愛知教育大学附属名古屋中学校第49回教育研究発表会
                                                 文責 土 井
講演 平成18年10月6日(木)14:35〜15:55                
演題 子どもの豊かな知性を拓く授業−多重知能理論から考える−
講師 京都大学大学院教育学研究科教授 子安増生 先生
 
 今日はスペイン音楽、英語の授業を見た。すばらしい。今日は、授業の話は置いておいて、教育の在り方について心理学の立場で話したい。
 愛教大に11年いた。愛知時代は楽しかった。二人の子どもは愛知生まれの名古屋っ子。なつかしい。
 今日は、多重知能理論の話をするが、その前に認知心理学の話をしたい。
 教育認知心理学とは、教育心理学と視聴覚教育を足したもので、教育の問題を認知心理学から考えたい。
 今日のトピックは次の4つである。

1 認知心理学から考える
2 小学校教育における教育基礎の上に
3 心のモジュール性:多重知能理論の基礎
4 多重知能理論と教育
 
 実は、中学校はあまり得意ではない。昔から、幼稚園から小学校を対象に実験をやってきたのでこの二つはある程度わかるが、中学校は少ない。
 多重知能理論については、心のモジュール性から説明したい。
 
1 認知心理学から考える
 認知心理学とは何か?
 心理学の歴史はいろいろあるが、戦中戦後は行動主義心理学が全盛であった。刺激と反応(S-R)について考え、その関数関係を明らかにしようとし、それなりの成果を上げた。
 しかし、パソコンが出てきて、行動心理学ではずれが出てくるようになってきた。
 パソコンにはプログラムとデータがある。人の心にも、プログラムとデータの部分があるのではないか。それをモデル化しようというのが認知心理学である。
 簡単に言えば、ある刺激を与えたら、心のプログラムが働いて、その仕組みで反応が変わるというのを見てきた。その心のプログラムの部分をさぐるのが認知心理学だ。
 これまで認知発達研究をやってきた。プログラムそのものが発達することを調べてきた。
年齢が増えるとともに、心のプログラムがどう変わって、高い次元になっていくかを研究してきた。
 
 心を自動車にたとえると、たとえば「エンジン→感情」「アクセル→妄想」「ブレーキ→検証」と考えるとしよう。あくまで一つのモデルだが、ここから何がわかるか。
 人間は感情がおこると、その後の行動を方向付けたり、逆にそこから遠ざかったりする。
マイナスの感情を持つ子をプラスの感情に振り返るためには、方向を変えてやる。しかし、もともと感情のない子が難しい。マイナスをプラスにするのは転機を与えればできるが、感情ゼロが難しい。だから、人は「これが好き、嫌い」を含めた感情をもつことが大事だ。
 もう一つは、アクセルが必要。それが妄想だ。妄想はみだりに思うと書くからあまりよい印象を受けないが、みだりに思うことは大事なことだ。何かになってみたい、何かをしてみたいと思うことがアクセルだ。もちろん、思う内容には間違っていることもあるが、思うことそのものが大事だ。
 そしてもう一つは、思ったこと、すなわち妄想が正しいかどうかを検証、確認するものがいる。それがブレーキだ。人の心にもアクセルとブレーキが必要だ。
 
 妄想と検証のバランスが必要だ。
 「芸術家は豊かな発想(妄想)」「科学者は緻密な検証」が必要であると多くの人が考えている。しかし、これは間違いだ。どちらも、豊かな発想と緻密な検証が必要だ。妄想と検証のバランスが大事なのである。
 右の図で、アクセルばかり強くてブレーキが強け


想  


 

ハチャメチャ  高バランス


 低バランス   ガチガチ
        検 証 力
ればハチャメチャだ。逆にブレーキばかりかけているとガチガチになる。
 この二つの力を、バランスを取りながら個人の中で高めていくことが大事である。このことは、人類固有の能力であり、教育の目標は、この両方を育てることである。
 よい自動車はよく走ってよく止まる。心もよく妄想してよく検証するのがよい心である。
 
 妄想と検証のバランスがうまくいった人の例を考えよう。早熟の天才もいるが、今から取り上げるの晩熟型。
 たとえばシュリーマン。彼は子どもの頃読んだ、ギリシア神話やホメロスの物語からトロイ戦争の話を聞いて、トルコのどこかに遺跡があると信じ、発掘したいという願望を持った。発掘のためには資金が必要だ。彼は妄想を抱きながら、現実にはビジネスマンとして成功する。そこで地盤を固め、40代後半にかせいだ資金を使って発掘調査を始めて成功した。実際はトロイ遺跡より深く掘りすぎていたらしいが…。子どもの頃にしてみたいと思ったことを40,50でやる粘りがすごい。        トロイア全景
 建築家というのは、妄想と検証のバランスの必要な代表的な職業である。スペインの天才建築家アントニ・ガウディのサグラダ・ファミリア教会は、1883年から建て始められて現在も建設が続けられている。それは、ヨーロッパの教会ではよくあること。時間がかかるのは当たり前と思っている。
 ここは、特に個性が強い特異な教会で、彼が主任建築士として取り組むが、彼の個性を発揮した。21世紀になっても建設が続行している。ここは平和への祈りがテーマ。ある門のレリーフには、子どもを殺そうとしている兵士に母親が嘆願をしているところがある。
 
 三人目は伊能忠敬。最初は造り酒屋で一家をなし、49歳で息子に家督を譲り隠居生活をする。それから天文学の勉強を始め、測量の技術を習得する。そして、56歳から72歳までの間、日本全国を測量した。
 私はまもなく56歳だがそこまでできない。彼こそが、元祖生涯学習男である。妄想を持っていれば実現できるという、私たちを励ましてくれる人だ。
 
 まとめ。 認知心理学はモデルを作っている。比喩的な話だが、「妄想」と「検証」。子どもたちが将来像を描くとき、この二つを見ること。そして、教育は低バランスから高バランスへ上げていくことが大事な点だ。
 よく「個性」と言うが、それは妄想力のことである。まずもつことが大事。マイナスの妄想であっても、プラスにする方が易しい。ただし、マイナスのままいくと非行犯罪にいってしまう。そのために自分を直視することが検証である。
 
2 小学校教育における教育基礎の上に
 まず、中学校と高校の違いを考えてみたい。私なりにどうとらえるかをまとめる。
 学校教育法35条には次のようにある。
 
 「中学校は、小学校における教育基礎の上に、心身の発達に応じて、中等普通教育を施 すことを目的とする。」
 
 高校教育は41条に書いてある。
 
 「高等学校は、中学校における教育の基礎の上に、心身の発達に応じて、高等普通教育 及び専門教育を施すことを目的とする。」
 
 ここからわかるように、中学校は小学校からつなぎ高校へ渡す大事な時期である。整理して比較すると次の表のようになる。
 

中 学 校

高 等 学 校

国家および社会の形成者

国家および社会の有為な形成者

職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度

使命の自覚;一般的な教養を高め、専門的な技能に習熟

将来の進路を選択する能力を養う

将来の進路を決定させ、

社会的活動を促進し、その感情を正しく導き、
公正な判断力を養う
 

広く深い理解と健全な批判力を養い、個性の確立につとめる
 
 午前中の授業を見ていて、体格がいいが、ある種の幼さを感じた。身体と心のバランスの悪さを感じる。中学校独自の視点が必要だ。
 中学校は、「小学校における教育基礎の上に」、これが前提だ。どの程度満たされているのか検証する必要がある。
 
 小学校は、だいたいの国が世界共通。3RS(Reading, wRiting and aRithmetic)を前半に学習する。ところが後半で9歳の壁がある。3年生から4年生ぐらいで多様性が出てくる。抽象的な思考力の理解で差が出て、落ちこぼれが出るのがこの時期。分数、少数、比、電気といった目に見えないものの学習、高度な言葉(会話、ディベート)、絵の遠近法などを獲得できるかどうかの分岐点は9歳だ。
 それらのことを、中学校教育の中で、一人一人の子どもがどう押さえられているかをつかむことが大切なテーマである。
 
 ピアジェは、年輩の方はよくご存じの発達心理学者で、80年代までは絶大な影響があった。
感覚運動期(0〜2歳)
  初期は刺激反応直結、いわゆる反射だ。熱いやかんをさわると手を引っ込める。ボー ルがとんでくると目をつぶる。こうした緊急避難的な運動をする時期だ。
前操作期(2〜7歳)
  じっくり考えて原因や退避方法を考える。それが操作である。ごっこ遊びのような記 号的機能が生じる。他者の視点に立って理解することができず自己中心的。
具体的操作期(7〜11,12歳)
  数や量の保存概念が成立し、また、可逆的操作も行える。暗算も頭の中でいろいろ動 かしていく操作だが、これも9歳の壁と直結している。
形式的操作期(11,12歳以降)
  形式的、抽象的操作が可能になり仮説演繹的思考ができるようになる。 中学生終了 までに大人の思考ができあがると考えた。現実は少し違うが…。
 
 それでは、9歳の壁の前に何がおこっているか。
 7,8歳で有名なのが保存性。粘土玉の実験。形、長さを変えても、質量、重さは変わらないと言うことがわかってくる。
 
 系列化は、長さの違う鉛筆を順に並べる(右図)こと。これは小さい子には難しい。
 
 分類は見分けると言うこと。下の図場合は、動物と植物、陸生と水生という二次元分類を行っている。こうしたことも難しい。 
 偶然性の理解
 赤い玉と青い玉を混ぜて揺らす。子どもには入り交じっている様子をイメージしにくい。絵を描かせると、いつも色ごとに分かれている。
 偶然性の理解は必然性の理解より難しい。子どもは、くじの引く順番は何番めに引いても確率が同じと言うことがわからない
 
 群性体。こうした論理操作は中学生なるまでに身に付く。
 
 命題の組み合わせ(右図)。希硫酸、過酸化水素水、チオ硫酸塩、水にヨウ化カリウムをたらすと黄色くなるのはどれか。それぞれ変わらないのであきらめてしまい、混ぜるとできるとは考えられない。体系的に調べることも大事な論理操作。
 
 振り子の原理。周期がどの場合に同じか。ひもの長さ、おもりの重さ、投下位置、はじめの強さの何が原因か調べてほしいと言う課題を出す。
 単純な課題だけど、一つの条件だけ変えてあとは変えてはいけない。大人はすぐわかる。しかし、高学年でも同時に条件を変えてしまう。
 比例概念の成立。天秤課題。中心からの距離と重さが等しければ釣り合う、いわゆるモーメントの考え方。これも難しい。
 
 含意「〜ならばの理解」。狼と七匹の子ヤギの童話で、「狼がきたら戸を閉めておくのですよ」と母親ヤギが言ったことに対して、次の場合は正しいかどうかを判断させる。
 A 狼がきて閉まっている、B 狼がきて開いている、C 狼がいなくて閉まっている
 D 狼がいなくて開いている
 どの場合が正しいか。Aが○で、Bが×であることはすぐにわかる。しかし、C,Dは
本来条件にないので関係ないはずなのに、6年生でも○×をつける。正解率は2割しかいない。子どもにわからないところだ。
 
 満足の遅延。ミッシェルの実験で、衝動を抑えることができるかどうかだ。
 直後の小報酬がよいか、あとからの大報酬がよいかという実験だ。たとえば、いますぐ
チョコを一つもらうのがよいか、明日3つもらうのがよいかを選ばせる。
 直後の小報酬を選ぶのは幼児に多い。しかし、9歳を過ぎると、遅延後の大報酬を選ぶようになる。
 この実験に関しては、子どもの頃と大人になってからの関連づけた研究がある。 
 
 中学2年生2学期の国語の成績をもっともよく予測するものは何か?
  A 知能、B 国語の学習時間、C 読書量、D その他
 
 答えはその他。2年生1学期の成績である。
 読書量は成績の向上に時間がかかる。直前の成績が相関がもっとも高くなる。結局、積み上げが大切ということである。これが、途中で抜けるとうまくいかない。積み上げが小学校教育の課題である。中学校教育を考えるときは、中学校だけ見てもだめだ。
 
3 心のモジュール性:多重知能理論の基礎
 ここから多重知能理論の話になるが、これはいろんな分野で言われており、特に芸術ではよく言われている。その前提として、まず「心のモジュール性」ついて説明したい。
 「モジュール」とは測定の単位である。今の電化製品は機械が一つ一つが独立している。
故障があると、パーツごと取り替えてしまう。それがモジュールの考え方。
 パソコンのプログラムも分割している。畳も代表的なモジュールだ。一枚ずつ、部屋の広さに応じて敷き詰めて使われている。
  
 今日は心のモジュールについて話す。
 私たち個々にはモジュ−ル性がある。個々に見ていかなくてはならない。
 たとえば、あるモジュールの固有の障害の例がある。また、あるモジュールのみ早熟の例、音楽とかがある。3つめとして、サヴァン症候群がある。4つ目にながら作業がある。
 
〈固有の障害〉
 入力系では、視覚障害とは目だけが不自由なことだ。聴覚障害とは、耳だけが不自由だ。
 中枢系では、言語障害は言葉のみ遅れている。相貌失認とは日常生活は普通にできるが人の顔の認識のみができない。
 
〈あるモジュールのみ早熟〉
 ヨー・ヨー・マというチェリストがいる。彼は、3歳で姉のピアノ演奏の間違いを指摘できた。モーツアルトもそうだ。
 
〈サヴァン症候群〉
 全体として知能の遅れがあるが、ある特定の面について優れた才能がある人のことを言う。
 山下 清という画家がいた。低学年のうちはよかったが、だんだん適応できなくなって施設に収容される。そこでちぎり絵をするようになる。
 代表作の「長岡の花火」を始め、彼は一度見たものを何日も後になって作る。目の前に像が浮かび上がってくる独特の才能だ。
 外国にもにたような人がいて、スティーブン・ウィルトシャーもそうだ。彼は建物が好きで、一度見たら、何日も後になっても見たまま描ける。窓や柱の数までぴたりと同じである。モジュールを形成している。
 
〈ながら作業〉
 私たちは、運転しながら音楽を聴ける。しかも会話もできる。これは、視覚や聴覚など、別々のモジュールだから可能だ。しかし、同時に音楽を聴いたりはできない。これも心のモジュール性
 次に、ガードナーの多重知能理論について紹介する。彼は、神経心理学から心のモジュール性を主張し、ヘプタ・ヘクサゴン・モデルと呼ばれる7つの基本的知能を提唱した。
 学校では、言語、論理-数学、空間を調べる。これらは学校知といってもよい。それに対して、ガードナーが付け加えたのが、音楽的知能、身体-運動的知能である。
 説明をしよう。
 @言語的知能;小説家、詩人、俳優に   求められる。ジョディ・フォスタ   ーは天才的子役としてデビューしたが、言語的知能が高い。
 A論理数学的知能;天才棋士 村山聖 病弱で漫画ばかり読んでいたが将棋が強い。
   病気で亡くなった。
 B音楽的知能;五嶋みどりは早熟的な音楽的天才だ。
 C身体−運動的知能;イチローもその一人だ。 
 D空間的知能;(3枚の絵を見せ)これらは違った絵だが、みなピカソの作品。自分の   作風を変えていった。
 E対人的知能;他者を理解する。ヘレンケラーを育てたサリバン先生は何が子どもに必   要かを見抜き教育をした。まさに奇跡の人である。
 F個人内知能;自分を理解する知能。ヴァージニア・ウルフの感受性は強く、日々自分   が何を感じているかを感じることができた
 人格的知能という言葉も使うが、これは対人的知能と個人内知能の両方を合わせたものである。
 
4 多重知能理論と教育
 多重知能理論からどう教育を考えるか。次の3つ考えられる。
 @早期英才教育;あるモジュールのみ育成するもの。親は夢見ても良いが、学校教育に        は向かないかも。
 A補償教育  ;発達の遅れたモジュールを重点的に強化する。
 B全人教育  ;すべてのモジュール育成の機会を与える。
 家庭はある部分をのばしたいと思うが、小中学校はいろんな可能性をのばすようにする。
 中学校は教科別になっているから自分の教科を大事にするが、子どもを全体から見て何が大事か考える。
 子供の自己選択に任せて履修科目を決める教育方式(カフェテリア教育)には問題点がある。食べにくいもの(数学、理科、英語など)を敬遠して、食べやすいもの(体育、体験活動)のみ人気が高い。
 これは、受験制度を共通一次からセンター試験に変えたときからの傾向である。センター試験は、大学・学部によって、受験教科が限られる。「食べやすい」教科・科目に限定された入試に受験生が集まる(数学がない大学等)。分数の計算のできない大学生が集まる可能性もある。
 大学側に入学者に求める能力の切り下げがおき、高校における教育の軽視が始まる。
 
 今後、どんな人材育成が可能か?
 スペシャリストの養成か、ジェネラリストの育成か?
 スペシャリストは特定モジュールの専門家を養成することで生まれる。ジェネラリストは幅広い知識・教養を学ぶ。
 日本の組織は、これまで、トップにジェネラリストを据えてきた。欧米はそうでもない。
それが良かったのか、限界があるのか。考えていかなくてはいけない。
 ご静聴ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
待っている間の音楽が心地よい。
助言
名古屋市立平針中学校校長 井辰幸司
子どもが活発に意見を述べた。今回のテーマ、思考を働かせる、意見を知識の地として開いていく荷は、思考をどう生かしていくか。が今回の課題
オランダを選んだことはさすが。日本と比較できる。
九州と同じくらいで1600万人。
産地を切り開いた日本に対して、干拓をして加工貿易のくに。人口密度も高い。
先端技術もある。同じような国であり、違いもある。今後の発展の学習としておもしろい教材。
いろんな資料を持ってきて、見る目が広がっていった。
問題はそのようにまとめてオランダ増としてどう集約するか。
プリント見ると、板書を書いてそこに線を引いている子がいた。自分の考えで組み替えていた。ワークシートの中に、子どもの意見が示されていた。
真ん中に円を書いたときに、核は何か。一つに集約した法がよかったかも。
国土開発そのもの。空港が陸地の真ん中にああ留。国土が畑地と牧草地にきれいに分かれて、干拓地も計画的。
加工貿易国として先端技術という言葉は重い。
交通の面もライン川が流れている。この水運で栄えた。
スキポールはハブ空港
国際的なつながりは、対外投資の割合が多い。
日本も国際黒字。4分の1は石油の値上がりでなくなったがびくともしない。海外投資があるから。
今後日本との比較でおもしろい教材に成っていく。
もう一つは、子どもが書いて矢印を引いて線を引いた。
北朝鮮など迷路に入ったときに、地図に帰った法がよかった。
切り返しのタイミング。
 
分析をし統合をし価値づける。
 
今だ先生の法は、裁判などポイントを探して意見を言っていた。
鍛えられた子どもの姿。
ただ、子どもらしい見方があった。
共通して合ったのは国民不振。国民に任せると危ないという意識があった。本来は、権力の抑制、財政悪化など権力や行政を監視するためという軸があった。
制度の問題点はおわった。行政などを監視するために、欠点もあるけどどうしていくか。今後、そういくと思う。
議論の方向を示しておくとよかった。
 
愛知教育大学教授 寺本 潔
例年よりうまくなった。
学ぶことが多かった。
3つに分けて言う。
第1 レーダーチャートによる生徒の考えの視覚化がはkられている
 見てわかる変化がわかる
2 サブノート学習
 資料の読解力がわかる
 その他の資料夫mつかいながら
3 活発な発言場面を誘発している
 発言になれている。
 
この3つの特色が見られた。
 
オランダ
 座席表の13番が何回も出てきた。自然派で、なんでも自然に結びつけていた。
水路の問題。地図から読みとれる。
 現代の発展の要因、10年後。
 自然と産業交通はわかりやすかった。 
 
 地理は何のために学ぶか。高い支店にたつ面白味もある。地域政策力
 もう一点は日本が学ぶべきことは何かという視点も大事。
 結局は自国理解もある。
 暗黙知
 
今だ先生
 民主的な政治がよりよい日本につながるが暗黙知
 うまく整理されていた。
 選挙権、首相公選制、裁判員 賛成反対で6つあった。
淡々とした授業になってしまった。欲を言うと、もう一つ肉薄し、
自分が成ったとしたらという自分に引き寄せる言葉が少なかった。
引いて、かかわらない スチューデントアパシーがあった。
それがぼけているとかヤンキー発言につながった。
引き寄せていう場面を創出したい。
非常に座席表、サブノート、よく整理された。
これからの授業では何が必要か
意見のからめかたは、教師によるグルーピング技術によると思う。
オランダに学ぶ日本の進路、
生徒の多様な意見の辛目方は 教師によるグルーピング技術による。
多岐にわたる手法を見せてもらった。
今後も深まりのある確かな学力、 知を拓く授業を見せてほしい。