第2学年 社会科学習指導案
1 単 元 琵琶湖とその保全
2 本時の目標
[関心・態度]・ 生活排水が主な原因となる水質汚濁に関心を持ち、水をきれいにしようという意欲を持つ。
[思考・判断]・ 琵琶湖の例から、青木川・五条川を浄化する作戦を考える。
[ 資料活用 ]・ 水質の資料から、琵琶湖の水質の変化を読み取ることができる。
・ 収集した資料を有効に活用して、琵琶湖浄化の流れを発表することができる。
[知識・理解]・ 近畿の水瓶としての琵琶湖の役割を理解する。
・ 琵琶湖の水質を悪化させている原因について理解する。
3 準 備
教師:資料、ワークシート、OHC、琵琶湖の水、パックテスト
生徒:発表資料
4 指導過程
段
階 |
学 習 活 動
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形態
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指導上の留意点・支援
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評 価
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つ
か
む
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1 何の写真か考える。
○琵琶湖
2 地図帳で琵琶湖の位置、面積を確認す る。 ○滋賀県 671ku
3 琵琶湖に流れ込む川、琵琶湖から流れ 出る川の数を予想し、琵琶湖が「近畿の 水瓶」であることを知る。
○流れ込む川 約460
流れ出る川 1(瀬田川) |
全 体
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・ 琵琶湖を想起させるために最大の湖 というヒントを与える。
・ 江南市からの方角、距離も補足す る。
・ 京都・大阪を流れ、1400万人の生活 用水になっていることを補足する。 琵琶湖疎水、江南市の水道の水源に ついてについて補足する。
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・琵琶湖に気づくことができたか
・琵琶湖の水の重要性を理解することができたか。
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1400万人が利用している琵琶湖の水はきれいなのか?
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と
り
く
む
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4 琵琶湖の水質の変化を、資料から読み 取る。
○1979年 南が汚い。
1983年 改善されている
1993年 再び悪化している
5 調査班の発表から、琵琶湖の 水質を汚すもの、琵琶湖の水質 改善の努力を知る。
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個 人
全 体
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・ 資料を読みとれない生徒には個別に 指導する。
K,T,M,N
・ 赤潮、アオコについて補足する。
・ 滋賀県住民からの電子メールを紹介 し、住民の努力、最近の意識の変化に ついて補足する。
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・資料を正しく読みとることができたか。
・資料を適切に用いてわかりやすく発表できたか。 |
ふかめる
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6 琵琶湖と青木川・五条川の水質を比較 し、青木川・五条川の方が汚れているこ とに気づき、水質悪化の原因を考える。 ○COD、亜硝酸の2点を唐橋付近と木 賀・天王町で比較する。
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全 体
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・ 琵琶湖の問題は、同時に自分たちの 問題であることに気づかせるために、 実験データ・写真を提示する。
・ 家庭排水の配水経路図を示す。
・ 中奈良で採取した標本も準備してお く。 |
・青木川・五条川を汚している原因について考えることができたか。 |
ひろげる
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7 青木川・五条川の水質浄化作戦につい て考える。
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グループ
全 体
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・ 水と共に生活している郡上八幡の人 人の知恵に学ぼうという意識を高め、 野外学習の目的を確認する。
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・郡上での学習の目的を理解することができたか。
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5 評 価・ 滋賀県民の琵琶湖浄化のための努力と方法を理解することができたか。
・ 身近な家庭排水の問題に気づき、野外学習での学習・聞き取り調査に対する意欲を高めることができたか。