さて、この日本語直接入力法ですが、現在利用可能な手法として、T-Code, TUT-Code, 「風」があります。
それぞれの詳しい説明は後回しにして、とりあえず使ってみたいという方の ために入手先を紹介しておきます。
私自身、T-Code しか試していないので、他のものについては正確さを欠い ているかも知れません。
anonymous ftp で、
ftp://ftp.s.u-tokyo.ac.jp/tcodeより入手可能です。emacs(Mule)用、PC98用、Mac用、Windows用のドライバ があります。ほとんどのものは、持って来て、インストールすれば、一応使え る様になります。
また、拙作の Tcode 入力用 C ライブラリや、nvi-m17n (vi 互換の多国語 対応エディタ)の Tcode 化パッチ等もありますので、興味のある方は私のソフトウェア・アーカイブを見て行っ て下さい。
TUT-Code Home Page より入手可能です。
1988年に(株)演算星組 から製品として発売されたのですが、現在では販売 されていないとの事です。
「風」の同種のものとして、「嵐」、「瘋」、「鳳」、「雪風」などがあり、 Nifty等で入手可能な様です。
約 1200 文字を二ストロークで入力できます。文字の配列は、入力効率を優 先して考えられています。
また、補助的な入力手段として、「部首合成」、「交ぜ書き変換」が用意さ れています。
部首変換とは、漢字を部首に分けて入力し、それを合成する事によって文字
を入力する方法です。
たとえば、「松」という文字を部首合成により入力する時は、二ストローク
で「木」と「公」を入力し、部首合成により、この二文字を合成して「松」と
いう文字を入力します。
交ぜ書き変換は、かな漢字変換に似ていますが、変換前の文字列が「かな」
だけではなく、漢字が入っていても変換できる点が異なります。
たとえば、交ぜ書き変換では、「とう明」を変換する事で、「透明」が入力
できます。この様な方法が採用されているのは、候補に漢字を含める事で変換
精度を向上させるためだけではなく、直接入力法の本質的な部分に関わってい
るからです。
Tcode では、よく使う漢字は直接入力できます。そのため、変換入力の
時に、漢字で入力できる文字を、わざわざかなで入力する事は、使用者にとっ
てかなりのストレスになります。そこで、変換方式として、漢字も受け付ける
ものが必要とされているわけです。
T-Code と以ているのですが、文字の配列は、かなについては、記憶しやす いように配慮されています。また、二ストロークだけでなく、三ストローク、 四ストロークで入力する文字もあります。
T-Code と比較して、マスターしやすく、実用的である事を目指していると の事です。
超多段シフトによる日本語入力法です。また、カナ入力用に「花」というキー ボード配列も用意されています。