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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/07/22 第51号]━━
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ないしょにしておこうと思ったのですが、きれい事だけのメルマガに
したくないためにあえて告白します。
先日、生徒の前で思わず泣けてきたことがありました。

現在、吹奏楽部は、コンクールや管内演奏会に向けて大口中学校で合同で
練習しています。大中は2・3年生会わせても10人しかいないので
バンドが組めません。町民バンドに共に参加していること、将来両校が
合体することを見越して、合同で演奏会に出ることにしたのです。
北中には打楽器がそろっていないために、本番前の練習は大中で行っています。
大中までは自転車で移動するのですが、これまでに2回ノーヘル(ヘルメット
をかぶらないこと)に対して注意をしました。
ところが19日にも数人の生徒がノーヘルで大中に来ていたのです。

20日の練習の最後に北中の生徒だけ集めて言いました。
「あれだけ言ったのに、またノーヘルで来た子がいる。」
ここからは涙で言葉が詰まってしまいました。
「怒ってはいない。悲しいだけだ。」
「これまで自分なりに一生懸命やってきたつもりだけど、
思いがみんなに通じなかったのは、自分の力不足だった。」
「また同じことがあれば、先生は身を引きます。」

コンクール本番前にこのようなことを言うのは本当につらいことでした。
しかし、本当に自分が情けないと思ったのです。
合唱を「一生懸命歌うと変な顔に見えるから歌わない」という子がいました。
音楽を愛する者としてとても悲しい言葉なのですが、私にとっては
「かっこ悪いからヘルメットをかぶらない」というのも同じなのです。
見せかけのかっこよさでは音楽はできないのです。
それを伝えきれなかったのです。
             続きは、また・・・


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/07/24 第52号]━━
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報告します。
昨日行われました愛知県吹奏楽コンクール西尾張大会において、大口北中
と大口中の合同バンドが優秀賞の栄誉に輝き、8月9日に行われる
県大会出場の権利を得ました。

大口中8名と北中34名の吹奏楽部員は、稲沢市民会館大ホールの
満員の聴衆の中で、トリとして見事に演奏をしました。
私もこれまで何度もコンクールを経験していますが、
練習の成果を今日ほど本番で発揮できたのは記憶にありません。
ほぼ、今の力のベストに近い演奏になったと思っています。

コンクールは5人の審査員(プロの音楽家)が5点満点で採点します。
昨日は全員から4点をいただきました。
以前布袋中からコンクールに参加していた頃は、5点もあれば3点もある
演奏でしたが、3点がない演奏は初めてのことです。
まだまだ楽器を鳴らすという点では基礎力が弱い中での、心を合わせて
獲得した得点でした。

この演奏ができたのは、生徒の努力だけではありません。
夏休みに入り、毎日大口中で練習していますが、毎日2〜5人の人が
指導や応援に駆けつけてくれました。いっしょに秋に演奏する、
大口ウィンドアンサンブルのみなさんです。
岩倉の学校はセントラル愛知というプロのオーケストラのメンバーが
時々指導に入っています。市と契約しているからです。
しかし、地域の人がボランティアでこれだけ支えているバンドは、まず他には
ないと思います。
生徒もそのことは良く理解しています。
この経験が、将来、自分が支える立場になった時に、進んで行動できる
人になっていくことを願っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/08/1 第53号]━━
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近況報告をします。
○ 講堂の耐震工事が始まりました。
 今日は、工事事務所用のプレハブが姿を見せました。今後、学校HPで
随時画像を紹介します。
 これにともない、バレー部と卓球部は北小学校で、バスケ部はオークマ
の体育館をお借りして練習することになりました。
 運動場も資財置き場になるため、体育大会は総合グランドで行います。
○ 光回線のインターネット
 インターネットが光回線になりました。Bフレッツを学校が導入するのは、
契約時には日本で初ということでした。これまでのストレスは一気に解消と
いきたいところです。
○ 陸上県大会
 30日に瑞穂陸上競技場で行われました。自己最高記録に達せず、決勝に
進めなかった子が相次ぎました。コンディションの維持の難しさを痛感します。
ただ、多くはは1,2年生なので、来年度はよりいっそう期待できると
思います。
○ 吹奏楽部管内演奏会
 同じく30日に犬山市民文化会館で開催されました。
 大口・大口北部中合同バンドは4番目に出演しました。
 前回のコンクールでの課題を修正して望みました。会場の音響、チューニングの
短さを考えると、ほぼ、予定通りの演奏ができました。この調子で修正を重ね、
9日の県大会に臨みます。
○ 全校登校日
 朝会のあと、生徒会主催で環境学習会を行いました。(株)ハニダの方が、
リサイクルの意義やリサイクルされるまでの流れをていねいに教えてください
ました。
 次の言葉が印象に残りました。
「夏のリサイクルはつらい。でもやっているうちに慣れる。そのつらさに慣れる
ことが、人間を強くする。」
 その通りだと思います。自分の反省にもなりました。
 
続きはまた・・・・

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/08/2 第54号]━━
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近況報告の続きです。
○ JVC活動始まる
 ジュニアボランティアによる夏のボランティア活動が始まっています。
今年も78名(のべ120名)が御桜の里やデイサービス、ハートフル、
保育園などで活動します。
○ ファミリーフェスタ(8月2日開催)
 今日、総合運動場で行われれるファミリーフェスタの準備に、多くの
PTA役員や先生方、おやじの会などの地域のみなさんが集まりました。
当日には生徒も加わり北中のブース(わたがし、スーパーボールすくい、
マジックバルーン)を盛り上げる予定です。
○ 五条川自然塾&わくわくショーボー塾(8月3日開催)
 ボランティアに24名の生徒が応募しました。小学生の世話をしてくれます。
○ 文化祭を11月8日(土)にも行うことを決定
 正規の文化祭(11月7日)に続いて、翌日もPTA有志による主催で行う
ことが決定し、生徒にも通知されました。これから、その組織作りが行われます。
生徒の出し物が楽しみです。

これらはどれも、生徒、教師、保護者を含めた地域のみなさんの自発的な
好意で支えられています。そして、こうしたことの積み重ねが、学校を含めた
地域全体の活気を生み、いわゆる「地域の教育力」になっていくと思います。

大口北部中学校は、これからますます熱くなります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/08/2 第55号]━━
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好天にも恵まれ、大盛況のうちに終え、片付けを終えて帰ってきました。
昨年まで私が直接の担当者だったため、この場を借りてファミリーフェスタのもつ
意味を説明させてください。

この行事は大口町家庭教育推進協議会(以下 家推協)が母体の実行委員会が
主催しています。家推協は、基本的にどの市町にもおかれなければならないもの
なのですが、大口町は昨年度立ち上がりました。(亡くなった故 江口前教育長の
悲願でもありました。)
正確に言うと、以前に形式的なものはあったのですが、それが消滅してしまったため、
3年前に設立した北小学校の家庭教育推進会議を母体として全町的なものに
広げたのが今の家推協なのです。
大口町の家推協は、県下でもまず例がない一つの特徴があります。それは、
独自の主催行事をもっていることです。それが今日のファミリーフェスタなのです。
だからこそ、他の行事にない特質があるのです。
1 家族で楽しめるもの、または教育的なものに限っている
幅広い年齢のニーズに合わせたステージや薬物乱用防止広報車など
2 手作りが基本であること
看板や出し物など、できるだけ手作りを基本としたシンプルなものに
3 生涯学習の発表の場であること
   オカリナ講座の演奏、鳴子踊りなど
4 学校や町内の団体が運営していること
各ブースは町内小中学校PTA、役場職員、おやじの会やさくらメイト、
青少年問題協議会、同時開催のスポレク祭の体育指導員などによる運営

今年は、お化け屋敷が大人気でしたが、役場の野球部や保育園の先生方のお力に
よるものでした。それを含め、多くのボランティアに支えられていることを
忘れてはなりません。北中からも多くの先生と生徒が駆けつけてくれました。
その報酬は子どもたちの笑顔と「ありがとう」の言葉だけですが、その崇高な
気持ちが、やがては地域の教育力につながると信じています。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/08/3 第56号]━━
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昨日は、午前が町民バンドの練習と海外派遣研修会、そして町民体育祭の
チラシ作成部会、午後から学校で書類の整理のあと、ファミリーフェスタの
準備と本番、片付けと、夜の10時まで大忙しの1日でした。
そして今日は、大阪で研修会。早朝から出かけ、夜には犬山で会合。
夏休み、しかも土日とはいえ、多忙な毎日が続きます。
しかし、多忙だからイヤだとは思いません。その時々に新しい出会いがあり、
発見があり、勉強になり、自分なりに楽しんでいます。それがエネルギー
となり、明日もがんばろうという気になります。

さて、大阪国際会議場で行われた、今日の研修(教育セミナー関西)では、
収穫がたくさんありました。テーマは「地域・家庭・社会の教育力を問う」で、
興味深い話をたくさん聞くことができました。
学校と地域の連携、さらに言えば生徒に「人とかかわる力をつける」ことは、
大口北部中学校が今年からめざしている方向であり、もちろんこれからも
進めていくことです。
今日のセミナーでは、その歴史や教育的意義、留意点、さらには実践例、
心理学的側面など、エネルギッシュな講師により多方面から教えていただき
ました。今後、このメルマガでも、その一部を紹介していきたいと思います。

今日は五条川自然塾。ボランティアへ出かけていった生徒が活動している写真を
メールで送ってもらいました。
少子化社会では、人とどれだけかかわることができるかが大きな課題です。
しかし、今日のようにボランティアに積極的に参加できる子どもたちは、社会性と
優しさ、たくましさを自然に身につけています。
こうした機会を与えていただき、感謝したいと思うと同時に、これからも地域の
みなさんと協力して、子どもたちを活躍させてあげたいと願っています。

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ごぶさたしておりました。近況報告をします。
9日に吹奏楽コンクール県大会が終了し、私もやっと普通の生活に戻りました。
結果は奨励賞。ちなみに優秀賞は1校だけで、岡崎の学校が東海大会へ進みました。
生徒は、これまでの練習、本番とも、たいへんがんばりました。おそらく、
これまでの人生の中でも、これだけ緊張し、集中したことは、まずなかった
のではないかと思います。一生の思い出になることでしょう。

講堂の耐震工事が進んでいます。学校HPでも進行状況を報告しますので、
時々ご覧ください。グランドも1/3が資財置き場になり、体育大会もできない
状況です。9月18日に町の総合運動場をお借りして行う予定です。

16日からは、大口町中学生海外派遣・オーストラリア ホームステイが始まります。
日程等は、学校HPの右上から入りご覧ください。
ホストスクール:St Paul's SchoolのHPは http://www.stpauls.qld.edu.au/ です。
小学校から高校までの一貫校で、すばらしい環境です。
私も同行しますので、適切なネット環境が得られれば、このメルマガはじめ、
学校HP上から、交流の様子を報告いたします。また、交流の様子を動画で配信
する計画も立てています。実験が成功すれば、交流の様子を見ることのできる
アドレスを学校HP上でお知らせします。

ゆりの木祭実行委員会が立ち上がりました。ゆりの木祭とは、文化祭翌日の土曜日
(11月8日)に、PTAを中心とする地域が主体となって、地域を巻き込んで行う
文化祭のことです。生徒の実行委員と出し物の募集が2学期に始まりますが、
どのような出し物が出てくるか楽しみです。吹奏楽部の演奏も8日に行います。

では、また・・・

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サイバータウンは、大口町が今最も力を入れている施策の一つです。
それを受けて、大口北部中学校もスクールネット事業を進めています。
この夏にやっと整備が進み、光回線によるインターネット、各教室への
パソコンの配備等が整ってきました。
もちろん学校のホームページやメールマガジンも地域への情報発信という
スクールネットの方策の一つです。

ここで紹介する「ラインズeライブラリ」もなかなかの優れものです。
インターネット上に、小学校1年生の国語・算数から中学校3年生の5教科までの
5万問の問題と解答・採点、ヒント・解説があり、その子のレベル、興味・感心に
応じて学習できるものです。
マウスのクリックで答えられるのでゲーム感覚で楽しめ、問題は毎回変わるので
答えを覚えてしまうことはありません。
最大の利点は、学校だけでなく、家庭からでも利用できる点にあります。
学校5日制になり、授業時数は削られ、問題演習に割く時間も減少しています。
こうしたドリル学習を授業中に、しかもコンピュータ室を確保して行うのは
なかなか難しく、興味を持った頃に終わってしまうのが実情です。
もちろん、放課等にも利用できるようにしていきますが、特別に家庭でも使える
ように交渉してメーカーの許可を得ました。
生徒には8月1日に紹介し、希望者にはセットアップのプリントを配布しました。
ぜひ有効に活用していただきたいと想います。
学校HPの上部「eライブラリ」から入ることができます。
ただし、北中の生徒のみという利用者制限がありますのであしからず

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/08/24 第59号]━━
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 本当にごぶさたしていました。昨日、大口町中学生海外派遣団として
全員無事に帰国しました。
 通信環境がよければブリスベンからメルマガを発行しようと準備
していたのですが、残念ながらそれはできませんでした。
 しかし、毎晩少しずつ書き貯めたものを「ブリスベン見てある記」として
次にアップしましたので、ご覧いただけたらと思います。
 もちろん学校のHPからも入ることができます。
http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hokutyuhp/kaigaihaken/mitearuki1.htm 
 生徒の感想を中心とした公式な記録は後日まとめますので、ご期待
ください。
  
 今回挑戦したセントポールズスクールと大口北中とのネットミーティングは、
予期しないアクシデントもありましたが、何とか無事に成功させることが
できました。
 しかし、これはあくまでも継続的・日常的な交流の第一歩です。
そのねらい等も「見てある記」に書きましたので、ぜひともご理解
いただけたらと思います。

 ここではそこに書いていないことを・・・・・
 
中学校で長く社会科を教えてきたのですが、一つのテーマは表現力でした。
「何も見ない、何かを見せる」など、調べたことをまとめて、自分の考えとして
発表させることを授業の中で続けてきました。個人的にはミュージカルや演劇も
好きなのですが、それもプロの表現力を見たいからです。
 そんな私ですから、今回のネットミーティングでは大きなショックを受けました。
セントポールの生徒の表現力の豊かさにです。
 メンバーがそろったのは本番5分前で、十分な打ち合わせなしで臨んだ
いわゆるぶっつけ本番状態でしたが、4人の生徒は、カメラだけを見て、笑顔で
人を引きつけるスピーチをしてくれました。
 この力はどこから出てくるのでしょうか?何が違うのでしょうか?
 続きはまた・・・・

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[2003/9/1 第60号]━━
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 2学期が始まりました。行事満載の学期ですが、生徒は授業で地力を付け、
行事でその力を発揮して伸びるものです。行事の準備で等で、前向きな生徒ほど
疲れて帰宅します。その時の温かい言葉かけ、心のビタミン補給をよろしく
お願いします。

 さて、前回話題にした表現力に関して・・・・
 8月29日〜31日、第5回にっぽんど真ん中祭りが開かれました。
大口町からも‘あさぎ’が参加し、その中には北中の生徒も数人いました。
45名の若者は、大観衆の前で堂々とすばらしい舞いを演じてくれました。
 教師やバンドの指揮をしている仕事がら、つい数多くのグループの演技を
評価しながら見ている自分に気付きます。いくつかの団体を見ていると、
だんだん見えてきます。アイデア、一体感、繊細さ、スピード、・・・。
 なかでも、魅せられるのは笑顔です。シンクロ世界選手権でも感じました。
激しい動きの中で、笑顔を維持するのは大変なことだと思いますが、それが
大切な演技上の表現力なのです。
 オーストラリアからのネットミーティングも同様です。セントポールの子ども
たちは、カメラに向かって笑顔で語りかけてくれました。ただこちらは演技ではなく、
自然の笑顔です。この笑顔はどこから来るのでしょうか?
 セントポールでは、校内ですれ違うとき、みな笑顔で「ハーイ」と声をかけて
くれます。あくまで自然で、日常的な光景なのですが、その根底にあるのは
相手への思いやりの心だと、現地に長く住む日本人に聞きました。

 表現力の向上は、一歩高い位置から自分を見つめること(メタ認知といいます)
から始まります。「相手から見てどう見えるか」を無意識のうちに感じることが
出来ること、それができて表現力は伸びると言われています。
 その基礎が、相手への思いやりの心であることをセントポールの子どもたちは
教えてくれました。