□□□□□□□          □□□□□□□         2005年日帰り登山 □□□□□□□          □□□□□□□ from 豊橋市 写真入りの方は http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama05/05yama000.htm 尚2004年どはhttp://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama04/04yama000htmです 入力の面倒な方は Googleで「日帰り登山 豊橋」と入力して検索すると多分トップでヒットすると思います。 ================================================================ 2005年1月2日(水) 明神山 1016m  単独 快晴 微風  ================================================================ 年末年始は荒天だと予想されてたが、朝起きたら昨日も今朝もいい天気だ。 少し山行には早いけど昨年の捻挫後の足慣らしを兼ねて明神山へ出掛けてみた。 乳岩駐車場には正月のせいか10台近い車が停まっていた。 いつものように一気に鬼岩乗越まで行き尾根越しに風が吹抜けるかと思えばまるで穏やかなので 汗ばんだ上着を脱いだ。乗越のやや上辺りから積雪が始まっていた。 胸突八丁を登ってると単独者が下りてきた。早い下山だなと感心しながら登ってると六合目手前で また、単独者が下りてきた。 「六合目からの緩い下りが凍っていて下りれないので引返した」そうだ。先の単独者もそうしたようで それで時間の割に早い下山だったのだと納得した。 六合目からの下りは平年の積雪だけとは異なり確かに凍っているものの靴を踏み込めば気持ちのいい音を立てて 駆け下りることも出来るのに引返すなんてとてももったいない。 積雪の稜線を進み馬の背に来ると岩の上に積雪がありこれは初体験だった。陽を一番浴びる場所だけに以外だった。 その先で下山してきた単独の若者は御丁寧に簡易アイゼンを着けていた。これもこの山で見るのは初めてだった。 安全か危険かは個人個人が判断することだから自分で考えて行えばそれでいいと。 山頂展望台からは初めて富士山の上方が見えた。南アは聖、広河内、塩見に仙丈等が遠望でき中ア御岳も雪景色を光らせていた。 軽食を終え下山。何時ものごとく私が最後の登山者と思って下ってると7合目で登ってくる老登山者グループとすれ違う。 後は勝手知ったる下山路を単調に下った。 鬼岩は今回も1組がやっていた。 正月早々驕って生意気な登山をしていたので乳岩分岐でまたまた足首を大捻りして大転倒。 前回今回とも登山口に近い平坦な尾根上なので転倒しても問題がなかったが この伸び切った靭帯をしっかり養生しないと命取りになってしまいそうで今後に不安をおとした。 10:00 駐車場出 11:10 鬼岩乗越 11:57 六合目分岐 12:33 明神山  13:15 14:14 鬼岩乗越 15:10 駐車場 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama05/05yama1.htm ================================================================ 2005年2月2日(水) 本宮山 789m  単独 曇 雪 微風  ================================================================ 朝起きたら三河の山が白かった。 これはやはり出掛けなければいけない、と思い出発。しかし雪道は怖いので所詮本宮山どまり。 登山口から白くなっていた、これは初めて。陽を浴びて泥状態の道を登る。 予想以上に雪があり靴の底で雪を踏みしめて登るなんてこれもこの山では初体験。 私同様この雪を目当てに来た人もいるようで、ピッケル(木製)を持った人や6本アイゼンを付けた人などを 見るなんて初体験だ。 特にアイゼンは積雪はしてるけど凍ってるわけでもないのに驚いた。 先月の明神のアイゼンは分からない気もするけど、とにかく驚いた。 奥の院から山頂までは雪原ができておりなるべく新しい足跡を作って歩いた。 山頂は少々雪が舞ったけどコースを外れれば風もなく静かだった。 後は単調に下り、展望台に時計が設置してあるのを見つけてこれもビックリ。 下山時には下の方はすっかり水浸しになっており、明日早朝に登る人には凍っていてこれも一興だ。 12:50 登山口 14:24 山頂  14:34 16:15 登山口 ================================================================ 2005年2月9日(水) 白鳥山 968m  単独  晴  無風 携帯可 ================================================================ 明神でもいいけどもうちょい奥に行けばまだ雪があるかなぁ、思って 津具の白鳥山へ行ってみた。 一部工事が多くて遠回りで白鳥神社下に到着。 花祭り舞台の前の広場に車を止め、石段を登ると直ぐ白鳥神社に着く。 車はここまで乗り入れられる。多分林道が凍ってるのでビビッて引返したと思うけど。 神社の左側から登山口があり登高開始。直ぐ回遊コースの左右分岐に出合、左を無意識に選んだ。 静かな植林の中を少し登ると尾根の上に出る。快適に登って行くと平になり次の尾根登りとなる。 少しづつ尾根幅が狭くなり左手に茶臼山から面の木平への高原ルートが展望できるようになる。 残雪が現れだし、踏みしめて楽しんで登ってると明るい白い残雪地帯の小ピークが出現し本当に突然山頂に着いてしまった。 普通の山行きならまだ最初の小憩迄行ってない、というのに。登高への欲求不満に不平を呟きながら茶臼岳を見つめた。 足元には小さいけど雪原はあるが、この程度なら明神でも場所によっては楽しめたかも知れないと考えると再度不満が噴出。 午前中なのでもう一本正面の大峠へでも登って行くしかない。 小残雪の木々の間を歩きやがて尾根の下りとなる。枯れ葉のしっとりしたクッションが快適な道だ。 こっちのコースの方が急登になってるようでその分一気に高度を落していく。 沢の音が聞こえ、直ぐ沢を渡り少し行ったら神社の屋根が見えてしまった。 ちょっと前の道をたどり車に着き、そのまま大峠へと向かう。 舗装道路から大峠林道に入ったら突然アイスバーン状態の路面が続いていた。 足で確認してもガチガチの表面なので進行を諦め帰路に着くことにした。 ますます不満が高まった。取りあえず新ピークを増やしたということで収めるしかない。 10:30 白鳥神社下の駐車場 11:10 白鳥山 11:30 11:50 駐車場 14:00 自宅帰宅完了 ============================================================================= 2005年3月2日(水) 宇連山 929.4m  単独  晴、曇  風尾根上時々強 携帯可          (東尾根から北尾根を回って宇連山へ) ============================================================================= 家を出るとき、メガネのレンズが外れた。 予定通り県民の森につき、身支度段階で登山靴を忘れたことに気付いた。 そのままウオーキングシューズで行くしかない。 事務所裏の橋を渡り、直ぐに急登に取付く。 右手に見える派生尾根に沿って沢筋を詰めていく。左手から道を越えると派生尾根上に乗る。 少し行くと再度左手からの道と合流しメインの東尾根へ向かう。 西尾根同様岩尾根を登下高進むと東尾根上に出る。 松ぼっくりで埋め尽くされた尾根上を軽く登ったり下ったり繰り返し快適に進む。 見晴しの無いのが欠点。90分位で東尾根の展望台に着く。期待した展望はない。 宇連山前衛のピークが高く聳えてるのが印象的だった。 再度東尾根を進み、大きく左手に曲り目の前の北尾根ピークに向かい下降する。 下の林道に下りる分岐を過ぎ登りが始まる。相変わらず視界の無い登りだ。 後ろに東尾根が足元に見えるようになる頃、北尾根展望台に到着。 途中宇連湖と明神山が正面に見えたのが、唯一の展望だった。 展望は無いけど木の香り新しい陽溜まりの展望台で昼食。 あと西尾根分岐まで200m程の登り、約1時間位と踏んで出発。軽く下って下石の滝分岐を通過。 ここから一気の急登が始まる。やっときたかと楽しめる急登だ。 この急登が楽しめるのはこの辺りの山では宇連山ぐらいしかない。 予定通り小一時間で700mの西尾根分岐通過し、宇連山に向かう。 かって知ったる一登りで棚山分岐を過ぎ、偽ピークを二つほど越えて3時ジャストに山頂到着。 風が冷たかった。即下山。 下りはただひたすら下るだけ、900mから600mまで陽当りの良い西尾根を気持ち良く下りた。 滝沢分岐で小憩して、再度一気に下る。多分下山はこのコースが最短かな、と思い利用した。 滝を過ぎ駐車場まで単調に歩き下山完了。一日誰にも合わない静かな山行だった。 県民の森ではキャンプの若者たちが元気に夕食の準備を始めていた。 10:40 駐車場出発 11:03 派生尾根上に出る 11:11 二つ目の分岐 11:32 東尾根主線上に出る 12:04 風穴からの分岐 12:12 東尾根展望台 12:20 12:46 北尾根明治百年記念碑分岐 13:25 北尾根展望台 13:36 13:42 蔦の滝分岐 14:28 西尾根分岐 15:00 宇連山929m 15:04 15:30 下石の滝分岐(滝沢コース)15:35 16:42 駐車場着 ================================================================================================ 2005年3月9日(水) 明神山 1016m 〜 尾呂(尾籠)岩山 700m 単独 晴、 風尾根強 稜線上携帯可          (柿野から登り帰路分岐からそのまま尾呂を回って下山) ================================================================================================ 明神山の柿野コースは真裏にあるため151Rを大きく回りこまむ。早出しなくてはならないので敬遠してたコースだ。 三瀬の登山口を越え更に本郷を越えて尾呂の村方向に入る。案内板に従って左に入ると林道は突然未舗装 になり直ぐに簡易トイレが設置された小広場にでる。本来はここに車を置くのかも知れないが 林道を進む。荒れてはいるが車跡が続くので構わずに進入。あまり荒れてるのでバックして カーブの空きスペースに車を止めて出発。 林道は荒れてはいるがもう少し先まで行くことが出来た。途中からは倒木や巨岩が落ちていて 車高の低い軽自動車でないと苦しい場所もあった。 やがて林道終点の小広場に到着。登りにかかる。 沢に沿って登り、木の橋を数回渡り返しながら急登が始まる。落ち葉が多く利用登山者は少なそうだけど道は鮮明。 やがて、沢の間のヤセ尾根の急登になりそのまま沢をつめる感じで稜線に向かって急登して行く。 途中、カモシカが道を塞いでおりしばらく休憩。稜線近くまで鳴声が一緒についてきた。 右手に尾呂の岩山が見え隠れし出すと稜線にでる。明神と尾呂との分岐だ。 登山口から一気に登るので気分的にはアッケなく感じる。直ぐに山頂へと向かう。 ここからはこの付近の山では経験できない急登が続く。前回の宇連山の急登も好きだが、 こっちの方がもっと急で長い。約600mの高度を一気につめる。一つのピークを登ると少しヤセ尾根の 平行歩きもあるが、直ぐに急登が続く。左手が切れ落ちた尾根筋を行くと八合目辺りの急斜面に鎖場と 長い梯子が設置してある。直登に近いので人によっては緊張するかも。(GPS50) その先でスズガタ林道との分岐を過ぎ、最後の急登を登り続けると山頂展望台下に出て登り終わる。 明神への最短登山路だった。但、視界はない。 晴れてはいるが稜線は風が吹抜け騒々しく霞がかかって展望はすっきりしなかった。当然正月のような 南アや富士山など見えるはずはなかった。 下山は一気に高度が下がる。注意するのは梯子、鎖場のやや上方の急斜面だけ。 あとは登りやすかった分下るのも早い。 柿野口分岐まで一気に下りてから、尾呂の方へ回って見ることにした。 分岐からテープに導かれた道がついており、またヤセ尾根上を行くので外すこともないし、 尾根上の分岐点には古いテープがいくつもつけらてあった。 中間ピークを越え、尾呂の岩山が近づきだすと風はなくなり暑い陽射しの尾根歩きとなった。 崩れたピークを登り正面に明神山の全景を観賞出来る頃、朽ちた桟道を登り見覚えのある石仏に 出合うも無意識にそのまま進み突然下りだし道らしくなくなったので引き返し記憶を頼りに石仏の 上方に登り直した。以前同様陽溜まりの暑い尾呂岩山山頂だった。 小憩して下山に入る。と言うことは尾呂の部落との分岐を見過ごして来てしまった、と言うわけなので 下山は過去の記憶を思い出しながら尾根をゆっくりたどって進んだ。 部落からの尾根が近づいてきた手前に木にぶら下げられた小さな白い札を見つけた。 そこからしっかりした道が続いていた。少し下るとテレビ塔に出合い、薄暗い樹林の中を一気に下る。 犬の鳴き声が段々近づいてくると明るい部落に飛び出る。 相変わらずイノシシを飼ってるようで、少し見物し舗装道路を速足で下った。 結構長く感じたが30分程で車に到着。車は林道を奥の方まで進んだつもりだったけど簡易トイレの少し先のカーブだった。 帰路梅の湯で汗を流して帰る。この辺の山で始めて膝が痛みだしてた。それだけ急斜面の急登だったってことか、 加齢による運動不足か? 10:30 柿野より林道路肩に車を止め出発(GPS52) 11:00 林道終点柿野北口登山口 11:14 沢筋から派生尾根に乗る 11:19 柿野岩屋観音展望台(GPS47) 11:30 柿野、尾呂との尾根分岐に出る 12:30 明神山頂1016m 12:50 13:33 尾呂、柿野口分岐 14:13 尾呂岩山700m 14:20 14:29 尾根と尾呂部落への分岐 14:31 テレビ塔前 14:52 尾呂部落へ下山 15:25 車に到着 GPSの51は簡易トイレ場所、52は車を止めた場所 ================================================================================================ 2005年4月6日(水) 藤原岳 1128m  単独 晴、 ほぼ無風 稜線外携帯可 ================================================================================================ 私は実は鈴鹿山系に登るのは初めて。30年前弟が一人で登りに行ったので私は行くのを止めた山だ。 最近は花の藤原岳と言って観光化して賑わってるようだ。 大貝戸から登り坂本谷通行禁止のため聖宝寺へ下山。 感想だけ。 伊勢湾岸道路のおかげで豊川ICから1時間30分位で着く。 何も無いと聞いてたのに、広い駐車場や登山センターが整備されてた。 登山道には両コースとも合目が設置してある。 一号が約10分間隔でつけてある、ようだ。 八合目までは遊歩道みたいな広い登山道。 融雪で泥だらけ。 人多過ぎ。 地元の本宮山に登るような感じで年配者が親しむ山。 天狗岩から御池岳コースは人もいなくて静寂が楽しめる。 初めてなので山容がつかめないのが残念。 昼時の小屋前は平日とは思えない混雑。 各団体が徒党を組んで写真撮り、代表者は三脚ぐらい持ってこい。 福寿草の時期なので観光バスが3台も来ていて混雑。 聖宝寺コースの下りはタイミングよく誰にも合わずよかった。 7:52 藤原観光駐車場出 9:31 八合目分岐 10:21 山荘前 10:24 10:44 藤原岳山頂 1128m 11:10 11:20 山荘前 11:55 天狗岩 12:12 13:17 山荘前 13:47 八合目分岐 14:42 長命水 14:51 聖宝寺前林道 15:08 駐車場着 15:30 駐車場出 17:30 刈谷HOで風呂浴び出発 ================================================================================================ 2005年4月27日(水)竜馬ケ岳 1501m〜岩岳山(岩嶽)1369m 単独 快晴 無風 岩岳山山頂だけ携帯可 ================================================================================================ 南ア深南部以前行った高塚山の南に25000地図上にアカヤシオ、シロヤシオ自生地と表記された山域がある。 その表記にそって延びる山並が竜馬岳、岩岳山である。普段静かな山域にこの季節だけは人が集中するそうだ。 賑わうGW前なら人も少なそうと思い出掛けた。 予定通りシンフォニー前の駐車場に着き身支度をする。先行3台程停まっていた。 まずは林道歩きだ。整備された林道は途中からは長い下りだ。小一時間で小俣京丸の広場につく。 ここにもトイレ等が設置され整備されていた。鹿の白骨を過ぎて直ぐ林道から川に下り、丸太橋を渡る。 直ぐに直登が始まる。一気に高度を上げていく、道はしっかり整備され歩き安い。所々に丸太のベンチもある。 急登ではあるが単調なのでそんなに苦にはならない。暑いだけだ。遠景に赤い模様が山腹にチラチラ見えた。 一時間くらいで荷子屋峠に着く。シンフォニーから一本で行ける。 峠横の鳥居をくぐり、左手に京丸山を見ながら再度急登が始まる。京丸の無人になった藤原家も良く見えた。 自生の看板を二つ過ぎ、京丸山と高度が並ぶようになると道は平坦になり岩岳峠の分岐にぶつかる。 ヤセ尾根だ。 左手の神社の方に進む。直ぐに小さな祠を過ぎその先に岩岳神社があった。そのまま竜馬岳ヘと向かう。 尾根に沿って行く。見上げるとまだ蕾みの自生群が林立しており、咲きだしたら壮観なことだろうと思う。 小さなピークを一つ越えやがてなだらかな登りとなる。尾根幅は広くなり二重尾根のようになり登りきると 竜馬岳の山頂だ。三坪くらいの小広場だ。木々の間からまだ白雪の広河内、聖の南ア本山が見え、 蕎麦粒、高塚山等山犬段方面は目の前に広がっていた。神社から誰にも会わない静かな散策道だった。 来た道をそのまま引き返す。人にも会わないが鹿にも会うことはなかった。 神社に戻ると突然人に遭遇。単独者は喧騒な岩岳山でなく静かなこっちの神社の方で休憩する人が多い。 岩岳分岐から岩岳山に向かう。岩のヤセ尾根だ。アカヤシオがそこかしこに まあまあの咲き具合だ。1時過ぎに山頂に到着、既に同時間出発者は皆去った後の静かな山頂。 分岐からも人に会わないトコを見ると手取山方面に下山して行ったみたいだ。 ウンカの大軍に悩まされながら食事を取り、家族にメールを入れた。 30分程休憩し時々流れてくる涼しい風に心地よい眠りに誘われ出したので下山する。 手取山へ下って登り直し更にシンフォニー方面への尾根下りをするより、峠から一気の下りと林道歩きの方が 早いと読んで往路を戻ることにした。分岐手前で15名くらいの団体と遭遇。 荷子屋峠への下りで2グループと遭遇。山頂に3時近くまで登ってくる人がいるってことだ。 登りが急な分下りは早い。分岐から荷子屋峠まで約15分。林道まで35分。山頂から一時間位で林道に下りることが出来る。 時々涼しい風が吹く所を探しながら、日影を求めながら単調な登りの林道を歩き続け、途中タヌキにバカにされ シンフォニー駐車場に戻った。最後の1キロで後方に突然手取山からの下山者が現れて驚いた。 (彼らは私が山頂に着く前に手取方面に下山したわけだし、私が休憩してる間の時間を足しても林道の方が早いといこうことかな?) あれはどの辺に下りるのか次回の楽しみにしよう。 前回妻と石切に来た時、確か春野町の役場の裏に湯があった気がしたので探し、5時までだったけど 20分もあれば充分日やけ止めと塩をふいた顔と頭を洗い流しすっきりして帰宅することが出来た。500円。 東名利用したので18時30分には帰宅。 6:00東名豊川IC入 7:20 シンフォニー駐車場着 7:48 シンフォニー駐車場出発 8:40 小俣京丸3.5キロ地点 9:07 最初の水場 9:21 最後の水場 9:58 荷子屋峠 10:05 10:40 岩岳峠分岐 10:41 神社小さい祠前 10:48 岩岳神社 1359m 10:50 11:47 竜馬ケ岳1501m 11:53 12:40 岩岳神社 1359m 12:44 12:47 岩岳峠分岐 13:08 岩岳山 1369m 13:35 13:45 岩岳峠分岐 14:02 荷子屋峠 14:05 14:40 丸太橋を渡って林道に出る 15:51 シンフォニー駐車場着 16:00 撤収 17:00 春野すみれ湯出る 18:30 帰宅 ================================================================================================ 2005年5月11日(水)富士山 3776m 単独 晴2時過ぎ曇 風強く寒い 携帯可 ================================================================================================ 富士川HOで見上げると、青黒い平面図のように見える。予想以上に雪が少ない。 温度は0℃、昨晩は寒かった。 陽が上りだしたので出発。新六合手前の雪渓も凍っていなくて拍子抜けした。 夏道を単調に上る、小屋の手前手前で少し残雪が残っているが上りには問題ない。 陽は浴びているけど風がかなり強く顔が冷えて痛い。指先も冷えてきた。 七合目を過ぎた辺りの岩陰で毛糸出目帽とヤッケを着込み手袋も代えた。 これで身体の冷えは消えた。八合目を過ぎると、下から雲の塊が上昇してきており下界とは遮断された。 9.5合目を過ぎ鳥居の横から神社下まで雪原をトラバースし、途中からアイゼンを着けて直登する。 下腹が出てきたようで身体が曲らずアイゼン装着に手間取ってしまった。 振り返るといつの間にか雲の塊は消えて、太平洋まで見渡せるようになっていた。 雪原の終点から神社迄無雪地帯だけど面倒なのでそのまま上り、静かな神社前に到着。 適度に凍った雪面を利かしながら歩を進め、今年も山頂に到着。私の今の体力ではこんなもんでしょう。 日帰りでアルプス等を登るに必要な最低登高時間は約6時間なので6時間登り続けることに意味がある。 山頂手前から風が無風になり穏やかな休憩タイムとなった。 食事をとり、久しぶりにゆっくりした山頂を楽しんで下山。 神社下の雪面の取付から真直ぐ八合目の小屋迄一気に下りる。風が冷たいので雪が腐りすぎて足を取られることなく 快調に歩けた。八合目でアイゼンを外し往路を下った。 七合目から上昇してきたガスに包まれだし、新七合目を過ぎると完全にガスの中。 淡々と下り予定通り下山完了。 市街に戻り花の湯で暖まって帰路に着く。 過去の富士山タイムを掲載してみました。ネスケでは正常に見えるようだけど、IEは何かズレテル様な気がする。 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama05/05huji/hujitime.htm 5:25 新五合目 5:40 新六合目 6:48 新七合目 7:39 七合目  7:50 8:36 八合目 8:50 9:40 九合目 9:55 10:42 九.五合目  12:04 浅間神社 12:15 12:37 富士山頂 13:00 13:58 八合目 14:12 14:32 七合目 14:56 新七合目 15:37 新六合目 15:45 新五合目  ================================================================================================ 2005年5月25日(水)黒法師岳 2067m 単独 晴曇 無風 携帯不可 ================================================================================================ 昨秋、この山にトライしたけど通行止めだったので熊伏山に行った。今回は通行止めの情報はないので早朝自宅を出た。 昨晩の満月の名残が西の空にあるうちに出発。東栄回りか浜北回りか迷ったが東栄佐久間経由で水窪へ向かう。 思ったより時間がかかったが(私としては珍しく普通運転)ダムへ到着。土産物売店、トイレの広場があり、 前夜入山した場合はここが仮眠場所だな、と決めた。 そのまま進み、戸中川林道終点ゲート前までゆっくり走った。ゲーと手前を避け少し後ろの側路に駐車、身支度をする。 本日は他に車はなく私一人のようだ。ゲート前で入山ノートを見ると、毎日一組ぐらいが入山してるようだ。 それらの出発を見ると皆ここで仮眠で出発が4時から6時の間だ。どうも今朝の私の出発は遅いようだ。 鹿の足跡だらけの林道歩きを2時間弱、6キロ標識のとこで右に林道支線があるが通行止めの柵が置いてあり、 振り返ると丸盆黒法師の看板がある。その先に真新しい黒法師岳登山口の標識が道路の左手に立っており 小さな矢印で右と書いてあった。右を見ると草木の中に赤テープと道が上っていた。 支線が崩壊してきたので新登山道を作ったようで、早速登山にかかる。 斜面を一気に登って行く。一登りで尾根の上に出る。ここから太いブナの下、足元に先ほどの林道の先を見ながらしっかりした道を登る。 やがて、林道支線からの旧登山道分岐を過ぎ急登が始まる。 ゲートから400m登り、登山口から8,900mの登りが今日の予定なので気楽な気分で飛ばしていった。 小ピークを過ぎ少し平になり再度急登が始まる。道は尾根上にありテープが所々にあるので迷うことはないが急だ。 やがて枯れたスズタケの急登の後、今年は最後のツツジの落花を踏みしめながら樹林の急登になる。 予想以上の急登だった。ジクザクに登るのではない直登だ。頭の上に真直ぐ赤いテープが続いている。リズムが狂いだした。 上方にチラチラ青い部分が見え、また木陰から見えていた遠くの尾根ラインと目線が近くなった頃尾根上から外れ 沢筋上部をつめるようなガレの登りとなる。崩れやすいガレ場を登ってると横の樹林の中で鹿の鳴き声が響いていた。 再度樹林の直登気味の登りとなりテープの間をぬけると笹草と倒木が現れどう脱けようかな、と先を見たら 巨木の下に登高尾根の看板が見え、唐突に終わってしまっていた。ゲート前から一気の登りになってしまった。ちとへばった。 前日の飲食は足にクル歳になってしっまたか?下山時に備え降り道の後方確認をしてから笹草の稜線に出た。 巨木を一回りし更に位置関係を把握する。 ピーク分岐の巨木の前後に新旧の看板が設置してある。降り口に倒木があり休みに丁度いい感じだった。 ガスッてると草原を歩いてきてそのまま通過してしまいそうな看板の位置だ。登高尾根の新しい標識は巨木の陰だし、 古い標識は老木に馴染んで見落としそうだ。おまけに表示も黒法師岳←→丸盆岳だけなので、ここが分岐かどうか気付かない。 笹の踏み跡も小ピークを巻くように稜線方向だけにしかついてないし、おまけに倒木が下降口を隠してるように見える。 (帰路に営林関係者に聞いたら昨年下山時に見落として遭難騒ぎがあったようだ。もっとも見落とした人はその先丸盆でビバークして 翌日鎌崩までごていねいに越えて下山したそうだ) 笹状の尾根上を黒法師に向かって行く。右手からバラ谷の頭からの主尾根が綺麗な緑の芝生状に近づいてくる。向こうも笹尾根のようだ。 ガレ場を越え登って行く。更に二つほどガレ場を過ぎるとバラ谷の頭分岐の標識が見えた。 もうその先が山頂だ。50m位の登りで山頂に到着。新旧の山頂標識が立っていた。 陽も再度照りだし明るくなり、丸盆岳と鎌崩やバラ谷の頭が緑に映えていた。鹿の平の緑が綺麗だった。 それにしても静かだ。風も無い、音もない、静寂というより静謐な山頂の陽溜まりだ。 軽く食事を取り下山開始する。ガレ場に沿って下り笹の中を来た道を戻る。 快適に登高尾根分岐に戻り再度休憩。丸盆岳は往復一時間半位というので次回の楽しみにする。 テープに従って下山、急登だった分下山はゆっくり下りていても早い。 登ってる時には気付かなかったが、この山全体が崩れやすいガレ状だ。急な下りに足元は結構崩れ小石などをスリ落していく。 下ってるうちに一気に旧登山口との分岐を過ぎてしまいやがて尾根から外れた下りになり林道に下り立った。 下りた先の支線の分岐にある小屋前で休憩。 身支度をし、再度林道歩きにかかった。木の搬出現場を過ぎ少し行ったとこで、仕事が終わった営林関係者に拾ってもらい厚意をうける。 ゲートまで時間短縮ができた。 木々に覆われた稜線歩きのコースと異なり、上が開けた稜線歩きは楽しい。2000m越えの山の稜線歩きはこの辺が南限になるので それも楽しさを増す要因の一つだ。 2005年5月25日 水曜 7:17    戸中川林道ゲート前終点 7:35    戸中川林道ゲート前終点出発 9:19  林道から6km地点支線分岐の新登山口 11:55 稜線等高尾根分岐 12:05 12:33 バラ谷の頭分岐 12:34 黒法師岳山頂2067m 12:45 13:03 等高尾根分岐 13:10 14:04 旧登山口分岐 14:34 林道登山口に下山 14:40 15:35 戸中川林道終点車に戻る 15:50 戸中川林道終点車に戻り撤収 写真入りはhttp://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama05/05yama6.htm ================================================================================================ 2005年6月22日(水)吉祥山 382m 単独 曇 無風 携帯可 ================================================================================================ 豊橋市の山だ。ちょっと前に補助金使って整備された山だ。 一度も登ったことがないのは失礼なので、雨が上がった午後一時から登ってみることにした。 駆け登っても良いくらい整備されている。変化もなく40分位で山頂に着く。東に反射板が見えるので行ってみた。 山頂の案内板を見ると、晴れれば光岳、茶臼岳、黒法師岳等が見えるそうだ。 少し遊んでると足慣らしのグループが登ってきたので北方向へ下山。 直ぐに神木のある尾根上に出る。神木の西側に道らしきものがないので、東側のしっかりした道を下山。 クモの巣を払いながら下ると林道に出た。そのまま林道を下りゲートを過ぎると鋪装された道路に出たのでそのまま下る。 途中でGPSを見ると駐車場と正反対の方へ歩いてるので、西側に回り込み道を捜して進んだ。 4キロ位歩いて民家が見えだした時、吉祥山登山口という案内板があったので登り直しを覚悟して林道に入った。 途中林道が2,3箇所分岐するトコがあるが林道の左右にテープがある方が正しい登山口方向だ。 林道が終わり再度山道を登りだしたのが午後4時。どうせ一時間もかからない登りなので心配することもない。 小さい字で書かれた案内板に従って尾根を登って行くと、予想通り神木の西側に出た。 今度は山頂を通らずに昆虫の森を通って主尾根に出た。後は一気に下り駐車場に戻った。5時前には完了。 雨上がり、蒸して暑かった。初めてなので二度も登ってしまった。 ================================================================================================ 2005年7月13日(水)御在所岳1212m  鎌ヶ岳 1161m 単独 晴曇 無風 携帯可 ================================================================================================ 梅雨の低帯で7週間ぶりの晴れ間だ。午後からは不安な天気なので鈴鹿の山にした。 ETC100キロ通勤割引を利用して四日市まで、約95km。 素直には一本道で湯の山温泉郷に、そのまま突き当たりまで上りつめて一の谷の小広場に駐車。朝は猿が出歩いていた。 せっかくの天気なのに御在所には誰も来ないのか?不思議で直ぐ横に走ってる鈴鹿スカイラインに降りたらそこに 駐車場があり、こっちに皆駐車して出発準備をしていた。 面倒なのでそのまま身支度をして出発。 直ぐに中道登山道という看板を見つけたので、ここからでいいやと登りにかかる。 直ぐに汗が溢れ出し、7週間分のアルコールを体内から噴出。 ロープエーの下をくぐり、おばれ石等陽のあたる斜面を登る。やがて堀割りなった尾根の急登になった。 ここで大嫌いなスズメバチが嫌な音とともに現れた。そのまま飛んでくと思ったら私の身体の回りを旋回しだした。 そのまま無視して50mだか70m位か、旋回されながらかなりのハイスピードで急登を駆け上がった。 ちょっと焦っていた。突然上方が明るくなった時、どこかに飛んでいってくれたので大安心。 小ピークの岩の上で臨時の小休憩を取った。5分位後から来た人にスズメバチのことを聞いたら、蝮はいたけど 蜂は気付かなかったそうだ。私の汗の匂いが彼らの気に留まってしまったのか? そこから笹道に変わり一登りで山頂周回コースに飛び出してしまう。直ぐにコンクリートがひかれた広場や建造物が現れ山頂駅に到着。 ロープエー客用の山頂表示板があるが、一等三角点の山頂はその先のリフトの終点がそうだ。 コンクリートの道を歩いて山頂に向かう。そこそこ人がいるのでその横の小ピークの方に行き食事をとった。 鎌ヶ岳は見えるが北の方はガスッて隠れていた。 人が増えたので下山。帰路は一の谷新道を利用、大きな食堂横に降り道表示があり笹の間を縫って下山開始。 直ぐに急下降が始まる。下山の最短コースのようだ。一時間位でスカイラインに到着。午前中に終わってしまった。 物足りないので車を武平峠まで回してみた。トンネルを脱けると小広場の駐車場があり鎌ヶ岳という看板が見えたので駐車。 時間も早いのでもう一登りしてみることにした。 トンネルの上を登り直ぐに武平峠に到着、鎌ヶ岳まで50g分と書いてある。本当なら横着登山が出来そうなので登りだす。 二つほど登り下りをしやっと正面に鎌ヶ岳が見える小ピークに到着。再度汗まみれになりながら陽のあたるガレ場を通過。 笹尾根を通り狭い堀割りの斜面の登りが続き岩場の鎖場となり登りきると鎌ヶ岳山頂だった。 奥に神社と小広場をもった山頂だ。着いたと思ったら再度ガスが出始め見晴しは無くなってしまった。 食べるものはないし蒸して暑いのだけは変わらないので汗は噴出しっぱなしだしなので咽だけは水分を欲した。 山頂だけガスに包まれたので下山開始、一気に下りトンネル前まで降りてみたら既に駐車場には人の後もなくなっていた。 ここの駐車場は鎌ヶ岳と御在所の横着登山をやるメインコースかも知れない。 登る時に見た立寄り湯の看板を頼りにグリーンホテルで湯に浸かり汗をしっかり流し気分一新してから帰路に着いた。(650円) 7:43 一の谷茶屋駐車場出中道を登る 9:34 山上公園稜線に出 10:00 御在所岳1211.95m山頂 10:50 一の谷新道から下山 11:53 駐車場着 12:39 武平トンネル駐車場出 12:50 武平峠880m 13:35 三ツ口谷分岐 13:53 鎌ヶ岳山頂1161m 14:07 鎌ヶ岳下山開始 14:47 武平峠 14:55 駐車場着 写真入りは http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama05/05yama7.htm ================================================================================================ 2005年7月20日(水)槍ヶ岳 3180m  単独 晴曇 無風時々冷風 携帯槍平小屋以上可 ================================================================================================ 写真入りは http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama05/05yama8.htm です。 三年前、晩秋陽光の北岳山頂、たまたま日帰り単独行者3名だけの静かな昼時、 下山までの限られた時間を談笑していた時、話題が槍ヶ岳の日帰りの話になった。 彼によれば最初をランプで歩くか、帰路をランプで歩くかを覚悟すれば充分可能です。 あとはあの飛騨乗越をとにかく登りきるだけですよ、ということだった。更に時間によっては 風呂も入れませんよ、と付け加えてくれた。 その後気にはしていたが可能性の高い聖、塩見、光岳などを先に登っていたので暫くは忘れていた。 今年になり残り少ない年月を考えると、ボチボチ挑戦しておかないと悔いを残しそうな気がしだした。 雨や曇など不順な天候が続いてる間、過去の日帰りの登高時間や高度差等との比較を考えたり、 夜な夜なネット検索したりして前調査をした。 (その情熱を向けるべき正しい方向に何故注げないのか?という突っ込みは無視して、と) 下り用にに自転車を用意する。 登りも帰路も林道ならランプを使っても精神的に不安はない。 初めてのコースで後に時間を追われるより、早め早めに行動しよう。 出来れば午後早々には下山する。 中止する場合の決断理由等々と 考えてるうちに行くことに決心した。 聖も塩見も光も始めから行けると信じて行ったというのに、 あの飛騨沢の登りを想像するだけで嫌になってしまい、 一大イベントとして(自身の中では)物々しく出発することになってしまった。 仕事が終わり21時ジャスト自宅出発。東名、東海環状を利用して清見から高山経由で新穂高まで290キロ。 道路は快適快調で深夜1時前に新穂高に到着。(ETC割引を使うことも出来なかった) 無料駐車場は7割ほどの入りで直ぐ仮眠に着く。下界は35℃の暑さというのに予想通り寒い。毛布を被り寝込む。 3時20分起床。まだ月が目立つ。 ライトの中支度を終え出発。沢音の喧しい駐車場の最奥からバス停までの近道をライト頼りに進むと直ぐにバス停横に出る。 何も気に留めることなく硫黄臭い川を渡って進むうち、中崎山荘や笠山荘前まで来て、対岸に灯が見えることに気付き まてまてこれは違ってると感じ再度バス停迄戻る。ライトを照らすとホテルの入口と思ったとこに穂高・槍ヶ岳の看板があり 右俣林道に入る。 一台も留まってない最終駐車場を横に見て林道を行く。林道歩きと行っても白出沢出合まで500m程高度をつめる。 この一方的な登りが帰路に自転車も持ち込もうかと悩む理由となってる。 ゲートを過ぎ穂高平への近道を右に見ながら暗いので素直に林道を進む。少し明るさを増してきたころ開けた穂高平を通過し 再度林道を登って行くと沢の音が大きくなり白出沢出合に着く。そのまま滝谷へと向かう。 時間と競争だから登りは早々休んでもいられない。もうランプは必要なくなっている。 緩い上り下りを繰り返しながら沢音が大きくなる度チビ谷、ブドウ谷と越え滝谷に着く。河原の真ん中で小憩。 ランプや電波を拾わないラジオをしまい、鳥も通わぬ滝谷ドーム方面を見上げながらオニギリを流し込む。 白出沢〜滝谷間はそんなに登ってない気がした、槍平小屋迄約400m程高度差があるのにと思ってたら、藤木レリーフを過ぎてから 少しづつ高度を上げていく。沢に沿って歩くというより、登ってるという感じだ。 でも滝谷からあっけなく小屋に到着。「今日の一番ですよ」と言われた。快調にここまでは来ている。 いよいよ飛騨乗越ヘの問題の急登が始まる。気を締めて進む。 樹林帯の登りが始まった頃から朝一の下山グループが次から次と降りてきだした。 下山時の参考に尋ねたらここまで上から2時間ないという。13時に上を降りても17時には林道に降りれるということだ。 とにかく目指せ13時前登頂。 人の流れが途絶え再び静かな急登が堀割上になり、尾根を一つ巻き込むように登り込むと最後の水場を過ぎる。 やがて、頭上には木々が無くなり直射日光を浴びての飛騨沢登りが始まる。 ところが想定外に晴れてはいるが雲が多いので暑さは感じず、また涼しい風がかなり頻繁に凪がれてくる。 少し行くと、槍ヶ岳の標識がたっている場所があったので小憩する。再度登りだし一登りしたら千丈沢分岐の 救急箱の置かれた広場に到着したが通過。ここからは上方に槍平小屋を朝出たグループを追かけながらの急登になった。 ありがたいことにザレ場ではあるが踏み込まれていて足元はしっかりしており登りやすかった。 また、見た目の急峻さに比べ歩き安い道だった。明け方からの歩行で時々太股が痙った。 荷揚げのヘリで小屋の方向はわかっていたが、途中でもう一回休憩し(GPSのNO.65)以外と元気な身体に水分を与えた。 遠くの笠ケ岳と高度が同じくらいになり双六方面も望めるようになった。GPSには槍ヶ岳が表示されてる、直線的にはすぐだ。 一登りすると突然大喰岳からの稜線が見え分岐の標識が青空に浮かび上がった。最後の喘ぎをし、とうとう予定以外に早く 飛騨乗越に出た。目の前の岩横に槍ヶ岳、足元に殺生小屋、目線に東鎌尾根とヒュッテ大槍。幾つかのカラーが槍の側面を 動いていた。まだ着いたわけでは無いので先を急ぐ。 直ぐにテン場の登りとなり、登りきった小ピークの前にデンと槍ヶ岳山荘と槍の穂があった。 そのまま槍の直下に行って小憩。 張り付いてる人の数が少ないので担いで登る。鎖などがあるが鎖に頼らないほうが登りやすい。岩も足場等作ってあるし ホールドもしっかりしてるのでスレ違いさえなければ快適に登れる。 最後の二列の梯子を登りきったら、スパッと横に切れた青空に飛び出て「いらっしゃ〜い」の歓迎でお終った。 六畳くらいの細長い小広場だ。夏の最盛期は上が直ぐに満員だろうから、梯子待ちの行列だと思う。 おまけに上り下りは個人差があるから更に時間がかかることになる。 この時期に日帰りをやっといてよかったとつくづく思った。最盛期にやったら山頂は時間切れになってしまう。 三角点と祠の前で槍の標識を持って記録撮影をし、少し休憩。 山頂の楽しみは限りが無いが下山にかかる。長い梯子を下り、足元も滑ることなくしっかりしてるので 一気に下りる。登る時に下の梯子に居た人がまだ鎖場でアップアップしていた。鎖の支持の真ん中を持ってるので ブラブラになって緊張しておりていた。きりがないので先を譲って頂いて残りを駆け下り昼時で賑わう小屋を通り過ぎ 横の小ピークで小憩。 予定より30分早く飛騨乗越と別れ一気に飛騨沢を下る。気分的に楽になってるので千丈沢分岐まで下り小憩、その下の 標識のトコでも小憩、ダラダラしだした。再度樹林林帯に入ると一気に汗が噴きだし始めた。今日の最後の登りのグループ? と二回ほどスレ違い槍平小屋に着いた。ちょっと長く休憩し最後の林道までの下りにかかった。 30分程で沢音騒々しい滝谷に到着。橋の上で休憩、この時ボイスレコーダーを沢に落してしまった。 直ぐに拾上げたものの乾くのを待つしかない。多分データー喪失、記憶を頼りに朝からの行動を手帳に書き留めた。 泣く泣くリュックにしまい込み歩き始める。朝は気付かなかった数歩の登り下りを繰り返しながら沢音を乗越ながら 歩き白出沢に到着。予定とは異なり暑い陽射しの明るい林道歩きとなった。ひたすら下るだけの林道だ。 自転車を持ってきたらどうだったのか?考えながら汗だくで歩く。 ダラダラ状態で穂高平で再度休憩しバス停に向かった。 ホテル街に戻り、下山届を提出し目の前の風呂に入ろうとしたら16時でお終いだった。ガッカリして駐車場に向かい 荷物を下ろし駐車場前にある吊橋を渡り旅館に聞きに行ったら露天ならOKということで、汗だけは流すことが出来た。 帰路も順調に走り23時30分に帰宅。3日ぶりに美味いビールを浴びた。 2005年7月20日 水曜 3:45-3:45 新穂高駐車場出 4:03-4:03 右俣分岐 5:32-5:32 白出沢出合 6:45-6:56 滝谷出合 7:39-7:39 槍平小屋 9:33-9:33 千丈沢分岐 10:20-10:25 NO65の地点. 11:18-11:21 飛騨乗越 11:36-11:40 槍ヶ岳直下 11:58-12:07 槍ヶ岳山頂 12:27-12:27 飛騨乗越 13:14-13:14 千丈沢分岐 13:44-14:18 槍平小屋 14:50-15:00 滝谷分岐 15:45-15:45 白出沢出合 16:25-16:35 標高平小屋前 17:20-17:20 バス停 17:27-18:04 駐車場 ================================================================================================ 2005年8月3日(水)南岳 3032m  単独 曇雨 無風 携帯槍平小屋以上可 ================================================================================================ 前回立寄った槍平小屋のパンフに南岳への西尾根ルートの紹介写真に魅かれて出掛けた。 天気予報は晴を信じて出発。 今回の大きな違いは自転車を持ち込んだことだ。また、高速もETC割引を利用。前回より30分遅く新穂高に到着。 案の定無料駐車場は満車、一箇所だけ空きがあり直ぐに寝込んだ。 槍平小屋迄の前回との違いだけ 4時ちょい出発。自転車を引いて登る。斜度がキツイと自転車を押し上げるのは腰にくる。 砂利道なので自転車は前輪後輪が跳ねてひきにくかった。 前回は私だけだったが、後から1名に追い抜かれた。 穂高平は牛が放牧してた。 白出沢から滝谷間で早々と下山グループとすれ違う。 ガスが晴れない。 槍平小屋で既に身体が重い。自転車労働が余分だったかな?時間も1時間近く遅い。 前回は通過した槍平小屋で小憩してから正面の南岳コースに入る。 樹林の中を少し登ると南沢に出る。沢の真ん中を上部の雪渓目指して登り雪渓の淵から対岸に取付く。 さあ、登りだ。急登の始まりだ。樹林帯の滑りやすい足場の急登が始まる。桟道梯子は直ぐに始まり、 雨に濡れた笹草が服を湿らす。足元に槍平を見ながら高度を上げていく。 急登と巻き道の分岐を後者を選んで登る頃ガスに包まれだした。正面に更に大きな塊が圧倒してるようだ。 巨大さに根負けしそうだった。 笹草のジクザクの急登を繰り替えし約1時間ごとに二回ほど休み、やたら岩がゴロゴロした足場の悪い登りに飽きた頃ハイマツが現れだす。 梯子を登りやっと視界の開けたはずの尾根の上に出た。本当ならここでオーッと声を上げるような景色が目に飛び込む はずなんだが視界なし。パンフにあったハイマツの上の木道を歩き次のピークを目指す。 登りきると救急箱のピークで正面に次の急登の影が見える。 少し下り岩場の急登に変わる。登りきるとそこが2700m地点。小屋迄1時間の標識があった。 進むと正面に岩場となり、道は梯子を下って雪渓を横切り再度ガレ場の急登が始まる。 登りきると次の急登が更に次の急登がと繰り返しやっと小屋が視界に入った。 次の瞬間ガスが沸き上がり音をたてて雨が降り始めた。 胸ポケットは完全に濡れきってるので携帯、ボイスレコーダー、カメラをリュックにしまい込み、 買物袋をリュックにかぶせ、雨具を身に付けた。何十年ぶりだろう雨具なんて。 小屋から一登り視界無しの山頂、早々撤退。時間と競争になってしまった。 雨で滑りやすい西尾根の急降下を泥だらけになりながら一気に行い小屋に着き小憩、三時を回ってるので直ぐに下山。 滝谷出合で晴れ間が見えたので雨具を脱ぎやっと楽になった。小憩後白出沢に向かう、流石に北アだけあり この時間でも白出沢の途中で入山者とすれ違う。 白出沢で自転車を出しガレ道に乗り出す。急勾配のガレ道なのでブレーキをかけっぱなし。 また、パンクしてはいけないので走行路に非常に神経を使った。でも椅子に座ってるので 足腰は楽だ。すこしでもブレーキを緩めると勝手に速度が上がってしまい危険。 最後の舗装路はもっともスピードが出て危なかった。しかし楽な下りだった。 前回同様深山荘で露天に入り松本経由、飯田コースで帰る。ETC100kmの半額割引利用。 4:05 駐車場出 5:50 白出沢 7:13 滝谷出 8:14 槍平小屋出 11:11 2700m地点 12:24 南岳小屋 13:00 南岳 13:43 2700M地点 15:26 槍平小屋 17:10 白出沢出合林道 18:00 駐車場着 18:30 帰路に着く ================================================================================================ 2005年8月31日(水)麻布山 1685m  単独 曇 無風 登山口以外大概不可 ================================================================================================ 突然天気が悪くなったのでアルプス行きを中止して南ア深南部の一つ麻布山へ行ってみた。 7時に着いたけど雨なので暫く仮眠、結局9時まで雨がふっていたので前黒法師への往復は止めて麻布山だけにした。 身支度をしてるとズボンの裾をミニヒルが一生懸命登っていた。 整備された登山道を登ると直ぐに尾根上の長い下りとなる。水窪湖からだと一気の急登になるけど スーパー林道からだと尾根を暫く伝わって行き、その後急登みたいだ。 30分位で最初の休憩所を過ぎた頃から上部まで表面がはぎ取られた木々が点在しだした。熊のテリトリーに入ったかも? 次の30分くらいで二つ目の東屋風休憩所を過ぎる。 少し急な登りに変わるけど整備されすぎていて走るように登る。 明るいガレ場の登りを過ぎると再度樹林帯に入る。ここから苔むした樹林帯に変わる。 少し行くと麻布神社奥宮跡を通過し朽ち果てた小屋跡の小広場に出る。湖側からの登山路はここに出るようだ。 静かな深南部雰囲気を味わいながらゆったりと登って行くと三角点のある小広場に出る。視界はない。 そのまま下山。当然誰にも会わない静かな山行きだった。下山してから昼食。30分位の間もスーパー林道でさえ車は通らない。 帰路はダムの方に下り奈良代林道を試走してみた。 未舗装になってからの酷さは山犬段より荒れていた。道幅が狭いのでえぐられた溝や落石をよけるのに緊張した。 結局、林道終点まで後少しのとこで大きな落石に邪魔されてゲートまで行けなかった。 始めはこっちに登るつもりだったがやめてよかった。 9:04  スーパー林道側登山口出 9:30  最初のベンチ 10:04  二番目の東屋風ベンチ 10:45 山頂 10:55 山頂出 11:14 二番目のベンチ 11:41 最初のベンチ 12:05 登山口 ================================================================================================ 2005年10月5日(水)県民の森から西尾根 単独 雨 無風  ================================================================================================ 祭禮行事などの他は雨で何ともならなかった今年の9月だった。 体力不足になるので足慣らしに宇連山にでも行こうと出掛けたが途中で雨が本降りになってしまった。 それでもやけになって簡易ガッパを着て南尾根から西尾根へと登ってみたが、益々強くなる雨と 滲みて全身びしょ濡れになり始めたので国体尾根から下山した。 下石の林道はサワガニだらけ、紅葉にはまだ早かった。 人影のない駐車場でストリップ着替えを強行してしまった。着替えをしたら風呂に入る気もなくなってしまったので 家路に着いた。 不満のガス抜きで登りに行ったけどかえって欲求不満になってしまった。 スカッとした秋晴れの空気の澄んだ山頂で仮眠したいなぁ、と。 ================================================================================================ 2005年10月12日(水)宇連山 929.4m 単独 晴曇 無風  ================================================================================================ この辺は、雨が降らないというので出掛けた。でも空は暗い。 西尾根からいつものように登る。 陽が射したり曇ったり蒸して暑い一日だった。 陽溜まりで休んでると、案の定低い重低音が聞こえてきた。旋回始まる。 600mピークの先で登山道の真ん中で、蝮がとぐろを巻いて動かなかった。 下石分岐過ぎてから初めて三組四名とすれ違う。 山頂で撮影でもしょうかとデジカメを出すも起動せず。壊れてた(;_;) 下山時調子こいて滑り、顔面強打暫く脳震盪動けず。 前回同様晴れてるけど、汗でびしょ濡れ。体質でも変わったかな。 だから、この時期に地元の山に登るのは嫌いなんだ。(^_^;) ================================================================================================ 2005年10月19日(水)雨乞岳 1238m 単独 晴 風昼から尾根上のみヤヤあり  ================================================================================================ 昨年は蝶ヶ岳や大川入山へ日帰りで行ってきたが、今年は雨が続きすぎていて道路状況が不安で今一 南アや深南部の林道に行くのに躊躇する。 昨晩は久しぶりに青空の夕焼けを見、今日は間違いなく晴れると思ったが昨日までの長雨が不安で 近場にした。 鈴鹿でも人が少なそうな気がしたので雨乞岳を選んでみた。 7月同様武平峠に到着。朝食を食べてると、15名位に団体が「今日は雨乞岳登山に御参…」と挨拶をし始めた。 慌てて身支度をし、何とか彼らより先に出発させてもらった。 アルプスは訴訟などもあり登山道は明確だけど、里山や低山の方が落ち葉や登山道の崩壊などで かえって判明しにくいものだ。私としては他人の後ろを歩くのは登ってる気がしないのでイヤだ。 やはり自分で楽しんだり不安になったり地図見たりしながら登りたい。 それと関連して、今でもそうかも知れないけど昔は山小屋等で夜雑談してると、 明日はどちらへ行かれます?御一緒しませんか?とか話してくる人がいるけど、これも鬱陶しい。 もっとも大昔はユースホステル全盛で、当時夜の交流会の時には定番で使う会話ではあったけど。 登山口から尾根を巻くように登って行き、少ない登高差を繰り返しながら沢を渡ったりしながら、 一時間くらいでコクイ谷分岐を通過、山が低いというか山容が小さいので谷が狭い。 沢筋に添って更に登るというより歩いていくとゃがて沢から離れ水音がしなくなり、少し登ると 非常にあっけなくコルに到着する。 コルから30mも歩くと樹林から笹ヤブに変わり、深い笹の間の堀割りの中を登って行く。 腰を曲げながらトンネルを400mも登ると、突然笹の上に出て視界が開ける。その先が何もない東雨乞岳だ。 ここだけ地面の露出した草木のない開けた山頂で360度展望があった。 こんなとこで昼食して例の団体とぶつかりたくないので直ぐその先笹尾根が続いている雨乞岳に向かう。 結局体力温存のまま、休むほど疲れることもない登高で一気に山頂に着いてしまった。非常に物足りなかった。 雨乞岳の山頂は笹に囲まれ、標識が目立つ小広場だった。風もなく穏やかなので昼食休憩。 30分休んでると、嬌声が聞こえたので覗くと東雨乞岳に多数の人影が見えた。 北側から雲もはりだしてきたので下山の準備をした。 東雨乞岳に着くと風がかなり冷たく吹きつけるので直ぐ下山。再度笹林のトンネルをくぐり七人山のコルに。 時間もあるのでそのまま七人山1073mに向かう。ヤヤ広めの尾根の真ん中を真直ぐに登ると直ぐに到着。 木々にテープが5m置きぐらいにあった。視界のない広い丘という感じ。写真だけ撮って下山。 再度七人山のコルで残飯整理してから下山。登りよりも下りの方が更に散策コース的に感じた。 登りと同じだけの時間をかけてダラダラと下山。 今日は単独2名(私含む)団体2グループ(15+5)の4パーティと出合った。本山に比べればやはり少ないのかな? 帰路は前回同様グリーンホテルにて汗を流し、ETCの通勤割引時間調整をして帰宅。 8:35 武平峠出発 9:24 コクイ谷分岐 10:18 七人山コル 10:50 東雨乞岳 11:05 雨乞岳1328m 11:35 雨乞岳出 12:25 七人山コル 12:33 七人山1073m 12:47 七人山出 12:52 七人山コル 13:02 七人山コル出 13:51 コクイ谷分岐 13:56 コクイ谷分岐出 14:46 武平峠着 ================================================================================================ 2005年10月26日(水)阿弥陀岳 2805m 赤岳 2899m 単独 晴午後曇 風昼から尾根上のみヤヤあり  ================================================================================================ 山としては規模が小さいので楽しみにかけるとこがあるが、山岳は楽しめるので阿弥陀岳から回ってみることにした。 八つの魅力はアルプス的な山容があることだけど、欠点は登山にならない、と言う点かも知れない。 美濃戸から行者小屋までの2時間の歩きは紅葉の雰囲気を楽しめ問題ないが、 小屋から阿弥陀岳にしても赤岳にしても硫黄岳にしても尾根を登って山頂まで1時間半もかからない。 登山口からでも4時間かからずに山頂に立つわけで、時間をとって登りに来るほどの感動に欠ける。 感動だけなら昨年行った標高の低い烏帽子岳の方がはるかに満足度は高いし、 登山の苦労度から行ったらもっと低い黒法師岳の方が辛い。 日帰りでも単独峰だけで帰る者は少なく、大抵、硫黄岳から赤岳、阿弥陀岳と赤岳とか、 早立ちして一気に硫黄から阿弥陀岳までやってしまうコースだ。 6:32 赤岳山荘駐車場出 8:34 行者小屋着 8:47 行者小屋出 9:37 稜線上中岳阿弥陀岳分岐着 9:43 稜線上中岳阿弥陀岳分岐出 10:05 阿弥陀岳2805m着 10:22 阿弥陀岳出 10:40 稜線上中岳阿弥陀岳分岐 10:54 中岳 11:15 文三郎道分岐 11:40 赤岳山頂分岐 11:47 赤岳2899m着 12:05 赤岳出 12:22 赤岳展望荘 12:26 地蔵尾根分岐 13:00 行者小屋着 13:10 行者小屋出 14:49 美濃戸山荘前林道出 15:07 駐車場去る ================================================================================================ 2005年11月2日(水)前穂高岳 3090m 単独 快晴 風山頂だけやや冷風  ================================================================================================ 珍しく日本列島を高気圧が包み込んでる。こんなチャンスを逃がしたら絶対後悔する、というので今年最後の3000m峰へ。 前に車がいなかったせいか、予想より早く沢渡に到着、マイナス二℃の手の届きそうな星座を眺めながら直ぐ爆睡に。 凍えて目が覚めれば丁度時間、自宅で既に準備は完了してきたので食料だけ持ってバス停に。 スムーズに通行できるようになった釜トンネルで上高地に着き、直ぐ出発。 ボイスレコーダーの電池を忘れたことに気付くも時遅し、と。 落ち葉を踏みながら快適に岳沢ヒュッテに向かう。始発バスでは単独の二名だけ。 他は涸沢方向に行ってしまった。今回はライブカメラに白いものが写ってるので アイゼンとピッケルも持ち込んだ。河童橋を過ぎ場所によっては樹氷した朝の上高地を後にする。 青い空の下、岳沢ヒュッテに着き、軽く朝食。再度山頂を目指す。 沢を横切り、すっかり枯れてしまった草木の間をジクザクに急登して行く。 前回は初夏だったので小虫に悩まされた区間だ。この時期は視界が利いて気持ちいい。 草着きが終り梯子を登り横を巻くように急登して行き尾根の上、陽の当たりだすカモシカの立場に飛び出す。 山容が迫り岩肌が露出しさあ、ここからが気分が乗ってくる山岳の登りだ。 目の前に聳える次の小ピーク、岳沢パノラマ目指し急登続ける。 途中休もうと思ってたけど岳沢パノラマをを過ぎ、次の雷鳥広場への登りも一息で登ってしまったので 紀美子平まで一気で行くことにした。岩場をよじ登ればその上が紀美子平。 奥穂から西穂の稜線、明神の陽の当たらない岩峰、足元の大正池から焼岳、乗鞍、御岳等が鮮明に見える。 紀美子平に4人ほど人がいたけど、一箇所前穂沢ヘの落ち込んでるとこが危ないので引返したという人ばかり。 取りあえずアイゼン無しで山頂へ向かう。久しぶりにピッケルを使用。普段、ストックを使ってるので違和感は 無いと思ってたら、トンでもない。重い、重い、久しぶりのピッケルは重い。 北西の方向へ回り込んだ日影の斜面から積雪が増えてきたので、 大きな岩の上でアイゼンを装着してみた。ちょっと登りそこから前穂沢を横切る例の細い岩道を通過だ。 積雪があり足元がしっかり踏ん張れないので彼らは中止したのかな? 手がかりの岩はしっかりしてるのでそれで身体を支えて通過する。そこを通過すると今度は南東側の斜面に出る。 ここからは雪の上を行くよりもアイゼンを外して岩伝いに登って方がはるかに楽そうに思えた。 登ってると朝バスで岳沢から登った単独者が下山してきた。 「あそこだけなんだから皆登ったら、と言ったんですけどね」等暫く話しあって山頂に向かう。 陽射しでやや温まってきた身体に時々冷たい風を感じだした矢先に山頂の白い広場に到着。 誰もいず、静かな、総パノラマの山頂だ。 小虫もいないしそんなに冷たくもないのでぜいたくな昼食タイムとなった。 紀美子平側に一歩下がればもう風もない眠くなる穏やかなショータイム。 まどろみから今夜のビールを楽しみに下山開始。 足元に見えてる岳沢ヒュッテにまずは行かねば帰宅できない。 暖気で腐りだした積雪に足を取られながら下る。例の狭いとこも岩のホールドで横切る。 右手の岩がポロッと抜けたのにちょっとヒヤリ。でも別にこともなく通過。 もうピッケルもすっかり馴染んでいた。 暖かい既に誰もいない紀美子平でアイゼンを外し、残り物を片付ける。 少しづつ前回より遅れだしたので気を引き締めて下山にかかる。 5時頃のバスに乗らないと沢渡に着いてから風呂に入れない。 慌てず急がずドタバタせず慎重に下山、陽射しが強くないので汗をあまりかかない。 そのせいか疲労度が少なく休みたいとも思わない。岳沢パノラマで軽く水分補給を しただけでヒュッテまで下ってしまった。 再度ヒュッテで小憩してから上高地へと向かった。 紅葉したり黄葉したりした風景をやっと気楽に味わいながら下っていった。 結局前回と同じ時間に林道に出会った。 タイミング良くバスが出発し沢渡に着き、いつもの風呂に行こうと思ったら商売ッ気なく 断られたので上高地ホテルに行ってみた。ここで温まって帰路に着いた。 駒が岳SAで仮眠したら21時を過ぎてしまった。飯田までETC割引を利用、新野峠経由で 帰宅。0時前に自宅に着いた。 2004年7月7日 水曜                  今回 2005年11月2日 水曜     21:13自宅出発 23:26飯田IC入る 0:21-0:21 松本IC下りる     0:45 松本IC下りる 1:13-5:40 沢渡大橋駐車揚仮眠         1:19-5:00  沢渡大橋駐車場仮眠 6:22    上高地バスセンター前出発      6:08    上高地バスセンター前出発 8:25-8:36 岳沢ヒュッテ            8:16-8:25  岳沢ヒュッテ 9:50-9:55 一回目休                    今回は 11:12-11:15 二回目休                    休み無し 11:28 紀美子平              10:58    紀美子平 12:30-12:46 前穂高山頂3090m           12:15-12:34 前穂高岳山頂 13:04 紀美子平              13:06-13:24 紀美子平 13:26-13:31 雷鳥広場              13:37    雷鳥広場 13:42-13:50 岳沢パノラマ            13:57-14:01 岳沢パノラマ 14:40-14:50 岳沢ヒュッテ            14:57-15:05 岳沢ヒュッテ 16:21-16:35 林道出合              16:21    林道出合 16:45 河童橋               16:33   河童橋 16:50 バスセンター            16:37    バスセンター 17:00 臨時バス              16:45    バス出発 18:14 沢渡駐車場出 22:45 自宅着               23:30    自宅着 デジカメがまだ修理から戻らない。ここ3回はフィルムを使用。 スキャンが面倒でメインを更新できないでいる。スマン。 ================================================================================================ 2005年11月16日(水)朝日岳 1827m 単独 晴  携帯概ね可  ================================================================================================ 実は先週も寸又峡に来ていたのだ。ただ、朝トイレに行こうとしたらギックリ腰が再発したようで痛くて 何ともならず泣く泣く朝日を浴びた燃える山並を後ろに早朝帰宅しひたすらベッドで大人しくしていた。 日帰り登山どころか、時間帰りのトホホ登山だ。 昨年もこの時期日帰り登山の対象をどこにするか迷った結果、山犬段から高塚山等に出掛けていた。 紅葉最盛期、天気は安定してるし痛みも薄れ足腰を踏ん張っても激痛がこなくなったので早速リベンジに。 先週と同様、0時半には寸又峡バス停前の最終駐車場カモシカ像前で仮眠。先週より風が無い分まし。 でも明け方はよく冷えた。 6時から明るくなってる土産物屋の先から、案内板に従って下っていくと吊橋があり、早朝なので薄霜がはっていた。 さほどの揺れもなく対岸に渡り終え林道への登りにかかる。この吊橋までは一般観光客も訪れるようだ。 途中、熊の?糞をまたぎビクニ坂の看板を過ぎると明るくなり左岸林道に出る。左の方へ数歩行くと大きな案内板と 登山口がある。 早速、4時間近くの噂の急登に挑んでみることにする。高度差1500m。アルプス並の差を一気につめようという登りだ。 登りだして直ぐにヤセ尾根の急登が始まる。時々巻くけど直ぐにヤセ尾根に戻り急登が続く。場所によっては固定ザイルが 張り巡らされてる。登り用というより下りの補助用という感じだ。急登を続けると崩壊状の沢筋を横切り更に登ると やがて左右から尾根がはり出してきて少し広い尾根の上にでる。足場も岩混じりとなる。何度もザイルのたらされた 斜面を登って行くと上方にやっと樹間から青い色がみえだした。最初の支尾根が終る予感がした。急登の先でやっと合流した支尾根の上に出た。 携帯が圏外から3本立ちに変わった。足元に寸又峡のダム、正面に沢口山、横に前黒と目の前に大地以外のものがやっと見えた。 再度足元を見ながらのヤセ尾根の急登を開始。少し汗を流すとヤセ尾根の登りからジグザグの急登に変わった。本当に一気に登って行く。 やがて尾根から外れ巻くようにカルク登って行くと暗い樹間の中で突然合地ボツという場所に着く。 直ぐ先の主尾根上にりっぱな方向案内板が立っていた。 登山道は予想以上に整備されテープと赤ペンキがあり迷ううことはない。滑りやすい場所や崩壊地にはザイルがしっかり 固定してあり地元で管理してるようだ。寸又三山の大きな看板等登山ブームと温泉ブームで更に観光誘致に力を入れてる感じ。 やっと本尾根上を歩くことになった。左側が落ち込んだやはりヤセ尾根が続く。ここからはそれほど急ではなく 左手正面に見える崩壊地越しの山頂直下までをつめるように上って行く。ちょっとした散策、里山の散歩をしてるような 足場の気持ちいいコースだ。30分程で最初の展望台を通過、直ぐに二つ目の展望台も通過する。 徐々に左手の崩壊面が近づきアカヤシオ・シロヤシオ自生の看板を過ぎた辺りから山頂への最後の急登が始まる。 前の赤岳の急登ではないが100m程の高度なら30分もあれば登れるだろうし、200mなら倍だろうし、只富士山級の急登だと もう少しかかるかな、等と呟きながら登った。 とにかく登る、目の前は地面か草木の根元、足で登るだけでなく手も使う。二週間ぶりの急登だけど別に疲れた感じはない。 休憩したいという欲求も感じない。時々冷たい風が吹くので汗もそんなにかかない。コース上に梯子も無いし大きな段差もない。 ただただヤセ尾根をつめていくだけ。気が付くと横の崩壊地が目線の下になっていた。遠景の山並も目線になっていた。 登山道もやや細くなって薮っぽくなりだした。そのうち足元に笹が現れだし植生が変化した。 その先をもう少しよじ登っていくと突然薮の中から栗山沢の頭という小さな標識が目に入った。その上方にも大きな看板もあった。 ここから先は尾根幅が広くなり山頂へ向かっての樹間の単調な登りとなる。そのせいか赤ペンキがやたらに目に付く。 看板も朝日岳から山頂に表記が変わった。10分程で山頂に到着。先週の腰痛の失態を開腹することが出来た。 足腰は異常なく体力はしっかり残ってる。軽く食事をし山頂を楽しんだ。残念なことに晴れてはいるが富士山は見れなかった。 始めは暑いので上着を脱いでいたが徐々に冷込み、気付くと山頂だけ雲がはりだしやや暗く感じられるようになった。 満足して下山を開始する。下りだすと早い。今回も貸切の山だった。 なだらかに栗山沢の頭まで鼻歌気分で下りそこから一気に下る。30分程で合地ボツに着いてしまう。 再度小憩して急降下に入る。久しぶりに足の指が靴擦れをおこした。 多分長いこと踏ん張ってたせいだろう。足元が滑りやすいので落石を落さないよう気を配った。 ザイルがはってあるとこは利用して一気に滑りおりる等結構早いペースで下った。 その内林道が真下に見えだしやがて明るい左岸林道に降り立った。 暫く日向ぼっこをしていたが寸又峡からの帰路に昔のような渋滞にぶつかると鬱陶しいので駐車場へ向かう。 吊橋に向かって駆け下りてる途中で今日初めて人と出会った。嫌な予感がした。 吊橋を渡ってる時、対岸から人が渡りだし途中で擦違う。その後も人。騒めきが響きだし観光道路の上に人の群れが。 朝出掛けるときには人のいなかった駐車場回りは人と車で溢れていた。車の移動も大変そうなので駐車場前の宿で 風呂に入った。風呂に入るとき上着を脱いだら結構汗で湿っていた。 風呂から出て寸又峡の雑踏を後にする。明日からここは歩行者道路で紅葉の最盛期を迎えるとのことだ。 朝日トンネルを過ぎ、寸又峡から去る最後のカーブで丁度朝日岳が見えるポイントがある。 まだ晴れているのに朝日岳山頂付近だけ雲が発生していた。山の天気は変化が早い。 帰路一箇所渋滞したけど千頭からは快適に走ることができ、夕方までには帰宅することができた。 来週からは東名の集中工事がまた始まる。 6:37 駐車場出発 7:16 左岸林道登山口 9:02 合地ボツ1232m 9:09 合地ボツ出 10:35 栗山沢の頭 10:47 朝日岳 1827m 11:15 朝日岳出 11:24 栗山沢の頭 12:06 合地ボツ 12:17 合地ボツ出 13:13 左岸林道登山口 13:25 左岸林道登山口出 13:50 駐車場着 17:30 自宅着 ================================================================================================ 2005年11月30日(水)前黒法師岳 1943m 単独 晴  携帯所々可  ================================================================================================ 遠出の日帰り登山としては今年最後になりそうだ。前回朝日岳だけ行って前黒法師だけが残ってるのも なにやらしっくりいかないので再再度寸又峡へ向かう。 案の定明け方は冷え込み寒くおまけに今回は風がある。 早出の観光客の後身支度を終え出発。林道を飛龍橋まで歩き誰もいなくなった林道から分岐に入る。 少し行くと標識が立っており今日の4時間ほどの急登にとりかかる。 今回も直ぐに急登が始まる。近くで猿の鳴き声が響き渡っていた。一気の急登で尾根の上に出る。 暫く登っていくと尾根上に人工の石積みされた小広場的な跡が続く。このような場所に昔人が住んでいたのに 驚く。横の沢から水をとっていたと推測される、今は水も無い。 集落跡を過ぎると平らな登山道が山腹を横切るように急登して行く。落ち葉で埋まり とても歩き安い、帰路が楽しみだ。その後少しジグザクに急登すると少し青い色が樹間から見えだす。 右手が落ちた尾根に沿って送電柵が現れ平行して登っていくと突然林道に出る。 今回の山行は晴れているのに樹木が多くて陽射しが届かない。朝なのに夕日を浴びてるようにまぶしい。 上空が覆われてない場所は林道上だけだった。 ススキの間をよじ登ると右手が崩壊した尾根上に出る。低い送電柵が尾根に沿って上方に続いており これに沿うように急登して行く。 一登りで栗の木の段に着く。軽く水分補給をする。この辺りから風が猛烈に吹抜けだした。 動きを止めると直ぐに身体が冷えきる。 栗の木の段からはしばらく散策的なハイキング的な身体が休まるヤヤ登りと急登が続く。 尾根がヤセ尾根から幅が広くなりやがて広い斜面を尾根を巻くように急登、急登が続き 足元に緑の葉が気になりだしたら唐突に「イワカガミ群生地」の立て看板が現れた。 看板の回りにはかなりの密集があった。そのほんの少し先の登りきった所が白ガレの頭だ。 登山口から上の林道までは所々に、栗の木の段からは赤テープとペンキが迷いようが無いほど多く記してある。 登山的には栗の木の段から白ガレの頭までの急登がこの山の勝負所だと感じた。 再度山頂へと向かう。天水方面の山並よりまだ下の状態なので気を入れて進む。 ここまで急登一辺倒で登ってるので復路が楽だと考えていたら、最後の急登の開始点までのヤセ尾根歩きに 少し登下降があった。急登が始まり久しぶりに気を入れて登り続ける。なかなか樹間に青色が見えてこない。 後方の天水もなかなか見下ろす状態にならない。時間的には短いけれど登ってるほうにはとても長い急登が 続き、右手からせり上がる尾根を乗越ながら次の急登と繰り返してるうちにやっと山並が下の方に見えだす。 途中展望台という場所があり、遠く南アの雪景色が遠望できた。また微妙な木々の間に富士山が見えた。 ここから一登りすると突然斜度が緩くなり周囲も独特な苔むした景色に変わる。 ボチボチ終わりの予感で樹間を登っていくと朝日岳同様看板表示が山頂に変わった。 正面の木々の間に青色がチラチラし前方が少し明るく感じると西側が切り開かれた小広場が現れ終了した。 三角形の頭という感じの周囲で一番高いところだ。 切り開かれたとこからはまぶしい陽射しが射込むけど、いかんせん轟風が吹抜けてじっとしておれない。 治ってきたデジカメを出しぱなっしにしておいたら電池終了合図を出した。日溜まりで風を避けながら 食事をとり、そうそう下山開始した。 今回も予想通りというか案の定というか下りは早い。白がレの頭も陽射しが当たってるけど風が冷たいので 休憩をやめて通過する。その直ぐ下のイワカガミの群生地で携帯を見たらアンテナが立ってたので 家にメールを送る。 快適に下り栗の木の段を通過。陽は当たらないけど蒸して暑くなった。上の林道まで下り暑いので作業小屋の中で小憩。 登りに感じた集落跡までの歩き安い急登を一気に駆け下り集落跡尾根を急下降し足元に林道が見え終了した。 飛龍橋まで行くとそこは突然アベックが周遊を楽しむ観光地だった。 夢の吊り橋を渡って駐車場へと向かい、今回は町営の露天風呂に入って帰路に着いた。 途中東名の集中工事にぶつかりやや遅くなったが19時には自宅に着いた。  6:49 駐車場出  7:32 登山口  7:39 登山口出  8:00 湯山集落跡  8:37 上の林道    9:09 栗の木の段  9:11 栗の木の段出 10:13 イワカガミ群生地 10:21 白ガレの頭 11:26 前黒法師岳 1943m 11:44 前黒法師岳 出 12:18 白がレの頭 12:23 イワカガミ群生地 メール打ち 12:30 イワカガミ群生地 出 13:05 栗の木の段 13:22 上の林道 13:29 上の林道 出 13:55 登山口 14:05 飛龍橋分岐路 14:13 飛龍橋分岐路出 14:45 夢の吊り橋経由駐車場着 19:00 自宅着 ================================================================================================ 2005年12月21日(水)明神山 1016m 単独 晴曇  風思ったよりない  ================================================================================================ 例年と異なり今年は寒冬の予感。3,4日前から雪が降り続き新城以北は積雪状態。 昨日今日が低気圧、寒気団の合間の晴ということで今年最後の日帰り登山を明神山へ。 151号は無難に走れ三河川合から乳岩駐車場までのコースも凍結してなくて助かる。 駐車場を出てかって知ったる道を詰める。多分誰とも会わない静かな山行。 鬼岩前後からいつもの通り積雪が始まる。 冷たいと予想してたのに風もなく冷え込みもないため汗が流れる。 一気に鬼岩乗越迄行き上着を脱ぎ直ぐに歩く、積雪は吹きだまりを中心にたまっており アイゼンを着けるにしても非常にバランスが悪いので着ける気はない。 雪面に残ってる昨日の足跡にはツメ跡が残っていた。 六合目分岐を過ぎ主尾根上を快適に歩く。本当に積雪してるときは、この尾根上は しっかり雪に包まれるというもんだ。中途半端な積雪が一番鬱陶しい。 馬の背を過ぎ痩せた細い岩尾根の渡り場所などでクサッた雪と凍った岩面を下るのは厄介だ。 ともあれ山頂に着いてみたら何時も悩まされる風は無く穏やかな食事タイムとなった。 山頂で北西尾根を無理やり登ってきたという単独者と出合う。山頂のノートを見ると 毎日一人位は登ってるようだ。 今年最後の山頂を後に帰路に着く。快調に鬼岩のハイカラ岩まで一気に下り再度服を脱ぐ。 喧しい猿の叫びを間近に聞きながら沢を渡り再度の下降。 まだ3時前後というのに暗くなった登山道を駆け下り誰もいなくなった駐車場に到着。 汗をかかないと思って着替えを持ってこなかったけど予備服があったので急遽梅の湯で風呂に入った。 これで2005年の日帰り登山は終了した。 今年はメインが槍ヶ岳の日帰り、そして新しい山行場所として南ア深南部入門コースにちょっとだけ足を踏み入れた。 http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama05/05yama000.htm