるかどうか? 体調がまだ良いので取合えず前進。ここからは下って登り直し。三吉平までそこそこ下りが続く。 三吉がレでは正面に昨年帰りに寄ったしらびそ高原ヘの道路と山荘が見えたがゆっくりしてはいられない時間との競争だった。 三吉ガレを過ぎ三吉平の沼地まで下り沢筋の登りとなる。帰りに登り直す体力が残ってるのか不安はつきない。 12時までにどこまで行けるのか?12時になったら引返す決心があるのか? 疲れてはいたけど足はそれなりに出た。腰もまだ不安はなかった。 朝から樹林帯を登ってきたので陽に直接当たることはなかったが、この沢筋の登りから直射だ。天気が晴とも気付かなかった。 上方に鮮やかな青色と緑に分けられた稜線が見えだし喘ぎもキツクなった頃、水の音が聞こえやがて横を水が流れ出し庭園風の小広場に到着。 静高平の水場だ。ココの看板に光小屋迄あと15分と書いてあった。時計は12時10分。小屋迄12時半山頂まで12時45分。 1時までに山頂に着けば戻り2時間、3時までに易老岳に着けるはずだ。写真などは帰路に撮ることにして決心して山頂を目指す。 静高平から一登りで稜線に出る。目の前に光小屋と後方に光岳が見えた。疲れがふっ飛んだ。急げ、行けの声が背中を押した。 直ぐにイザルガ岳との分岐を通過し、光岳の売り物(?)センジガハラの木道を急いだ。木道終点から数分で瀟洒な小屋に到着。 そのまま山頂を目指した。15分とあるが思ったより長く感じた。登りきった斜面の向こう側に光岳の表示を見つけ感激した。 山頂からは兎岳から聖岳、茶臼岳が遠望できもっとゆっくりしたかったが、5時下山を目指し軽く食して下山準備をした。 易老岳に3時までに着きたいと言う願望が自然に足を速くさせる。小屋前、イザルガ岳分岐までの庭園歩き等で写真を撮り 聖岳を正面に見据えて静高平まで下り小憩。易老岳まで一気に行く心構えをした。 それなりに長い沢筋の岩場を下り終え湿地帯を泥にまみれながら急いだ。 三吉平もいつの間にか通過しガレを過ぎやがて明らかな登りとなり左手に易老渡への長い尾根も見え隠れしだした。 帰路のためには登らなければならない斜面をゆっくりゆっくりつめた。 急登の先に標識が見え時計を見たら3時少し前だったので一安心、そして設置看板の易老渡まで2時間50分を確認 (面平までと誤解してたので)し実質2時間、遅くても2時間半あれば下山できそうなのでエネルギー補給のため食事をとった。 温泉と冷たいビールのため下山開始。 1800m辺りで一度水分補給し、かなり興奮状態で下山していった。 もう少し行ってからと繰り返してる間にも急斜面をドンドン下り面平も通過し大分余裕が出来た。 面平を過ぎると予想通りの嫌な急な下りとなるが、足の指の痛みも少ないので耐えることができた。 ヤセ尾根の急登が終わり最後の斜面のジグザグの繰り返しとなる。 対岸の景色が段々下に移動するのを確認しながら沢音目指して降下。 文章にすれば一言、やがてで終わるが、緩い勾配に変わりすっかり暗くなった見覚えのある苔原にで橋を渡り完了。 非常に満足の高い山行だった。下りはやはり聖岳の下りの方が私には辛かった。しかもこっちは林道歩きがないので よけい楽だ。身支度を終えGPSのログ取りに便が島まで走った。こちらも停まってる車は少なかった。 この山は携帯がまるっきり圏外なので152号近くの村落にでたところで登山完了報告と帰路報告をした。 昨年同様かぐらの湯に入って(600円)疲れをとり、帰路を急いだ。血圧は正常、心拍数は1.5倍だった。 22時半には帰宅。やっとビールを痛飲。そこそこ足が痛むがまだまだ高ぶってる一日だった。 追記  光岳は三吉がレの花畑、静高平の水場と花畑と聖岳遠望、イザルガ岳、センジガハラの木道上、光岳山頂等ゆっくり時間をかけて 遊びたい場所があるので本来は泊まってゆっくり楽しむ所なので私のような登山はお薦め致しません。 2004年8月25日 水曜 0:00-4:00 新野峠道の駅 5:35-5:35 易老渡着 6:04-6:04 易老渡出 6:42-6:42 尾根上に出る 7:12-7:14 光岳まで9.8キロの案内板 7:35-7:35 面平 8:42-8:45 光岳まで7.4キロの案内板 9:37-9:40 光岳まで5.7キロの案内板 10:18-10:24 易老岳 11:14-11:14 三吉平 12:10-12:13 静高平 12:20-12:20 イザルガ岳分岐 12:28-12:28 光小屋 12:42-12:53 光岳2591m 13:07-13:07 光小屋 13:15-13:15 イザルガ岳分岐 13:20-13:25 静高平 14:55-15:02 易老岳 16:14-16:16 面平 17:07-17:40 易老渡 19:20-19:20 かぐらの湯出 22:30    自宅 写真入りの方はhttp://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama13.htm ============================================================================ 2004年10月6日(水)本宮山 789m 単独 晴 無風 携帯可 ============================================================================ 三日間雨の祭禮も終わった。9月はとうとう水曜が天気に恵まれなかったため山行に行けなかった。 今朝も祭禮の疲れがでたようで目が覚めたら11時を過ぎていた。 身体も相当なまってるし、登行のリズムを忘れてしまってもいるので本宮山に馴らしに行った。 台風襲来前の快晴、暑い。一度山頂に登り、まだ時間があったので清水の水場まで下りて再度 山頂まで登ってきた。 ここはトレーニングに利用してる方がいつも大勢いて驚く。宝川方面の林道が通行止めになってるのが 鬱陶しかった。 ============================================================================ 2004年10月13日(水)蝶ヶ岳 2677m 単独 曇、ガス、小雨 無風 携帯可 ============================================================================ 前回、常念岳から下山した時、蝶の方から下山した登山者が、蝶の登りは常念よりキツそうだね と言った。常念からの方が辛いですよと答えたが、彼は何時までも否定していた。 後で考えれば彼は一の沢から登ったのだから当然だと思った。では三股から常念の登りと 蝶の登りはどちらがキツイか試してみようと思い出発。 9月から水曜は曇や雨模様ばかりですっきりした秋晴れは皆無。それでもピンポイントで明日は晴というので 信じて出発した。 小雨状の夜道を珍しく前に車なし状態で快適に飛ばした。しかしどういうわけか津具で道を間違え稲武へ 戻ってしまい時間ロスをした。その後快適に飛ばし1時頃梓川SAに着いてウッカリ仮眠してしまった。 そのまま熟睡し4時頃起きて三股へ向かった。梓川からは1時間もかからないという安心感もあったし。 三股駐車場で再度仮眠、車は5〜6台泊まっていた。 6時を過ぎやっと明るくなりだしたので身支度を開始。前回より約1時間遅れで出発。 すっかり紅葉した林道を三股へ向かい分岐から蝶方面に入った。 少し行くと迂回路との分岐に出、吊橋を渡り対岸に移り登りが始まった。直ぐに力水の水場を通る。 これより上に水場なしと書いてあるが、ここ数日の雨続きでは上方にもしっかりありそうで心配はない。 蝶沢の大きな沢音を聞きながら急登を続ける。 やがてなだらかな登りに変わる。道はしっかりしていて歩き安くリズムも刻みよくて快調に登った。 再度笹林の急登が始まるが迂回路分岐から1時間半位でまめうち平に到着し最初の休憩をとった。 約1900m高度だけど太い木々が林立した少広場だ。ここもガスが立ちこめていてどうも晴れる感じはなかった。 まめうち平からは少し下りゆったりと進み2000mを過ぎた辺りから再度急登が始まる。 ここからは2150m,2300m,2500m地点にベンチが設置してあり登りの目安になっている。 40分位で2150mの水量たっぷりの蝶沢を横切り、更に40分くらいで2350mのベンチに着く。 途中から植生がシダや苔に覆われた針葉樹帯に変わっていた。少し小憩し再度急登を開始。 この辺りだと時々梯子があったり岩がゴロゴロした区間もあるけど総じて急登の割には疲れない、腰にこない 膝にこない急登が続いて非常に助かった。 やはり40分位で最後のベンチのある2500m地点を通過後900mとなる。この少し前で先行するパーティを追い抜いた。 私が最初と思っていたので前に人がいて驚いた。何時出発した人達なんだろう?と。 最後のベンチの前で植生が分かれていた。三股方向に太い針葉樹林、山頂側にやっと岳樺類。 最後のベンチから少し登ってるとガスの中にやっと稜線と蝶ヒュッテが見えた。 また荷揚げというより多分小屋閉めの準備のヘリの音が頻繁に聞こえた。 一登りで突然森林限界というか明るい広場に飛び出た。ここが大滝山分岐だった。 ほんの少し登ると完全に稜線上に出た。視界なし、久しぶりの数十年ぶりのガスの稜線だ。 味わう景色もなく進むと分岐標識が建っており、その先にヒュッテがあった。 昔は蝶ヶ岳の山頂は蝶槍の方とされていたが、最近は一番高いところを山頂とすべきだというので 小屋前の長塀山方向の小高いピークに真新しい標識が堀金村と安曇村連名で建ててあった。 暫くは山頂で食事をとっていたが徐々に寒くなったので瞑想の丘の方にも行ってみた。 目の前にあるはずの穂高連山は残念ながらガスで何も見えない。 どこに行っても何時までいてもガスで視界はないし、時々水滴も落ちてくるし身体は冷えてくるので 下山を始めた。 登る時に快適に登れるコースだけに下りも快適に下ることが出来た。腿にも膝にも負担なく順調に下った。 まめうち平で一度休んで2時間ほどで迂回路分岐まで着いてしまった。 時々霧雨の降る林道を歩いて駐車場に到着。予定より大分早かった。 登りのまめうち平までは汗をかいたけど以後あまり汗をかかなかったので水が残ってしまった。 前回同様四季の郷で風呂に入り暖まってから帰路に着いた。 帰路はガソリン不足のため飯田から新野峠コースで帰宅。 帰路も阿南のナピカから三上の交差点まで私の前に車はなく快適ドライブだった。 2004年10月13日 水曜 1:00-4:40 梓川SAで仮眠    5:10 三股駐車場着再度仮眠    6:47 駐車場出発 7:04 三股分岐 7:13 迂回路分岐 7:25 力水 8:34-8:40 まめうち平1900m 9:26 蝶沢2150m 9:57-10:03 2350mべンチ 10:43 最終べンチ2500mあと900m 11:07 大滝山分岐 11:19 蝶ケ岳フィッテ前 11:24-12:29 蝶ヶ岳2677m 12:35 大滝山分岐 12:45 最終べンチ2500m 13:07 2350m 13:24 蝶沢2150m 13:53-13:58 まめうち平1900m 14:32 力水あと800m 14:39 迂回路分岐 14:46 三股分岐 15:01-15:20 駐車場 15:35-16:20 四季の郷 16:20-21:10 自宅着 ====================================================================================== 2004年10月27日(水)大川入山 1907.7m 単独 曇、ガス、一時晴 登り寒風下り無風 携帯可 ====================================================================================== カシミールを眺めていたら、近場の治部坂の辺りに1900mの山があり、ググルとなんと 700件以上もヒットした。調べると冬期に雪上歩きなどで楽しんでいるようで、また 山頂からの見晴しは中々良いように書いてあった。 新潟中越地震以後天候はグズツイテルけど、今日は午後晴と予想してあったので、朝の弱い私が 7時に起きて出発。 途中遅い車(法定速度)に悩まされたため予定より遅れて治部坂に到着。コマクサ荘を捜し そこから大川入山登山口の看板の前を通って林道に入ってしまう。 直ぐに突き当たり右横を見たら車が一台止っておりその後ろに登山口の看板があった。 止ってる車の前に停め、身支度をし登山開始。 少し歩いて橋を渡り斜面に取付くと直ぐに尾根に出てやや急登が始まる。今回の登りという登りらしい登りは ここから横岳までだったので、登山としては物足りない感じだった。 快適に小一時間ほど登ると横岳に出る。尾根上に紅葉と樹氷が入り乱れ早朝の冷たい風が 木々に張り付いた氷塊を飛ばしてきた。横岳から直ぐの1616mの三角点を過ぎると数10mの登下降が始まる。 この山は地元の手入れが行き届いてるようで登山道は広く高低差は少なく遊歩道を歩いてるようだった。 落ち葉を踏みながら最低鞍部を過ぎ時々正面にやっと大川入山の稜線が見えるようになった。 本当に一登りで小ピークに出ると明るく開け熊笹の山容が正面に広がる。 正面の山に向かって笹草道を登って行くと赤黄そして凍った白い部分で彩られた横岳からの長い尾根が足元に広がる。 山頂からは綺麗に揃った笹草の緑の稜線が波打って伸びていた。 昔懐かしい上越国境の尾根歩きみたいだった。 山頂に登り着いてみたら、5〜6人のオバサン達がランチタイムの真っ最中で驚いた。 軽く昼食をとってる間山上にはオバサン達の世間話が熊鈴以上に響き渡った。 最低鞍部を過ぎた辺りから風は感じなくなり空も明るさを少し取り戻してたが山頂から遠望の視界には恵まれず 早々に下山開始した。 足元に伸びていた横岳から尾根からは白い色はすっかり消え暖かい陽射しの中を駆け降りていった。 登ってる時はまたかと思った登下降も知らぬ間に1616m三角点まで戻ってしまい振り返ったら少し視界が開けたので 写真を記録した。 軽く下って横岳を通過し一気にヤセ尾根を下った。登り2時間半ほど下り1時間半ほどなので 疲れる前に下山完了した。 153号に出たら目の前に宿り木の湯という看板があったので行ってみた。(500円) 貸し切りでゆっくり温まり帰路に着いた。 治部坂トンネルを過ぎ少し下ったら高嶺登山口という林道があったのでついでに入ってみた。 どこまでも舗装道路が続き、長者峰という山頂展望台まで上ることができた。ここから高嶺に広い遊歩道が 尾根伝いに見え先は紅葉の中に消えてた。家族で散歩には良いコースの気がした。 2004年10月27日 水曜 7:15   自宅出 9:25 登山口出発 10:19-10:22 横岳1574m 10:34 1616m三角点 11:57-12:24 大川入山1907.7m 13:21-13:27 1616m三角点少し展望が開けた 13:30 横岳 14:00 橋渡る 14:06-14:26 登山口 14:58 宿木の湯出500円 15:22 長者峰に寄り道 ============================================================================ 2004年11月10日(水)烏帽子岳(中ア前衛) 2194.5m 単独 快晴 無風 携帯可 ============================================================================ 秋晴れが続いている。当然のように出掛けたいが恒例の東名集中工事中。 前回同様ネットを除いてると中アの烏帽子岳の話題があった。調べると松川ICからすぐだ。 現地で車中泊するまでもないので前日早寝して4時に出発した。 未明の空では三日月より細い月の上下に木星と火星が一列に並んだ珍しい天体ショーを見ることが出来た。 次に見やすい時間に接近するのは2008年2月2日の早朝だそうだ。 松川ICで下り直ぐに左折し少し行くと左手に小八郎岳、烏帽子岳登山口入口のりっぱな看板があるので左折する。 中央道のガード下をくぐり直進する。これでイイのかと思うほど狭い道だ。リンゴ畑の中の農道といった感じだ。 神社の横からやはりそんなに広くない林道が延びているので直進。後はそのまま終点の鳩打峠まで走る。 峠周辺は小八郎岳の治山工事の基地になっていた。適当な場所に車を停め身支度を開始。 登山口は工事用のモノレールの横にあり、小八郎岳までレールに沿って登って行くことになる。 少々の急登をすると小八郎岳への直登コースと迂回コースの分岐にでる。 先を急ぐけども帰路のことは分からないのでとにかく山頂を踏んでおこうと直登コースを登った。 (下りに迂回路を使ったが直登コースの方が距離は短く登りも楽だし時間も早い) 途中でモノレールも山頂と小八郎岳下部の現場コースに別れる。一登りの急登で山頂に着く。 山頂には片桐小八郎の石碑があった。個人名の山名だったようだ。 前方には烏帽子岳が突っ立っておりまだ少々の急登を予感させた。後方には鋸岳から甲斐駒仙丈、北岳〜農取、塩見等が望めた。 空は快晴で暑くなりだしたので上着を脱ぎ遠くに見える飯島からの尾根筋の先、七合目分岐を目指す。 山頂から下るとそこが3/10で以後烏帽子岳まできざんであった。登山道は深い笹と松等の間を縫って急登が続く、 下草が刈られとても広く歩き安く急登も苦にならない。 6/10を過ぎると崩れた山陵に沿って登るようになる。烏帽子岳も正面に段々大きくなりまた右手からの尾根も近づいてくる。 一運動で七合目分岐に到着、小広場だ。 少し下り再度最後の急登が始まる。8/10を過ぎ暗い樹林帯の登りに変わり時々段差の大きい乗越などを繰り返してるうちに 岩が露出したヤセ尾根の登りとなる。何となく明神山(愛知東栄の)の尾根歩きみたいだった。 9/10を過ぎ正面に大きな岩が見えだしてくる。樹間から青空が目立ち始め岩の下を巻いて登って行くと烏帽子岳の標識が青空の中に見えた。 木々の間から岩の上に飛びだすと正面に仙涯嶺と南駒、越百が後ろを振り返ると八ケ岳を横に南アルプスが霞みの向こうに広がっていた。 北岳、間ノ岳は所々白く既に冬が始まっていた。 風のない熱い陽射しの中食事をとり、独りだけの山頂を楽しんだ。足元に松川の町や飯田盆地が見渡せるせいか携帯もばっちり入った。 先に入っても見晴しは無さそうなので下山を開始する。急だった分下りは当然早い。登りやすかった分下りも楽だった。 ただし枯れ笹に滑ることさえ注意してればだけど。 12時を過ぎた6/10辺りでとても高齢に見えるお爺さんが登ってきたけど(杖にもたれてるようにしか見えなかったけど)どこまで 行くのだろうか?少々気になった。 小八郎岳への分岐から巻き道の方に入って下る。以外と長く感じた。モノレール出合を過ぎ淡々と下り鳩打峠に到着。 停めてあるモノレールをじっくり観察したりした後帰路につく。途中浪合村の例のそば屋のうち今回はおんびらで食事をしてみた。 また松川に温泉があるのに気付かず治部坂の前回の風呂で汗を流した。 2004年11月10日 水曜 4:00-4:00 自宅出 6:11-6:11 飯田lC入 6:55-7:23 鳩打峠1174m 8:08-8:10 小八郎岳1470.1m 9:27-9:30 七合目飯島分岐 10:37-11:12 烏帽子岳2194.5m 11:14-11:18 烏帽子岩 11:53-11:55 七合目分岐 12:43-12:43 小八郎直登分岐 13:02-13:27 鳩打峠着 15:00-15:20 宿木の湯 17:50-17:50 自宅着 ======================================================================================= 2004年11月17日(水)蕎麦粒山1627m〜高塚山1621m、大札山13745m 単独 快晴 無風 携帯可 ======================================================================================= 数年前から酷道、険道とかのウエブで評判だった犬山段へやっと行く決心をした。 入口までは4度通ってるのに中々チャンスがなかった。 今回も早朝出発、東名集中工事も静岡までなら酷くないだろう予想して出発。予定通り順調に牧ノ原を通過、 金谷から川根へと向かう。想像以上に立派な看板が建っていて間違うことはなかった。 噂の南赤石林道に入り、オロクボを過ぎ後8キロ残してダートコースになる。 しかし想像以上に道幅が広く、至る所で工事の車が止り大勢の人達が既に働いてる状態だったので危険な林道を走ってる意識はなかった。 私の中では林道というのは山側は迫り谷側は切れ落ち、素彫りのトンネルが所々にあり暗く細くスレ違いが出来にくく前後に人や車の 気配はなく進行先が不安感で溢れるようなダートコースと勝手に決め付けていたので、CDがトビ乾電池押さえ蓋が外れ電池が飛び出すような 状態のダートではあるけれど変に安心していた。 到着した山犬段には立派な小屋が建っており、中は綺麗に掃除され飲料水さえあれば住み着いても良いぐらいだ。 軽く食事をして出発、まず蕎麦粒山へと向かう。ここも下草が刈られた広い登山道を30分くらい登ると 山頂に到着する。久しぶりに富士山を望むことが出来た。暑くなりそうなので上着をしまい、小憩した後先へと向かった。 ここから五樽のコルまで帰路に登り直したくないほど下る。時々登るけども登った分更に下るのを繰り返し コルに着く。コルから一登りで広い尾根の上に出る。標識が建っており三ツ合の分岐に着く。 陽溜まりでついつい休みたくなる小広場だ。正面にバラ谷等光岳へと続く南ア深南部の尾根が延びている。 小憩して高塚山へと向かうことにした。少し下り軽い登りとなると尾根幅がやや広くなり高原のように明るくなり、 最初のピークがそのまま山頂で非常に呆気なく到着してしまった。 広い草着きの山頂で暫し息抜きをした。ここから京丸山方面に尾根は続くが、突然登山道は不明になりテープたよりの 踏み跡道が続いてた。 昼近くなったので下山開始、三ツ合まで散策調子で戻り再度五樽コルまで下り終え蕎麦粒山に登り直すのを止めて コルから林道に下りてみた。林道の方が時間節約になりそうなので確認のため歩いてみることにした。 カモシカの足跡のある道をちんたら歩いていくと30分位でゲートに到着する。三ツ合より先に進むなら 林道を利用した方が便利だ。 朝と異なり小屋の前には車が増え天水方面からの登山者も帰リ出していた。 小屋で食事を取り時間が少々早いので帰路の途中にある大札山にも登ってみることにした。 展望が良いと小屋の案内パンフに紹介してあったので気になった。 大札山の駐車場に停めて30分くらいの一気の一登り。山頂は木に覆われてるものの蕎麦粒山、バラ谷の頭、黒法師、前黒法師 聖、上河内、大無間等が展望でき暫し観賞した。 下り終えると既に誰もいない静かな駐車場となっていた。 川根に下りて賑わいの川根温泉で汗を流し帰路に着く。天竜に出るつもりが森に出る道に入ってしまい、 慣れない道路を飛ばしながら山越えして森から袋井出て東名に乗った。浜松から工事渋滞に巻き込まれ 予定以上に時間がかかったけど20時前に帰宅できた。 2004年11月17日 水曜 5:30-5:30 自宅出 7:43-7:43 南赤石林道入る 8:30-8:54 山犬段小屋前 9:25-9:48 蕎麦粒山1627.1m 10:16-10:16 五樽沢のコル 10:48-10:59 三ッ合分岐 11:31-11:51 高塚山1621.1m 12:22-12:28 三ッ合分岐 12:52-12:52 五樽沢のコル 12:58-12:58 林道でる 13:29-13:29 ゲート 13:30-13:45 山犬段小屋 14:09-14:09 大札山登山ロ 14:40-15:00 大札山1374.6m 15:15-15:15 大札山下山完了 16:16-16:50 川根温泉 19:50-19:50 自宅着 ======================================================================================= 2004年11月24日(水)熊伏山1653m 単独 快晴 無風 山頂携帯可 ======================================================================================= 秋も深まり夏草が枯れヤブの多い南ア深南部も歩き安い季節になってきたので、入門コースの(多分) 黒法師岳か不動岳方面に行こうと思い出発。不安は水窪ダムから戸中川コースの通行止めがあるかどうか。 晴天の下順調に水窪まできてちょっと迂回してダムへの道を進むと時間通行可の看板があり、丁度通行止め中。 草木トンネルの方からダムに回るのも億劫なので戻って熊伏山に行くことにした。 登山口(45)で身支度し直ぐ出発。 石畳の道を上り右上の林道終点、兵越峠分岐を過ぎると直ぐ青崩峠に到着。 周囲と上方はすっかり伐採され冬枯れと相まって明るく見通しの良い登山道になってしまっていた。 一昨年かに起きた滑落事故のためか、防護策や階段状の登山道が設置され以前妻と来た時とは雰囲気が違った。 相も変わらないヤセ尾根の軽い急登を最初のピーク(44)まで登り少し下るとここから急登が始まる。久しぶりの急登だ。 只残念なのは距離が短いのだ。崩壊地尾根の上部のピークにある反射板(43)まで行くとまだ先の方に右から尾根が派生 しておりもう少し急登が続いた。汗が流れ落ち眼にしみた。 更に派生してくる尾根上部の急登をもう数回登りきると観音岳との稜線分岐に出る。 今度は北の外れの山頂まで5mから10mの登降を数回繰り返して山頂に着く。 東側に視界の開けた明るい山頂で聖岳、広河内岳等南ア深南部の稜線が展望できた。 四畳位の山頂であまり広くはない。以前登山口のノートを見たら日曜に40数名の団体登山が記入してあったけど そんな大所帯と狭い登山道、細い尾根、少ない広場のこの山で出合った人は誠に不幸と言わざるを得ませんね。 非常識な登山が当たり前にまかり通る最近の風潮を遺憾に感じてるのは私だけではないでしょう。 とまあ、静かな山頂を独占して楽しんだ後下山。急登を繰り返した分帰路は足元に登山道を見下ろす感じで快調に高度を下げる。 一気に観音岳との分岐を過ぎ、急斜面を駆け降りる。反射板を過ぎ両サイドの切れ込みにだけ気をつけ、 陽を浴びうっすら汗をかきながらヤセ尾根を慎重に走り下った。 早い時間に下山してしまってので帰路は山住峠からスーパー林道を試走してみよう思い春野町方へ走った。 遅い紅葉がまだ残っており先週辺りが見ごろだったように見えた。峠までの勾配は駐車場所が少ないけど紅葉のポイントが幾つかあった。 峠から麻布山登山口まで行ってみた。ここからダムまでが通行止めだ。登山口前からは熊伏山や中央アルプスが絶景。 道路回りは野鳥観察公園として整備され季節には賑わいそうな雰囲気だった。 ネットを見るとこの公園もスーパー林道による森林開発の避難を逃れるための口実だとの意見もあるようだ。 帰路は林道を快走し途中から佐久間町へ下り来た道を引返した。三河川合で久しぶりに梅の湯に入り家に帰った。 2004年11月24日 水曜 10:18-10:18 登山口 10:33-10:33 青崩峠 11:14-11:14 反射板 12:00-12:25 熊伏山1653m 12:47-12:47 反射板 13:12-13:12 青崩峠 13:20-13:20 登山口 ======================================================================================= 2004年12月8日(水)八丁段1562M〜板取山11512.9m〜天水1521M 単独 快晴 無風 携帯可 ======================================================================================= 最後の休日、迷った結果前回の山犬段から東のコースを歩いてみることにした。 結果、本当に登ってきたではなく歩いてきたと言う感じのコースだった。 前回と異なり通行止めの看板が目に付く南赤石林道だった。途中少々とめられもしたので遅れて到着。 この調子では今日は上がってくる車はない雰囲気。 天気は絶好、身支度を終え笹林の登山道に入る。静大の小屋を過ぎ幅広い道を流していくと八丁段との分岐に出る。 初道なので巻き道に入り飛ばす。やがて八丁段からの下り道分岐を通過し広河原峠に出る。 ここからやっと登りらしい急登が始まる。背後に八丁段が見えるので比較しながら少しだけ登って行くと簡単に 板取山に到着。北側に前黒法師から聖、広河内岳、茶臼岳、朝日岳、大無間が真直に見えた。 板取山から少し下ると二重尾根の苔むした広場を通過する。この先から尾根幅が細い遊歩道のような散策道が始まる。 サイドが切れ落ちてるのでやっと山稜らしい気分を味わえるが直ぐに終わり軽い登りに。 登りらしい登りもないまま沢口山ヘの看板に出会い、振り返ったら左上に尾根と平行に建ってる標識があるので 登ってみたら天水であまりにも呆気なく終わってしまった。 天水からは前黒はもちろん板取りからは見えなかったイザルガ岳も見えるし、前回は霞んでいた山伏大谷崩から 富士山まで山並みが認識できた。 復路はゆっくり陽射しを浴びて下山。ヤセ尾根の途中でカモシカと遭遇。 板取山を登り直し北側の景色を見直して通過。広河原峠から八丁段ヘと登るコースを取る。 このままでは登りの欲求不満が高まるので今年最後の急登を楽しみたい。 途中ホーキナギから板取、天水を前景に富士山を望む。ホーキナギ上部には大きな岩が不安定に浮いていた。 薙ぎを過ぎ、八丁段を通過すると展望台へでるわき道がある。切り開いた広い広場が作られベンチも設置してあった。 軽く食事をし横になった。冬というのに風もない暑い陽射しで静かに長閑な時間が過ぎていく。 まどろみを止め取りあえず車まで下りなければ行けないので下山を続けた。 誰もいない静かな駐車場に着き、身支度を終え山犬段を後にした。 再度登り以上に慎重にゆっくり舗装道路まで走らせ川根温泉に向かった。 素直に高速で帰り約束の10分前に到着。 その後忘年会。 2004年12月8日 水曜 7:20-7:20 自宅出 8:23-8:23 牧の原lC出 10:00-10:00 山犬段1404m着 10:16-10:16 山犬段出発 11:00-11:00 広河原峠1387m 11:23-11:33 板取山1512.9M 12:08-12:29 天水1521m 12:56-12:56 板取山 13:10-13:10 広河原峠 13:31-13:31 ホーキナギ 13:37-13:37 八丁段1562m 13:45-14:00 八丁段展望台 14:18-14:18 山犬段 14:27-14:27 山犬段出 15:50-16:15 川根温泉 18:20-18:20 帰宅 その後、18:30から忘年会 以上で2004年度の日帰り登山は完了した。来年も元気で山行出来ることを楽しみにしてます。