○浜井
 浜名湖の東北に花川という川があって、オイスカ高校の脇を流れています。上流の方はちょっとコンクリ−ト打ったところがありますけれども、珍しくどこにもコンクリ−ト打っていない、ほとんどが土手になっている川があるのです。
 それで、実は花川を中心にオイスカ高校の横の干潟のあたりは、地元のボランティアの人たちが出張講義をしたりしているのです。
 花川を観察したり、浜名湖を観察したり、その中で実は猟期になりますとこれ、今、鳥獣保護区の資料をもらったのですが、ここは鳥獣保護区にはなっていません。
 子供たちが現場を花川を観察したり、浜名湖を観察したり、干潟を観察したりしている横で、猟期になると海上から鉄砲を撃つのは許されている。それで、子供たちが自然環境教育ということで現場を見ていると、渡り鳥を撃ってしまっていると…。これが環境教育になるのかなと思うのです。
 鉄砲の水平撃ちは禁止と原則なっていますけれども、監視員がいないと平気で水平撃ちをしているということですから。
 第9次鳥獣保護事業計画に、恐らく浜松市も入っているでしょうし、この近在の関係者もこの審議会の計画策定に加わっていると思うのですが、第一線の県民jの声がそういう審議会に届いているのかなと思います。
 子供たちの視点ということをまず考えてやらないと、環境というのはそういう意味で心の環境づくりも一体となってやっていかなければいけないわけですね。
 この鳥獣保護事業計画の策定について、今、申し上げたようなことがどういうような形で反映できるのか、実現できるのか、あるいはできないのかということを教えてもらいたいと思います。また鳥獣保護区についてはどのようになっているのかについても教えてください。
○岡村自然保護室長
 浜名湖の庄内湖のところだと思いますけれども、この庄内湖については、確かに銃猟禁止区域を周りにめぐらしてありますが、一部いわゆる陸地の部分が銃猟禁止区域になっていないというところがございます。
 そこは狩猟者にすると、浜名湖でも数少ないカモ猟の猟場であるというような認識もされているところでございます。これまでも地元の方からは、猟期の発砲の音、それから流れ弾等々の話がございました。
 確かに川幅、対岸までの距離というのはかなり短くて、撃つ場所によってそういう可能性もあるかなと思わせるような地形でございます。」
 このことから浜松市、地元の和地町自治会、猟友会、もちろんオイスカ高校の校長先生などの方々に集まってもらいまして、銃猟禁止区域の設定について検討願いたいということで打ち合わせをしました。
 ただ、まだ好猟場であるという認識が猟友会の方に強く、今猟期は猟友会が安全狩猟に努めると、啓発活動もやるということでやりました。結果、鉄砲の音は、これはしようがないのですけれど、流れ弾の被害とかはほとんどなく、いわゆる違反事例もございませんでした。
 来年度、同じメンバ−が集まって銃猟禁止区域の設定についての打ち合わせをやるということになると思います。来年度には結論を出していきたいと考えています。
 鳥獣保護区等の設定につきましては、これは市町村長の申請によるものとなっておりまして、随時の設定も可能でございます。以上です。
庄内半島東 銃猟禁止区域につい
平成14年2月 生活文化委員会