◆ 秋彩カナダ8日間 (1)

 2000年10月8日朝、名古屋空港を出発、飛行時間8時間30分ほどでカナダ・バンクーバーへ。そこで乗り換えてカルガリー、次はバスでカナディアン・ロッキーのゲート・シティ、バンフへ。カナダ・ハイライトの旅の始まりです。

カナディアン・ロッキー 3千メートル級の山々、氷河、氷河湖

 カナダ西部の太平洋岸を南北に延々と続く3000メートル級の山々。見る者を圧倒するスケールで広がる岩と雪の山、エメラルド色に輝く氷河湖、広大な氷河などロッキーの魅力を満喫しました。

 私たちは9日朝、バンフの町からバスに乗ってボウ河沿いに北に向かいました。バンフは120年ほど前に温泉が見つかったことから山岳リゾートとして世界中から観光客が集まるようになった町です。
 ボウ河はマリリン・モンロー主演の「帰らざる河」に出てくる河で有名です。映画に出てくるような急流は雪解け水が大量に流れるときだけのようで、私たちが見た河は穏やかなきれいな流れでした。

カナディアン・ロッキーを代表するキャッスル山

 カナディアン・ロッキー沿いには片側2車線、無料の快適なハイウエーが走っており、車窓からは切り立った岩だらけの山、雪を頂く山々が眺められます。

 次々と現れる山は、それぞれに形が違っていて、山を眺めているだけでも飽きません。

 中世の城と見間違いそうなキャッスル山、カナディアンロッキーを代表する山です。=左の写真= 切り立った峰が続くノコギリ連山、氷河を頂くテンプル山など、またバンフの町からはカスケード山が眺められます。

 ビデオにはばっちりこれらの山が写っており、スチール写真もいろいろありますが、ここで紹介するには写真が増えすぎるので割愛しなければなりません。

 バンフを出てしばらく走ったとき、大きな角を持った鹿の一種・エルクの群に出会いました。10数頭もの群で、バスが近づいても平気で、悠々と草を食べていました。




レイク・ルイーズ
 バンフから約40分、最初に立ち寄ったのがレイク・ルイーズです。=右の写真=

 風もなく湖面は鏡のように光っていて、氷河に覆われて全山真っ白な背後のビクトリア山を逆さ富士のように映し出していました。
 山はイギリス女王の名前、湖はその王女の名前から付けられています。



 湖岸を歩いていたらリスが出てきました。=左上の写真= 手の上に乗るほどの大きさで、人を恐がりもせず、手を合わせるようなポーズを取って愛嬌を振りまいていました。

 湖岸には湖を望む10階建てくらいの古城を追わせる風格のあるホテルがあります。カナディアン・ロッキーでも指折りのリゾートホテルということです。



ボウ・レイク
 レイク・ルイーズから10数分でボウ・レイクに到達します。=左の写真= 透き通っていて冷たくきれいな水が印象に残りました。

 ここも氷河湖で、ボウ氷河が作った湖です。湖畔には赤い屋根のロッジがありますが、これはレイク・ルイーズを発見したウイルソンの下でガイドをしていた人の建てたものです。



ペイト・レイク
 ボウ・レイクから北に走りボウ峠から少し左に入ると、ペイト・レイクです。=左の写真=

 美しいコバルトブルーの湖面を見せていましたが、季節によってグリーンになったり、乳白色になったりするそうです。

 写真の中央、細長い湖の先端は幅広い谷につながっており、さらにその先は左にカーブしながら延びるように谷が続いていまます。氷河が山を削って作ったU字谷で、その奥にペイト氷河があります。

 この氷河から流れ出る水の関係で色が変わるのだそうです。

 セーターの上にフリースを着ていたのですが、それでもちょっと寒いくらいです。標高が2000メートル近いところにいるのですから当然かも知れません。
 展望台に降りていく通路には雪があり、堅く凍り付いていました。

  
コロンビア大氷原・アサバスカ氷河
 カナディアン・ロッキー観光の目玉の一つが氷上車による氷河見学です。専用のバスと氷上車を乗り継いで見渡す限り氷、年に何メートルか動いている氷河の上に降り立つことが出来るのです。



 右の写真は氷河の上に立つSUGIです。名前はアサバスカ氷河、コロンビア大氷原から流れ出る氷河の一つです。

 コロンビア大氷原は写真中央のずっと奥にあります。標高3747メートルのコロンビア山はじめ3000メートル級の山に囲まれ、広さが325平方キロもある大氷原で、ここから周囲の谷に向かって6つの氷河が流れ出しています。

 氷の厚さは400メートル近いところもあるということです。アサバスカ氷河でも厚さ300メートルほどといいます。ちょうどSUGIの立っている辺りの下が300メートルもの氷です。





 右の写真は氷河の上流側から下流を見て妻と氷上車、観光客らを撮ったものです。

 氷上車で登ってきた観光客は安全のために整備された氷河の上に降り立ちます。ここはサッカー場ほどの広さがあり、クレバスなどもなく表面も平らにしてあるので安心して氷河が観光できます。

 氷上車は直径1.8メートル、幅1メートルのタイヤを6本付けた大型の観光バスです。=下の写真=

 平地では4輪駆動、氷上では6輪駆動で走ります。







 
 初代、2代目の氷上車が出発地点に展示してありますが、キャタピラー付きで、今のものの半分以下の大きさしかありません。

 キャタピラーは氷河を削り取るため氷河の保護のために現在の3代目のように大型タイヤに変更されたそうで、世界にここだけという特別注文のバスです。


 高山の季節は変わりやすいといいます。好天に恵まれ太陽の照らす下で氷河観光を楽しんでいましたらあっという間に雲が空を覆い、みぞれになってきました。風も強くなりました。防寒着のフードを立てていても寒さに震えてきます。大急ぎで氷上車に戻りました。

2000年11月22日記す。   


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