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平成4年、私は当時の小林三弘農林水産部長(故人)と鈴木正男農林水産部次長と合い計らって、本県農業の後継者としての青年達に、次世紀につながる「夢」を持ち続けていけるよう、「農業の未来」を模索するシンポジウムを開催する予算を農林水産業部のしのばせておいた。 そして平成5年5月議会で、農林水産委員会委員長に就任した私は、早速この企画を実行に移した。タイトルは単なる「農業シンポジウム」ではなく、現「農業」に「進歩」の可能性はあるのかという思いを込めた私の主張を通して「農業進歩路有無」とさせていただいた。 そして、21世紀を担う農業青年との意見交換を通じて、本県農業の活性化を図ると共に、農業青年に未来産業としての激励メッセ−ジを送るため、静岡県と静岡県農業協同組合中央会並びに(社)静岡県農業振興基金協会の三者が共同して実施する企画は、このシンポジウムが最初となった。 会場となった静岡県総合福祉会館は、新規就農者を始め、農協青壮年連盟、青年農業士、JAフレッシュミセス、四Hクラブ、農林短期大学生、普及関係者、JA営農指導員、農協中央会、経済連と行政関係者など会場いっぱいのおよそ380人が参加して、大変な盛会となった。 オ−プニングは、主催者として静岡県央業況同組合中央会会長の鈴木脩造実行委員長の挨拶の後、第一部として、光技術において世界の最先端をいく浜松ホトニクス代表取締役社長 晝馬輝夫氏による基調講演「農業も光産業だ!」で、ユ−モアあふれる話術とその内容に会場は沸きに沸いた。 第二部として「農業進歩路有無」を実施。サブタイトルは「も・う・か・る農業をめざして…」である。パネリストは、 晝馬輝夫氏、鈴木脩造氏、独自の農業を展開する杉山バラ園代表取締役杉山博一氏、それに、ゆとり研究所所長で「余暇コ−ディネ−タ−「として売り出し中の野口智子氏、コ−ディネ−タ−は、もちろん企画者としての私である。 第三部は、西部から西部青年農業士会会長で、野菜栽培をしている宇藤政幸氏、中部からは中部青年農業士会果樹部会長の内藤好彦氏、東部からはクレマチス栽培を通じて全国展開をしている渡辺園芸取締役の渡辺ひろみ氏が、それぞれ成功している農業の実情を新規就農者へのメッセ−ジとしておくっていただいた。 |