江原道環東海出張所、江原道水産養殖試験場
企画総括係長
韓国の地域情勢、地域作りの視察にようこそおいでいただきました。心より歓迎いたします。
私どもは、東海岸の一般行政、水産業の担当をしています。漁業者の福祉の向上に力を入れています。また、環東海圏の中心地としての役割を果たそうとしています。短い時間ですが、どうぞじっくりご覧ください。
環東海出張所とは
道庁は西側にある。漁業者の住民は東海岸にいるので、出張所をつくり、港の環境、水産関係の仕事などをしている。パスポートの発給、証明書の発給もしている。職員は道の職員。
江原道の紹介
人口 156万人で全国の3.3%
78年以後減少している。 しかし、97年以後増加している。
面積は、16,784平方キロメートル 全国の17%、山は81%で山地になっている。
行政区域は18の市・郡がある。
地域の特性は、きれいな水、環境、豊かな資源、景観をもつ。
江原道は北朝鮮の金剛山を結ぶ航路ができた。陸路も連携できるよう、進めているところである。
きれいな海岸と山岳地帯、夏の避暑地、冬季スポーツのメッカ
予算規模は、4兆
環東海出張所概況
4つの課、二つの事務所(水産養殖試験場・内水面開発試験場)
海洋水産の基本現況
海岸線は212km
内水面は16994ヘクタール
漁業人口は2万名(5700戸)、船は4300そう
港湾と漁港が64カ所
漁業総生産量は68000t
国立公園2カ所、道立講演2カ所、
95の海水浴場の管理も仕事
公有水面使用権の許認可も仕事
主要業務
ひらめを初めとする7種類の稚魚を育て海へ放流している。ヒラメは、年80万匹を生産して海に放している。クロソイ80万匹、 アワビ・ウニも30万匹、ホヤ 、スジメ、ホッキ貝も新しく生産している。
これからは、マゴカレイ・スナカレイ・ホタテ・ナマコ・ガザミ・エビも開発する予定
現場で説明しますが、ヒラメとクロソイは放流したので見られません。
アワビ、ウニ、スジメ、ホッキ貝を見ることができます。
資料の説明
安保観光地など
鳥取県、
富山県と共同研究
環日本海サミットを1995年以来会議をしている。
2000東アジア観光フォーラム 江原道で会議をした。これからは、体験・理解できるように力を入れている。
日本には百合を輸出している。
高冷地野菜、白菜、大根、ジャガイモ、トウモロコシ、米も良質である。
交通の便が良くなり、関東・関西とも定期便を作るよう交渉している。テロの影響で厳しい状況だが、日本からの観光客を誘致しようと考えている。
Q 人口が再び増加した原因は?
A 江原道は昔は200万人までいったが、農林水産業と鉱山が主な産業だった。人口が減った理由は農村の過疎化、若者の都市への流出、鉱山の廃鉱、が理由。その後、開発の遅れを逆に利用して、環境がよいことを売りにして、交通アクセスを整え、観光に力を入れてきた。その結果、若者も戻りつつある。これからどんどん住民の所得が上がると、人口は減らないと思う。きれいな海と山をどう生かしていくかが焦点。
Q 青色革命とは何か?
A 農業は緑色。海洋は青い海。豊かな海洋資源を生かして新しい革命を起こすから青色革命と名付けた。21世紀方の海の産業を育成して、東海岸の水産資源を共同開発、全国第1の海洋保養地を建設したい。
Q 海洋試験場の予算は
A 人件費を含めて 17億W
Q 出張所でパスポートの発給もしているが、このような住民サービスを他にもしているのか?
A 以前は車の登録、衛生関係の許可もしていたが、各市役所・郡役所に委任し、知事名の名で発給する許認可事務をしている。パスポートは本庁で仕事をしているが、3時間以上かかるので、1日に45件ぐらい発給の仕事をしている。東側全体の40%をしているので、役に立っていると思う。
Q 知事の仕事で、出張所で処理できるのは何割くらいか?
A 水産、漁業関係の許認可はすべてこちらでやる。住宅管理士などの免許の発給もしている。
Q 養殖する種類はどうやって決めるか?
A 高級魚、付加価値を高いものを選んでいる。生産される魚は全部海に放す。ウニだけは輸出するが後は内需用。ウニは99%日本へ。
Q チャーター便はどこへとばそうとしているのか
A 来年3月に開港を予定。国際定期便は、東京と大阪、福岡、を視野に日本と交渉している。初めての便は鳥取県から送りたいと知事が言っている。 それ以後は、各地区の担当者を集めて説明する。
Q 他の東海岸では、同じように養殖に力を入れているのか?
A 今は、8つの広域自治体があるが、全部が海洋試験場を持っている。それぞれ適した魚類を育てている。
Q 漁法の指導もしているか?
A 国立機関では、漁法の研究もしている。そこであみ出した方法を、我が出張所で指導している。
Q 内水面開発試験場ではどのような仕事をしているか
A 淡水魚で同様の仕事
このあと、実際に見学する。
ホッキガイは15万匹放流したばかりだそうである。「ここにいるのは残り物」だそうだ。
5月生まれのヒラメもいた。ざっと7,8センチぐらいか。
1年半のアワビは、まだ2〜4センチ。大きいのは高いはずだ。
ヒラメやクロソイは、7〜8センチメートル、5ヶ月で放流するそうである。