□□□□□□□          □□□□□□□         2006年日帰り登山 □□□□□□□          □□□□□□□ from 豊橋市 写真入りの方は http://www.tcp-ip.or.jp/~skinpara/yama06/06yama000.htm 入力の面倒な方は Googleで「日帰り登山 豊橋」と入力して検索すると多分トップでヒットすると思います。 ========================================================================== 2006年1月11日(水) 明神山(南南西尾根より) 1016m  単独 晴 ヤヤ強冷風  ========================================================================== 正月2日に出かけようとしたが生憎の雨で中止。本日が初登山となる。 新城を過ぎると突然道路がヌレだし融雪剤を窓ガラスに吹きつけながらの走行となった。 宇連ダム北の橋を右折し直ぐに橋を渡り、鋪装された林道を進むとチェーンのゲートがあり、 その横の広場に駐車。降りると路面が凍っており滑った。 支度をし林道を1キロ程行くと石楠花の里があり、その先が林道終点で正面に真新しい砂防ダム、 右手に栃ノ木沢ヘの登山道があった。ここも広場となっており十分な駐車スペースがある。 正面ダムに向かって登るとダムの左側に沿って整備された道が続いており素直に入り込んだ。 沢に沿って進んでいくので南西尾根への直登ルートでは無いと感じたが、道も整備されてるし、 テープ類もあるので直進することにした。 突き当たりの小沢をまとめて3本程横切り、ヤヤブッシュの踏み跡にしたがって草付きを登って行くと 直ぐに尾根の上に出る。このブッシュには野生のバラだかがはえており強い刺が厄介だった。 時々陽を浴びながら尾根上を急登して行く。本来登るはずだった南西尾根の700mピークを左手に見ながら その先の合流地点と鉄塔が見えた。 時々岩が尾根上に露出しており休憩するには悪くない足場だけど見晴しはあまりない。 600m前後から時々白いものが残っており、700mを過ぎると凍った場所もある。 別に危険なとこも無いので只ひたすら急登を続ける。テープはシツッコイ程目に付く。 再度樹林帯に入り白いものが積雪に変わった頃、樹木の間に鉄塔が見え登山が終ってしまったことに気付いた。 ひときわ深くなった積雪を越えると積雪におおわれた小明神の鉄塔下にでた。 そのまま山頂へ向かった。主稜線所は積雪で覆われており歩き安く一気に鞍部まで駆け下り凍った積雪を踏み込み 山頂に到着。結局休憩なして来てしまった。 山頂は今回は風が冷たいので早々退去して鉄塔下に戻り陽の当たる資材運搬レール横で食事を取った。 山頂にいた時、6名ほどの熟年者グループがそろいのスタイル、アイゼンで消え去っていった。 貸切では無かった、残念。 私は今回もアイゼンは付けるような必要性がなかったので持って行っただけ。 デジカメは今回も山頂周辺では電池激減モードになってしまった。 10:35 ゲート前出発 10:50 栃ノ木沢広場 12:30 小明神 12:50 山頂 13:14 小明神出 14:40 栃ノ木沢広場 15:00 車に戻る ========================================================================== 2006年1月18日(水) 明神山(南西尾根より) 1016m  単独 晴 ヤヤ強冷風  ========================================================================== 前回ダムに沿って登ってしまったので再度南西尾根を目指す。 今回はチェーンを外して、栃ノ木沢入口の広場まで車を入れた。 取り着きはダムの横だろうと思い再度ダムの横を登るも尾根への道は見当たらない。 沢に沿って無理やり登ってみたけど足元が崩れて体力消耗するだけなので車のとこまで引き返し、 道路に沿って少し戻りながら右手の斜面を見ていくと木にまかれた白いテープを見つけ、そこに 南西尾根と書いてあった。脇に営林所の看板もあり、これが目印と思われた。 30分程ロスしたけど早速取り着いた。最初から急登だ。ジグザクに登って行く。 目印はあまりないけど道は鮮明だ。とにかく700mまで一気の登りだ。 400m手前から赤テープやペンキが目立ちだす。岩石帯を登り少し登ると尾根の上にでる。 ここからは尾根歩きが始まる。黙々と急登して行くと1時間弱位でP706に着く。 左手から砥沢コースからの道が合流し正面に鉄塔の小明神が以外な迫力で聳えてた。 鉄塔に向かって尾根を下りなおす。直ぐに鞍部の石積み点に到着。 ここから鉄塔に向かって左手、北西の方向に道が伸びていた。少し辿ってみたけど登ってる様子が ないので引き返し、ヤセ尾根の上を忠実に登って行く。10m置きぐらいに境界見出票が立っており それに沿って快調に登って行く。 やがて右から尾根がせり上がってきて先週の尾根と合流する。一登りで鉄塔に到着。 鉄塔前の陽溜まりに年配の方が休んでおり、先週の尾根は直登尾根と呼んでると教えて頂いた。 山頂を回り、帰路は栃ノ木沢を降りることにした。 鉄塔との鞍部から一気に沢筋を下っていく、中道分岐を過ぎ沢を越え、乳岩分岐を過ぎ横の 南西尾根と直登コースを見比べながらドンドン下り降り1時間あまりで下山完了してしまった。 10:32 駐車場出発 10:53 取り着き点発見再スタート 11:49 P706 11:55 P706出発 12:30 直登コースとの尾根分岐 12:47 小明神 13:00 山頂 13:30 山頂出 14:00 乳岩分岐 14:38 下山完了 ========================================================================== 2006年1月25日(水) 明神山(南尾根より) 1016m  単独 晴 風無し  ========================================================================== 偵察のつもりで取付を見に行ったら取付きやすそうなのでそのまま登ってしまいました。 この時期ならブッシュは少なく尾根上の踏み跡も露出してるだろうと、考え出発しました。 乳岩への踏み切り越えた最初の十字路の川合警報器の鉄塔横の石段を登って尾根に取付きます。 車は200m先の小広場に置きました。 コース的に問題箇所は 578mPのヤセ尾根の10m弱の岩稜帯の登りと766mP先での尾根の分岐点の二箇所と、思います。 スタートして暫くは祈願の赤旗に沿って登り、石仏の先からヤセ尾根に沿ってひたすら登ります。 道はこの時期のせいかまぁ明瞭です。古いリボンが時々あります。 猪除けの網のはったとこを過ぎ、派生尾根を越えまったりと登って行きます。 なんせ尾根が長いのでちっとも主稜に近づきません。やがて尾根上が突然開けると目の前に岩稜帯が立ちふさがります。 小砂利が表面に散ってるので、それだけに注意して一気に登ります。途中半畳くらい平らな場があるのでそこで景色を見渡す。 両サイドが切れ落ちてるので結構震えるかも知れない。 登りきって小憩時計を見ると想定外に時間が過ぎてる。少し馬力を上げたほうが良さそうだ。 600Mを過ぎると突然新しいテープと赤ペンキが始まります。岩稜帯を越えた人用かな? 尾根の上を最初の700mピークに向かって徐々に急登が始まる。赤いペンキや赤テープもあるけど かなり鮮明な踏み跡が続いていた。時々低草で隠れることもあるけど数メートルで直ぐに鮮明な踏み跡に出る。 順調に登高してると766P付近でルートが突然不鮮明になる。岩場の先で一気に下ってるように見えるので 下り降りるとテープが二つほどあるけどルートらしくない。左右の岩下を回ってみても行けそうにない。 正面の岩を乗り越えたら切れ落ちた岩稜が5〜6m程伸びて行き止まり。見晴しは好い。 12時半も過ぎてたので岩の上で小憩。足元に林道が走ってるのがよく見え、遠く南アの白い山並が青空に映えていた。 来た道を戻り直し元の岩尾根のとこまで戻ったら足元の岩にこの尾根唯一の消えかかった赤ペンキによる両方向←→があり、 来た方向から岩を挟んで戻るような感じで進んでいた。 岩に沿って草木に足元をすくわれながら巻き込むと赤ペンキとテープが現れ、道はかなり明瞭になります。 後はひたすら急登を繰り返すだけ。今日は珍しく風がないので暑い暑い。急登の先にまた登りと繰り返し いつの間にか三ツ瀬からの整備された遊歩道的な登山道に飛びだしてることにも気付いてなかった。 5合目の看板を見て主稜上に出てたことに気付いた。 後はいつものコース。 補則です。 578mの岩稜帯の登りは馬の背岩が斜面になってるような感じですが、 スラブの岩を登るのと同じで靴底全体で普通に登って行けば問題ありません(景色を見るとビビルかも) 10時にスタートしましたが、13時20分に6合目分岐でしたので、もっと早く出発すれば途中の岩稜での休憩が楽しめます。 時期的な関係でブッシュと言うほどのものはなかったけど、5〜6mのブッシュはありますが、直ぐに踏み跡に戻ります。 何時までもブッシュが続いたり登っていて足場が崩れやすくなったり枯れ木がからんできたりしたら 多分ルートを外れてますので注意を。 正面が突然下ってる時は回りをよく見て下さい。尾根を外れてる時も注意して下さい。 赤ペンキは登ってる人から見える位置にうってあるだけで、他の山のように両方向にうってはない。下山に使用する人は いないという考えでしょうか。 猪の糞は南尾根では異常に多かった。相当の個体数がいると思われる。 10:00 川合警報器鉄塔横出 11:44 P578の岩稜帯の上 12:29 P766先の行き止まりの岩稜上 13:29 三ツ瀬六合目分岐 14:15 山頂 15:37 下山乳岩口 15:48 車に戻る ========================================================================== 2006年2月15日(水) 明神山(直登コースより) 1016m  単独 晴 風無し 暑い ========================================================================== 今回も栃ノ木沢方面から直登コースを登った。 昨日は雨、今日は曇だという予定だったが。登りだすときには快晴。 尾根へ出た辺りであまりの暑さに上着を脱ぐも汗は止ることなく流れ続けた。 この尾根コースは時間は短いけどこの辺の山ではこれだけの長さの急登はない。 暑い、暑い途中ではついに蝿が飛びだした。 南西尾根との分岐に出合、10m程行くと左手にテープが伸びており小さな字で スズカタ林道と書いてあった。時間は早いので林道へ行ってみることにした。 数分で陽当りの良い林道上に出る。小奇麗な作業小屋が建っておりそこから 点検用の軌道が鉄塔まで伸びていた。 霜柱の林道を少し歩いてみたが陽射しが強いので戻って軌道に沿って急登する。 登りきった鉄塔前は暑いので取りあえず山頂まで行ってみた。 今回も山頂では前回の方と出合い、10分程情報交換などをした。 見通しのいい山頂で小憩してから、静かな鉄塔前に前に戻り再度食事休憩。 素直に来た道を下山。1時間位で駐車場に戻ったので再度障子岩岩脈の小屋前に車を止めて 林道を探索してみた。 350m地点の五号橋まで約20分位。P706への取付もチェック。 その横にりっぱな踏み跡が上に延びてるけど営林署のテープが点在してるのでどこまで 続いてるか興味あるけどまたの機会に譲った。 ============================================================================================= 2006年2月22日(水)明神山 馬の背沢から北西尾根をへて川合林道350m地点へ 単独 晴 風無し 暑い ============================================================================================= 前回チェックしたコースへ向かう。 誰もいない静かな障子岩脈入口の小屋前に車を止め身支度。曇から晴になり車内は暑い。 ゲートを胯ぎ林道を行く。350mの赤いテープに誘われて沢を渡り対岸に沿って行く。 直ぐ堰堤を越えまた沢を渡る。 この辺りでコースが北西尾根への登りでないことに気付いたが踏み跡もしっかりしてるし、 鮮明なテープが続いてるのでそのまま沢に沿って進んだ。 雨で水量が多い小沢を連続で二つほど横切る。桟道は腐っており苔で滑りやすいナメ状滝を 慎重に渡る。 登りはそんなに急ではないが時々横切る沢が取り掛かりが脆くて時間をとられた。 結局横切った沢は全部桟道は朽ち果ててるのでじかに渡るしかなかった。 最後の滝を横切ると斜面を無理やりのように急登が始まる。 また、伐採後の木がそのまま踏み跡の上におかれてるので乗越が鬱陶しい。 それでも伐採の倒木斜面が過ぎると左手に北西馬の背岩の全貌が眺めれる場所に出る。 そこから暗い樹林帯を急登すると突然目の前が開け、明るい林道に飛びだしたのでビックリ。 そのままスズカタ林道を下りゲート前まで来て休憩。 この時だけ空は曇り冷えた風が吹きつけだした。山頂も雲に包まれた。 しかたないのでさっさと北西馬の背に向かうことにした。 数分で岩尾根に着く。せっかくなのでエッジを歩く。7合目の馬の背より距離は長いし足元の落ち込みも スリリングだし、天気さえ良ければ明神山頂を見上げながら昼食をするのに、残念。 そのまま尾根を進み川合林道への一気の急下降が始まる。 途中から再度陽射しが強くなり汗ばむ陽気となった。真直ぐ下降し沢の音が聞こえだすと 直ぐに林道が見え完了した。 登りの取付は沢の右、尾根道は沢の左、素直に真直ぐ地図通りの場所が取付だった。 帰路この辺りの登山路を整備開拓してる人達に出合話を聞くと、 取付点はわざと分かりにくくしてあるようだ。 私にも紹介だけはしないでくれと、念をおされた。 熟年登山ブームの団体登山者達に知れて荒らされるのを非常に警戒してた。 10:00 車置き場出発 10:20 350m地点 11:54 スズカタ林道へ出る 12:14 北西馬の背岩 13:08 350m地点下りる 13:30 13:50 車に戻る ============================================================================================= 2006年3月8日(水)明神山  単独 晴 風アリ 暑い     砥沢からP706経由南西尾根帰路は北西尾根をへて川合林道350m地点へ ============================================================================================= 4号橋から沢に下り、沢を渡り正面の斜面に向かう。前回より下草が取り除いてあり取付が分かりやすくなっていた。 すぐに登りが始まる。ジグザグに登って行くが予想以上に歩き安いのぼりだった。 段々青空が見えだし、1時間弱で尾根上に出る。少し下り鞍部から露出した岩場を真直ぐ登る。ヤヤ急登を 少々続けると見覚えのあるP706の分岐に到着。 後は鞍部まで下り大分緑が目立つようになった尾根を再度鉄塔まで急登を続けれるだけ、 鉄塔前があまりに暑いのでそのまま山頂に行き適度な温度だったので軽く食事をし、帰路は北西尾根を選ぶ。 鉄塔前から下り、登り直しをし北西尾根のピークに出る。何時もと違った感じの山頂をが木立の間に見える。 ここから一気の下降が始まる。ここを登るのは辛そうだ。また、目線に馬の背岩の全容を見下ろすことが出きた。 やがて緩やかになりスズガタ林道が見え林道手前で巻くのが面倒だったのでそのまま無理やり林道に下り立った。 岩が脆くホールドにならないので、崩れだした岩を先に落し、出来た跡を足場にして下りた。 ロープを持ってるので使用したほうが早いし、安全だった。 林道を横切り北西尾根を前回のコースで下りる。 直ぐに北西馬の背岩上に出る。今回は晴れて風もないので小憩。 後は、登り戻しをし尾根分岐から砥沢方面へ一気の下降。ここも前回より気持ち下草が少ない気がした。 今回は右足の親指を剥離骨折して固定しなければいけないのだが、 風呂に入るに外していいなら、登山もいいだろう、と添え木を外して登ってるので 登りは良かったけど、下りはさすがに踏ん張りが効かなくてかなり結構滑ったりコケた。 何事もなく林道に下り車に向かう。今日はまだゲートの鎖が外れてるので 6号橋より上に営林署関係者が入り込んでるようだった。 車に戻り再度小憩し、いつもの通り梅の湯で汗を流し、骨折箇所を固定して帰路につく。 10:00 駐車場出 10:05 4号橋取付口 10:56 尾根上にでる(境界見出標27) 11:13 P706  11:06 11:51 直登コース分岐 12:07 鉄塔 12:22 山頂1016m 12:39 13:00 鉄塔出る 13:33 スズカタ林道 13:49 北西馬の背岩出る 14:29 砥沢350m地点 14:49 車に戻る 15:10 撤収 ============================================================================================= 2006年3月15日(水)明神山  単独 快晴 風無 快適な暑さ   砥沢の4号橋から沢筋に沿って登り南西尾根鞍部経由山頂帰路は北西尾根をへて川合林道350m地点へ ============================================================================================= いつものように到着し、4号橋から西尾根方向へ登って行く。 直ぐに沢筋に出合、真直ぐ上に登って行く細い道とこの方面には珍しいハッキリした道とに別れる。 多分これが南寧尾根の鞍部に出るコースかも知れないという予感がしたので地図埋めにこれを進む。 沢に沿って遊歩道的に登って行き、所々尾根を迂回する感じでつめていく。 前回の馬の背沢とは違って沢筋の桟道は付け替えられたばかりかとても綺麗なに感じた。 沢の上方で真直ぐ行くか山肌に沿って伸びてる登山道を選ぶか再度迷ったが南西尾根の鞍部へと向かった。 とりあえずこれで当初の鞍部から疑問に思っていた道を片付けることは出来た。 ただ、何か距離と時間をちょっと損した気分だ。 このコースは鉄塔から砥沢へ下る時、最短で下りれそうなので急ぐときは利用しよう。 鞍部から暑い尾根コースを登り鉄塔、山頂に行ってみた。本日は天気がいいので予想以上にパーティが登ってきたので そうそうに鉄塔へと逃げて食事にした。 小憩後北西尾根を下る。ピークを過ぎ一気の下りが始まる所が西尾根との分岐となってる。 迷わず西尾根へと入る。暫く下ると林道が見えてきたので西尾根からの派生尾根へと入り林道に下りた。 林道の下り口は今回の方が足元、手元がしっかりしており下りやすかった。 今回は10mの簡易ザイルを持ち込んでいたので、大概の状態なら問題なかった。 チラチラ積雪のある林道を歩きゲートまで行き、後はいつものように北西尾根を駆け下りた。 350m地点への下部のシダ類の群生してるところは三日前に刈り込んでくれたそうで 歩き安く変貌していた。 川合の林道に下り車に戻ると、車体の下の水溜まりにはヒキガエル、ヒキガエル、ヒキガエルの軍団。 石かと思えば、重なり合ったヒキガエルの群れだ。水の中には黒い卵のおびただしい帯び帯び。 繁った草むらの中でも動いてるようだし、一体どれだけいるのだ。 と、まあタイヤで引かないよう気をつけながら空き地を後にした。 次回の課題は西尾根ということになった。 10:15 4号橋から登りだす 11:24 南西尾根鞍部に出る 11:54 直登尾根分岐 12:10 鉄塔 12:20 山頂 13:00 鉄塔  13:10 13:32 すずかた林道に下りる 13:48 北西馬の背岩 14:32 350m林道地点 ============================================================================================= 2006年4月12日(水)明神山  単独 曇 風無 蒸暑い   砥沢の4号橋から西尾根を登り林道に出てそのまま速攻で北西尾根を下山 ============================================================================================= 二回雨で流れ、一月ぶりの登山。未明まで雷を伴う暴風雨。 朝方から雨がやんでるので出発。障子岩岩脈小屋前に着。軽食。当然私だけ。 4号橋から樹林帯に入り、前回の分岐点から尾根の急登に取付く。中4週間はハンデだ。身体がリズムに乗れない。 古いテープに導かれながら踏み跡を尾根に沿って急登する。20分位の急登で岩石帯に出る。 一塊の岩石帯でなく、とこどころに空洞になった岩溝が続く。 暗い穴から冷たい風がふいてくる。両横が切れ落ちたナイフエッジも緊張するけど、 こういう岩穴は落ちたら出れそうもない、と思うと陰気で不安になる。 昨日の雨で滑りやすい岩塊を横切ったり、胯いだり、よじ登ったりを繰り返しながらも 先人のかすれた赤いペンキに導かれて薄暗い樹林帯を急登する。 時々アカヤシオが現れ季節の到来を感じた。 縦に割れた岩石帯が終ると馬の背岩のようなとこを登り、やがて岩尾根状で踏み跡の不鮮明な急登を 続ける。 左手に北西尾根が見えるようになった頃、正面に衝立のような岩壁が尾根を封鎖した。 薄暗くて判りにくいが捜すと、岩壁を右に巻くように踏み跡がついている。 うっかり分岐に印をつけるのを忘れてしまった。この先も最初の尾根のピークまで不鮮明だけど 尾根上を急登していけば(よじ登るような感じだけど)良い。 ピークを過ぎると暫くだらだらと尾根歩きが続き、再度急登が始まる。 何となく林道が近い雰囲気はするけどなかなか届かない。 北西尾根が目線より下に見え、更なるピークを目指して急登し上方が明るくなると850mP辺りを越えて 林道が見え、足元に小屋の屋根が現れる。 朽ちた小屋の真裏に降り立つ。 小憩し少考したけど天気は変化ないし、携帯機器ににノイズが入るのが不安なので速攻で下りることにした。 林道を歩き、北西尾根をいつものように駆け下りた。 中4週間あったけど北西尾根もアカヤシオが所々に芽を吹き出しており、いよいよ花の季節が始まった。 去年今頃行った藤原岳は福寿草が咲き乱れていたし、4月末には岩岳ではアカヤシオが山を赤く染めていた。 さあ、次回は再度岩岳に行って見ようかな 10:28 4号橋取付 11:28 最初の尾根ピーク 11:48 林道に出る 11:50 12:48 6号橋下山完了 13:28 小屋前撤収 ============================================================================================= 2006年4月19日(水)明神山 1016m  単独 曇時々雨 風無 蒸暑い   栃ノ木沢方面から直登尾根を登る ============================================================================================= 天気は今一だっけけど、明神山へ。 久しぶりに直登尾根を登ってみた。鉄塔前には点検用の軌道車が登ってきており初見。 今日のは4人のりの屋根つきのものだった。山間工事現場にある無味乾燥なものより上品だった。 たまたま山頂は中学生の遠足で満員。その他グループも多々おりこの不安定な天気の割には多かった。 山が色ずいたのが原因かな? 雨が降りだしたので早々下山。 下山したけど物足りなかったので南西尾根を再度登り直し520mの尾根上まで出て折り返した。 乳岩からはゴッタゴッタだけどこっちは一人に行合うだけの静かな登高路だった。 静かはいい。 10:18 栃ノ木沢出 11:48 南西尾根分岐 12:03 鉄塔前 12:15 山頂 12:33 鉄塔出 13:39 栃ノ木沢着 14:14 南西尾根、尾根出合 14:28 栃ノ木沢下山完了帰宅 ============================================================================================= 2006年4月26日(水)岩岳 1369m  単独 曇 風無    シンフォニィーから岩岳峠経由岩岳〜入手山でシンフォニーへ ============================================================================================= 明神山でアカヤシオが咲いてるなら、メッカの岩岳周辺はもっと華やかだろうと期待して 今年も最初の県外日帰り登山スタートです。 順調に到着したシンフォニーには昨年同時期に比べ車もなく静かは予感。 身支度をして出発。昨晩の会合の影響が微妙に身体に出てるかも知れない。重く感じた。 単調な林道歩きを終え取付手前の広場で先行の団体を追い抜き、そのまま沢を渡り急斜面に取付く。 最初の汗が流れ出すまでペースが上がらない、だるい。 そのうち徐々にリズムが快適になり順調に水場を越え登って行った。 所々あるりっぱな案内板に「岩岳山へは通行止めだよ(^_^)」とラクガキがかいてあったが、 当然無視して先を進む。 峠を通過し再度登りが始まる。今年はどうもまだまだ咲いてないようだ。 そういう情報が流れてるので今年は人出が少ないのかも知れない。 花に関しては残念だけど、山に関しては静かで幸運だった。 岩岳峠に着くと岩岳山への登山道の真ん中に通行止めの杭が打ってあった。 とりあえず神社の方へ向かってみた。当然咲いてる訳はない。 静かな鳥居の先で所用を終え、再度山頂へ向かった。 山頂への稜線も昨年の定番の位置の木が2分咲きくらいで全く色が無かった。 取り合えず山頂で小憩、食事をとった。 去年も岩岳は開花が少なかったけど入手山方面が満開だった、と言っていたので帰路を入手山経由にする。 下りだして直ぐ入手山と直行尾根との分岐にでる。直行尾根は大分前から通行止めになってるので 気にもとめなかったけど、入手山方面にも「悪路につき通行止め)と書いてあった。 来た道を戻れということらしい。とても信じられないのでそのまま入手山に向かって長い下降を開始。 入手山への登りにかかってると先方から登山者が下りてきた。話を聞くと予想通り入手山は満開、という。 更に別に登ってくる途中コースは問題無かった、と言うので安心して進むことになった。 その直ぐ後もう一グループと出合った。 どういう理由かしらないけど、こっちコースから又はこっちへの通行を好まない関係者がいるようだ。 アカヤシオに見とれてるうちに入手山を通り過ぎいつの間にか次の小ピークの1208mに達していた。 キマタ山という小さな看板が立っていた。小憩し先を確認し出発。横に京丸山が見える。 ここからは下り一本調子となった。時々尾根を巻くけども程よいクッションの歩き安い登山道だ。 徐々に高度を下げ右手に林道らしきものが入り込んでくるとペンキに導かれるように林道を横切り 送電線の横を通り境界線標識に沿って下りメインの林道に降り立った。 結局行きの下り区間、帰りで言えばかったるい登り区間の林道を尾根下りでカットしたようなものだ。 時間としては岩岳峠から下りて林道を戻るほうが早く、登りは入手山方面から登るほうが早い、というこだ。 探勝としては、入手山方面から登って岩岳経由で竜馬ヶ岳まで行って岩岳峠から下山するコースが 楽しめそうだ。 今回は行きに一グループ(6人)帰路ににグループ(4人)と会っただけの静かな山行だった。 下山してみると車が数台増えていたので更に数グループが登ってると思われた。 時間に余裕があったので楽に春野の湯に入って汗を流して帰路についた。 今年から春野町は浜松に入ったせいか料金が一気に100円になっていた(去年までは町民だけ)。 7:48 シンフォニー駐車場出 8:48 小俣京丸尾根取付口 10:00 荷子屋峠 10:42 岩岳峠 10:47 岩岳神社 10:57 11:17 岩岳山  11:31 12:29 キマタ山 1208m 13:42 林道1.0kポスト側林道出 14:09 シンフォニー着下山完了 ============================================================================================= 2006年5月17日(水)本宮山  単独 曇雨 風無     ============================================================================================= 梅雨の走りが始まってるようで水曜ごとに崩れる。 行くと来ないので、フル装備で本宮山登山。 どんなに粘って登っても2時間ないので鍛練にはならないけど身体をなまらすよりはましかな。 ============================================================================================= 2006年5月24日(水)恵那山 2192m  単独 晴 風無     ============================================================================================= やっと曇晴混在だけど雨が降らない水曜になりそうだった。 予定は山犬段方面だったけど、午後雷予報が出ていたので変更して恵那山にした。 今年最初の2000m峰のスタートだ。 早朝出、久しぶりに下を走って昼神を経て広河原駐車場へ到着、先着一台。沢音喧しい林道を登山口まで歩く。 ここまで車を入れることができるけど、登山距離が短い山では 直ぐ急登にかかるより2キロ位林道を登るほうが足慣らしで丁度いい。 橋を渡り登りにかかる。緑が鮮やかだ。足元は予想通りかなりグチャグチャ、帰路気をつけないと滑りそうだ。 下草の手入れされた登りを快調に進み最初の標識を過ぎ、1850m辺りで最初の残雪に出合い驚いた。 笹が横になって登山道を覆ってるとこを見るとちょっと前までしっかり積雪していたようだ。 気持ちのいい陽射しを浴びながら笹状尾根を登ったりしてるうちになだらかになり、上の標識を通過する。 このあたりの樹林帯にはまだ腐った積雪があり歩きにくかった。 一本調子の真直ぐの樹林道を登りきると山頂稜線に出合、少し登ると陽射しイッパイの山頂広場に出た。 そのまま小屋まで行き軽食をとった。当然登山口から一気で到着。 小屋の外に先人一グループ2人と神坂より単独1名が小屋前で食事中だった。 小昆虫が群生してなんともならないので小屋の中で食事をした。 簡単に終え北側の最高点まで往復し再度山頂ヘ戻り正午まで誰もいない静かな山頂で休憩。 正午下山開始、直ぐ一夫婦とすれ違ったが後は誰も登ってこず今日は恵那山にしては静かな山日となった。 淡々と下山を続け1時間30分位で広河原に到着、対岸に車が止っておりすれ違った夫婦方のようだ。 珍しく私と同市ナンバーだった。もっとも渥美から山間部まで地域は広いけど。 少し休んでからダラダラと駐車場へと向かった。 帰路昼神温泉に寄りおんびらで蕎麦を食べて家路に着いた。 7:45 駐車場出 8:15 広河原出 9:23 頂上まで100分の看板 10:28 頂上まで30分の看板 11:00 山頂 11:05 小屋 11:25 11:32 北側の最高点 12:00 山頂出 12:20 上の看板 12:54 下の看板 13:32 広河原着 13:40 14:25 駐車場撤収 ============================================================================================= 2006年5月31日(水)房小山 1868m  単独 晴 風尾根上あり    山犬段〜千天出合〜千石平〜鋸山〜房小山 ============================================================================================= 前日仕事が終ってからゆっくり出掛け山犬段の小屋へ向かった。 気のせいか2年前より道路が状況が良くなってるような気がした。でも最後の3キロの登りは 相変わらずの荒れようだった。 先客などいない真っ暗の小屋に入り寝袋に潜り込むと即爆睡。 明るくなり出発、林道をショートカットで千天出合まで行き、そこから尾根上に出た。 沢をツメルので急登が続くけど短い、直ぐに尾根上に出る。左鋸尾根、三ツ合。右鋸山、バラ谷山、黒法師山と 深南部から光岳へのメイン尾根上にたつ。風が上昇していく、暑涼しく位置によって激しく変化した。 千石分岐から再度急登を少しすると開けた千石平に出る。ここから少し下って再度少し登ると呆気なく鋸山に着く。 やや横前方、まだ大分先に房小山が見える。 一気に50m 程急降下し鞍部に下りヤセ尾根を登り下りし、ガレ場を越えると草原上の尾根に出た。 勾配の少ない草原上の尾根を登って行くと笹上の傾斜になりやがて正面に房小山本山の尾根となる。 右手下に池塘があり牧歌的ではあるが何本もの獣道が錯綜していた。正面ピークに向かい適当に笹の中を登り 山頂に到着。小憩。 正面にバラ谷山が見える。 バラ谷に向かい尾根上を進む。笹上の広い尾根になり木立が少ない草原的な尾根に変わる。 バラ谷から前黒法師山、黒法師岳等なじみの山並が見え高揚感が溢れ出す。 遠望に山並が見えなければ山を登ってるような周囲ではない、獣道イッパイの笹状尾根をテープをつけながら 登ってると予定外に時間を費やしてしまった。 1880mあたりでテープが終了してしまい、時間も12時になったので無理せず残念ながら引返すことにした。 ルーファイの必要性これが南ア深南部の魅力なんだろうな、と益々引き込まれていく。 今の登山ブームの人達には道はついてるのが当たり前に思ってるとこがあるけど、 登山道はもともと不鮮明だったのが当たり前だった。 房小山で食事をし小憩してから帰路に。鋸山への登りも思ってたほどではなく通り過ぎ再度林道へ下りた。 持ち込んだ水分が冬の地元山バージョンだったので林道へ下りた時にはほとんど残っていなかった。 いよいよ夏山用の水分補給態勢にしなくては、と感じた。 林道を戻る途中1箇所に携帯電話と読めそうな消えかかった看板があり、取りだしてみるとアンテナが昨晩から始めて立っていた。 ただ、電源も残量ゼロに近かったため最小文字の連絡を送り再度しまい込んだ。 五樽の分岐を過ぎ最後の林道歩きを続け小屋に戻った。3時を過ぎており昨年以来の歩きとなった。 夏の予習といったところか。 4時過ぎ多分最後の下山者として山を下り、川根温泉で風呂に入ってから豊橋に向かった。 帰りの東名は眠たかった。ぼちぼち普段の睡眠も考えないと日帰り登山だけでなく人生に影響がでそうでアブナイ。 6:23 山犬段小屋出 7:23 千石沢出合 7:30 8:08 千石沢分岐 8:30 千石平 1674m 8:38 8:50 鋸岳 1668m 10:33 房小山 1868.3m 11:44 房小山 12:00 13:25 鋸岳 13:40 千石平 13:50 千石沢分岐 13:55 14:18 林道出 14:59 五樽沢出合 15:33 山犬段小屋  16:00 撤収 ============================================================================================= 2006年6月14日(水)摺古木山 2186.6m 兀岳 1636m  単独 晴 風時々涼風     ============================================================================================= どうも梅雨入りしたせいか天候がおもわしくない。特に静岡が不安定だ。 晴予想になっていたのは鈴鹿と飯田と清内路方面だけだった。始めは鈴鹿と思ったが一度くらい摺古木山に行って みるか、とあまり乗り気ではないけど(山へ行くのは乗り気だけども(^_^;))摺古木山に出発。 早朝家を出て大平峠から大平の部落に入り、うっかりそのまま飯田峠まで行ってしまい戻り直し看板を見つけ 林道に入る。直ぐにダートコースになり思いがけないところで通行止めになっていた。2台ほど止っており 突き進むのは止めて駐車した。GPSで見ると持って行った地図外の場所となっており嫌々身支度をし歩き出す。 歩いていて気付いたけど結構登りがキツイ。徐々に見上げていた景色と高さが近くなってきていた。 林道終点の避難小屋に着いたときに地図を見ると約400m程高度をかせいでいた。5.38kmの歩きだった。 直ぐに登りに取付く。 単調に登り一登りでなだらかになる。山腹をまくように左手に笹上の山並を見ながら歩いていく。 横の山肌が近づいてくると山頂への周遊の分岐点に着く。当然直登コースを選ぶ。 笹上の尾根を登って行きコブを過ぎると山頂に着く。何もない小広場だった。 登山口から1時間30分もかかっていない。登りという登りもなく終ってしまった。 こういう予感がしたのでわざわざ来るのを好まなかった分けで、陽の当たる山頂でこのまま白ビソまで行こうか迷ったが 来る途中に見た変わった山名の「兀岳」に依ってみようと思い早々に下山を決心。 残雪の中ア本山に別れを告げ山頂周遊コース回った。まだ茂みに残雪があり、尾根上を冠雪してる時に歩くのは 体力的にもルーファイ的にも大変そうに感じた。 再度林道を歩き車へと向かった。林道斜面をよく見ると砂地状の傾斜に巨石が乗っているだけの箇所が数箇所あり 通行止めも仕方ないと納得。 車に戻り直ぐ大平峠へと向かった。 広場の日陰に車を置き、直ぐに取りかかる。最初から急登。本日、登りらしい登りにやっと出合った感じ。 最初のピークを越えて尾根を伝わるように奥の方へ向かう。 尾根上に沿って登って行く、時々笹に登山道が隠れるけど前回の房小山以北に比べれば立派なトレースで 三回位ピークを越えるとやっと笹原の山頂に着く。登ってる間中蚊の大群がまとわりついてたけど 止った途端目耳口と進入されて鬱陶しいので早々に退散。一気に峠まで下山し食事をとった。 先の摺古木山を下山した時にいた人達がやってきて休憩をし談笑。 あと昼神温泉で風呂に入ってから帰る。 5:23-5:23 家出る 7:22-7:22 大平街道入る 8:00-8:15 林道通行止め... 9:30-9:30 登山口 10:20-10:20 山頂分岐 10:51-11:00 摺古木山2168.8m 12:06-12:06 登山口 13:05-13:05 車に戻る 13:36-13:36 大平峠出 14:30-14:37 兀岳(禿岳)1636m 15:05-15:05 車に戻る 15:35-15:35 大平峠撤収 ============================================================================================= 2006年6月21日(水)バラ谷山 2010m   単独 曇晴 風時々強風    山犬段から房小山を越えて、本州最南の2000峰がおまけ ============================================================================================= 梅雨の合間、何とか明日は天気が持ちそうな予感。前回引返したバラ谷に行こうと夜出発。 未明山犬段小屋に着くと先客がいて驚いたけど静かに部屋に入り爆睡。 朝方奥の人達の起きるのに釣られて起床準備を始める。風が音を立ててまいていた。 早く出発したほうが安心なので早々に出掛ける。やや肌寒いので上着を着て出発。 林道は前回からの間に崩壊が進んだ場所が数箇所もあった。 千石平出合で上着をしまい、顔を洗い直し登りにかかる。千石平で日焼止めを塗り房小山を目指す。 当然前回より1時間ほど早く房小山に着いたのでこの先の準備をしてから出発。 2回目だと尾根上を観察する余裕があるのでちょっと安心。1860m先の笹原というのかヌタバあたりまで 順調に進む。音を立てるたびに鹿が団体で数メートル先を横切っていく。また木のあいだから こっちを見つめてる小さな頭もあった。 この辺で先行者のテープがなくなるので真直ぐ正面の盛り上がった尾根目指して腰以上のササの間を漕ぎ登って行く。 笹と倒木と樹林を分けて尾根の取付につくとそこには先行者のテープがあり、考えるコース取りは大概同じようだ。 10メートルくらい斜面を登りきると膝辺りまでの笹原上尾根にのった。 笹の間から見える足元は鹿の糞だらけ、それも固まってソフトボール以上の大きさだ。相当の個体が群生してるようだ。 木々の少ない笹尾根(上西平?)のため前方に目標を決め尾根の真ん中を進む。再度腰以上の笹原を漕ぎ登って行くと、 右からも尾根が近づきやがれ一つになると左の方に伸びる主尾根が見えてきた。 少し下り多分最後の急登だと信じて静かな笹尾根をつめて行った。目の前にピークが近づき看板らしき物が段々 見えてきた。顔を上げて確認したら「本州最南の2000m峰」だった。バラ谷山はどこだ? 少々ガッカリして大休憩。写真を撮るなどして休んでるうちに少し先に開けた場所があるようなので ちょっと行ってみることにした。ビューポイントのようで明るい陽射しの向こうに黒法師岳、丸盆岳の南ア主尾根が 続いていた。近づくとその小広場がバラ谷山2010mだった。アブナく引返してしまうとこだった。 20mの距離は疲れてるとそれさえ放棄してしまうに十分な距離頃だ。 再度荷物をほどき休憩。正面に去年の黒法師岳。後方に前黒法師山からのコース。どっちも笹に覆われてる。 正午になったので下山を開始する。房小山、鋸山への登り返しが待っている。 登りに漕いだ笹原を快適に漕ぎ下る。足元に時々倒木があってコケそうになるが気持ちのいい一人旅。 完全にクライマーハイ状態だった。鹿から見ると一人ではしゃいで気色悪い人間だったことだろう。 尾根から一旦下り再度1860m北の笹原を進むあたりでトレースに戻る。途端に楽になった。 その先で房小山への登り直しの尾根に取付、疲労感イッパイで房小山に戻った。 小屋にいた浜松のグループも房小山まで来るというので行きに三角点に置いたキャンディーが他のキャンディーに変わっていた。 (私は無事にここに来て、先へ行きました、皆さんもお楽しみ下さい、と言う意味もこめて置いておいた)ゴチになる。 彼らも楽しんで既に引返したようで静かな午後。 小憩した後、前回はそうでもなかったが今回は一番やっかいな鋸山への登り直しにかかる。 最初の登りが始まった頃、右足のフクラハギがひきつけた。 かばって歩いていたら太股もひきつりだした。それでも歩いてたら足首回りが痙りだした。少し休んでストレッチし だましながら登ってたら今度は左足が同じようになった。仕方ないので時々ストレッチ小憩しながらゆっくりゆっくり 登って行った。やっとの思いでガレ場まで戻り下って最後の登りを気合いを入れ再度ゆっくり登り終え、たどり着いた鋸山で休憩。 ここまで戻ると気分的に楽になった。下半身の叛乱もなくなりミュージックモードを楽しむ余裕もできた。 小虫や蚊が煩わしい状態にもなった。一戻りで千石平に着き林道目指しての下山を続けた。 5時代には小屋へ着けそうなので更にダラケ感も生まれた。 蒸した千石沢を下り林道に出て顔を洗い、途中携帯可場所で連絡を入れ、小憩もとり丁度5時に山犬段に着いた。 時間だけなら、聖岳、光岳の日帰り並だ。もう体力的に無理は効かないのかなぁ。最近体重も激減してるしなぁ。 小屋で息抜きをした後撤収。車のワイパーに浜松グループのコメントがはさんであった。 久しぶりに良い人達に出合い気持ち良く川根温泉に向かう。 風呂を出て何とか東名通勤割引に間に合い帰路についた。眠かった。     1:06-1:06 山犬段小屋着仮眠 5:23-5:23 小屋出 6:33-6:39 千石沢出合 7:19-7:19 千石平分岐 7:41-7:46 千石平1674m 7:58-7:58 鋸山1668 9:42-9:47 房小山1868.3m 11:33-11:43 本州最南2000m峰 11:43-11:55 バラ谷山2010m 13:00-13:05 房小山 14:40-14:45 鋸山 15:00-15:05 千石平 15:13-15:18 千石平分岐 15:37-15:46 千石沢出合 16:00-16:05 携帯連絡 16:22-16:22 五樽沢出合 17:03-17:23 山犬段著(途中小憩5分). 17:23-17:23 撤収 ============================================================================================= 2006年6月28日(水)御池岳 1247m 鈴北岳1182m   単独 曇 微風   コグルミ谷から御池岳へ鈴北岳を経て鞍掛峠を回る ============================================================================================= あまり天気がハッキリしないので近場へ。伊勢湾岸道走行中御在所方面か鞍掛峠方面か迷った末、 桑名方向にハンドルを取った。一般道が思った以上に交通量が多く時間がかかった。 藤原岳分岐先にあるコンビニを通り過ぎたら何もなくなってしまい、本日は水分220mlだけだ。 コグルミ谷入口は二台でイッパイの駐車スペースだ。 支度をし直ぐ出発。雨で土砂が流出したような感じの沢に沿って登る。 直ぐにタテ沢分岐を通過しとりあえず水のある方を登る。20分くらいで長命水の水場に着く。 顔を軽く洗い汗を流す。登ってくる間左足首がヒリヒリするので靴下の調子が悪い、と思い ズボンをめくったら鈴鹿名物がいつの間にか食事していた。結構気をつけていたのに気付かなかった。 蛭をはがして足元点検し再出発。 10分程で突然「五合目」の場違い的な看板が現れ興ざめ。徐々に尾根筋のような感じが近づきカタクリ峠に着く。 ここから一登りし尾根を越えると真ノ谷が入り込んできて八合目の分岐となる。そのちょっと先が御池山への 直登ルート分岐。雲が多く雨でも降りそうな状態なのでさっさと山頂目指した。 前日までの雨の影響か、足元はドロドロの登山道をほぼ真直ぐ直登すると質素な小広場の山頂に出た。 天気に追われるように鈴北方面に向かい、下り終った所が先の真ノ谷分岐からの道と合流点、沢の終点だ。 笹と芝状の田舎の農道のような山腹を登って行くと小池の広場で鹿の団体が横切っていった。(逃げていった?) 長閑な草原を右手の鈴北方面に向かって軽く登って行き山頂に立つ。御池岳には黒い雲がかかりだしたようだ。 ここまでは鈴鹿にしては珍しく誰にも会わなかった。 トンネル方面から登る方がメインのようで鈴北岳で女性一人と出合っただけだった。 山頂から直ぐにタテ谷に下りる看板が出ていたけど、天気が不安なので尾根を一気に鞍掛峠に向けて下る。 どっちを利用しても2時間もかからない小さな山容だ。 峠からトンネル横の国道に下り20分弱歩いて車に戻った。横にもう一台駐車しており私の後に登った様だ。 車内に深久の百名がおいてあった。いまだ百オタか? 下山して直ぐ窓ガラスに大粒の雨が降りだしたが本降りとまではいかなかった。 途中、阿下喜温泉「あじさいの里」という看板に導かれて汗を流した。藤原岳の時は刈谷まで風呂に入れなかったので 非常に爽快だった。風呂から出たら雨も上がっていた。 IC迄の間、咽が渇いてるのでサイダーを買おうとコンビニに立寄るのだが、いなべ市にあるコンビニはどこも品切れで 桑名に入ってやっとありつけた。偶然か? 9:00-9:15 コグルミ谷取り付き 9:30-9:30 タテ谷分岐 9:50-9:55 長命水 10:05-10:05 五合目 10:20-10:23 六合目カタクリ峠 10:35-10:35 七合目 10:45-10:45 八合目真ノ谷分岐 10:49-10:49 御池・鈴北真ノ谷 11:05-11:05 九合目 11:19-11:25 御池岳1247m 11:35-11:35 御池・鈴北分岐 11:50-11:50 鈴北・鈴ケ岳分岐 11:55-12:07 鈴北岳1182m 12:48-12:48 鞍掛峠791m    13:00-13:00 鞍掛トンネル 13:17-13:40 コグルミ谷取付口 ============================================================================================= 2006年7月26日(水)鈴北岳 1182m   単独 晴曇 無風   タテ谷から鈴北岳を経て真の谷からコグルミ谷を下山 ============================================================================================= 今月には行ってから梅雨が始まった。それも久しぶりに停滞し激雨をともなう酷い梅雨だった。 それが月曜に突然晴れ間がでて途切れた。心の準備はできてないし、被害の多かった松本や山間部はまだ雨だ。 昨晩は祭禮の会合でアルコールも入ってるし、無理の無い体力馴らしに前回の鈴北岳をタテ谷から登ってみることにした。 取付口から登って直ぐにタテ谷分岐に出合う。昨日までの激雨の影響で足元が軟弱。分岐で足元チェックしたら ヒルは既に両足で4匹が靴面を登っていて驚いた。異常なしを確認して登りにかかる。 急斜面だけど単調な登りが続き1時間くらいでタテ谷に出合う小広場となる。 ここから少し登ると突然平坦な沢に沿った歩きとなる。この辺がタテ谷のメイン歩きだろうか? 鹿の白骨も放置された静かな沢沿いに進み先の分岐から倒木などを整理しながら登っていくと 徐々に沢幅が細くなり、沢の堀が深くなった。時々前方を地響きを立てて獣の群れが走っていった。 堀の中に入って登っていくと一乗越の度に高さが低くなり沢が靴幅になり両サイドV字が平坦になり最後は溝も無くなった。 上方に青空が見え右手の斜面を登っていくと前回の尾根分岐に飛びだして山頂へ。 山頂から下の平原を見渡しても鹿の群れは見えず。 帰路は真の谷を下り八合目からコグルミ谷へ下りた。途中長命水でヒル試しに休んでみたら5分位で靴に張り付いていた。 しかも既に吸われていた。全く気付かなかった。恐るべしだ。やはり真夏は他へ行こう。 車に戻ると上着は汗でズッポリ。前回同様風呂に入って生き返った。風呂に入るときにはまだ血が流れていた。 ますます恐るべしだ。 7:07-7:07 自宅 9:10-9:33 コグルミ谷入口 9:49-9:49 タテ谷へ 11:40-11:40 尾根に出る 11:45-12:16 鈴北岳1182m 12:31-12:34 御池・真の谷介岐 12:47-12:47 丸山分岐 12:50-12:50 八合目 13:05-13:13 六合カタクリ峠 13:30-13:30 長命水 13:43-13:43 タテ谷分岐 14:04-14:15 コグルミ谷入口 15:41-15:41 阿下喜温泉あじさいの里 ============================================================================================= 2006年8月2日(水)劒岳 2999m   単独 晴曇 無風       馬場島から早月尾根を登る ============================================================================================= 北岳から始まり仙丈岳、甲斐駒、空木岳、塩見岳、聖岳、光岳、槍が岳等その他日帰り登山を やって来たけどいつもどこかで早月尾根を元気なうちに登りたいと思っていた。 昨年槍ヶ岳の日帰りを終えたので今年とうとうやってしまった。念願の早月尾根から劒岳だ。 長い梅雨の激雨もぼちぼちどうだ!!木曜日から山小屋は満室状態。 夏山本番。ということは静かな山行は今日しかない。二日前から早寝をして体調を 維持してたので仕事を速めに切り上げて夕方6時日本海まで出発。 予想以上に道路は空いており東海北陸道から白川郷を走り再度北陸道で立山ICへ。4時間、緊張してるせいか呆気なく着いた。 馬場島までも大きな看板に導かれて駐車場に滑り込み、星空を見ながら簡単に夜食を食べ爆睡に落ちた。 4時前に起きると星はなかった。(後で聞いたらこの時間上の早月小屋周辺は降っていた)身支度をし終え気合いを入れて出発。 標高差約2300m長大な急登が待っている。登山口からは薄蒼くシルエットを見ることができる。 これだけなら八ケ岳と変わりはないが、標高差がまるっきり違う。 最初の一歩から急な斜面だ。まずは松尾平目指して急登する。身体の調子は悪くないがまだ眠気が残ってる。 一登りで開けた広場にでた。1000mの標識が設置してあった。ここから200m毎の標識が始まる。 しばらく平坦な農道みたいな手入れされた道が続き突然小屋迄1200mあまりの急上昇が始まる。 杉の巨老木の間を登るあたりで大分明るくなった。道は幅広く、下草も整備され、人の言う「バランスのいい急登」 が続いた。深南部の等高尾根のように目の前には地面、見上げれば真直ぐ伸びている。黙々と登る。 1500m過ぎた辺りで劔本体が時々見えた。まだまだ遠い。汗はとっくにしたたり落ちてる。 急登のため足で登るというより両手を使って登る、という状態が続く。ゆっくりペースなら200mが30分、400mを1時間 位で登る。速足なら400mを30分から40分で駆け登ることだろう。早足の人は2時間で小屋を通過し4時間で登頂するという。 200m毎標識のあるところは小広場になって休憩しやすくしてある。1800mで日焼止めを塗る。塩が吹き出ていた。 途中1900m辺りの小広場は昔の避難小屋の跡だったのだろうか?この辺りで下山の二グループと出合う。 濡れた地面と草木に服を湿らしながらゆっくりよじ登っていった。背後の山並の高さになった頃時々発電機の音が聞こえてきた。 青空のピークに飛び出ると足元に早月小屋が見え、前方に2600m,2800mを従え劔本体が充分威圧的に聳えていた。 もう、ここで止めようか、と考えてしまう。高度にすれば後800m。今までのペースで登れれば2時間。疲労して3時間。 お昼のうちに登頂できるはず。足腰が耐えられるかどうか? 等々、考えながら軽食を取った。小屋番と軽口をたたき出発。 小屋の横から急登が始まり、気付くと小屋を足元に見るような感じで登って行く。更に登ると小屋だけでなく 馬場島方向まで見えるようになる。前穂から岳沢、上高地が見えるようなもんで帰路の辛さが想像できる。 2400m先で掘割状態の尾根登りから完全に尾根状に出る。ハイマツ帯の始まりだ。ヘリが近くを飛んで行く。 2600m標識の先から残雪帯が始まる。暑さがやや軽減されて気持ちいい。残雪を登りきった先から今度は岩稜帯が始まる。 ドンドン高度は上がっている、ガスもやや上昇してきてる。 帰路を心配しながら小ピークから少し下り風の通り道を探し岩稜帯の取付点で小憩する。 今日はどの小憩地点でも水分が美味い。汗は止らない。 時々下山パーティとすれ違う。まだ今日は閑散としてる。岩稜帯の急登は足腰にキツイ。声もです黙々と登った。 段差のある岩登りは更に疲労度をアップさせる。緑のある岩稜帯を登りきると2800m標識、後0,7キロ。 振り返ると2600mへの尾根と馬場島方面が、眼前には劔西面が迫り青空との境に十字標識が見えた。 まだ11時台、山頂を目指して最後の急登にかかる。 少し登ると鎖場が始まる。真新しい鎖だった。シシ頭を過ぎ鎖場の連続を繰り返す。上方に人の姿も見えたりする。 岩の上を歩くようになるとペンキが多くなり、導かれるように十字の標識を目指した。劔沢との分岐だった。 まだ高い地点があり山頂はまだ先だった。ゆっくり帰路を確認しながら岩の上をペンキに沿ってつめると祠が見えてきた。 久しぶりに感動の山頂。12時半前に到着、少々余裕がある。水分と軽食を取り山頂を楽しんだ。 ガスが上ってきており三の窓方面しか見晴しがなかった。山頂は先人が一人食事をしており静かに楽しむことが出来た。 12時前にはそれなりに賑わっていたそうだ。劔は小屋迄も時間があるしタテヨコバイの通過もあるので天気がいいうちに またお昼までには下山するのが安全と皆理解してるようだ。私も先が長いし疲れがとれた感じなので下山にかかった。 岩場を早月尾根分岐まで戻る。ガスってると気をつけないといけない場所だ。 鎖場の急斜面を一気に下る。シシ頭を過ぎ慎重に素早く下る。2800mで先を見ると登りの時鎖場にいたグループが 毛勝谷頭先を動いていた。劔に別れを告げ嫌な登りが待つ2600m地点へと下りにかかる。 急いでも足場が悪いので無理せずに下った。鞍部手前で先行のグループを追い越し徐々に登り直し雪渓横切って2600mに戻った。 小憩。ガスがはりだしてきて足元に見えるはずの小屋や馬場島方面が見えない。 ハイマツ帯を戻る。登ってる時にはしっかりした足場で登りやすいと思っていた尾根も下りとなると 脆く滑りやすく安定に欠けた。 樹林帯に入り2400mを過ぎ徐々に下降し人の声が聞こえるようになり小屋に到着。甘いジュースを購入し小憩した。 宿泊の人達の談笑を後に小屋前のピークを登り小屋とガスに隠れた本山を振り返り最後の下りに入った。 ゆっくり下っても2時間チョイ位で完了するはずなので楽しみながら下った。 数えながら下っても200mを長く感じるとこもあったし、1600mから1400m感のように短いとこもあった。 ガスもはりだしてきたので無理せず200m毎に水分を取りながら汗を落しながら急下降をした。 1400mを過ぎるとガスはなくなり暑いだけの下りが続く。1200mあたりから再度沢音や重機の音が聞こえだした。 12時間近く前に通った松尾平までの平坦な道を歩き最後の1000m標識に到着。標識にもたれ最後の休憩をした。 手持の水分を飲み干し帰るための最後の下りにかかる。 ゆっくり刻み込みながら急斜面を下り登山口の石碑の前に戻った。感激もあらわにガッツポーズがでた。 地元ナンバーの人に風呂情報を聞いたら、馬場島で入れるということなので早速訪れ風呂に入った。 最初の一湯の気持ち良いこと、しっかり満足して気分転換できた。 帰宅準備をし馬場島を後にした。途中砕石現場の自販機でサイダーを2本買いし咽が生き返った。 「熊が出るぞー」の看板の部落先で自宅にメールを入れ、ガソリンを追加し明るいうちに高速に乗った。 ハンドルを持ってると今回は急登のため両手で全面の何かを掴みながら登り続けたので 左手の親指が面白いように引きつけを起こした。 結局行きも帰りも出発の時間はほぼ同じ。また同じように殆ど車も無い状態で走り抜けたため同じような時間で 帰宅した。高速のおかげで富山は非常に近かった。 早月尾根自体は往復約13時間だったので、日帰り登山としては平均だったので劔を遠く感じたのは入山が 日本海側からという立地的なことが影響したかもしれない。 後日談、去年槍が岳を登った後足腰、足裏に激痛が続いたけど今年は痛みがない。筋肉が落ちた割には 影響が少ない。加齢でマヒしてるだけなのか? 2006年8月2日 水曜 4:40-4:40 馬場島駐車場出る 4:47-4:47 登山口 5:22-5:22 1000m 6:01-6:06 1200m 7:26-7:35 1800m 9:00-9:20 2200m早月小屋 10:00-10:00 2400m先ハイマツ帯入る 10:45-10:55 2600m先岩稜帯手前鞍部 11:34-11:44 2800m後700m 12:26-12:46 剣岳2999m 13:46-13:55 2600m 14:31-14:40 早月小屋 16:48-16:56 1000m 17:19-17:19 登山口 17:25-17:25 馬場島駐車場 17:27-18:09 馬場島荘風呂 22:30-22:30 自宅着 2006年8月1日 火曜 18:24-18:24 豊川IC入る 20:21-20:21 荘川IC下りる 20:58-20:58 白川郷IC入る 21:57-21:57 立山IC下りる 22:48-22:48 馬場島駐車場 ============================================================================================= 2006年8月30日(水)西穂高岳 2909m   単独 曇雨晴ガス雨曇 風ヤヤ        上高地から登る ============================================================================================= 8月は劒岳の日帰り以降夏らしい状態がない。最後の水曜も曇りがちで山間部は不安定な状態だった。 少々精神安定のため無理やり決行。雨に降られても後悔しない山を捜して出発。 晴れたら上高地から霞沢岳(マイナーかな?)悪かったら西穂ヘと決めた。 いつものように沢渡の駐車場で仮眠、予想通り未明から冷えた。始発バスで帝国ホテル前へ。 準備をし西穂登山口から登りにかかる。 かなり利用者がいるようで開けた整備された道が続く。緩やかな登りからヤヤ急な登りに代わり 高度を上げていく。赤い看板がこまめに設置されていた。1900mあたりで足元にまだ赤い屋根が見えた。 更に登ってロープの張られた迷い沢辺りを通過しヤヤ平坦な尾根歩きになる。 ここまで温度が低く涼しい風が時々ふくので汗を感じず快適に稼いできた。雰囲気的に小屋が近そうなので そのまま登り、掘割状の道を登っていくと稜線の焼岳分岐に出会った。その先でお花畑の斜面を登って行くと 突然目の前に小屋が現れた。 小屋で荷物を下ろした途端に雨が降りだした。用事を済ませ小憩。小ぶりになったので数十年ぶりに ポンチョを着て登山開始。最初のピーク辺りで雨はやんだけど温度が冷たいのでそのまま着用。 独標手間でガスが晴れポンチョを脱いだ。独標、三角ピーク、西穂が見えた。 時間差で丁度誰もいなくなった独標に到着。小憩し直ぐに三角ピークへの岩稜の下りとなる。 ここからは登ったり下ったりだけど高度差が10m〜20m位だけなので疲労感はない。 呆気なく三角ピークを通過し再度ガスにつつまれた。 単調に岩稜帯の尾根の登下高を繰り返しながら高度を上げ登山的にはちょっと物足りない気分で西穂高岳に到着。 足元には上高地と岳沢が見える。小さな狭いピークだ。 ガスも再度晴れて槍が岳から奥穂前穂と正面のジャンダルムへの岩稜を臨むことが出来た。 今日は人も少ないので岩稜帯で出合うこともなく来たが、シーズン中だと手間取りそうだ。 ましてやこの先で団体とすれ違うと時間ロスをしそうだ。 行きたい衝動を抑え山頂で軽く食事。直ぐに回りはガスに包まれた。 ガスっているけど風は無く、暑くもなく寒くもない。携帯で連絡を入れ下山にかかる。 帰路も三角ピークで雨がふりだしたが、視界的には独標でロープエー登山客が賑わってるのが見えた。 独標を通過し小屋へと一気に駆け下り休憩。小屋の中に入ろうとしたがストーブが暑くて外で休む。 荷物の整理をし終え下山開始。 花畑を過ぎ、焼岳分岐も駆け下りやや平坦な掘割を下る辺りから陽が射込みだした。 迷い沢上部の尾根下降点から上高地に向けてやる気の無い下降に入った。 再度赤い屋根が見えだし沢の音が大きくなり喧騒の上高地に簡単にたどり着く。 予想以上に人が多かったのでホテル前でなくバスセンターまで歩くことにした。 下界は曇気味だが暑く早く風呂に入りたくなった。 バスセンターに着くと丁度沢渡行きが入ってきた。イイタイミングだった。 沢渡に戻り上高地ホテルで風呂に入り家路に向かった。 帰路は飯田で降りて阿南町の新しく出来たトンネルを通って新野峠へと抜けた。 満足してるようなそうでないような日帰り登山だった。 2006年8月30日 水曜 6:15-6:15 上高地登山口 8:34-8:34 焼岳分岐 8:43-9:15 西穂高山荘 10:13-10:20 独標2701m 10:47-10:47 ピラミッドピーク 11:29-11:45 西穂高岳2909m 12:13-12:13 ピラミッドピーク 12:30-12:30 独標2701m 13:05-13:18 西穂高山荘 13:26-13:26 焼岳分岐 13:34-13:34 尾根下降開始地点 14:47-14:47 上高地登山口 15:30-15:30 上高地出る ========================================================================== 2006年9月27日(水) 明神山(直登コースより) 1016m  単独 晴 風ヤヤ 暑い ========================================================================== 祭禮の準備がなくなったので急きょ10時から明神に出かけた。 11時30分ごろに着いたので直登尾根をダムの左手からの何時ものコースでなく 直接取付から登ることにした。 栃ノ木沢一般コースへの橋を渡らずそのまま進むとダムの方から小沢が合流する。 沢に降りダムの作業小屋の真裏辺りの対岸に赤いテープがありそこが取付き点のようだ。 上の方から白い古いザイルがたれておりそれに従って上に登ると岩尾根の上に出る。 細い痩せた岩尾根の急登が続く。左右が落ち込んでる変わりに左右の見晴しはイイ。 足場も良く下草などもないので快調に高度を稼ぐことができた。 途中ザイルがもう1箇所はってあるが登りの場合は気にすることもない。 200mほど高度をあげ岩尾根が普通の尾根っぽくなると左手からいつもの道と合流し後は何時ものごとし。 これで直登尾根は完登と。 1時間40分位で山頂に着くことができた。 平日には珍しく山頂には二グループも食事しており小憩の後、栃ノ木沢一般ルートで下山。 下草が伸びすぎて50mほど登山道を隠してる箇所があったがこのコースは下山時間が短いので便利。 また、利用者が少ないせいかクモの巣だらけで往生した。 ========================================================================== 2006年10月11日(水) 明神山(直登コースより) 1016m  単独 曇雨 無風  ========================================================================== 曇気味だったけど直登コースから。 涼しい風が時々流れ汗をかくことも無く気持ち良く登る。当然誰にも会わず。 所々紅みも目につきだした。山頂温度15℃、晩秋は一気だ。 山頂で食事してると雨の雰囲気になってきたので最短下山で来たコースを下る。 昼時というのに暗くなった尾根を駆け下り駐車場に下り立つとしっかりと雨が降っていて驚いた。 帰路、南西尾根445mへの取付点を確認し雨の中を梅の湯へ向かった。 11:13 栃ノ木沢出 12:56 山頂 13:21 14:22 車に戻る ========================================================================== 2006年10月18日(水) 仙丈岳 3033m  単独 晴  涼しい ========================================================================== 戸台から北沢峠へ。主尾根コースを登り、馬の背、薮沢小屋を回って主コース下山。 天気も良さそうだし、今年はまだ3000mへ日帰りしてないし、北は中途半端に積雪してるので 初心者的な山だけど仙丈岳に行ってみることに。戸台方面から北沢峠には載ったことがないので実行。 欠点はバスが朝8時迄ないことだけ。帰りの最終は4時なので7時間の登山時間だ。 甲斐駒は厳しいけど仙丈なら楽勝なので秋を楽しみに出発。 時間があるので自車内でしっかり睡眠。朝一といっても8時のバスで北沢峠へ。 運転手が観光慣れして停車案内が続くため1時間チョイ過ぎに到着。即登山開始。 このコースは私だけ。7,8名は大平山荘で降り薮沢ヘ向かった。 汗が出るのに汗をかかない秋の快適な涼しさで単調に快調に登る。 このコースは合目表示があるので楽だ。五合目で陽焼け止めを塗り先に備えた。 振り返ると甲斐駒が白く雪を被ったように輝いていた。 隣にはオベリスクを含む三山が続き久しぶりに天気のいい登山になった。 五合目で日焼け止めを塗るため休んだけど、その後の登頂的には小仙丈までは一気に行ける登りだ。 この登りの感じが女性的でもあるし、初心者コース的でもあるゆえんだ。 小仙丈で後から来た広河原からのバスの単独と会話。彼はこのあと正面の北沢山を越えて野呂川迄 ヤブ漕ぎのバリエーションルートへ下って行った。(2ch的だと勇者だな) 百オタやジジババ団体登山やアルペン団体登山等の迷惑登山を避けるためか、最近はアルプスでも バリエーションルートを楽しむようだ。 小仙丈から快適な尾根歩きを景色を楽しんだり馬の背小屋や足元の仙丈小屋をみながら1時間弱ほどで 山頂に着く。ここにも小仙丈と同様真新しい標識が立っていた。ひょっとすると標識の古い甲斐駒にも 立ってるかも知れない。 珍しく山頂には誰もいない。ノーテンキな状態でメールを入れ食事をとる。14℃は風はないけどヤヤ冷える。 帰路の最終バスに向かってそろそろと下山を開始。 足元の仙丈小屋に向い下る、こっちは登ってくる時には高度差を一気に登るためしんどいけど下りに使うと 呆気なく小屋を通過。馬の背へと向かう。途中朝のバスの薮沢コースからの登山者と出合う。 馬の背を過ぎ小屋到着。軽く追加の食事をし、薮沢ヘと下りる。 薮沢より甲斐駒の姿を撮り、少し行くと薮沢小屋にでた。馬の背小屋同様既に営業は終ってる。 中に入って少し休憩、4時への時間調整。 更に数分で元の五合目尾根に出合う、今日最後の登りの登山者と出合う。 少し会話を楽しんだ後、北沢峠へとスロースローで下りだす。 二合目まで下ってから、3時のバスに間に合いそうなので急遽走り出すも、最後の斜面を下ってる時に 警笛とともにエンジン音は動いていってしまった。 バス停で間食をしながら待ってると、30名位の団体が突然現れ専用バスで消えて行った。 何だこいつらは。どうも静岡の観光会社が斡旋してるようだ。 4時のバスで聞いたら、3時のバスには3台の団体もいたそうだ。間に合ってそんなのと遭遇しなくてよかった。 しかも明日も2台来るそうだ。紅葉は忙しいですね、とつい大人のお世辞を言ってしまった。 まぁ、私らが登山してる間の下の出来事だから構わないけど。 バスの運転手のガイドは帰りも続き、甲斐駒のことは地元では東駒と呼びます、と繰り返す。 3名しか乗ってない静かなバスの振動でやがて眠ってしまい、気付いたら戸台の入口まできていた。 ここで仙丈と最後のお別れ、ここからだと地理的に馬の背が左側に見えた。 仙流荘で風呂場に行くと先の団体が風呂場を占領しており最悪。 でも着替えてるうちに全員出ていったので静かな風呂を楽しむことができた。 気をつけないとこの山にはこういった団体がくるようなので最悪の登山状態となる。 帰りは素直に?152号を走った。分抗峠を越え地蔵峠を越えて大鹿村、上村、南信濃村経由 兵越峠を越え水窪を回って走り通し22時30分には自宅到着。 山行よりドライブが楽しかった一日だった。 途中大鹿村〜上村間で鹿17頭、猪1頭、狸12匹遭遇。へたな山行より獣との出合が多いぞ。 猪の団体には以前も空木の麓で遭遇したけど、何で豚がこんなとこにいるんだ?頭の中で猪と理解するまでに時間がかかる。 そういうときの猪はデカイんだな。 普段の生活で見られないモノに遭遇すると、対象を理解するまでに時間がかかるってことですか?      0:30- 8:00 仙流荘 9:08-9:10 北沢峠 10:27-10:34 大滝頭五合目 11:23-11:30 小仙丈岳2855m 12:20-12:50 仙丈岳3033m .温度14℃ 12:59-12:59 仙丈小屋 13:18-13:18 馬の背 13:22-13:29 馬の背フィッテ温度19℃ 13:35-13:35 藪沢分岐 13:44-13:46 藪沢小屋 14:06-14:16 大滝頭五合目 14:24-14:24 四合目 14:31-14:31 三合目 14:47-14:47 二合目 15:14-16:00 北沢峠 17:39-17:39 仙流荘出 18:48-18:48 地蔵峠1314m ================(;_;) 脊椎ヘルニア発生。(;_;)=========================== 仙丈から帰った翌日、道でバイクが倒れて困ってる女性のため持ち上げたら 以外と重かった。しまったと思ったけど後には引けないので上げ続けた時、 何か腰が動いた。何時ものぎっくり腰だろうとほっておいたら 10/22の夜から痛みだし、翌日から仕事が出来ない状態。     寝ていても痛い苦しい寝返りもできない。 10/25町病院へ行く。レントゲンに異常ないというので痛み止めの注射だけで帰宅。    その後、仕事がらみで市役所、東三事務所、税務署と回る。人の憐れみに助けられる。普段歩いて5分位の駐車場から    3回休みを入れほうほうの体で帰宅、即寝る。    翌日からも痛みは続き快方には向かわない。明日こそは、と神頼みの日がが続く。 10/30 あまりの激痛が続くので総合病院へ必死の思いで向い初車イスで診察。ヘルニアだと。帰宅後痛み疲れで爆睡。 11/6 MRI撮影。撮影は台に乗るのが苦しかった。撮影中はやかましいだけだった。この1週間は辛かった。 11/7 朝やっと片側だけ寝返りがうてるようになる。病院へ行くも治療はなし。静養だけ。嫁に山道具しまわれた。 11/8 腰を曲げ、身体を傾けた状態で少し早足で歩けるようになる、左太股の痺れるような痛みは続く。風呂で髪が普通に洗えた。 11/9 自転車だけには乗れるので少し用事を済ます。乗り降りはキツイ。2時間ほど用事を済ませただけで横になったら鼾をかいた。 11/11 身体を傾けずに歩いてような気がする。朝、顔が普通に洗えた。痛みは続く。    夜畳に座ることができた。ベッドに横になった時の痛みは続く(これが10/22以来続いてる)。 11/12 朝もう片向へ寝返りが打てた。車の運転と乗り降りができた。夕方叉重い荷物を支えてしまった。座敷で横なって腕まくらが出来た。 11/13 夜座イスにもたれてTV観賞することができた。痛みもなくリラックスできた。起き上がろうとすると現実が始まった。    ベッドでは相変わらずどっちを向いても眠りに落ちるまで痛シビレが続く。 11/14 朝7時を過ぎると不思議と痛みが引いて寝返り等が普通にできるようになる。 11/15 休日。ひたすら寝る。起きないため痛みは少ない、とにかく寝た。目が覚めると本を読み叉寝、次はDSをやり叉寝る。これを繰り返す。    ベッド内でお尻の移動ができるようなった。 11/16 朝、始めてうつ伏せに挑戦。ヤヤ痛みをともなうが出来た。但直ぐに痺れが襲ってくるため元に戻る。    自転車にスムーズに乗れた。背中は相変わらず伸ばすことはまだできない。足には痺れが続く。和便に座ることができた。 11/17 朝、再度うつ伏せになってみた。1回痛みはあるがスムーズにできた。痺れは変わらず。 11/19 左腰にあった骨自体の痛みが消えた。 11/20 病院に行くも回復途中です。左足付け根回りの痺れが続く。 11/21 夜、忘年会。一月以上ぶりに酔った。夜中に痺れが定期的に回ってきてうなされる。 11/22 静養。午後車で用事を片付ける。まだ腰を伸ばすことが出来ない。 11/23 朝普通にうつ伏せで寝ていた。付け根の痺れは続く。 11/27 腿の痺れ以外、順調に回復してると思ってた。朝靴を履くのになにげに腰まで足をひきつけたところ、左後ろ腰に電流が走った。     原因となった骨の鈍痛が復活してしまった(;_;) 11/28 朝起きた直後に太股に強い痺れがきた。1時間もしたら普段の痛みに戻った。 11/29 2時前から石巻山の山腹駐車場から山頂を試みた。石山荘前のコンクリの急斜面で引返そうと思うほど腰回りに痺れがきた。     後は殆ど登りといえない登りなので20分程の歩きで山頂に着いた。 11/30 冬型気候。夕方は痛みが厳しく感じた。寒さのせいか? 12/3  青年会?会合の後、気分良く酔ったせいか寝返りがスムーズに回転できた。うつ伏せると痺れはやってくるけど。 12/4  痺れ、痛み夕方になると共に強くなる。座ってるだけなら快適。 12/6  早朝から東京ヘ車で仕事。運良く横山町まで3時間半で到着。その後6時迄の立ち仕事は時々電流が走った。帰路も快調にでも2回ほどSA見物    で眠気防止。ほぼ二月ぶりの車の長距離運転は少々疲れた。身体が運転状況を忘れてしまってたようだ。快晴で富士山は綺麗だった。 12/11 朝から馬鹿に腰が軽かったので、二ヶ月ぶりにモップをもって掃除をした。     夕方になったら何時もの通りだった。まだまだかかる。 12/15 ここんとこ午前中は具合がいい。一日仕事を終える夕方頃から痺れだす。風呂に入ってやっと楽になる。 12/18 病院も今日でお終い、家で静養。確実に回復してるそうだ。 12/22 午後早い時間、身体が軽かったので階段を2段マタギで登ってみた。夕方同じことをやったら痛みが発生した。 12/26 朝方忘れていた痛みを猛烈に感じた。横で嫁が今日は天気が崩れるせいでしょ、と。とうとう局地予想ができるようになった。 12/28 少々重いものを真剣に慎重に持ち上げた。後太股の震えが停まらない。相当筋力が衰えたようだ。不安。 12/29 相変わらず長い距離を歩くとツライ。夕方から風呂に入るまでがツライ。 12/31 何となく、この痺れ状態で付きあっていきそうなので、自己管理ということで正月にでも山に行って見ようと狙ってる。     今年は、秋山なしで終った。来年はあまり無理しないで日帰り登山を計画してみよう。