メルマガ北中  メルマガTOPへ

バックナンバー1

━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/09 第0号]━━
 〜〜┏━━━┓〜〜    
 ┏━┫田○田┣━┓   メルマガ北中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
記念すべきメルマガ北中準備号!

いよいよメルマガ北中が始まります。
本日登録させていただきましたが、まだ確認された方はあまり
多くありません。
お知り合いの方がおみえになったら、「もう始まるよ」
と一声かけてあげてください。

今回希望された大多数の方が携帯ではなくPCだったため、
PCの方にはPCモード、携帯の方はその縮小版を配信します。
内容的にはPCモードの方が濃くなるのでこちらをPCをおす
すめします。

それでは、第1号をご期待ください。 
         
                   土井謙次

━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/12 第1号]━━
 〜〜
  ┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
開かれた学校

 いよいよメルマガ北中がスタートです。
 今年から教頭になりました土井が担当しますのでよろしくお願いします。
時には誤字脱字等あるかもしれませんが、どうかご容赦ください。

 さて、第1号では、メルマガの目的をお話ししなければなりません。
 今年の学校の目標のひとつに、「地域の期待にこたえ、信頼される
学校づくりのための工夫」というのがあります。
(くわしくは学校HPhttp://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
の「教育目標」参照)
 そのベースにあるのが、「開かれた学校」です。
そのために北中では、3つの手だてを設定しました。それが、
○ 地域から学校へ来ていただく
○ 学校から地域へ出かけていく
○ 学校から地域へ情報を発信する  です。
 このメルマガ北中はその3点目であり、ホームページも
その手だてのひとつです。 
 みなさん。どうかこの主旨をお汲みいただき、どしどし学校へ
お越しください。ことあるごとに家庭に声をかけ、学校へ来やすい
状況をつくって生きたと思います。
 次号では、「地域から学校へ」について、実例を挙げて説明します

━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/13 第2号]━━
 〜〜
┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
地域から学校へ

さっそく数通の反響をいただきありがとうございました。
身が引き締まる思いです。今後ともよろしくお願いします。

また、大北中HPからメールマガジンの申し込みができるように
しました。メールアドレスを打ち込み、確認メールをクリック
するだけでOKです。お知り合いの方をお誘い願えたら
幸いです。

さて、いよいよ明日、2年生が職場訪問に出かけるための
あいさつなどのマナーを、社会の最前線で働いている5名の方に
教えていただきます。
さらに、金曜日からは1,2年生が鳴子踊りをさくら連の方に
教えていただきます。
また、日本語が不十分な生徒のために、毎日ボランティア
の方に来ていただいています。
このように、今年の北中は、多くの方の力をお借りして
教育活動を行っています。
地域の方々の指導は、教師だけでは教えることができない
ようなことも生徒に伝える力があります。
生徒が「地域の方のお世話になっている」と実感することで、
将来彼らが大人になったときに、地域の子ども達を育てる
大人になってくれることを願っています。

PS HPに「今日の給食コーナー」を設けました。

━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/14 第3号]━━
 〜〜
┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いよいよ明日から修学旅行。
北中HPでは、東京から写メールで送られてきた画像をその
都度配信します。
右上の「修学旅行中継」をクリックしてお入りください。

6月8日の日曜学級の講演会講師が正式に決まりました。
日本唯一の全盲の一般公立学校教師・河合純一先生です。
シドニーパラリンピックの日本選手団長で金メダリスト、
先週木曜日には徹子の部屋に出演されていました。
このたび河合さんのこれまでの半生が映画化(夢追いかけて)
され、三浦友和さんらといっしょに本人役で共演しています。

実は、私(土井)と河合さんは以前からのメル友で、
今年の2月には、私が河合さんの学校(舞阪中学校)
へ講演に行ってきました。
今回は、そのお返しということになります。

まず映画の予告編を上映し、その後で河合さんのお話を
1時間ほど聴きます。
きっと、元気の出る話を聴くことができると思います。

映画鑑賞会は、7月2日(水)期末テスト最終日の午後に
体育館で行います。

━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/15 第4号]━━
 〜〜
┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日から修学旅行
 生徒75名(欠席3名)が元気に出発しました。
写メールで送られてきた情報はその都度HPにアップしておりますので
ご覧ください。
また、HPでは「今日の給食コーナー」も始めました。

学力低下報道

8日、文科省記者クラブから突然学校に電話があり、
「先ほど文科省から全国一斉学力テストについての
記者発表があり、社会科が特に低下しているので
今から資料を送るので分析をしてほしい。」
と依頼されました。送られてきたFAXは30枚。

職員の肉親の葬儀があり、結局、葬儀場から資料も
見ないで電話で回答し、その結果が13日の讀賣新聞に
載りました。

テストの結果は、上がった部分と下がった部分がありました。
調べ学習に関するものが上がっており、知識に関するものが
下がってるという予想通りの結果です。
ところが、FAXで送られてきた資料は低下したところだけ。
「日本の面積などの基礎的力が不足」とありました。
土井から記者さんに質問
「日本の面積ぱっと言えます?(言えない)
日本の面積を知らなくて生活で困ったことあります?(ありません)
知らなくて社会生活に困らないことが社会科の基礎的知識といえますか?
それよりも、必要な知識をさっと調べることのできる方が
これからの世の中では大切なのではありませんか?
今、学校ではそうしたことに取り組んでいるのですよ。」

このように、「学力とは何か」が曖昧なまま「学力テスト」が
結果として載せられ、報道は「学力低下」を強調している
のが実態です。
記事は以下にアップしました。
http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/yomiuri.jpg 
ご意見お待ちしております。

━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/16 第5号]━━
 〜〜
┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
修学旅行2日目。HPの修学旅行中継に対して、多くの励ましの
メールやお電話をいただきました。ありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
今日は、初めてのさくら連の方の指導による
鳴子踊りの授業(体育)があります。

14日に行いました社会人講師によるマナー講座の
感想を次にアップしました。
http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/manner-kansou.htm 
一方的に与えられた知識ではなく、実際に社会人と接して
生徒が感じたことが書かれています。
「頭でわかっていても行動するのは難しい」という感想があり
ましたが、それも実際にやってみてわかったこと。
体験してみることの意義を、ここからも読み取ることができます。

また、ある講師の方が言われた
「会社訪問では、話すこと(挨拶)より、聞くことの
方がはるかに難しく大切なことなのです。」
という言葉にはっとしました。
ここで教えていただいた「相手の目を見て聞く」、
「相手に聞こうとする心が伝わるようにうなずきながら聞く」
などは、実際に社会生活を行う上で必要な、
生きる力になっていくと思います。

今後も学校外の方の力をお借りしながら、
教育活動をすすめていきたいと思っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/17 第6号]━━
 〜〜
┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日の北中も来客でいっぱいでした。
修学旅行の留守番をしながらも、音楽室では町民バンドの練習、
おやじの会とさくらメイトのみなさんとは6月1日の水野孝一
講演会の準備に追われました。
水野孝一さんは、1976年生まれで、大学生時代に北海道の
YOSAKOIソーラン祭りに感動して名古屋でも開こうと
実行委員会を設立。企業から寄付金を集めたり、警察から道路
の使用許可を得るために奔走したりと動き回り、とうとう
学生の力で「にっぽんど真ん中祭り」を実現してしまいました。
私(土井)も二年前、水野さんの話を聞いたことがあるのです
が、彼の人間の大きさに「負けた・・・」と思いました。
さらにその行動力、決断力、人を束ねる力・巻き込む力、人脈、
企画力、先見性・・・・どれをとってもすばらしく、これだけの
人物を他に挙げろと言われても、存命中の日本人ではほとんど
思い当たりません。そして、このような人物を育てるのが、
これからの教育の役割だと思うようになりました。
本当は北中の日曜学級で子どもたちに聞いてもらいたかったので
すが、日程が合わずに断念し、町民会館で行うことにしたのです。
当日は、講演の前後にさくら連やあさぎの鳴子おどりも披露され
ます。水野孝一さんのエネルギーをいただき、少しでも大口町民
のパワーアップにつなげていきたいと願っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/18 第7号]━━
 〜〜
┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
町民バンドについてお尋ねがありました。町民バンドとは、
北中・大中の合同バンドと、卒業生や地域の大人がいっしょに
演奏する吹奏楽団のことです。この5月に始まったばかりで、
まだ正式名称も決まっていませんが、宮野さんを団長として、
11月2日の演奏会に向けて動き出しました。
私(土井)は町民バンドの価値を次のように考えています。
1 地域への所属感
小学生は子ども会や地域のお祭りに参加するなど、
地域と密着しています。ところが、中学生以降、地域と離れ、
結婚して子どもが生まれるとまた地域の一員に戻るのが
一般的なのではないでしょうか。(私自身がそうでした)
そうではなく、中学生の頃から、何か大人を交えたグループに
参加し、地域とかかわり続けることが大切だと思っています。
2 音楽に対する姿勢
音楽はなかなか言葉では教えられません。しかし、
隣で上手な人と一緒に演奏するだけで、曲作りの
イメージや呼吸、指づかいまで自然と身に付きます。
何より、音楽に取り組む姿勢(生涯にわたって音楽を楽しむ姿勢)
をその後ろ姿から生徒が感じ取ることができます。
地域のみなさんが音楽や生き方のモデルなのです。
3 文化をつなぐシステム
布袋中学校の顧問時代に抱いてた悩みがありました。
中学校でばりばりやっていた生徒が、高校に入ると(一部の高校を除いて)
途中でやめてしまうケースがほとんどなのです。高校の多くは熱心ではなく、
「ものたりない、つまらない」というのが理由です。
そういった子たちの受け皿が地域に必要なのです。
中学生時代には地域の人に教えてもらい、継続して、
やがて地域の中学生に教えるようになる。
このサイクルができて、始めて地域に文化が育つと思うのです。

ぜひ町民バンドを応援してくださいね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/19 第8号]━━
 〜〜
┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1,2年生で鳴子踊りの練習が始まりました。先日も、7名の
さくら連の方にご指導いただきました。
鳴子踊りとは、本場 高知の「よさこい祭り」から発展した、
民謡を自由にアレンジし、振り付けも自由という、創作性のある、
楽しい元気の出る踊りです。現代版の盆踊りとも言われ、年齢、
性別を問わず、誰でもが参加できます。特に、愛知県では大口町は
もちろんのこと、各市町にチームができ、とても普及してきました。

思えば、かつては盆踊りが世代を超えた日本人共通の踊りでした。
ところが、最近は若い人の参加がめっきりと少なくなり、世代間で
明らかなギャップができてしまいました。
しかし、鳴子踊りは、むしろ若者が中心に地域を引っ張っています。
主に若い男性が中心となり、地域のいろいろな団体を巻き込んでいる
のが特徴です。
昨年の大口町でも、9月14日のやろまい大祭には多くの人の参加を
得て、とても感激しました。
総踊りでは、保育園・幼稚園児からシルバー世代まで、世代・性別を
超えた「共通の踊り」が誕生したと感じました。鳴子踊りが地域をつなぐ
パイプになったのです。北部中学校の生徒も踊りを覚えることで、
ぜひとも地域とつながってほしいと思うのです。

ただ、中年の男性だけがあまり参加していなかったことを忘れては
なりません。特に男性サラリーマンは、どうしても地域から離れがちです。
そこで、現在おやじダンサーズを組織して、参加しようとたくらんで
います。
「出てやろう」と言う方は、ぜひとも土井まで声をかけてください。
いっしょに踊ろうではありませんか!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/20 第9号]━━
 〜〜
┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
北中では、去る5月8日に生徒総会が開かれました。生徒会執行部や
各専門委員会の提案に対して、多くの意見や質問が出され、それぞれ
答弁がありました。内容も「なるほど!」と思うものも多くあり、
意義ある会になったのですが、何かもの足りません。なぜでしょうか?
多くの生徒が、意見・質問・答弁で原稿を「読んで」いるのです。
その声も小さく、相手に伝えようという気持ちが伝わってきません。

私たちは、生徒にコミュニケーション能力をつけさせたいと考えています。
そこで最後に次のように話をしました。
「これからは、できるだけ原稿を見ないで、聞く人の顔を見ながら話そう。
聞く時は、話す人の目を見ながら、反応しながら聞こう。」
たとえば選挙の街頭演説で原稿を読んでいたら、まるで説得力はありま
せん。それでは誰も投票してくれませんね。堂々と前を見て話してほしい
ものです。
でも、もっと難しいのは「きくこと」なのです。日曜の朝の政治家の
討論でも、自分の主張を述べるだけで、相手の話とかみ合った意見が
なかなか聴かれません。それは相手の話を聞いていないからです。
聴くためには、相手に対する敬意と思いやりが必要なのです。

北中の生徒が相手の話を聴き、自分の意見をしっかりと述べることが
できるように、指導していきたいと考えています。
ご家庭でも、話題にしていただけたら幸いです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/05/21 第10号]━━
 〜〜
┏━━━━━━━┓〜〜    
 ┃田┃田○田┃田┃       メ ル マ ガ 北 中 
 ┃田┃田田田┃田┃
 ┃田┃田∩田┃田┃http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私(土井)は、メルマガでは偉そうなことを言っていますが、家庭
では父親合格とはとても言えません。朝早くて夜遅く、土曜日は
部活やバンド、日曜日は子どもが部活やスポ少とすれ違ってばかり
です。学校5日制の趣旨をふまえて、本当はいろいろな所へ連れて
行き、自然体験などをさせたいのですが、時間がないことを理由に
さぼってばかりです。でも実は、「どこへ連れて行ったらよいのか
わからない」というのが本当のところかもしれません。
本日、全生徒に配布した『愛知のおもしろイベント ガイド2』は
なかなかの出来映えです。見て、遊んで、体験できる愛知県内47
カ所が紹介されています。小学生向きから大人でも楽しめるものなど
多彩で、我が家のために作られたような本です。オールカラーP96
で\800は安いと思いますがいかがでしょうか?
CMになってしまいましたね。
伝聞により得た知識(伝聞知)は忘れてしまう、または大して役に
立たないが、体験したこと(体験知)は生きて働きます。それは
大人ならだれでも経験的にわかっていることでしょう。ぜひとも
子どもたちには数多くの体験をさせてあげたいと思います。
それは、子どもたちが将来豊かな人生を送るための投資といえる
かもしれません。