◆ 秋彩カナダ8日間 (2)

カナダ東海岸 オタワ、ローレンシャン高原、モントリオール

 旅行3日目(10月10日)はバンフからカルガリーに戻り、そこからカナダ東海岸にある首都オタワに向かいました。

 カナダ西海岸から東海岸までは日本からカナダへと太平洋を越えるくらいの距離があります。カルガリーからオタワまではもう少し近いのですが、それでも飛行機で5時間ほどは掛かりました。


オタワ
 オタワの国際空港は広くて明るくきれいでした。天気がやや悪くなり、時々小雨がぱらつくあいにくの空模様です。着いてさっそく観光バスで市内観光です。

 オタワは首都として政治、行政の中心ではありますが、こじんまりした街のようで、バスで2−3時間もあれば主なところは見て回れるようです。

 国会議事堂は中央と左右に1つずつ、合わせて3つの塔を持ち、青銅葺き、石造りで、なかなか風格のある建物でした。

 正面には広い芝生の広場があります。裏手に回ると円形の国会図書館がありますが、ここからはオタワ河越しに市内が一望できます。=上の写真=


 オタワ河と並行して市内中心部を流れるのが長さ約12キロのリド運河=左の写真=です。冬は全面氷結し通勤通学の人達がスケートで走りますし、アイスホッケーなども出来るそうです。

 市内の至る所で紅葉が見られます。カナディアン・ロッキーでは常緑樹が多く紅葉は少しでしたが、東海岸に来ると、オタワはまだ少し間があるようですが、それでもどこもかしこも紅葉でした。




ローレンシャン高原
 オタワに一泊して旅行4日目(10月11日)はバスでハイウエー、さらに国道を使って北に走りました。

 ローレンシャン高原を縦断して進んでいるのですが、ここは紅葉真っ盛り。それにしても広い高原でガイドの説明では九州くらいの広さがあるとのことでした。

 高原の真ん中あたりにスキー、スノーボード、ゴルフなどが楽しめる人気の高いリゾート地トランブランがあります。小高い山一帯にスキー場が広がり、麓にはお伽の国の街のように色とりどりの屋根も鮮やかなリゾートホテル、長期滞在型のコンドミニアムなどがあります。

 緩やかな傾斜地にホテルなどが固まって建っているため、またスキー客がさらに上に行くリフトに乗るためでもあるのでしょうが、ホテルの屋根の上を越えていく感じで無料のリフトがありました。3−4人は乗れるゴンドラ式になっていました。

 上の写真は、そのリフトから写したものです。ホテルの向こうにはきれいな紅葉が広がっていました。
 このホテル群とは湖を挟んで対岸にあるホテルで昼食を取った後、さらに北へバスは走りました。好天でバスの中は暑いくらいの日差しです。



モントリオール
 カナダにはフランスとイギリスの2つの文化圏があります。公用語もフランス語、英語の2つとなっていますが、モントリオールはパリに次いでフランス語の人口が多いという都市だそうです。

 市街が一望できる高台にある聖ヨゼフ礼拝堂に行きましたが、パリのノートルダム寺院、ニューヨークの聖パトリック教会よりも大きいとのことでびっくりしました。

 ここの正面から見た市街地はまさに絶景、紅葉を手前にオリンピックの主会場になった建物やオフィスビルなどがそびえている様子が手に取るように眺められました。

 その中でもひときわ目を引くのがオリンピックパークといわれる建物で、傾斜タワーとしては世界最高の高さだそうです。ケーブルカーを利用して最上階の展望台まで上がれますし、ドーム状の建物内には植物園、昆虫園はじめ見どころ遊びどころがそろっています。残念ながら外観を見ただけです。

 旧市街地にはアメリカ大陸最大の教会といわれるノートルダム寺院があります。=左の写真=
 寺院前には観光用のきれいな馬車が何台か並んでいて、乗る人が結構いて次々と客を乗せては市内周遊へと馬車が出ていきました。

 教会前の広場に建っている銅像=写真の右端=はモントリオールの創始者ともいうべきシュール・ド・メゾヌーブです。

 さらに広場の反対側は金融街になっていて、丸いドームの壮大なモントリオール銀行が教会と向かい合うように建っているのが見られます。

 モントリオールでは連泊で、明日もここに泊まります。市街地の真ん中にあるいいホテルでした。


メープル街道 大陸横断鉄道、ケベック

 カナダ5日目の10月12日は鉄道旅行です。モントリオールから大陸横断鉄道で知られるVIA RAILの支線を北に走りケベックに向かいます。車窓から見るメープル街道は紅葉真っ盛り、楓の赤が目にしみました。


 VIA RAILの2等車は新幹線の普通車並みですが片側2列ずつですからゆったりしています。=左の写真=

 車内販売でワゴン車が回ってきます。コーヒーを注文してゆっくりと頂きながら車窓からの紅葉を楽しみました。


 鉄道と並行してハイウエーも走っており帰途はバスでそのハイウエーを走ることになります。

 車窓からは広い牧場、果樹園、畑が眺められ、その合間に紅葉が遠くなり近くなりしながら延々と続きます。=右の写真=

 時には地方の小都市、というよりは田舎の町が現れます。どこの町でひときわ目立つのは尖塔のある教会で、小さい町には立派すぎるほどの建物に感心しました。


 楓から獲れるシロップ、メープル・シロップはカナダ土産で知られていますが、幹に細いパイプを幾つも打ち込み、そこから樹液を採取して煮詰めたものがメープル・シロップです。お土産に大きい瓶、小さい瓶など取り混ぜて幾つか買い込みました。

 古い町並みが残る世界遺産の都市ケベック

 ケベックはモントリオールから鉄道で3時間ちょっとでした。

 メープル街道というのはセントローレンス河に沿ってケベックからナイアガラまでの約8000キロにも渡る観光ルートのことだそうです。列車内でもらった観光パンフレットに書いてありました。
 ケベックはそのルートの北のスタート地点であり終点でもある訳です。

 右の写真は、シタデルといわれるイギリス軍が作った要塞の上から対岸を眺めたところです。手前の河がセントローレンス河で、要塞はこの河を天然の堀とし、残る三方は上から見ると星型にとがったた形の高い石垣と堀で守られています。
 現在は要塞に隣接して広大な芝生広場などがある戦場公園と一体になって観光名所になっています。






 左の写真は丘の上にそびえ立つ中世の城・・といった感じですが、これはホテルです。

 ケベックの、というよりはカナダでも有数の高級ホテル・シャトウ・フロント・ナックです。政財界の要人、有名人らが宿泊することでも知られています。

 このホテルとシタデルを含む一帯が城壁で囲まれた古い町で、ロウアー・タウンといわれています。

 中世のヨーロッパを思わせる石造りの町並みが残っており、北米最古、約350年前に建てられたノートルダム寺院もあります。
 また市庁舎、博物館、大学などがあるのもこの一帯です。





 石造りの古い町並み=左の写真=は、最近は土産物や特産物を売る店になっていて、観光客でにぎわっています。

 特に取り立てて珍しい土産物があるわけではありませんが、このロウアー・タウンはフランス植民地時代の名残が強く、はるばる日本などから来る観客客ではなくカナダ東部の各地から来る人達が多いようです。

 15年前には北米の都市としては初めて世界遺産にも指定されています。




紅葉・楓の赤が美しい

 その日の内にケベックからモントリオールへとんぼ返りです。今度はバスでメープル街道を南下しました。

 ケベックを出発してすぐハイウエーのサービスエリアで休憩しました。

 昨日、今日午前は列車やバスの車窓から見るだけだった紅葉ですが、ここでは赤い楓の落ち葉を踏んでSA周辺を散策、目に染み込むような赤、朱色、黄色、だいだい色などの紅葉樹の下でおいしい空気を胸一杯吸い込みました。=右の写真=

 モントリオール付近では今が真っ盛りの紅葉でしたが、ここケベックではそろそろ紅葉も終わりなのでしょうか、落葉がいっぱいでした。


2000年11月22日記す。   


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